窪美澄のレビュー一覧

  • アニバーサリー

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    戦争を経験した晶子は、マタニティスイミングの指導員や食で妊婦たちと関わっていた。
    そんな中の一人に、料理研究家の有名な母を持つ真菜がいた。
    真菜は母の愛情に餓え、自分の体を傷付けることで学生時代を送っていた。
    時代は移り変わり、女性が働くことが当たり前となった世の中。
    子育て、母と娘の確執。
    小島慶子さんの解説も心に沁みる。

    2016.11.15

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    2016年11月16日
  • アニバーサリー

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    妊婦の水泳教室で教師をしている晶子は、3.11の震災をきっかけに生徒である望まない妊娠をした真菜を助けることになる。1章で晶子の人生を丁寧に描いているので、3章でお節介と言えなくもない晶子の行動が納得できるものの、2章で描かれている真菜の背景は何だか既視感があり、ありふれた物語のように感じる。3章の晶子と千代子、真菜の関係が良かっただけに、そっちの方をもっと読みたかったかな。結局、親は子供を選べないし、子供もそれは同様で、家族だからといって相性がいいとは限らない。絶対に正しい形なんてないんだな。

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    2016年06月17日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    キャッチアンドリリースの方が好き。
    子どものヒリヒリ感がすごくあった。
    ヒリヒリするけど、目が離せなくなる。

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    2016年04月05日
  • アニバーサリー

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    80歳間近のマタニティスイムのインストラクターとその人の気になる妊婦さんそれぞれの生涯のお話し
    東日本大震災のタイミングの出産なので、原発とかそれに関する内容も含む

    前半で晶子さんの幼少期からの戦争体験とか、自分の子供に関する事がしっかり描かれているので、現代の行動に説得力がある
    真菜さんは何というか、偏見というかフィクションの設定の王道通りの生き方なので、なんとも感情移入しにくい

    最後の方での共同生活の描写は何だか心が動かされる
    同情してるわけじゃないんだけどね、何だか感動したのです

    僕も昔は「こんな時代に自分の子を世に誕生させるのは可哀想だ」とか思ってた事もありましたが
    実際に自分の

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    2016年03月29日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    窪さんの本は何冊か読みましたが、、いつもどこか揺さぶられる様な感覚を覚えます。
    主人公のさとちゃんと同世代で、この物語も年末年始で、だから何かとてもリアリティを勝手に感じてしまいました。

    元彼と一緒に住んでいた頃に「食器を洗ってくれるかな?」という一言さえ言えなくて思い悩み。
    今の彼氏にも同じ様に小言に口をつぐみ、嫌いになるポイントが日々加算されはじめ、元彼の時と同じことを繰り返すことを危惧し。
    何だか見に覚えがある気がしました。笑

    家族という複雑な存在には私もけっこーひねくれた思いを持っているので、本文中の
    自分が重そうに抱えている荷物を「ほかに、もっと重い荷物を持っている人はたくさんい

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    2016年01月18日
  • クラウドクラスターを愛する方法

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    ネタバレ

    初めて窪さんの小説を読む。「ふがいない僕は空を見た」の作者、という情報しかなかったので、あまり深く考えずに購入。紗登子の周りの人に対する遠慮とか、本当は打ち明けたいこととか、きっと誰もが生きていく上で抱えるものなのだろうに、それを大したことのないこと、と向井くんに片付けられている部分を読んでいて腹立たしくなった。みんなそれぞれ自分の度合いで苦しんでいるし、誰が誰より苦労しているというレベルなんてあるはずがないのに。反して克子との話は気分が晴れた気がする。
    ただ少し終わり方が急だったから驚いた(笑)

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    2015年11月10日
  • 君の不在の夜を歩く

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    亡くなった友人と関わった3人が彼女を回想する、心の描写で物語が進む。亡くなってからの彼女は、老いていく友人たちを俯瞰して見ていて…。亡くなった私の友人や祖父母も、私が思い出すたびにこうやって傍にいるのかもしれないと思った。生きていくって苦行だなーと思うことって誰でもある。人間はただそこにいるだけで十分なのだという言葉が心に残った。

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    2026年06月28日
  • 給水塔から見た虹は

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    多国籍の団地の中に生きる中学生
    ガイジンへの感情は桐乃が持っていた感情と同じものをわたしも持ってると思う
    日本の文化を知らないし、意思の疎通もできないし、悪いことばっかりするし…
    そういう人たちにもそういう人たちの人生があって、思うことがある、一人の人間なんだなって再認識した
    本を一冊読んだだけで自分の価値観が丸ごと変わるわけではないけど、自分の決めつけと向き合うきっかけにはなった気がする

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    2026年06月28日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    特におすすめするほどではない。

