窪美澄のレビュー一覧

  • 夜に星を放つ

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    ちょっとビター目の後味が多い短編集。
    けど、苦みを抱えつつ、それでも生きていかなくてはいけないという気持ちを抱えて終わる話が多くて良かった。

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    2026年07月20日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    しんどかった。
    4つ目と5つ目がよかったかな。
    でも、うーん。
    なんとも言えない気持ちが残ってしまった。

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    2026年07月18日
  • 君の不在の夜を歩く

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    亡くなった友人と関わった3人が彼女を回想する、心の描写で物語が進む。亡くなってからの彼女は、老いていく友人たちを俯瞰して見ていて…。亡くなった私の友人や祖父母も、私が思い出すたびにこうやって傍にいるのかもしれないと思った。生きていくって苦行だなーと思うことって誰でもある。人間はただそこにいるだけで十分なのだという言葉が心に残った。

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    2026年06月28日
  • 給水塔から見た虹は

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    多国籍の団地の中に生きる中学生
    ガイジンへの感情は桐乃が持っていた感情と同じものをわたしも持ってると思う
    日本の文化を知らないし、意思の疎通もできないし、悪いことばっかりするし…
    そういう人たちにもそういう人たちの人生があって、思うことがある、一人の人間なんだなって再認識した
    本を一冊読んだだけで自分の価値観が丸ごと変わるわけではないけど、自分の決めつけと向き合うきっかけにはなった気がする

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    2026年06月28日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    特におすすめするほどではない。

    何名か好きな作家さんがいたので読んだが、
    普段の本の方がだいぶよく、
    テーマ縛りのリレーでこの短さだと
    まとめるのが難しいのかなと思った。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    元同級生5人。菜乃子の自死が残った4人の人生を揺らす。それぞれが一人称の物語。最後に死んだ菜乃子の魂が見てきた4人の話があって、これが一番面白かった。「死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。‥‥死にたい気持ちと闘わなくてもいい。」これは達也の言葉だけど、誰も自死だけはしてほしくないなぁーと思う。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    わたしは、読んでいて頭に情景が浮かぶ小説が好きなんだけれど、好きな作家さんなのに最初の3編はずっとうっすらしていた。
    気にいらない人とグループとはいえつながっている、というのもなかなか共感できなくて。離れられない理由はちゃんとわかるんだけれど。
    そうしたら後半2篇、急激にしっかり情景や色が頭に浮かんでおもしろかった!うっすらだった3人も生き生きとしだして、あ、これは敢えて?敢えてのこと?!すごい!とわくわく読み進めました。

    彼女が死んでしまう前と後、といことなのかな、わたしは身近な人の自死は未経験だけれど、たしかに「前と後」はあるだろうなと思う。それと重ねる時間。
    84歳で自死ではなくても、親の死を経験する前と後で、わたしは感じ方が変わった。登場人物たちより20くらい長く生きていても。

    亡くなった人のその後が、「芍薬の星月夜」みたいならいいなと思ってしまった。
    霊感もないし、全然近くに感じられないんだけれど、自死でも自死でなくてもあんな風ならいいな。遺った者のワガママかもしれないけれど。

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    2026年06月23日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    低く立ち込める暗雲のように、人にもなかなか光が見えない時もある。 それをどう解消していくのか、それすら丸ごと背負っていく2人。
    大人の純愛

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    2026年06月22日
  • 私は女になりたい

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    若い時の自分なら、自分の母と同年代の女性が、色恋に溺れていく様は、正直に言って気持ち悪いとか思うかも。
    だから玲からは「見てられない」だろう。
    ま、それよりはアンチエイジングに頼りすぎるのはなんか悪あがきみたいで嫌だったな。
    でも窪さんの描き方だろうか、女の心の動きが、性が、読んでいると感じられてありだなって思える。。
    若い男性と付き合うだけで、普通の恋愛でなぜこそこそしなきゃいけないんだろうなんて思ってしまうから不思議だ。
    最後はそれでも女の主人公がそこにいた。それでいい

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    2026年06月21日
  • 給水塔から見た虹は

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    ネタバレ

    あくまでも私の考え?
    主観ですが、桐乃というか、この年代の少女は不良グループに文句が言えるだろうか?
    相当腕に自信がないと言えないのでは?
    と思ってしまったら、ヒュウとも仲良くなれるの気がしなくなり、ちょっと読むのが辛くなりました。

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    2026年06月15日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    日々のルーティーンの中少しのしあわせ。気に入ったカレー屋さん、大学で知り合った裕福な友人の話がよかった。かなちゃんと友だちになれて本当によかった、と言う桃華。経済格差があると難しいけどふたりが仲良くいられますように。

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    2026年06月14日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    窪さんの、直木賞受賞後一作目となる小説。男に振り回された1人の女性の人生を丁寧に紡いだ小説、なかなかイラッとする主人公だったなぁ

