窪美澄のレビュー一覧

  • クラウドクラスターを愛する方法

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    キャッチアンドリリースの方が好き。
    子どものヒリヒリ感がすごくあった。
    ヒリヒリするけど、目が離せなくなる。

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    2016年04月05日
  • アニバーサリー

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    80歳間近のマタニティスイムのインストラクターとその人の気になる妊婦さんそれぞれの生涯のお話し
    東日本大震災のタイミングの出産なので、原発とかそれに関する内容も含む

    前半で晶子さんの幼少期からの戦争体験とか、自分の子供に関する事がしっかり描かれているので、現代の行動に説得力がある
    真菜さんは何というか、偏見というかフィクションの設定の王道通りの生き方なので、なんとも感情移入しにくい

    最後の方での共同生活の描写は何だか心が動かされる
    同情してるわけじゃないんだけどね、何だか感動したのです

    僕も昔は「こんな時代に自分の子を世に誕生させるのは可哀想だ」とか思ってた事もありましたが
    実際に自分の

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    2016年03月29日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    窪さんの本は何冊か読みましたが、、いつもどこか揺さぶられる様な感覚を覚えます。
    主人公のさとちゃんと同世代で、この物語も年末年始で、だから何かとてもリアリティを勝手に感じてしまいました。

    元彼と一緒に住んでいた頃に「食器を洗ってくれるかな?」という一言さえ言えなくて思い悩み。
    今の彼氏にも同じ様に小言に口をつぐみ、嫌いになるポイントが日々加算されはじめ、元彼の時と同じことを繰り返すことを危惧し。
    何だか見に覚えがある気がしました。笑

    家族という複雑な存在には私もけっこーひねくれた思いを持っているので、本文中の
    自分が重そうに抱えている荷物を「ほかに、もっと重い荷物を持っている人はたくさんい

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    2016年01月18日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    ネタバレ

    初めて窪さんの小説を読む。「ふがいない僕は空を見た」の作者、という情報しかなかったので、あまり深く考えずに購入。紗登子の周りの人に対する遠慮とか、本当は打ち明けたいこととか、きっと誰もが生きていく上で抱えるものなのだろうに、それを大したことのないこと、と向井くんに片付けられている部分を読んでいて腹立たしくなった。みんなそれぞれ自分の度合いで苦しんでいるし、誰が誰より苦労しているというレベルなんてあるはずがないのに。反して克子との話は気分が晴れた気がする。
    ただ少し終わり方が急だったから驚いた(笑)

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    2015年11月10日
  • アカガミ

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    ネタバレ

    「生きるのぜーんぶ、誰かに決めてもらったらいいのに」という手作りポップを見て購入。初めて読む著者だった。

    なんとなく、翻訳版の韓国小説のような雰囲気があった。主人公らの語りがほとんどだからだろうか、登場人物の口調が現代人風ではないからだろうか。いずれにしても、あと数年あとの2030年がこんな感じなら文化というのは一瞬で廃れるんだろうなと思った。

    「アカガミ」という制度自体は面白いと思う。妊活している自分としては、手厚い健診やらサポートやらはありがたい。実際にこの名前で紹介されたら引くが……。

    個人的には、解説を読んでやっと読み終えられたと感じた作品だった。とても今風で面白いとは思うが!

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    2026年02月07日
  • 宙色のハレルヤ

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    様々な形の恋愛が描かれた、
    6編の短編集

    《海鳴り遠くに》
    同性を好きという気持ちを隠しながら
    結婚した女性。夫を亡くして一人で
    住んでいるが、ある日、画家の若い女性と
    出会い、押さえていた自分の気持ちに気づく
    《風は西から》
    学校を休みがちな高校生、陸の家に、
    夏休みの間だけ食事を作りに来てくれる
    はとこの桃子さんとの話。チェシャ猫みたいな
    顔をした桃子さんがとても素敵。
    この話が一番好きだった。
    《パスピエ》
    行きつけの店の、足がとても綺麗な
    バイトの女の子が、ストーカーに遭って
    いるらしい。自分の家で匿うつもりで
    彼女を呼び、奇妙な同居生活が始まるが‥
    最後が、何それ?!
    《赤くて冷た

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    2026年01月29日
  • 宙色のハレルヤ

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    どこかに置き忘れてきた感情がゆらゆらと揺れていくような感覚になった作品集。最後のお話がすきだと思った。

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    2026年01月27日
  • 宙色のハレルヤ

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    思い描いた未来と、少しずれた現在のあいだで。

    ​「いまいちうまくいかない恋愛」をテーマに、理想と現実のわずかなズレを繊細に切り取った短編集。

    ​大きな事件が起きるわけではありませんが、日常のなかでふと気づいてしまう「こんなはずじゃなかった」というジレンマが、読者の心に静かに、そして深く刺さります。再録作の「海鳴り遠くに」を含め、どのエピソードも安定感があり、窪美澄さんらしい流麗な筆致でスラスラと読み進めることができます。
    ​短編集ということもあり評価は☆3としていますが、軽やかな読後感のなかに、そっと胸に残る確かな余韻がある一冊。

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    2026年01月24日
  • 給水塔から見た虹は

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    母国から逃れてやってきた移民、ボートピープル。言葉は聞いたことがあるけど、その人達が日本に来てからの苦難は想像できませんでした。紛争のある母国からは逃れられたけど、日本でも外国人という枠から抜けられない不幸が続くのかなと感じました。

