窪美澄のレビュー一覧

  • 君の不在の夜を歩く

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    大切な誰かが死んだとしても
    この先の未来が見えずに不安だったとしても
    たとえ
    死にたいという気持ちを抱えながらでも
    人は生きていかなければならない。
    めぐる季節の中や
    何気ない日々の暮らしの中に
    小さな幸せはきっとある。
    そんな当たり前で忘れてしまいそうなことを
    大げさに訴えかけるのではなく
    ただそばに寄り添い
    思い出させてくれるやさしさがあった。

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    2026年04月26日
  • 私は女になりたい

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    ネタバレ

    主人公が、佐藤さんが死んだ後に何の障害がなくなっても公平とヨリを戻さなかった心情はよくわかる。息子にも嫌われてナース達にも軽蔑されて疲れたんだろうな。
    でもこの話って普通に公平が悪くない??正月婚約者と実家に帰るような関係が続いていながら主人公と付き合ってるのが全て悪いやん。主人公が好きならちゃんと別れてから来て?
    最後の展開は好きじゃないかも。偶然再開してハッピーエンドってなんかひねりがなくて陳腐な感じがしてしまった。(とはいえよかったねとは思うけど)

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    2026年04月25日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の同級生男女5人のその後を描く連作短編集。自死したり、母親が宗教にはまったり、書店員になったり。

    基本的に暗い話。考えさせられるところはあるけれど、めちゃくちゃ面白かったとは言えないかな。

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    2026年04月23日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校時代からの友達グループ。その一人が自死するところから始まる残された者たちのその後の人生。
    こういう菜乃子のような気質の人は確実にいるんだろうね。でも生きることを突き詰めすぎるのはやめた方がいい。だって答えなんかないから。
    そんな人たちに「ただそこに生きているだけでいいんだよ」と伝えるために書かれたような作品。

    その言葉を身近な人に言われてもダメで、小説の中の言葉だからこそ響くということもあるんだろうな、彩音のように。
    そのために窪さんは作家を続けているのかもしれないと、倫子の言葉を読んで思った。

    何者にならなくても生きているだけでいい、死んでから何年も経った菜乃子がそのことに気づく…こ

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    2026年04月23日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    途中苦しい展開もあるが最後は明るく前向きに進んでいくストーリーたち。

    会話の内容とか設定とかが毎度毎度リアルで、
    本当にあった話かと思う。

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    2026年04月23日
  • アカガミ

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    ネタバレ

    国が作った、子どもを産むための施設に入った男女の話

    理想的な施設が、実は…というのはありがちだが、それでもラストの急展開にはゾクゾク(ゾワゾワ?)した。
    アカガミで作られた子どもがどうなっていくのか、ミツキとサツキはこれからどうするのか、といったところが放り出されたまま終わる展開は、なんとなく短編の話の作り方っぽいなと感じた。この終わり方も好みではあるけど、せっかくなのでもう少し踏み込んだところまで読みたかった。

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    2026年04月23日
  • 給水塔から見た虹は

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    差別はもう『ダサい』。今の子供たちのリアルが、物語の背景を追い越していく。

    在日ベトナム3世の中学生・ヒュウと、同じ団地に住むクラスメイトの桐乃。二人の逃避行を通じて、在日外国人が抱えるルーツの葛藤や社会の不条理を描こうとした一作です。

    しかし、読み進める間、どうにも「眉間のシワ」が取れませんでした。ヒュウの境遇はともかく、桐乃に関しては、クラスでの立ち位置の悪さが多分に「自業自得」に思えてしまい、純粋に寄り添いきれないもどかしさがあります。

    何より、作中の「差別の描き方」に少し極端な印象を受けました。今の学校現場では外国にルーツを持つ子が当たり前に隣にいて、子供たちもそれを「普通」とし

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    2026年04月22日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    とても綺麗な話なので、本当に苦しい時に読んでいたら落ち込みそうだった。
    今読むと、いつかは癒えるかもと希望を持てる優しい小説。

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    2026年04月20日
  • ははのれんあい

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    ネタバレ

    第一部は頼りない由紀子が働き出して母になってたくましくなっていく間に自然と応援している。夫の智久も一瞬見直すけど最後の浮気に腹が立つ。
    第二部は複雑な家庭育ちなのに智晴ができすぎ。でも第一部から読んでればあのかわいかった智晴がこんな立派に、となる。

    解説 白石一文さん
    小説家は善悪や利害で人間を描かない。本来、登場人物に完璧な役割分担などさせないし、作者本人にとっても手ごわいほどに複層的な人物たちを作中で絡ませることで一筋縄ではいかぬ物語を作り上げる。
    それは小説家が、〜人生の残酷さと美しさとをよくよく承知しているからだ。

