窪美澄のレビュー一覧

  • アニバーサリー

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    時代ごとの苦難・逆境を乗り越える
    、やはり母親は偉大だなぁ。世代がクロスし出す終盤は爽やか、かつ温か♪。

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    2017年01月11日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    家族であること、家族になることの困難と希望・・・か。

    わかる部分もあるけれど、あまり共感したくない感じもするなぁ。

    同じ状況になりたくないというか・・・w

    普通とか、平凡とか、平常とか、一般的とか、認識にもよるけれど、そしてつまらなそうではあるけれど、そういうものって貴重だったりするのかもしれないな。

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    2017年01月07日
  • アニバーサリー

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    戦争を経験した晶子は、マタニティスイミングの指導員や食で妊婦たちと関わっていた。
    そんな中の一人に、料理研究家の有名な母を持つ真菜がいた。
    真菜は母の愛情に餓え、自分の体を傷付けることで学生時代を送っていた。
    時代は移り変わり、女性が働くことが当たり前となった世の中。
    子育て、母と娘の確執。
    小島慶子さんの解説も心に沁みる。

    2016.11.15

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    2016年11月16日
  • アニバーサリー

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    妊婦の水泳教室で教師をしている晶子は、3.11の震災をきっかけに生徒である望まない妊娠をした真菜を助けることになる。1章で晶子の人生を丁寧に描いているので、3章でお節介と言えなくもない晶子の行動が納得できるものの、2章で描かれている真菜の背景は何だか既視感があり、ありふれた物語のように感じる。3章の晶子と千代子、真菜の関係が良かっただけに、そっちの方をもっと読みたかったかな。結局、親は子供を選べないし、子供もそれは同様で、家族だからといって相性がいいとは限らない。絶対に正しい形なんてないんだな。

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    2016年06月17日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    キャッチアンドリリースの方が好き。
    子どものヒリヒリ感がすごくあった。
    ヒリヒリするけど、目が離せなくなる。

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    2016年04月05日
  • アニバーサリー

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    80歳間近のマタニティスイムのインストラクターとその人の気になる妊婦さんそれぞれの生涯のお話し
    東日本大震災のタイミングの出産なので、原発とかそれに関する内容も含む

    前半で晶子さんの幼少期からの戦争体験とか、自分の子供に関する事がしっかり描かれているので、現代の行動に説得力がある
    真菜さんは何というか、偏見というかフィクションの設定の王道通りの生き方なので、なんとも感情移入しにくい

    最後の方での共同生活の描写は何だか心が動かされる
    同情してるわけじゃないんだけどね、何だか感動したのです

    僕も昔は「こんな時代に自分の子を世に誕生させるのは可哀想だ」とか思ってた事もありましたが
    実際に自分の子が生まれてみると、そんなに悪いものではないとも思うようになった
    どんなふうに育とうが自由なんですよ
    責任を持つべきは産んだ親だけであって、世間の意見なんて関係ないんだよね

    色々な事で困窮してる妊婦さんやお母さん方に読んでもらいたい小説

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    2016年03月29日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    窪さんの本は何冊か読みましたが、、いつもどこか揺さぶられる様な感覚を覚えます。
    主人公のさとちゃんと同世代で、この物語も年末年始で、だから何かとてもリアリティを勝手に感じてしまいました。

    元彼と一緒に住んでいた頃に「食器を洗ってくれるかな?」という一言さえ言えなくて思い悩み。
    今の彼氏にも同じ様に小言に口をつぐみ、嫌いになるポイントが日々加算されはじめ、元彼の時と同じことを繰り返すことを危惧し。
    何だか見に覚えがある気がしました。笑

    家族という複雑な存在には私もけっこーひねくれた思いを持っているので、本文中の
    自分が重そうに抱えている荷物を「ほかに、もっと重い荷物を持っている人はたくさんいるんだから。その荷物なんてまだまだ軽い方でしょ」とは言われたくなかったのだ。
    …という言葉には思わず大きく頷いてしまいました。

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    2016年01月18日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    ネタバレ

    初めて窪さんの小説を読む。「ふがいない僕は空を見た」の作者、という情報しかなかったので、あまり深く考えずに購入。紗登子の周りの人に対する遠慮とか、本当は打ち明けたいこととか、きっと誰もが生きていく上で抱えるものなのだろうに、それを大したことのないこと、と向井くんに片付けられている部分を読んでいて腹立たしくなった。みんなそれぞれ自分の度合いで苦しんでいるし、誰が誰より苦労しているというレベルなんてあるはずがないのに。反して克子との話は気分が晴れた気がする。
    ただ少し終わり方が急だったから驚いた(笑)

