窪美澄のレビュー一覧
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ネタバレ窓辺の夕餉に 沙耶
達也のことが好き。都合のいい女。菜乃子を失った達也に呼ばれ、菜乃子の服を着て達也とセックスする
野辺の送り 健太
母が父の死後宗教にハマる。母の介護。達也のことが学生時代から好き。達也まで母と同じ宗教にハマる…
空夜 倫子
会社を辞め実家で祖母の介護。昔小説新人賞に応募し菜乃子は落ちて倫子は準優秀賞、好きだった菜乃子を傷つけた。菜乃子のことを小説に。
柘榴色の雪 達也
菜乃子を失って田舎の本屋へ。宗教はやめ沙耶が結婚、倫子が小説家になったことがさらりと書かれる。本屋の客の少女がパパ活し万引き。菜乃子の原稿を焼こうとするができない。
芍薬の星月夜 菜乃子
幽霊。全員が -
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40歳目前に仲良くしていた高校の同級生が、亡くなったと知らされた。
男2人と女3人の5人でいたことを思い返す。
みんな自死した菜乃子を中心に仲良くしていた。
みんな菜乃子が好きだった。
残された元同級生4人が今までの人生を語り、菜乃子がいなくなってもそれぞれの人生を生きる。
親しい人が自死するということの辛さだけじゃなく、これからの自分の行く末を考えて生きていくというのは、言葉には表せないものがある。
40歳というのは、人生でもまだ半分、どんなふうににでもなれる自分がいるのに何も考えられない…というのもわからなくもない。
それでも何かを信じて命ある限り生きる。
それが、ひとりでも…だ。
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ネタバレ梓が史也の家に流れ込んでくる強引さ(普通追い出す)と、2人の実家が青森でしかも近い偶然、青森へ行く好都合さ(ちょうど史也の仕事で出張決まる、都合よく先輩吉田さんの父が倒れる、梓の育ての父が追ってくる)、その出張先の保育園園長が梓の育った施設に偶然いた、という運の連続が気になる。
暴力を振るう方の父親にも、村議会議員の母の家で肩身が狭くて、しかも妻の不倫や息子が自分の子ではないと疑うなど一応背景があるのがよかった。
第一章
父を殺したような始まり。
カメラマンの仕事、キャバ嬢の水希。
↓
病院と夜道で梓と出会う
史也の学生期 DV父を斧で殴る
第二章
妹の結婚相手に会う
梓と水希の遺体 -
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差別はもう『ダサい』。今の子供たちのリアルが、物語の背景を追い越していく。
在日ベトナム3世の中学生・ヒュウと、同じ団地に住むクラスメイトの桐乃。二人の逃避行を通じて、在日外国人が抱えるルーツの葛藤や社会の不条理を描こうとした一作です。
しかし、読み進める間、どうにも「眉間のシワ」が取れませんでした。ヒュウの境遇はともかく、桐乃に関しては、クラスでの立ち位置の悪さが多分に「自業自得」に思えてしまい、純粋に寄り添いきれないもどかしさがあります。
何より、作中の「差別の描き方」に少し極端な印象を受けました。今の学校現場では外国にルーツを持つ子が当たり前に隣にいて、子供たちもそれを「普通」とし -
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ネタバレ第一部は頼りない由紀子が働き出して母になってたくましくなっていく間に自然と応援している。夫の智久も一瞬見直すけど最後の浮気に腹が立つ。
第二部は複雑な家庭育ちなのに智晴ができすぎ。でも第一部から読んでればあのかわいかった智晴がこんな立派に、となる。
解説 白石一文さん
小説家は善悪や利害で人間を描かない。本来、登場人物に完璧な役割分担などさせないし、作者本人にとっても手ごわいほどに複層的な人物たちを作中で絡ませることで一筋縄ではいかぬ物語を作り上げる。
それは小説家が、〜人生の残酷さと美しさとをよくよく承知しているからだ。
第一部 由紀子目線
第一章 かぞくのはじまり
縫製工場の智久の家へ