窪美澄のレビュー一覧

  • やめるときも、すこやかなるときも

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    「一生、とそれほど気負わなくてもいいんじゃないですか」
    ぜんぜん関係ないけど自分の人生と重ねて
    ぜんぶ気負ってるのかもと思った。

    最後の30ページくらいで号泣でした。
    哲先生に会ってみたい。

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    2026年09月05日
  • 君の不在の夜を歩く

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    菜乃子がとんでもない女だった、我儘なところとか嫉妬とか承認欲求とか嫌な女の詰合せみたいな感じに私は思えた。でも沙耶も結構やばいし面倒くさそう。健太が宗教家?になったのもうーんだった。
    自殺はするなって話なので読む人によってはいい話なんだろうけど…
    倫子だけ嫌じゃなかった。

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    2026年08月30日
  • ぼくは青くて透明で

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    絶対裏切らない窪美澄。
    今作も素晴らしかったのだが、
    どうしても主人公『海』と『忍』のリアリティが欠けた印象があり、
    おもしろいのに入り込めるところまでいかなかった。

    だがしかし、この2人を除く登場人物のリアリティはすさまじく、
    第二章は涙必須。
    そしてやはり、窪美澄は暗い。

    どんなに幸せな状況でも
    心の隙間風や、どうにもならない自身への葛藤を拾い上げて、見ないことにするということを絶対に許さない。
    それが人生の愉しみの一つとでも言わんばかりに突きつけてくる。

    同姓同士の恋愛をテーマにしているが、
    誰かと共に生きるそれぞれの人の心を
    あぶりだす、恋愛ものとはまた一味違う作品になっている。

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    2026年08月28日
  • 給水塔から見た虹は

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    郊外の古い団地には外国人が多く住むようになり、そんな団地で育つ中2の桐乃、ベトナム人のヒュウ、桐乃の母里穂の3人の視点から描かれた小説。
    桐乃の抱える寂しさや孤立、ヒュウの受けるイジメや生きづらさ、外国人を助けるために奔走して娘を見ていない里穂。全体的に苦しくなるような状況。

    桐乃とヒュウの中で共鳴する何かがあったから近づいたのだと思う。団地での息苦しさ諸々で夏休みに団地を出るふたり。そこで出会う技能実習生やヒュウの祖父から聞くボートピープルの話。本当に過酷で考えさせられる。
    桐乃の母との関係はこの件をきっかけに好転する兆し。外国人をほっておけない気持ちを見るとやっぱり親子なのだなぁと思う。

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    2026年08月27日
  • ぼくは青くて透明で

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    登場人物の中で主人公を愛せたのもあり一気に読めました。
    オムニバス形式で登場人物達の思いや生き方を順番に確認していく感じ。
    わかるよ、と思う部分とでもそれではいけないんだよね辛いよねと思う部分とあり納得せざるを得なくて切ない。

    とにかく私がおそれていた結末にならなくてよかった。

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    2026年08月23日
  • ぼくは青くて透明で

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    少年同士の恋と、それを取り巻く登場人物の視点で描かれるオムニバス形式の恋愛小説。
    普通とは何なのか、普通でない生き方とは。

    きっと普通なだけの人なんていない。

    だけど、普通じゃない生き方に当然ついてまわる葛藤がある。
    だからこそ、出会える何かがある。
    そんなことを感じさせてくれた小説。




    窪美澄という作家、凄く好きなのである。
    どうしても窪さんの作品となると色眼鏡をかけてみてしまい★4つにしそうになったけど

    冷静に★3つ。

    というのも、窪美澄が好きな理由は、
    『リアルな感情を活字で表す圧倒的天才』だから。
    もう窪作品、読んでるだけで「天才かよ…窪美澄…怖いよあなた天才かよ…わかる

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    2026年08月18日
  • 宙色のハレルヤ

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    窪美澄さんは、短編より長編の方が好きだなと思う。
    どのお話も、恋愛には幸せよりも傷の方が多いのではないかと苦しくなるお話し。

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    2026年08月15日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    重たい空気で始まって、ずっと暗い空気のまま進んでいくんだけど何故だか最後は悪くない気分だった。
    承認欲求って厄介なもんだなと改めて思う。承認欲求の高さとプライドって比例してて、っつーかプライド高いと承認欲求の高さはイコールだな。と思う。どっちも面倒くさいな。

    倫子以外の登場人物とは友達になれそうもないな。とか思いながら読んだ。

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    2026年08月14日
  • ぼくは青くて透明で

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    『週刊文春WOMAN』掲載。2024年1月、文藝春秋より単行本化。