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    2026年06月10日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    ネタバレ

    伊吹さん目当てで読んだが、藤野さんがおもしろかった。
    伊藤さんはよく分かりませんでした。
    「食べて」はよく出てきましたが「寝て」がピンときませんでした。

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    2026年06月10日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    ある町に住む人々の物語。自分は自分のことしか知らない。他人を知っていると思っても絶対に知り得ない。人には隠された感情がやはりあるし、仮に全く隠していなかったとしても他社が本人と同じ気持ちになんてなれない。なれないからこそ寄り添うということが重要なのかしら
    複数の視点から語られる物語を読んでそんなことを考えていた。

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    2026年06月10日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    【略奪愛】とは何か、という哲学を考えさせられるとは思わなかった…
    略奪愛とひとことで言ってもたくさんあるんだなぁ。

    「それからのこと」だけは微妙だった。この微妙という感覚の正体について考えてみたのだが、他の話に比べて割とありきたりな略奪愛ものだったからだろう。

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    2026年06月06日
  • 偏愛小説集 あなたを奪うの。

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    窪美澄さんの「朧月夜のスーヴェニア」がとても好き。空襲警報が鳴り爆弾の落ちる音を背景にいつ体が焼けてもおかしくない状況で、本能に近い性欲で繋がる男と女。しつこくないのに匂い立つような性の表現が最高。
    彩瀬まるさんの「かわいいごっこ」も、女の男の下でかわいがられたい欲を現実的に描かれている。セックスのシーンでもいやらしさやエロさが強調されるのじゃなく、気持ちよさや感情主体でかわいく描かれてるのがよかった。

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    2026年06月06日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    すべてが優しい世界観。ノンアル梅酒みたい。とても読みやすく、精神疾患の症状や対処法などが学べます。
    絵画がサブタイトルに使われていますが、タブローとはほぼ関係なく一瞬ふれるだけです。

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    2026年06月05日
  • 晴天の迷いクジラ(新潮文庫)

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    うつの今読んでよかったかもなあと思った。

    野乃花の話が1番辛くてでも1番共感できて、どうしてと思いながら読んだ。繊細でか細く見えた野乃花が、あんな社長になっていたという事実に、彼女の強さとその美しさとたくさんのしんどい気持ちのその重さを感じた。

    由人の話もよかった。かなりしんどい中生きてきて、自分もしんどいのに、人のことを考えちゃう優しい人だと思った。
    語り口が特に好きで、魅力的な人だと思った。
    ミカが泣いた時のセリフがすごく印象的だった。自分とは違って寂しくて死にたくなるか。
    寂しくて死にたくなる。

    正子の話は、現代の都会の毒親の子はこういう気分になりながら育つのかと思わされた。最初は私もお母さんのことが好きで読み始めたのに、だんだん首を絞められるようだった。正子という名前も途中からなるほどなと思わされるのもすごいと思った。
    海老くんと忍がとっても素敵だった。実際に身近にいたら海老くんのこと好きになっちゃうだろうな。忍がいたらとても楽しくて幸せだろうな。

    おばあちゃんがすごく素敵な人で癒された。
    正子とアイスを食べながら自分の話をしてくれるところがすごくよかった。
    もう若くないから孫のためにおいしいものを食べたり遠くに旅行したりはできないという語りには涙が出そうになった。

    窪美澄の作品はどれもひとつひとつのシーンが味わい深くてよい。何度も頭の中でいろんなことを考える。

    最後の一文がとてもよかった。
    私も野乃花のようにこのしんどさを強さにして美しく生きたいと思った。

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    2026年06月01日
  • 夜に星を放つ

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    全五編からなる短編集で、コロナ禍の中執筆された影響か全ての話に通じて物悲しさや喪失感が漂う。

    短編それぞれでテーマは違うものの、人との別れという点は共通している。身内の死、離婚など。

    各短編の主人公はこの別れに対してどう向き合うかが描かれる。
    希望を見出し、前を向いて生きる者もいれば、別れの悲しさを引きずったまま生きる者もあり、現実的だ。

    登場人物の内面を細かく描写しているため、読んでいるうちに感情が込み上げてくる。

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    2026年05月30日
  • 宙色のハレルヤ

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    6つの短編集。
    装丁が可愛かったが、中身は、やや重みと暗さを持った、様々な恋愛に関するお話だった。
    そう、恋愛自体は、結局いつかは終わるんだ、と実感。テレビドラマでは、ハッピーエンドで終わりがちだが。人生は、ドラマのように終わったりしない、ずっと続いていく。
    ひとつの恋は、何かを自分に残して、終わっていく。

    事実だけれど、私が読みたい恋愛物は、やはりキュンキュンで始まり、キュンキュンなまま終わってほしい。

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    2026年05月28日