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    2015年11月10日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    予想したものでは無く、全体的に暗くて可もなく不可もなしって感じ。しあわせ?の疑問符を読み取らなかった自分のミス。
    最後の窪美澄さんの作品は特別。とても良かった。熱々のアジフライが食べたくなった。生きるということは、少しずつ前に進むしかないから。ジワジワ涙ぐんでしまった。

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    2026年09月29日
  • いるいないみらい

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    子供がいるとかいないとか
    いる方が社会的な信用があるとか
    子供の存在は自分の人生においていかにも大きな問題であるかのように思う
    人はないものに目がいって、あるものに目がいかないんだな っていう風に思う
    自分の努力だけでは得られないものが世の中にあると大人になれば気づき、ないものばかりに目がいく
    また、ないものをどのように補うか に目がいって、補ない方も 人それぞれ
    補う方法も自分の価値観があって、それと違う価値観の人は敵 みなす
    子供がいればこんなに大変だと思わなかったや自分の人生が狂わされたと 子供がいる環境でも また自分にないものへと 目がいく
    この本を読んで 改めてないものをどうするかではなく あるものを十分に感じ取ろうと思った。

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    2026年09月27日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    ​家族のあり方や、日々の生活のなかに隠された小さな思いやりの尊さを、改めて深く再認識させてくれる物語です。息苦しさを覚えるような閉塞的な日常や、それぞれの抱えるままならない現実がリアルに描かれながらも、その泥沼のなかから差し込む一筋の光のように、確かな希望の気配が感じられます。

    ​思い通りにいかない人間関係や、逃れられない家庭の重圧に直面しながらも、泥臭く、しかしひたむきに生きる登場人物たちの姿は、どこか自分自身の日常や心の暗部とも重なる部分があり、ページをめくる手が重くなるほどの説得力があります。決して綺麗事だけでは済まされない現実の厳しさを突きつけられながらも、だからこそふとした瞬間に見せる不器用な優しさがひときわ際立ちます。

    ​ままならない日々の中でも、心を通わせようとする温もりが静かに胸を打ち、読後には凝り固まった心がじんわりとほぐれていくような、深い余韻に浸れる一冊でした。

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    2026年09月26日
  • じっと手を見る

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    不幸の連鎖の先に何が待っているのか。
    まだ何か不確かな事があるのかひやひやしながら読んだ。
    日奈と海斗はずっとお互いを小さな不幸にしてるんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。

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    2026年09月25日
  • じっと手を見る

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    4人それぞれにスポットを当てて物語が描かれていて、それぞれの心情も事細かに書かれていた。

    生きることは、決して綺麗なことばかりではない。
    誰かを好きになることも、誰かと一緒に生きることも、思い通りにはいかない。

    分かるという共感よりか、一人一人の人生をそっとのぞかせてもらったような感覚だった。

    どうして、自分のことを好きでいてくれて、必要としてくれる人ではなく、そうではない人を好きになってしまうんだろう。
    人を好きになる気持ちは、理屈ではどうにもならないものなのかもしれない。

    読み終わったあと、登場人物たちの人生が静かに心に残る一冊だった。

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    2026年09月25日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    初めましての窪美澄さん。
    まずはたくさん賞を取ったデビュー作から。
    この本を紹介していた人がいて
    タイトルも気になったのも相まって読んでみました。

    思春期のやりきれない気持ちを描くのが上手な人だなと。
    それを支える周りの人たちの何をするわけではないのに、温かさを感じたり。
    でもどうしようもない感情とか、それを理解しても周りがどうしようもできないことってあるよね。。。

    なんか思春期じゃなくとも
    人生終わるかもって思った瞬間を経験した人も多いはず。
    そこから抜け出すのって結局自分自身でしかないんだよね。

    窪さんの別の作品も読んでみたいと思いました。

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    2026年09月22日
  • 君の不在の夜を歩く

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    窪美澄さんは、追い詰められた人間を描くのが上手いなといつも思う。
    今回は、その先を描いている気がする。追い詰められた先の人間の姿。死んでしまった人、生きながらその死について考え続ける人、新しい道を進みはじめる人、壊れながら生きていく人。