    コミカライズもされている作品です。

    幼い頃から、自分の性的な嗜好に違和感を抱いてきた少年。恋愛対象が同性であることも、自分では認識しています。

    そして、彼を取り巻く家庭環境もまた複雑です。彼の実の母親は家庭を離れ、父親は再婚相手に少年を預けたまま、自分のやりたいことのために家を出てしまう。

    そんな少年を育てる義母、彼に想いを寄せる同級生男子、友人となる少女、そして父親。それぞれの視点から描かれる連作短編集です。

    LGBTQを主題に据えながらも、それだけにとどまらず、傷ついた少年たちの気持ちをどうにか救い上げようとす

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    2026年08月12日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の同級生5人。
    一番の美人で頭の良い小説家希望の菜乃子が自殺したのをきっかけに5人のそれぞれの関係をあぶりだす?
    5人5様の人生、みんな一筋縄ではいかない悩みを抱えてる。
    それぞれの好きな相手が男が男だったり(健太が達也)、女が女だったり(倫子が菜乃子)を死んだ菜乃子が俯瞰して語る章が好きだった。
    死んだ理由はホルモンのバランスかもなんて言ってたけど、案外そんなものなのかもしれないって思った。
    あんなに毛嫌いしてた健太は宗教の幹部になっていてそこに到達するまでの話しが読みたかったかも。
    老人になった達也、最期は穏やかに逝けて良かったね。
    菜乃子はずっと見ていたんだね。

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    2026年08月06日
  • 給水塔から見た虹は

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    日本で生まれ育っても外国人として見られる人たちや、ベトナム技能実習生の現実が描かれていて、考えさせられる作品だった。

    夢を持って日本へ来ても、待っているのは過酷な労働環境。もちろん、すべての職場がそうではないと思うが、異国で働き生活するだけでも相当な覚悟が必要だと感じた。言葉を覚え、文化や風土に慣れながら生活することは、自分にはとてもできそうにない。

    普段あまり意識することのない外国人の立場や、日本で暮らすことの難しさを知るきっかけになった作品だった。同じ日本で暮らしていても、見えている景色は人それぞれ違うのだと改めて感じた。

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    2026年08月06日
  • ぼくは青くて透明で

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    LGBTQのGに焦点が当てられつつ、主人公を養子に迎えた育ての母、いじめを受けたクラスメート、主人公を捨てた父親、それぞれの目線から描かれたオムニバス形式の話。忍はちょっとナヨナヨしすき、もっと自立しろ。

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    2026年08月05日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    「二代目のミンチョさん」
    嫌い、は好き、より強いのではない。ひとりで飼っておくにはあまりに寂しすぎる感情。好きと嫌いって表裏一体のようでそうではないのかも。私の感情は私だけのもの。

    「四十代の栄養」
    栄養とらなくちゃ。働くにも生活するにもエネルギーが必要。

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    2026年08月04日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    窪美澄さんらしい描写満載。
    思わず目を背けたくなるような描写や、生々しい表現、心のダークサイドを抉るようなストーリーなど、心穏やかに読める著書ではないものの、皆が背けがちな現実を的確に捉えていて引き込まれる、でも読後感は悪くない。不思議。

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    2026年08月02日
  • 君の不在の夜を歩く

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    静かな、悲しい話だった
    自死はいかんと思うのだけど
    そうなってしまったらそれはもう運命なのかもしれない
    生きていても死んでも、人はだれかの人生の底に
    澱のようにある

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    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

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    〈菜乃子が死んだってよ〉
    そんなたった一言のLINEメッセージがきたのは五月の連休中のこと。

    高校の元同級生の男女五人。
    いつも五人の中心にいた菜乃子が自死した。
    どうして死んだの-。
    そして自分はどうして生きているんだろう-。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    読み始めは、大人の恋愛小説かと思ったんです。なんて狭い範囲で好きだ嫌いだ言っとるんだ、めんどくさいわーって笑 (おい!)

    しかし、菜乃子の人生がプツリと終わりを迎えても 残された4人の人生は続いていく。

    「なぜ死んだの。あなたが放り投げたかっこ悪い生を私はこれから何十年も過ごしていかなくちゃならない。」

    これは、40代を目前にした男女

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    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

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    終始ヒタヒタとした雰囲気の本だった。今まで残された側のほうが辛いと思っていたけれど、もし死後の世界があるならば、死んだ側も辛い。

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    2026年07月28日
  • ぼくは青くて透明で

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    読みやすい。様々な視点で時系列も異なる場面から、登場人物の想いを徐々に理解できる構成が面白かった。美沙子さんはもう十分幸せだと思うけれど、幸せになってほしい。緑亮の最後の想いを誰に知られなかったのはつらい。マイノリティとか多様性を気軽に発言し辛い気持ちがあったけれど、誰もがみんな心地よく暮らせる世界になってほしいなと思う。

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    2026年07月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    暗くて重い。
    読んでて気持ちが沈む話は読まないようにしているのですが
    今回の話は、テンション下がるものでした。
    宗教2世とか、話題になった内容も入っていて
    考えさせられる部分もあったけど
    とりあえず読んでて気持ちが沈むのは苦手。

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    2026年07月26日
  • じっと手を見る

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    男女5人の生まれてきた環境が違いを分かりやすく、それぞれの視点から章だててストーリー展開していくのでとても読みやすい。だだ最後の章で主人公の考えが理解できるようで共感できなかったのは、やはりふった相手に戻ったことだと思うが、一方で元サヤに戻ってよかった、ハッピーエンドに終わったのは嬉しいので、この終わり方は良かった。最後の章は、理解が難しかったが、これは自分の考えが浅いので、ぜひ他の人の意見を聞いてみたい。介護老人ホームで働く姿も描かれていて、これは新鮮に勉強になった。

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    2026年07月26日