窪美澄のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
80歳間近のマタニティスイムのインストラクターとその人の気になる妊婦さんそれぞれの生涯のお話し
東日本大震災のタイミングの出産なので、原発とかそれに関する内容も含む
前半で晶子さんの幼少期からの戦争体験とか、自分の子供に関する事がしっかり描かれているので、現代の行動に説得力がある
真菜さんは何というか、偏見というかフィクションの設定の王道通りの生き方なので、なんとも感情移入しにくい
最後の方での共同生活の描写は何だか心が動かされる
同情してるわけじゃないんだけどね、何だか感動したのです
僕も昔は「こんな時代に自分の子を世に誕生させるのは可哀想だ」とか思ってた事もありましたが
実際に自分の -
Posted by ブクログ
窪さんの本は何冊か読みましたが、、いつもどこか揺さぶられる様な感覚を覚えます。
主人公のさとちゃんと同世代で、この物語も年末年始で、だから何かとてもリアリティを勝手に感じてしまいました。
元彼と一緒に住んでいた頃に「食器を洗ってくれるかな?」という一言さえ言えなくて思い悩み。
今の彼氏にも同じ様に小言に口をつぐみ、嫌いになるポイントが日々加算されはじめ、元彼の時と同じことを繰り返すことを危惧し。
何だか見に覚えがある気がしました。笑
家族という複雑な存在には私もけっこーひねくれた思いを持っているので、本文中の
自分が重そうに抱えている荷物を「ほかに、もっと重い荷物を持っている人はたくさんい -
Posted by ブクログ
〈菜乃子が死んだってよ〉
そんなたった一言のLINEメッセージがきたのは五月の連休中のこと。
高校の元同級生の男女五人。
いつも五人の中心にいた菜乃子が自死した。
どうして死んだの-。
そして自分はどうして生きているんだろう-。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
読み始めは、大人の恋愛小説かと思ったんです。なんて狭い範囲で好きだ嫌いだ言っとるんだ、めんどくさいわーって笑 (おい!)
しかし、菜乃子の人生がプツリと終わりを迎えても 残された4人の人生は続いていく。
「なぜ死んだの。あなたが放り投げたかっこ悪い生を私はこれから何十年も過ごしていかなくちゃならない。」
これは、40代を目前にした男女 -
Posted by ブクログ
増え続ける外国人労働者とその家族。特にイジメを受ける子供達は、好きで来た訳でもなく、なぜこんな辛い思いをしなければならないのかと苦しんでいる筈。
日本人は日本人で、なんで来るの?帰れば?と思う人もいる。
結局、一人一人の人間の抱く思い、嬉しさ、悲しさ、など世界中大差ないのに、その人の事を知らないから、コミュニテケーションが無いから彼らの辛さ、悲しさを想像出来ずに酷い言動が生じてしまっている。これまた世界共通。
どこの国の人々も、良い人もいれば、悪に手を染めてしまう人もいる。それは日本人だって一緒。
言葉も分からない異国で暮らす彼らへの理解、援助は、我々日本人の為にも必要である事を改めて感じさせ