窪美澄のレビュー一覧

  • 恋愛仮免中

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    「恋愛」をテーマにした
    5名の作家さんによるアンソロジー

    収録は以下の5作品
    「あなたが大好き」 奥田英朗
    「銀紙色のアンタレス」 窪美澄
    「アポロ11号はまだ空を飛んでいるか」 荻原浩
    「ドライビング・ミス・アンジー」 原田マハ
    「シャンプー」 中江有里

    窪美澄さんの作品は『夜に星を放つ』で既読だったが、好きな作品なので再読した。
    他作品は、私は初めてのものばかりだった。

    どの作品もそれぞれに趣が違っていて、個性豊かで、色々な恋愛模様がたのしめる。
    こんなに大当たりばかりのアンソロジーは、なかなかないと思う。しいて選ぶなら、私は荻原浩さんの作品が特にグッときた。

    読んでいて気恥ずかし

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    2025年10月25日
  • 夜に星を放つ

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    双子、幼馴染、亡き母、ママと母と弟と僕
    主人公だけでなく、他の人々の切ない気持ちが
    良い奴なんだけどー
    やっぱり泣かせてくれる

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    2025年10月22日
  • ぼくは青くて透明で

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    4.2/5.0

    多くの人が、自分を偽らずに生きていける世の中に、一刻も早くなって欲しい。
    生きづらさを抱える人に優しく寄り添う物語だった。

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    2025年10月22日
  • 私は女になりたい

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    すごく良かったです!
    主人公の考えや行動に100%共感できる訳ではなかったけど、物語が進むにつれて幸せになって欲しいという気持ちが強くなりました。
    文章が綺麗ですごく読みやすかったです‪☺︎‬

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    2025年10月22日
  • 給水塔から見た虹は

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    古い団地に暮らす中学2年生の桐乃。
    桐乃のクラスメイトで同じ団地に住むベトナム人のヒュウ。
    桐乃の母親で、外国人のために活動する里穂。

    この3人で話は進む。
    最近なにかと話題の外国人問題。文化の違いや技能実習生や不法滞在の問題など、それぞれの視点から見ると、それぞれいろんな事情があるよねって。

    ワタシ的には、外国人問題の話・・・というよりも母娘の関係についての方に意識が行ってしまう。ワタシも中学生の娘がいるのでね。
    娘さん辛いよね、可愛そうすぎる。
    最後は、なんだか母娘が分かりあった感じではあるけれど、でも娘が母親を理解して母親側に寄って行った感じで。母親自身は変わってないなって。
    母親が

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    2025年10月21日
  • 給水塔から見た虹は

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    『小説すばる』2024.3〜2025.1に大幅に加筆・修正

    とても丁寧に紡がれた物語。各々の登場人物の内面が、丁寧に描かれていると感じた。

    昨今、在留外国人が大きな問題になっており、政治の世界でもそれが大きな影響力を持っている。外国人が起こす犯罪は怖いと思う反面、この小説のような外国人たちの実態を知ると、彼らだけの責任でもない事例もあるのかなと思ってしまう。

    この小説は、在留ベトナム人の少年ヒュウと、母親が外国人ばかりに寄り添っている桐乃の物語。ヒュウやヒュウの母親のように、二世、三世であっても、読み書きがままならず、それが原因でいじめられる人もいることを知った。

    ただ、最後が、どう進

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    2025年10月22日
  • 夜に星を放つ

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    4.0/5.0

    恋愛や、子供からみた大人、を通してこの世の中で懸命に生きる人の苦悩と優しさが、決して大袈裟ではなく、等身大で描かれていると感じた。

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    2025年10月20日
  • じっと手を見る

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    久しぶりの窪さん。人は弱いものだ。
    誰かに頼らなければ生きていけない。

    日奈の人生も、海斗の人生も、宮澤さんの
    人生も、どこか孤独を感じさせる。
    窪さんの作品はいつも、人の不完全さを
    つきつけられる。
    それと同時に、みんな器用にたやすく
    生きてるわけじゃないんだと安心もする。
    日奈の「そばにいてほしい」という素直な
    言葉に救われる。

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    2025年10月15日
  • 夜に星を放つ

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    昨日『秒速5センチメートル』を観たところで、なんだか星に縁があります。

    コロナに寄せた話は映画も本もあまり得手ではないのですが、これはその寄せ加減が絶妙。尤も、いちばん好きだったのはコロナの「コ」の字も出てこない3つめの『真珠星スピカ』だったのですけれど。

    いずれの話も主人公は大切に思っていた人をさまざまな形で失っています。なかなか歩き出せないのが伝わってきて切ない。本作を読んだら『秒速5センチメートル』を観ることをなぜだか薦めたくなりました。

    乗り越えなくてもいいし、忘れる必要もない。心の傷を糧にして、揚げたてコロッケにビールで乾杯。

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    2025年10月13日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    心の埋まらない何かを埋めようとする時、人は性行動に出るのだろうか。性描写の多さや詳細さから、人間が持っている虚しさに一生懸命抗おうとする姿を感じた。

    独立した短編だと勝手に思っていたので主人公が変わるタイプの連作で驚いた。

    最後の主人公は誰だろう?と思ったら、卓巳母だったことに少しの驚きと、親側の弱さや葛藤も描いて締めてくれるバランス感になんとなくホッとした。


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    2025年10月12日
  • 夜に星を放つ

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    重松清さん大ファンの私だが、
    大人版重松清さんというか、
    結局解決はしないけれど、主人公たちが心のどこかで救われていく感覚がとてもよかった。