    死にたい人間が生きていくには、どうしたら良いのだろうか。どうせいつか死ぬのだから生きていたっていいだろうと思えたら、そのくらいの気持ちでいいのかもしれない。

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    2026年09月20日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    気になっていた作家さんの初作品。
    性と生にフォーカスした連続短編集でした。
    やや前半は官能小説的な要素が強かったですが、最後は生に対する母の想いが綴られていたと思います。
    ただ、個人的にちょっと前半が読みづらかったかなぁって気がしました。
    もっとこの作家さんの本を読んでみたいと思います。

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    2026年09月12日
  • アカガミ

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    ◼️ 窪美澄「アカガミ」

    ふむ、極端なシチュエーション。国による見合い同棲システムに応募した初対面の男女の間にはやがて愛が芽生える、が・・

    窪美澄は本屋大賞2位「ふがいない僕は空をみた」がラスト近く、意外にグッと泣かせる物語で、続く「晴天の迷いクジラ」も塗りつぶしてからどこかに光を探す話だったかな。人にいただいた「夜のふくらみ」でテーマ性が変わったかな、と感じしばらく読んでなかった。

    2030年代、若い男女は恋愛、結婚の意識がなくなり、自然出生率はさらに低下していたー。
    両親が離婚し、うつ病になった母。ナツキは介護の仕事をしながら母と暮らしているが、絶望を感じ薬で自死しようとしたところを年配の女性・ログに救われる。心を許せる相手になったログと話すうちに政府のお見合いシステム「アカガミ」.への参加を勧められる。

    「アカガミ」は応募の男女をあらゆる角度から分析し、理想の相手を選んで同棲させ、子供を産ませる。関係解消、相手のチェンジも自由、そもそも希望制。住居、家具、食事等は完全支給、医療体制や残された家族のケアまで完璧。

    男性経験のないナツキはいまの生活からの脱出と新しい人生への期待と好奇心を胸に応募し、夫となるサツキと出会うー。

    似たような設定の小説を読んだ気がする。精巧に、都合よく組まれたギミック。その中で編まれる初期の恋愛。組み合わせは考え抜かれているという設定とはいえ、なかなかおもはゆい面がある関係性から進展していく過程が、逆にひと昔まえのお見合い婚のようでリアルにも感じる。思い入れも持ちつつサクサクと読んでいく。

    なんとなく予期はしていたけれど、結末は正直唐突で切れが悪い。ちょっと納得できないかなというところだった。うーん。出来すぎたシステムの中で展開されるものの行く末に期待してたのだが・・。

    ただ、窪美澄ならでは、女性の身体と心に寄り添うような風合いみたいなものは再認識できたような。特にナツキの成長には独特の微笑ましいものを感じる。

    直木賞候補になったという「じっと手を見る」でも読んでみようかな。

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    2026年09月05日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    「一生、とそれほど気負わなくてもいいんじゃないですか」
    ぜんぜん関係ないけど自分の人生と重ねて
    ぜんぶ気負ってるのかもと思った。

    最後の30ページくらいで号泣でした。
    哲先生に会ってみたい。

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    2026年09月05日
  • 君の不在の夜を歩く

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    菜乃子がとんでもない女だった、我儘なところとか嫉妬とか承認欲求とか嫌な女の詰合せみたいな感じに私は思えた。でも沙耶も結構やばいし面倒くさそう。健太が宗教家?になったのもうーんだった。
    自殺はするなって話なので読む人によってはいい話なんだろうけど…
    倫子だけ嫌じゃなかった。

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    2026年08月30日
  • ぼくは青くて透明で

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    絶対裏切らない窪美澄。
    今作も素晴らしかったのだが、
    どうしても主人公『海』と『忍』のリアリティが欠けた印象があり、
    おもしろいのに入り込めるところまでいかなかった。

    だがしかし、この2人を除く登場人物のリアリティはすさまじく、
    第二章は涙必須。
    そしてやはり、窪美澄は暗い。

    どんなに幸せな状況でも
    心の隙間風や、どうにもならない自身への葛藤を拾い上げて、見ないことにするということを絶対に許さない。
    それが人生の愉しみの一つとでも言わんばかりに突きつけてくる。

    同姓同士の恋愛をテーマにしているが、
    誰かと共に生きるそれぞれの人の心を
    あぶりだす、恋愛ものとはまた一味違う作品になっている。

    青くて透明な彼らが
    いかんなく自身を発揮できますように!

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    2026年08月28日