窪美澄のレビュー一覧

  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    世の家族がみんなハッピーファミリーではなくて、もがいている。最初の話のさとちゃんの我慢ぶりが他人事ではなくつらい。

    0
    2017年05月04日
  • 雨のなまえ

    Posted by ブクログ

    5編からなる短編集ですが、どの短編も息苦しいような、じっとりと湿っているような閉塞感があり、暗い。主人公たちは出口が見えないような状態で停滞し、倦んでいる。そんな状況での性欲には、厄介なものという印象しか持てない。最終話『あたたかい雨の降水過程』だけは、明るい兆しが見えるような気がするけど、それ以外の話は「ここで終わり?」というところで終わっていて、その後の彼らの人生は暗いものしか想像できない。窪さんは、本当に人間の嫌な部分の感情とそれに伴う性の問題を描くのが上手くて、上手いだけに物語に入り込むと気分が滅入る。

    0
    2017年03月24日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    時代ごとの苦難・逆境を乗り越える
    、やはり母親は偉大だなぁ。世代がクロスし出す終盤は爽やか、かつ温か♪。

    0
    2017年01月11日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    家族であること、家族になることの困難と希望・・・か。

    わかる部分もあるけれど、あまり共感したくない感じもするなぁ。

    同じ状況になりたくないというか・・・w

    普通とか、平凡とか、平常とか、一般的とか、認識にもよるけれど、そしてつまらなそうではあるけれど、そういうものって貴重だったりするのかもしれないな。

    0
    2017年01月07日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    戦争を経験した晶子は、マタニティスイミングの指導員や食で妊婦たちと関わっていた。
    そんな中の一人に、料理研究家の有名な母を持つ真菜がいた。
    真菜は母の愛情に餓え、自分の体を傷付けることで学生時代を送っていた。
    時代は移り変わり、女性が働くことが当たり前となった世の中。
    子育て、母と娘の確執。
    小島慶子さんの解説も心に沁みる。

    2016.11.15

    0
    2016年11月16日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    妊婦の水泳教室で教師をしている晶子は、3.11の震災をきっかけに生徒である望まない妊娠をした真菜を助けることになる。1章で晶子の人生を丁寧に描いているので、3章でお節介と言えなくもない晶子の行動が納得できるものの、2章で描かれている真菜の背景は何だか既視感があり、ありふれた物語のように感じる。3章の晶子と千代子、真菜の関係が良かっただけに、そっちの方をもっと読みたかったかな。結局、親は子供を選べないし、子供もそれは同様で、家族だからといって相性がいいとは限らない。絶対に正しい形なんてないんだな。

    0
    2016年06月17日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    キャッチアンドリリースの方が好き。
    子どものヒリヒリ感がすごくあった。
    ヒリヒリするけど、目が離せなくなる。

    0
    2016年04月05日
  • アニバーサリー

    Posted by ブクログ

    80歳間近のマタニティスイムのインストラクターとその人の気になる妊婦さんそれぞれの生涯のお話し
    東日本大震災のタイミングの出産なので、原発とかそれに関する内容も含む

    前半で晶子さんの幼少期からの戦争体験とか、自分の子供に関する事がしっかり描かれているので、現代の行動に説得力がある
    真菜さんは何というか、偏見というかフィクションの設定の王道通りの生き方なので、なんとも感情移入しにくい

    最後の方での共同生活の描写は何だか心が動かされる
    同情してるわけじゃないんだけどね、何だか感動したのです

    僕も昔は「こんな時代に自分の子を世に誕生させるのは可哀想だ」とか思ってた事もありましたが
    実際に自分の

    0
    2016年03月29日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    窪さんの本は何冊か読みましたが、、いつもどこか揺さぶられる様な感覚を覚えます。
    主人公のさとちゃんと同世代で、この物語も年末年始で、だから何かとてもリアリティを勝手に感じてしまいました。

    元彼と一緒に住んでいた頃に「食器を洗ってくれるかな?」という一言さえ言えなくて思い悩み。
    今の彼氏にも同じ様に小言に口をつぐみ、嫌いになるポイントが日々加算されはじめ、元彼の時と同じことを繰り返すことを危惧し。
    何だか見に覚えがある気がしました。笑

    家族という複雑な存在には私もけっこーひねくれた思いを持っているので、本文中の
    自分が重そうに抱えている荷物を「ほかに、もっと重い荷物を持っている人はたくさんい

    0
    2016年01月18日
  • クラウドクラスターを愛する方法

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて窪さんの小説を読む。「ふがいない僕は空を見た」の作者、という情報しかなかったので、あまり深く考えずに購入。紗登子の周りの人に対する遠慮とか、本当は打ち明けたいこととか、きっと誰もが生きていく上で抱えるものなのだろうに、それを大したことのないこと、と向井くんに片付けられている部分を読んでいて腹立たしくなった。みんなそれぞれ自分の度合いで苦しんでいるし、誰が誰より苦労しているというレベルなんてあるはずがないのに。反して克子との話は気分が晴れた気がする。
    ただ少し終わり方が急だったから驚いた(笑)