    第一部 由紀子目線
    第一章 かぞくのはじまり
    縫製工場の智久の家へ

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    2026年04月25日
  • 君の不在の夜を歩く

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    帯にある「赦しに満ちた至上の最終章があなたを解き放つ〜」にひかれ 読み進み。一気に読み終えた。
    高校の同級生かぁ〜、リアルに何人か思い出したり。一緒に同じだけ時が流れても その厚みはそれぞれ違うから それはそれとして 年を重ねたことを 認め合うくらいの関係がいいな、と思った。5人の登場人物のどこかしら、もしかしたら 窪さんなのかな?とも思っちゃった。

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    2026年04月13日
  • ぼくは青くて透明で

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    窪さんの作品を初めて読んだ。読みやすい文体で良かった。ゲイの人の苦悩を描いているが、大学生のフレッシュな感じが良かったし、きれいごとだけにしていない所も良かったが、ちょっと期待している程では無かったかという印象だった。

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    2026年04月13日
  • じっと手を見る

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    どうしてこんなにも自分を愛してくれて必要としてくれる人がいるのに違う誰かに惹かれてしまうのだろう。
    恋とは本当に恐ろしいものだなと思った。
    色んな人を傷つけ、巻き込んでまでも己の愛の為に突き進んでしまう。
    最後に残るものは同じなのに自分の気持ちに嘘はつけずに、後悔することがあっても人を愛してしまう。
    切なくて苦しい話だった。

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    2026年04月13日
  • 夜に星を放つ

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    ネタバレ

    星の随に
    このストーリーが切なくて涙した。
    想の気持ちが苦しくて愛おしくて、私が近所にいたら…なんて思ってしまう。
    渚の、育児への不安や苛立ちや余裕の無さもすごくわかる。
    ただ、物分かりよく我慢している想が切ない。

    短編集で、読みやすい。

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    2026年04月12日
  • 君の不在の夜を歩く

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    流石の窪文体で読ませるが、題材・主題ともにあまり好みではなかったので辛口評価にした。多分私が天邪鬼なだけで、通常の窪読者には刺さる内容だと思う。

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    2026年04月08日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    anan創刊をテーマに、ライターから作家の登紀子、イラストレーター妙子、出版社を辞め専業主婦になった鈴子の三人の話がときに交差して(最初と最後は鈴子の孫奈帆のインタビューという形式で)描かれる。そこに戦争、学生・デモ運動、東京オリンピック、三島由紀夫の死、浅間山荘事件などの事件が併記される。
    こういうモデルが明確な話、特にその人のエッセイまである話は、どこまでが創作なのだろうと思ってしまう。原田マハさんのアート小説より、まだ存命な方もいるし、あまり勝手なことは書けないのではと…直木賞の選評の年表風というのも、また特に専業主婦の描かれ方がステレオタイプではあった。
    特に妙子の育ての親晴子とおばさ

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    2026年04月16日
  • 君の不在の夜を歩く

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    人は生きて、何者かにならなくてもいい。
    人間はそこにただいるだけで十分なのだとやっと気づいた。 
    死にたい気持ちと戦わなくていい。
    死にたい気持ちを抱えて生きて行くことはちっともおかしいことではない。

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    2026年04月06日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説アンソロジー
    一穂ミチさんが好きだから買ったやつ。やっぱり一穂ミチさんのカーマンライン最高だった。辛い…。
    遠田潤子さんのやつが恋愛というか、まぁ恋愛なんだけどトラウマ刺激系で顔を顰めながら読んだ。どれも良かった

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    2026年04月06日
  • 君の不在の夜を歩く

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    良かったです。一気読みかな。私の好きなヒューマンドラマ。作家さんて繊細な人が多いのか、それとも女性特有のものなのか。自分の若い頃と重ね合わせるけどこれほど物事を深く考えてなかったな。

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    2026年04月05日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄

    「今日の産婦人科の医者が言ったみたいに、ぼくはぼくの人生を本当に自分で選んだか?」

    人のやっかいなものをマイナスと書かず「過剰」として書いた作品。人間の生々しさこそを、まだ過剰として見れているうちは心がまだ暖かいのではないのだろうか。

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    2026年04月04日
  • よるのふくらみ

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    男女のあれこれが詰まった本。
    傷つけたくなくて行動しているのに、それが逆に相手を傷つけている感じ。

    とてもリアルで生々しいのに読みやすかった。

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    2026年04月03日