窪美澄のレビュー一覧

  • アカガミ

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    ミツキとサツキの恋愛小説として読めばめちゃ楽しめた。ミツキの変化が目覚ましくてわくわくするし、サツキが小説の時代背景に対しては少し珍しいワイルドめなタイプなところがまた良い。きっかけは何にせよ2人が出会えたことは大きな意味があると思う。これからもサツキがいればなんとかなる気がする安心感がある。
    アカガミは胸糞悪いし、何が何だかよくわからないままモヤモヤで終わるが、安易な言葉でまとめるなら"ただより高いものはない"ってことなのかなと思う。

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    2026年05月14日
  • 給水塔から見た虹は

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    過ぎたるは及ばざるが如し。善意と行動、頭下がることもあるが、あまりに身勝手な親子。動機も腹に落ちない。善意のファンやズンがかわいそすぎる。やっぱり日本人傲慢。

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    2026年05月13日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    窓辺の夕餉に 沙耶
    達也のことが好き。都合のいい女。菜乃子を失った達也に呼ばれ、菜乃子の服を着て達也とセックスする

    野辺の送り 健太
    母が父の死後宗教にハマる。母の介護。達也のことが学生時代から好き。達也まで母と同じ宗教にハマる…

    空夜 倫子
    会社を辞め実家で祖母の介護。昔小説新人賞に応募し菜乃子は落ちて倫子は準優秀賞、好きだった菜乃子を傷つけた。菜乃子のことを小説に。

    柘榴色の雪 達也
    菜乃子を失って田舎の本屋へ。宗教はやめ沙耶が結婚、倫子が小説家になったことがさらりと書かれる。本屋の客の少女がパパ活し万引き。菜乃子の原稿を焼こうとするができない。

    芍薬の星月夜 菜乃子
    幽霊。全員が

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    2026年05月12日
  • いるいないみらい

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    男女それぞれの立場で、『いる』こと、『いない』ことについて考える短編集。

    どの話も、いること、いないことどちらかを良しとすることはなく、その狭間で揺らぎ続ける人間を見守るように描かれているところが好みだった。
    中でも『私は子どもが大嫌い』は、タイトルのドキッとする感じからは想像もできないほど穏やかな読後感で良かった。

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    2026年05月11日
  • 君の不在の夜を歩く

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    40歳目前に仲良くしていた高校の同級生が、亡くなったと知らされた。

    男2人と女3人の5人でいたことを思い返す。
    みんな自死した菜乃子を中心に仲良くしていた。
    みんな菜乃子が好きだった。
    残された元同級生4人が今までの人生を語り、菜乃子がいなくなってもそれぞれの人生を生きる。

    親しい人が自死するということの辛さだけじゃなく、これからの自分の行く末を考えて生きていくというのは、言葉には表せないものがある。
    40歳というのは、人生でもまだ半分、どんなふうににでもなれる自分がいるのに何も考えられない…というのもわからなくもない。
    それでも何かを信じて命ある限り生きる。
    それが、ひとりでも…だ。

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    2026年05月10日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    結構最低な承認欲求モンスターだったのは意外だった。
    人は死者に対して実物よりも美化してしまう部分があるなと感じた。
    若くして死んでしまい神格化してる人も実際はこんな風に人間臭いのかなぁと思いを馳せた。

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    2026年05月10日
  • 夜に星を放つ

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    最後の話は泣きそうになった
    小学生がそこまで気を遣わなくていいのよ...
    佐喜子さんがいてくれてよかった

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    2026年05月10日
  • じっと手を見る

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    生きるって苦しいけど愛おしいと思える本。

    心に残った文章
    【責任感じて誰かと生活するっていうのが一番だめだって】

    【人の体は永遠に繁茂する緑ではない。
    けれど永遠じゃないから私はそれが愛おしい。】

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    2026年05月07日
  • 給水塔から見た虹は

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    ネタバレ

    多国籍な人々が暮らす郊外の古びた団地を舞台にした話。中学2年生の桐乃と桐乃の母親である里穂と、ベトナムにルーツを持つヒュウの3人の視点で描かれる。最初から最後まで里穂の他人への入れ込みようを理解できなかった。いくら忙しいと言っても説明なしで、ここまで家庭を疎かにするのだろうかと感じた。桐乃の人生はどうにかなりそうだが、ヒュウの人生は虹以上に良いことがあって欲しいが、かなり厳しいように思う。

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    2026年05月05日
  • 夜に星を放つ

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    コロナ禍を舞台にした星座をからめた短編集。
    高校生とおばあちゃんの話を読んで、祖母と他愛ない話をして過ごした高校時代、いつも服装を褒めてくれた祖母のことを思い出して心がほんわかと温かくなった。

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    2026年05月03日
  • 宙色のハレルヤ

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    誰かが誰かを思う気持ちはかけがえのないもの。それを表現できるのはとても尊いこと。
    女性同士男性同士、子供同士、友人、どんな関係だっていいじゃない。