    0
    2015年11月10日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    窪美澄さんらしい描写満載。
    思わず目を背けたくなるような描写や、生々しい表現、心のダークサイドを抉るようなストーリーなど、心穏やかに読める著書ではないものの、皆が背けがちな現実を的確に捉えていて引き込まれる、でも読後感は悪くない。不思議。

    0
    2026年08月02日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    静かな、悲しい話だった
    自死はいかんと思うのだけど
    そうなってしまったらそれはもう運命なのかもしれない
    生きていても死んでも、人はだれかの人生の底に
    澱のようにある

    0
    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    〈菜乃子が死んだってよ〉
    そんなたった一言のLINEメッセージがきたのは五月の連休中のこと。

    高校の元同級生の男女五人。
    いつも五人の中心にいた菜乃子が自死した。
    どうして死んだの-。
    そして自分はどうして生きているんだろう-。

    ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

    読み始めは、大人の恋愛小説かと思ったんです。なんて狭い範囲で好きだ嫌いだ言っとるんだ、めんどくさいわーって笑 (おい!)

    しかし、菜乃子の人生がプツリと終わりを迎えても 残された4人の人生は続いていく。

    「なぜ死んだの。あなたが放り投げたかっこ悪い生を私はこれから何十年も過ごしていかなくちゃならない。」

    これは、40代を目前にした男女

    0
    2026年08月01日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    終始ヒタヒタとした雰囲気の本だった。今まで残された側のほうが辛いと思っていたけれど、もし死後の世界があるならば、死んだ側も辛い。

    0
    2026年07月28日
  • ぼくは青くて透明で

    Posted by ブクログ

    読みやすい。様々な視点で時系列も異なる場面から、登場人物の想いを徐々に理解できる構成が面白かった。美沙子さんはもう十分幸せだと思うけれど、幸せになってほしい。緑亮の最後の想いを誰に知られなかったのはつらい。マイノリティとか多様性を気軽に発言し辛い気持ちがあったけれど、誰もがみんな心地よく暮らせる世界になってほしいなと思う。

    0
    2026年07月28日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暗くて重い。
    読んでて気持ちが沈む話は読まないようにしているのですが
    今回の話は、テンション下がるものでした。
    宗教2世とか、話題になった内容も入っていて
    考えさせられる部分もあったけど
    とりあえず読んでて気持ちが沈むのは苦手。

    0
    2026年07月26日
  • じっと手を見る

    Posted by ブクログ

    男女5人の生まれてきた環境が違いを分かりやすく、それぞれの視点から章だててストーリー展開していくのでとても読みやすい。だだ最後の章で主人公の考えが理解できるようで共感できなかったのは、やはりふった相手に戻ったことだと思うが、一方で元サヤに戻ってよかった、ハッピーエンドに終わったのは嬉しいので、この終わり方は良かった。最後の章は、理解が難しかったが、これは自分の考えが浅いので、ぜひ他の人の意見を聞いてみたい。介護老人ホームで働く姿も描かれていて、これは新鮮に勉強になった。

    0
    2026年07月26日
  • 給水塔から見た虹は

    Posted by ブクログ

    増え続ける外国人労働者とその家族。特にイジメを受ける子供達は、好きで来た訳でもなく、なぜこんな辛い思いをしなければならないのかと苦しんでいる筈。
    日本人は日本人で、なんで来るの?帰れば?と思う人もいる。
    結局、一人一人の人間の抱く思い、嬉しさ、悲しさ、など世界中大差ないのに、その人の事を知らないから、コミュニテケーションが無いから彼らの辛さ、悲しさを想像出来ずに酷い言動が生じてしまっている。これまた世界共通。
    どこの国の人々も、良い人もいれば、悪に手を染めてしまう人もいる。それは日本人だって一緒。
    言葉も分からない異国で暮らす彼らへの理解、援助は、我々日本人の為にも必要である事を改めて感じさせ

    0
    2026年07月23日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    高校の同級生男女5人グループ。40歳を目前に1人が自死。5人それぞれの視点で物語が綴られています。
    読んでいてずーっとしんどかった。
    各々心の中で闇を抱えていて、そりゃ辛いんだろうけどね…やっぱり死んじゃダメ。

    0
    2026年07月21日
  • ぼくは青くて透明で

    Posted by ブクログ

    片方は理解のある親がいて、片方は昔ながらの同性愛を受け入れられない親がいて。
    片方は奔放、片方は繊細。
    個人的には、ありがちな登場人物とストーリーで、よくあるLGBTQ作品の域を出なかったなーと。
    ここで泣かせたい、感動させたいみたいな意図が見える展開がくる度に冷めてしまいました。
    あと一人称視点の「僕たちは子猫のように抱き合って眠った」みたいな表現がちょっと苦手で…

    LGBTQ作品というより家族愛、友情も含めたヒューマンドラマといったほうがしっくりくる。
    同性愛を取り扱った作品を初めて読む方にとっては読みやすくていいかもしれない。

    0
    2026年07月22日