窪美澄のレビュー一覧

  • 君の不在の夜を歩く

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    流石の窪文体で読ませるが、題材・主題ともにあまり好みではなかったので辛口評価にした。多分私が天邪鬼なだけで、通常の窪読者には刺さる内容だと思う。

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    2026年04月08日
  • トリニティ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    anan創刊をテーマに、ライターから作家の登紀子、イラストレーター妙子、出版社を辞め専業主婦になった鈴子の三人の話がときに交差して(最初と最後は鈴子の孫奈帆のインタビューという形式で)描かれる。そこに戦争、学生・デモ運動、東京オリンピック、三島由紀夫の死、浅間山荘事件などの事件が併記される。
    こういうモデルが明確な話、特にその人のエッセイまである話は、どこまでが創作なのだろうと思ってしまう。原田マハさんのアート小説より、まだ存命な方もいるし、あまり勝手なことは書けないのではと…直木賞の選評の年表風というのも、また特に専業主婦の描かれ方がステレオタイプではあった。
    特に妙子の育ての親晴子とおばさ

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    2026年04月16日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説アンソロジー
    一穂ミチさんが好きだから買ったやつ。やっぱり一穂ミチさんのカーマンライン最高だった。辛い…。
    遠田潤子さんのやつが恋愛というか、まぁ恋愛なんだけどトラウマ刺激系で顔を顰めながら読んだ。どれも良かった

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    2026年04月06日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    『ふがいない僕は空を見た』 窪美澄

    「今日の産婦人科の医者が言ったみたいに、ぼくはぼくの人生を本当に自分で選んだか?」

    人のやっかいなものをマイナスと書かず「過剰」として書いた作品。人間の生々しさこそを、まだ過剰として見れているうちは心がまだ暖かいのではないのだろうか。

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    2026年04月04日
  • よるのふくらみ

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    男女のあれこれが詰まった本。
    傷つけたくなくて行動しているのに、それが逆に相手を傷つけている感じ。

    とてもリアルで生々しいのに読みやすかった。

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    2026年04月03日
  • 給水塔から見た虹は

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    〈僕の人生は僕だけのものだ。誰のものでもない。
    それがどんな人生でも僕は自分の人生を愛し、生きる〉

    それぞれの立場からの思い苦しさ...
    最後は相手の立場になってからの思いが伝わり輪が広がっていく感じがとてもよかった。

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    2026年04月02日
  • 宙色のハレルヤ

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    色々な形の恋愛の短編集だった。

    ー 会いたい人にはきっと、また、どこかで会えるんだよ ー
    だったらいいなー

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    2026年04月01日
  • 私は女になりたい

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    ネタバレ

    1人の人生を描いた話としては面白いが、とにかく主人公の息子が可哀想だと感じた。主人公は息子のために女医である自分を選び心身を捧げてきたつもりだろうが、結局それも自身の母親が最後まで女であったことへの抵抗ともあったし何もかも息子のためだけ!!という感じではないのが辛い。実際に息子も望んでいたものはお金ではなく家庭や愛情だったし。授かり婚で望んでいなかったと息子本人に伝えていなくてもそういう風に思っている上に、女医であり母であるから女になれない、恋愛もできない、みたいなムーブを主人公が醸すとイライラした。医者なんだから避妊くらいきちんとしろや。それに関しては他の人よりも色々な知識もあっただろう。主

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    2026年03月31日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    真っ暗な世界に浮かぶ、欠けた月のような人々の話

    様々な理由からメンタルクリニックを訪れることになる人々が登場するが、彼らの悩みやメンタルの変遷にとても共感できた。この中の誰かしらに何かしら自分との共通点を感じる方は多いのではと思う。

    不調を感じる当人、支える周囲の人々、メンタルクリニックの先生達や喫茶店の店主など、出てくる人が基本的に皆温かいので、心が疲れていてしんどい展開が辛い人でも読み進めやすいのではと思う。

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    2026年03月23日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • 夜に星を放つ

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    星をテーマにした短編集。
    どの作品も苦しく悲しくて切ない。でもどこか優しさもあって感傷的にさせられる作品でした。

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    2026年03月18日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • ははのれんあい

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    最終的には、めでたしめでたしって終わり方なんだけど…うーん。由紀子が良い女すぎん?
    智晴がまた良い子すぎる。悲しくなるほど…

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    2026年03月16日
  • 宙色のハレルヤ

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    あたしも桃子さんのタコスが食べたい。誰かがいてくれるっていいね。いつもじゃなくていいのだけれど、いざというときにそっとそばにいてくれる人がいたら救われそう。

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    2026年03月14日
  • 夜に星を放つ

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    夜空に輝く星のような作品。
    さみしいんだけれどあったかい、夜に見える光のよう。

    どの作品も、ちょっとの切なさを含んでいて、本当にタイトルにあった作品何だと実感。
    なんだか愛されてるのに報われないなぁ。
    それでもまた、誰かと共に歩みたい。

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    2026年03月13日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    中原中也を思わせる水本との恋愛が基軸となる話ではあるが、さまざまな組み合わせの中から、窪美澄が作り出した礼子の生涯が描かれている。まさに窪美澄は「書ける人」である。礼子の前に立ち現れる人々、水本の恋敵片岡、男に負けない女の書き手となることを願う榊原、礼子の写真を掲載する田原など、それぞれが魅力的な人として描かれている。戦時中に「演じて生きる」ことを強いられた礼子と橘の姿が近未来の私たちにならないことを強く望みたい。

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    2026年03月08日
  • 夜に星を放つ

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    静かに静かに綴られる、それぞれの暮らしを、そして人生を区切る様々な喪失のものがたりたち。
    過度なドラマティックさはなく、普遍的で予想通りですらあって、「ですよね」とどこか斜に構えながらページを繰った。それなのに、それだからこそ、体験したはずのない私の過去の、今の、未来の場面が、知っている痛みがそこにはあって、固められた砂山がほろほろと崩れるように私は泣いた。

    いつか異国の辺境のまちでざりざりとうるさいほどの星を見たときも、私は泣いた。
    角度ひとつ変えれば、こんなにも冴え冴えと尖った存在を放ちながら、当たり前の顔で在ったのだと知って。
    容赦ない孤独のなかで星座を繋ぐ作業はあまりに途方もない。そ

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    2026年03月05日
  • 給水塔から見た虹は

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    ネタバレ

    日本に住む外国人たちの問題が散りばめられ、どう終結するのかどきどきして読み進めましたが、どれも解決しませんでした!不完全燃焼…

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    2026年02月28日
  • 宙色のハレルヤ

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    ネタバレ

    短編6つ
    どれも少し切ないし

    個人的には
    「赤くて冷たいゼリーのように」
    これが良かった
    身体は老いていくけど、気持ちは
    ずっと変わらない部分ってあるよね
    すごい共感
    終わり方が切なすぎた

    「パスピエ」は
    やたら、足がきれい足がきれい 
    言い過ぎやろ
    怖いわ
    ラストも違う意味で怖いし

    なんせどの話も、少し共感しつつ
    少しおかしくない?と思いながら
    読み終わった

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    2026年02月23日
  • 給水塔から見た虹は

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    終末がどうなるかが気になって、一気に読み終えた。のに、なぜ評価が3かと言うと、移民問題が問題になっている日本で、リベラルに偏った内容になっている事に疑念を感じた。LGBT、夫婦別姓に関する本やドラマが増えすぎて、嫌気がさしているので、左よりリベラル作品が多い出版で今度は、移民問題まで移民側視点の作品が増えるのではないかという気持ちが出てきた。

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    2026年02月12日