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    2026年05月02日
  • 朔が満ちる

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    梓が史也の家に流れ込んでくる強引さ(普通追い出す)と、2人の実家が青森でしかも近い偶然、青森へ行く好都合さ(ちょうど史也の仕事で出張決まる、都合よく先輩吉田さんの父が倒れる、梓の育ての父が追ってくる)、その出張先の保育園園長が梓の育った施設に偶然いた、という運の連続が気になる。

    暴力を振るう方の父親にも、村議会議員の母の家で肩身が狭くて、しかも妻の不倫や息子が自分の子ではないと疑うなど一応背景があるのがよかった。

    第一章
    父を殺したような始まり。
    カメラマンの仕事、キャバ嬢の水希。

    病院と夜道で梓と出会う

    史也の学生期 DV父を斧で殴る


    第二章
    妹の結婚相手に会う
    梓と水希の遺体

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    2026年05月02日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    メンタルクリニックを舞台にした連作短編集。
    メンタルクリニックの話ということで購入したが、期待していた内容とは違った。
    でも、優しい内容で心がほっこりした。

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    2026年04月30日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校時代に知り合って以来、20年近くも付き合い続けた仲良し5人組の男女。その中心人物だった菜乃子が死んだ。残された4人が一人称で語る菜乃子との思い出や、それぞれの人生についてが、1章ずつ描かれていく。
    一口に仲良しといっても気が合う・合わないという程度の齟齬はあるし、語られなかった思いもある。男と女のややこしい事情もある。なにが真実で、どうすればよかったのか。正解はわからない。
    ぼくには菜乃子は“めんどくせえ女”としか思えなかったが、彼ら4人には特別な存在だったのだろう。

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    2026年04月29日
  • 私は女になりたい

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    ネタバレ

    主人公が、佐藤さんが死んだ後に何の障害がなくなっても公平とヨリを戻さなかった心情はよくわかる。息子にも嫌われてナース達にも軽蔑されて疲れたんだろうな。
    でもこの話って普通に公平が悪くない??正月婚約者と実家に帰るような関係が続いていながら主人公と付き合ってるのが全て悪いやん。主人公が好きならちゃんと別れてから来て?
    最後の展開は好きじゃないかも。偶然再開してハッピーエンドってなんかひねりがなくて陳腐な感じがしてしまった。(とはいえよかったねとは思うけど)

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    2026年04月25日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    途中苦しい展開もあるが最後は明るく前向きに進んでいくストーリーたち。

    会話の内容とか設定とかが毎度毎度リアルで、
    本当にあった話かと思う。

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    2026年04月23日
  • アカガミ

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    ネタバレ

    国が作った、子どもを産むための施設に入った男女の話

    理想的な施設が、実は…というのはありがちだが、それでもラストの急展開にはゾクゾク(ゾワゾワ?)した。
    アカガミで作られた子どもがどうなっていくのか、ミツキとサツキはこれからどうするのか、といったところが放り出されたまま終わる展開は、なんとなく短編の話の作り方っぽいなと感じた。この終わり方も好みではあるけど、せっかくなのでもう少し踏み込んだところまで読みたかった。

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    2026年04月23日
  • 給水塔から見た虹は

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    差別はもう『ダサい』。今の子供たちのリアルが、物語の背景を追い越していく。

    在日ベトナム3世の中学生・ヒュウと、同じ団地に住むクラスメイトの桐乃。二人の逃避行を通じて、在日外国人が抱えるルーツの葛藤や社会の不条理を描こうとした一作です。

    しかし、読み進める間、どうにも「眉間のシワ」が取れませんでした。ヒュウの境遇はともかく、桐乃に関しては、クラスでの立ち位置の悪さが多分に「自業自得」に思えてしまい、純粋に寄り添いきれないもどかしさがあります。

    何より、作中の「差別の描き方」に少し極端な印象を受けました。今の学校現場では外国にルーツを持つ子が当たり前に隣にいて、子供たちもそれを「普通」とし

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    2026年04月22日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    とても綺麗な話なので、本当に苦しい時に読んでいたら落ち込みそうだった。
    今読むと、いつかは癒えるかもと希望を持てる優しい小説。

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    2026年04月20日
  • ははのれんあい

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    ネタバレ

    第一部は頼りない由紀子が働き出して母になってたくましくなっていく間に自然と応援している。夫の智久も一瞬見直すけど最後の浮気に腹が立つ。
    第二部は複雑な家庭育ちなのに智晴ができすぎ。でも第一部から読んでればあのかわいかった智晴がこんな立派に、となる。

    解説 白石一文さん
    小説家は善悪や利害で人間を描かない。本来、登場人物に完璧な役割分担などさせないし、作者本人にとっても手ごわいほどに複層的な人物たちを作中で絡ませることで一筋縄ではいかぬ物語を作り上げる。
    それは小説家が、〜人生の残酷さと美しさとをよくよく承知しているからだ。

    第一部 由紀子目線
    第一章 かぞくのはじまり
    縫製工場の智久の家へ

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    2026年04月25日