窪美澄のレビュー一覧

  • 給水塔から見た虹は

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    日本で生まれ育っても外国人として見られる人たちや、ベトナム技能実習生の現実が描かれていて、考えさせられる作品だった。

    夢を持って日本へ来ても、待っているのは過酷な労働環境。もちろん、すべての職場がそうではないと思うが、異国で働き生活するだけでも相当な覚悟が必要だと感じた。言葉を覚え、文化や風土に慣れながら生活することは、自分にはとてもできそうにない。

    普段あまり意識することのない外国人の立場や、日本で暮らすことの難しさを知るきっかけになった作品だった。同じ日本で暮らしていても、見えている景色は人それぞれ違うのだと改めて感じた。

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    2026年08月06日
  • ぼくは青くて透明で

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    LGBTQのGに焦点が当てられつつ、主人公を養子に迎えた育ての母、いじめを受けたクラスメート、主人公を捨てた父親、それぞれの目線から描かれたオムニバス形式の話。忍はちょっとナヨナヨしすき、もっと自立しろ。

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    2026年08月05日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    「二代目のミンチョさん」
    嫌い、は好き、より強いのではない。ひとりで飼っておくにはあまりに寂しすぎる感情。好きと嫌いって表裏一体のようでそうではないのかも。私の感情は私だけのもの。

    「四十代の栄養」
    栄養とらなくちゃ。働くにも生活するにもエネルギーが必要。

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    2026年08月04日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    窪美澄さんらしい描写満載。
    思わず目を背けたくなるような描写や、生々しい表現、心のダークサイドを抉るようなストーリーなど、心穏やかに読める著書ではないものの、皆が背けがちな現実を的確に捉えていて引き込まれる、でも読後感は悪くない。不思議。

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    2026年08月02日
  • 君の不在の夜を歩く

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    静かな、悲しい話だった
    自死はいかんと思うのだけど
    そうなってしまったらそれはもう運命なのかもしれない
    生きていても死んでも、人はだれかの人生の底に
    澱のようにある

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    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

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    〈菜乃子が死んだってよ〉
    そんなたった一言のLINEメッセージがきたのは五月の連休中のこと。

    高校の元同級生の男女五人。
    いつも五人の中心にいた菜乃子が自死した。
    どうして死んだの-。
    そして自分はどうして生きているんだろう-。

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    読み始めは、大人の恋愛小説かと思ったんです。なんて狭い範囲で好きだ嫌いだ言っとるんだ、めんどくさいわーって笑 (おい!)

    しかし、菜乃子の人生がプツリと終わりを迎えても 残された4人の人生は続いていく。

    「なぜ死んだの。あなたが放り投げたかっこ悪い生を私はこれから何十年も過ごしていかなくちゃならない。」

    これは、40代を目前にした男女

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    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

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    終始ヒタヒタとした雰囲気の本だった。今まで残された側のほうが辛いと思っていたけれど、もし死後の世界があるならば、死んだ側も辛い。

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    2026年07月28日
  • ぼくは青くて透明で

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    読みやすい。様々な視点で時系列も異なる場面から、登場人物の想いを徐々に理解できる構成が面白かった。美沙子さんはもう十分幸せだと思うけれど、幸せになってほしい。緑亮の最後の想いを誰に知られなかったのはつらい。マイノリティとか多様性を気軽に発言し辛い気持ちがあったけれど、誰もがみんな心地よく暮らせる世界になってほしいなと思う。

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    2026年07月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    暗くて重い。
    読んでて気持ちが沈む話は読まないようにしているのですが
    今回の話は、テンション下がるものでした。
    宗教2世とか、話題になった内容も入っていて
    考えさせられる部分もあったけど
    とりあえず読んでて気持ちが沈むのは苦手。

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    2026年07月26日
  • じっと手を見る

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    男女5人の生まれてきた環境が違いを分かりやすく、それぞれの視点から章だててストーリー展開していくのでとても読みやすい。だだ最後の章で主人公の考えが理解できるようで共感できなかったのは、やはりふった相手に戻ったことだと思うが、一方で元サヤに戻ってよかった、ハッピーエンドに終わったのは嬉しいので、この終わり方は良かった。最後の章は、理解が難しかったが、これは自分の考えが浅いので、ぜひ他の人の意見を聞いてみたい。介護老人ホームで働く姿も描かれていて、これは新鮮に勉強になった。