    特に最後の片親の男の子の話は
    本当に本当に切なくて
    『みんな大好きなのに、なんでこんなに苦しんだろう』という気持ちが痛いひど伝わる文章だった

    全て夜空、星がモチーフになっている。

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    2025年10月09日
  • じっと手を見る

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    ネタバレ

    誰かに縋りたくて、寂しくて、どうしようもない時がある。本来はみんな孤独で死ぬ時も一人だ。それでも誰かと生きることを辞められない。すごくリアルだった。登場人物全員の気持ちが分かった。
    朝井リョウの解説も含めてラストはぽろぽろと涙が溢れてきた。
    手を握るところで終わるのも良かった。

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    2025年10月07日
  • 夜に星を放つ

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    単純ですが、ところどころ星に関する内容がちりばめられていて、好きな本でした。恋人や家族、同級生との人間関係について、婚活、いじめ、離婚、子育てなど、主人公たちの複雑な生活が描かれていて、心が鈍く痛んだり、どこか温かく感じさせてもらったり、200ページちょっとながら充実していて、読めてよかったです。個人的にはハッピーエンドが好きなので、もやっとした終わり方の短編もあったことを考慮して独断と偏見で星4つ(笑)。「星の随に」(読めない、、、)は、自分に刺さるフレーズがいくつも出てきて、一番好みでした。

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    2025年10月05日
  • 朱より赤く 高岡智照尼の生涯

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    12歳で実の父親に売られたみつ
    舞妓、芸妓として生きる中で、男たちに傷つけられ翻弄される
    最後にみつが選んだ道

    女という性に生まれたがゆえに理不尽な目にあう
    それでも希望を忘れず、自らの道を切り拓く主人公に胸を打たれた
    高岡智照という人をもっと知りたくなった

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    2025年09月30日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    誰にでも生きにくさってある気がする

    重松清さんが書いている解説がとても興味深い文章だったし、今の自分に寄り添ってくれた

    「〈やっかいなもの〉を捨てられずにいるふがいない僕たちは、でも、その光がまぶたの裏に残っているうちは、人生や世界について少しだけ優しくなれるような気がする」

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    2025年09月29日
  • 夜に星を放つ

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    著書初読み。
    「真夜中のアボカド」がとっっっても好きなお話だった。胸にぐっときて泣きそうになった。
    双子じゃないから、双子の妹を亡くす辛さはわからないけど、小さい頃から一緒に育ってきた自分の半分のような存在が突然いなくなってしまったら相当な辛さだろう。
    弓ちゃんの死を受け入れられない主人公と村瀬さん、その対比のように描かれるアボカド。
    「あれが双子座の星だよ。あの星は弓ちゃんと私」
    そう思えた主人公は村瀬くんとの別れとともに、弓ちゃんの死を受けいれて、成長できたんだと思う。
    弓ちゃんの分まで生きて、結婚して子供も産むという主人公に対して、「そんなことは考えなくていいの。綾は綾の人生を生きなさい

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    2025年09月29日
  • 私は女になりたい

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    正直な話 あんまり共感できなかったなぁ
    恋愛小説ってところだけを抜き出すとものすごく綺麗なお話だと思うけど、女性としての生き方の選択話としてみるとあのオチ含め、要所要所美化しすぎじゃないかなぁと感じてしまった。たぶんこれは私が男性として生きてるからなんだろうとは思うし、実はそこがこの小説の一番の罠であって、実はこういうとこにこそ嘘が書いてあって裏で舌ペロって出してたりするのかもしれない…くらいまでは考えた。

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    2025年09月22日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おまえが死んだら、僕はどうやって生きていけばいいのか!

    ありふれた言葉なのになぜか沁みてしまった。
    橘だけでなく、水本もそう思ったんだろうと。

    なのに男たちは礼子を悪く書く。愛しているのに悪く書く。
    今の男たちも、自分の愛している人の悪口を友達に言うのだろうか。
    女たちも自分の愛している人の悪口を言うのだけれど。

    愛していることをいうと場が白ける。

    馬鹿らしいなと思う。

    悪口を言うとほんとうになるかもしれないのに。
    あいつは毒婦だとか。
    そんなことはないのに。そばにいたらわかるのに。
    そう思い込みたいだけ。

    愛は思い込み。
    思い込んだまま、自分に暗示をかけて、愛しきって欲しい。

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    2025年09月18日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    生きてるだけで充分なんだよ、ほんとに。
    人との繋がりって良いなと思える1冊
    誰でもなりえる心の病は周囲に理解されづらいのは事実かもしれない。
    人に優しくありたいなと思った

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    2025年09月16日
  • 夜に星を放つ

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    星にまつわる短編集。
    一番ぐっときたのは、最後の「星の髄に」。
    離婚した両親、弟を産んで間もない継母、近所の老婆との日々が小4男子の視点で描かれている。
    今後悲しいことが起きても大丈夫なように、僕はもっと強くなりたい、という小4の言葉に、胸が痛くなった。
    強くなるべきは僕の周囲の大人たち。
    戦時中とコロナ禍をうまく絡めていてよかった。

    「真夜中のアボカド」は窪美澄さんらしい展開。
    この男もしや、という読みが当たった。

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    2025年09月16日