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    2026年01月23日
  • 宙色のハレルヤ

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    「赤くて冷たいゼリーのように」が良かった。
    実は同じ男性である祐を好きだった学校の清掃職員の男性の話。ある時、祐に似た男の子、結をいじめから助ける。それがきっかけに2人の交流が始まる。年齢を超えてこういう関係もいい。お互いが心の支え、楽しみになっていたんだろうな。そのつかの間の日々がある日突然終わりになったのが寂しい。しかし、彼のなかに「自分の人生の先があとどれくらいあるのか分からないけれど、この先はお前(祐)に恥ずかしくないように生きていきたい」と思えるようになったのは良かったと思う。心が死んだように生きていたらもったいないもの。

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    2026年01月23日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    東京で感じる自分だけが取り残されたような寂しさ、子育て中に感じる圧倒的な孤独を感じた過去が蘇った。穏やかな日々は本当にありがたい。素敵な話に出会えた。

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    2026年01月21日
  • 宙色のハレルヤ

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    窪美澄さんの恋愛短編集
    収録作は以下の6作品

    海鳴り遠くに
    夫亡き後で知り合った女性に惹かれていく女性のお話

    風は西から
    初めて出来た彼女が自分の友人に心変わりしたお話

    パスピエ
    逃亡癖のある女性に翻弄された男性のお話

    赤くて冷たいゼリーのように
    定年後のある少年との出会いで己を知る男性のお話

    天鸞絨のパライゾ
    出会いと別れのなかで自分を見つめ直していくお話

    雪が踊っている
    子供の塾で再開したかつての恋人のお話

    どのお話もときめくような恋愛ではなく、一筋縄ではいかない内に秘めた思いを紡いだ大人向けの恋のお話だった。私は特に「赤くて冷たいゼリーのように」が印象的だった。

    短編でも

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    2026年01月20日
  • 宙色のハレルヤ

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    窪さんの小説はかなり読んでいる方だと思いますが、今回はこれまで読んだ小説と比べると少し物足りなさを感じました。

    6篇の短編集ですが、色々な恋愛の形がありました。

    最初の「海鳴り遠くに」は少し年齢差もある女性同士の恋愛物で、昔の窪さんの小説の様にちょっとドキッとする描写もあって印象に残りました。

    「パスピエ」は足の綺麗な女性である中野さんの正体にビックリ。

    それ以外は1つ1つ物語としては楽しめましたが印象に残りにくいかな…という気がしました。

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    2026年01月19日
  • 給水塔から見た虹は

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    今を映し出してる小説。
    日本人同士でさえわかりあえないのに言葉が違う人同士がそんな簡単に分かり合えるわけない。
    でも寄り添い合うことはできるかもしれない。
    日本人の私も理解しようとすることは大事だしそれは外国人側も同じだと思う。
    言葉がお互いわかりあう努力ができればいい。

    でも里穂は分かりづらい。すごくいいことをしているのはわかるけれどそれはあなたがそこまでしなきゃいけないこと?
    個人としてすることを超えてる気がする。
    子供のことをないがしろにしてまで。

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    2026年01月18日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    確かに普通でない性描写にうんざりする瞬間もあるのだが、私は最後まで読んでよかった。最後の2つの話が好き。田岡さん、絶対ダメなことなんだけど、救われて欲しいし、福田くん、あくつ、卓巳には穏やかな未来がありますように。卓巳は、母親の大きな愛に包まれて育った。絶対優しくて素敵な大人になる。

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    2026年01月10日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    想像以上にしっかりとした恋愛小説でした
    誰かに寄り添うこと生きていくこと
    克服すること理解すること…
    人生ってとんでもなくレベルの高いゲームと
    改めて感じました

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    2026年01月09日
  • じっと手を見る

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    介護士として働く地方民を石川啄木の短歌「働けど働けどじっと手を見る」に重ねて読んだ。一生食いっぱぐれない職と地方では謳われているけど、一生安泰かと言われたら違うもんなぁ。介護についても色々考えてしまう。正直、自分よりも未来のある若者になけなしの給料で介護されるのなら、自分の力で生きて行けなくなった時点で人生の終止符を打ちたいなぁと本気で思う。自分が年取るまでに日本で安楽死制度はできるのかな。
    地方民と都会民の超えられない壁の描写も胸に沁みた。人生はいくらでも変えられると言う人もいるけど、結局は生まれた環境が自分の人生の基盤で、どう頑張ってもそこは覆せないんじゃないかなぁと思う。そこを覆すのでは

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    2026年01月07日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    こんなメンクリがあったら、救われるなぁ。
    細かい話までは覚えていないけれど、「安全基地」という言葉がぴったりな場所なんだろうなと思った記憶。

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    2026年01月05日
  • ルミネッセンス

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    一つ一つ読み終えてなんとも不思議な感情がそれぞれにあった 
    「んー」と深く感じたり、「ん?」と最後をまた読み返したり、じんわりとなんとも言えない不気味さを感じた
    一気に読めました

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    2026年01月03日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    心安らぐ純喫茶とメンタルクリニックを訪れる人々の悩みと出口を単和形式で綴る。

    青山美智子「お探しものは図書室まで」に似た、1話ずつ相談から解決のお話が続きながら、ベースの物語が後半大きく動き出す。文体がとてもシンプルで読みやすく、頭にすっと入るので、毎回の話の転換も抵抗なく読めてよかったです。

    さまざまな人の悩み、が、悪いけどテンプレみたいなありがちさでちょっと薄く感じましたが、そこは掘り下げるところではなかったのだろうと思います。

    悪い人は登場しない、穏やかに進み暖かく終わる優しい物語でした。素直に癒されたい人によいと思います。

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    2026年01月01日