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    2026年07月26日
  • 給水塔から見た虹は

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    増え続ける外国人労働者とその家族。特にイジメを受ける子供達は、好きで来た訳でもなく、なぜこんな辛い思いをしなければならないのかと苦しんでいる筈。
    日本人は日本人で、なんで来るの?帰れば?と思う人もいる。
    結局、一人一人の人間の抱く思い、嬉しさ、悲しさ、など世界中大差ないのに、その人の事を知らないから、コミュニテケーションが無いから彼らの辛さ、悲しさを想像出来ずに酷い言動が生じてしまっている。これまた世界共通。
    どこの国の人々も、良い人もいれば、悪に手を染めてしまう人もいる。それは日本人だって一緒。
    言葉も分からない異国で暮らす彼らへの理解、援助は、我々日本人の為にも必要である事を改めて感じさせ

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    2026年07月23日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の同級生男女5人グループ。40歳を目前に1人が自死。5人それぞれの視点で物語が綴られています。
    読んでいてずーっとしんどかった。
    各々心の中で闇を抱えていて、そりゃ辛いんだろうけどね…やっぱり死んじゃダメ。

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    2026年07月21日
  • 君の不在の夜を歩く

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     何者にもなれなかった自分を受け入れられない孤独、それを気づいてあげられなかった孤独、本当の自分をだせない孤独
    いつも一緒にいたのに‥
    小説って、死んでから気づいたってことを、死なないために伝える術になるんだと痛感した

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    2026年07月20日
  • 夜に星を放つ

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    ちょっとビター目の後味が多い短編集。
    けど、苦みを抱えつつ、それでも生きていかなくてはいけないという気持ちを抱えて終わる話が多くて良かった。

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    2026年07月20日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    しんどかった。
    4つ目と5つ目がよかったかな。
    でも、うーん。
    なんとも言えない気持ちが残ってしまった。

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    2026年07月18日
  • 君の不在の夜を歩く

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    亡くなった友人と関わった3人が彼女を回想する、心の描写で物語が進む。亡くなってからの彼女は、老いていく友人たちを俯瞰して見ていて…。亡くなった私の友人や祖父母も、私が思い出すたびにこうやって傍にいるのかもしれないと思った。生きていくって苦行だなーと思うことって誰でもある。人間はただそこにいるだけで十分なのだという言葉が心に残った。

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    2026年06月28日
  • 給水塔から見た虹は

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    多国籍の団地の中に生きる中学生
    ガイジンへの感情は桐乃が持っていた感情と同じものをわたしも持ってると思う
    日本の文化を知らないし、意思の疎通もできないし、悪いことばっかりするし…
    そういう人たちにもそういう人たちの人生があって、思うことがある、一人の人間なんだなって再認識した
    本を一冊読んだだけで自分の価値観が丸ごと変わるわけではないけど、自分の決めつけと向き合うきっかけにはなった気がする

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    2026年06月28日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    特におすすめするほどではない。

    何名か好きな作家さんがいたので読んだが、
    普段の本の方がだいぶよく、
    テーマ縛りのリレーでこの短さだと
    まとめるのが難しいのかなと思った。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    元同級生5人。菜乃子の自死が残った4人の人生を揺らす。それぞれが一人称の物語。最後に死んだ菜乃子の魂が見てきた4人の話があって、これが一番面白かった。「死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。‥‥死にたい気持ちと闘わなくてもいい。」これは達也の言葉だけど、誰も自死だけはしてほしくないなぁーと思う。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    わたしは、読んでいて頭に情景が浮かぶ小説が好きなんだけれど、好きな作家さんなのに最初の3編はずっとうっすらしていた。
    気にいらない人とグループとはいえつながっている、というのもなかなか共感できなくて。離れられない理由はちゃんとわかるんだけれど。
    そうしたら後半2篇、急激にしっかり情景や色が頭に浮かんでおもしろかった!うっすらだった3人も生き生きとしだして、あ、これは敢えて?敢えてのこと?!すごい!とわくわく読み進めました。

    彼女が死んでしまう前と後、といことなのかな、わたしは身近な人の自死は未経験だけれど、たしかに「前と後」はあるだろうなと思う。それと重ねる時間。
    84歳で自死ではなくても、

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    2026年06月23日