    何名か好きな作家さんがいたので読んだが、
    普段の本の方がだいぶよく、
    テーマ縛りのリレーでこの短さだと
    まとめるのが難しいのかなと思った。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    元同級生5人。菜乃子の自死が残った4人の人生を揺らす。それぞれが一人称の物語。最後に死んだ菜乃子の魂が見てきた4人の話があって、これが一番面白かった。「死にたい気持ちがあっても別に死ななくてもいいんだよ。‥‥死にたい気持ちと闘わなくてもいい。」これは達也の言葉だけど、誰も自死だけはしてほしくないなぁーと思う。

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    2026年06月28日
  • 君の不在の夜を歩く

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    わたしは、読んでいて頭に情景が浮かぶ小説が好きなんだけれど、好きな作家さんなのに最初の3編はずっとうっすらしていた。
    気にいらない人とグループとはいえつながっている、というのもなかなか共感できなくて。離れられない理由はちゃんとわかるんだけれど。
    そうしたら後半2篇、急激にしっかり情景や色が頭に浮かんでおもしろかった!うっすらだった3人も生き生きとしだして、あ、これは敢えて?敢えてのこと?!すごい!とわくわく読み進めました。

    彼女が死んでしまう前と後、といことなのかな、わたしは身近な人の自死は未経験だけれど、たしかに「前と後」はあるだろうなと思う。それと重ねる時間。
    84歳で自死ではなくても、

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    2026年06月23日
  • やめるときも、すこやかなるときも

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    低く立ち込める暗雲のように、人にもなかなか光が見えない時もある。 それをどう解消していくのか、それすら丸ごと背負っていく2人。
    大人の純愛

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    2026年06月22日
  • 私は女になりたい

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    若い時の自分なら、自分の母と同年代の女性が、色恋に溺れていく様は、正直に言って気持ち悪いとか思うかも。
    だから玲からは「見てられない」だろう。
    ま、それよりはアンチエイジングに頼りすぎるのはなんか悪あがきみたいで嫌だったな。
    でも窪さんの描き方だろうか、女の心の動きが、性が、読んでいると感じられてありだなって思える。。
    若い男性と付き合うだけで、普通の恋愛でなぜこそこそしなきゃいけないんだろうなんて思ってしまうから不思議だ。
    最後はそれでも女の主人公がそこにいた。それでいい

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    2026年06月21日
  • 君の不在の夜を歩く

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    高校の友人5人それぞれの連作短編。
    感想を書くのが難しい…。
    生きている 菜乃子自身は登場しないのに 菜乃子が5人の中心にいて 残った友人4人を苦しめ惑わせてる。 
    それぞれすれ違いの恋愛感情も辛いね
    もちろん菜乃子自身も苦しんでの決断だったんだろうけど 最後の章で その理由はわかったけど 想像していたのとはちょっと違ったかな。
    みんな心に沼を抱えていて 足を取られる事もあるし生きてる方が辛い事もあるのかもしれないけど やっぱり生きて。
    歳を取らない菜乃子 老人になった友人達 最後はちょっと悲しい

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    2026年06月20日
  • 君の不在の夜を歩く

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    連作短編集5篇
    菜乃子を中心にした5人の友情恋愛偏愛の物語。高校時代から続く関係性の変化、心情のすれ違いや思いが溢れている。

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    2026年06月18日
  • 給水塔から見た虹は

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    ネタバレ

    あくまでも私の考え?
    主観ですが、桐乃というか、この年代の少女は不良グループに文句が言えるだろうか?
    相当腕に自信がないと言えないのでは?
    と思ってしまったら、ヒュウとも仲良くなれるの気がしなくなり、ちょっと読むのが辛くなりました。

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    2026年06月15日
  • 君の不在の夜を歩く

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    ネタバレ

    久しぶりの窪美澄。
    登場人物5人を主人公とした、連作短編になっていて冒頭2つくらいはとてもいいなと思った。
    他も良かったのだけど、どんどん特殊な人間関係が突出していって、さすがにこれは小説感がすぎるのではと思ってしまった。5人のうち2人がLGBT、1人はメンヘラ。さらに男女入り乱れての片思い&刹那的な性関係。

    思うところはあるにせよ、やっぱり窪美澄さんはすごいな。
    人間の愚かさというか、ふがいなさの表現がすばらしい。

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    2026年06月14日
  • 食べて、寝て、しあわせ?

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    日々のルーティーンの中少しのしあわせ。気に入ったカレー屋さん、大学で知り合った裕福な友人の話がよかった。かなちゃんと友だちになれて本当によかった、と言う桃華。経済格差があると難しいけどふたりが仲良くいられますように。

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    2026年06月14日
  • 君の不在の夜を歩く

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    学生時代からの友人、男女5人組の中の一人が突然亡くなった。残ったメンバーは故人の亡くなった理由を考え続ける。浮遊感と虚無感が漂う内容でした。

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    2026年06月12日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    窪さんの、直木賞受賞後一作目となる小説。男に振り回された1人の女性の人生を丁寧に紡いだ小説、なかなかイラッとする主人公だったなぁ

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    2026年06月10日