窪美澄のレビュー一覧

  • 夜に星を放つ

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    単純ですが、ところどころ星に関する内容がちりばめられていて、好きな本でした。恋人や家族、同級生との人間関係について、婚活、いじめ、離婚、子育てなど、主人公たちの複雑な生活が描かれていて、心が鈍く痛んだり、どこか温かく感じさせてもらったり、200ページちょっとながら充実していて、読めてよかったです。個人的にはハッピーエンドが好きなので、もやっとした終わり方の短編もあったことを考慮して独断と偏見で星4つ(笑)。「星の随に」(読めない、、、)は、自分に刺さるフレーズがいくつも出てきて、一番好みでした。

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    2025年10月05日
  • 朱より赤く 高岡智照尼の生涯

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    12歳で実の父親に売られたみつ
    舞妓、芸妓として生きる中で、男たちに傷つけられ翻弄される
    最後にみつが選んだ道

    女という性に生まれたがゆえに理不尽な目にあう
    それでも希望を忘れず、自らの道を切り拓く主人公に胸を打たれた
    高岡智照という人をもっと知りたくなった

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    2025年09月30日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    誰にでも生きにくさってある気がする

    重松清さんが書いている解説がとても興味深い文章だったし、今の自分に寄り添ってくれた

    「〈やっかいなもの〉を捨てられずにいるふがいない僕たちは、でも、その光がまぶたの裏に残っているうちは、人生や世界について少しだけ優しくなれるような気がする」

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    2025年09月29日
  • 夜に星を放つ

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    著書初読み。
    「真夜中のアボカド」がとっっっても好きなお話だった。胸にぐっときて泣きそうになった。
    双子じゃないから、双子の妹を亡くす辛さはわからないけど、小さい頃から一緒に育ってきた自分の半分のような存在が突然いなくなってしまったら相当な辛さだろう。
    弓ちゃんの死を受け入れられない主人公と村瀬さん、その対比のように描かれるアボカド。
    「あれが双子座の星だよ。あの星は弓ちゃんと私」
    そう思えた主人公は村瀬くんとの別れとともに、弓ちゃんの死を受けいれて、成長できたんだと思う。
    弓ちゃんの分まで生きて、結婚して子供も産むという主人公に対して、「そんなことは考えなくていいの。綾は綾の人生を生きなさい

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    2025年09月29日
  • 私は女になりたい

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    正直な話 あんまり共感できなかったなぁ
    恋愛小説ってところだけを抜き出すとものすごく綺麗なお話だと思うけど、女性としての生き方の選択話としてみるとあのオチ含め、要所要所美化しすぎじゃないかなぁと感じてしまった。たぶんこれは私が男性として生きてるからなんだろうとは思うし、実はそこがこの小説の一番の罠であって、実はこういうとこにこそ嘘が書いてあって裏で舌ペロって出してたりするのかもしれない…くらいまでは考えた。

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    2025年09月22日
  • 夏日狂想(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おまえが死んだら、僕はどうやって生きていけばいいのか!

    ありふれた言葉なのになぜか沁みてしまった。
    橘だけでなく、水本もそう思ったんだろうと。

    なのに男たちは礼子を悪く書く。愛しているのに悪く書く。
    今の男たちも、自分の愛している人の悪口を友達に言うのだろうか。
    女たちも自分の愛している人の悪口を言うのだけれど。

    愛していることをいうと場が白ける。

    馬鹿らしいなと思う。

    悪口を言うとほんとうになるかもしれないのに。
    あいつは毒婦だとか。
    そんなことはないのに。そばにいたらわかるのに。
    そう思い込みたいだけ。

    愛は思い込み。
    思い込んだまま、自分に暗示をかけて、愛しきって欲しい。

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    2025年09月18日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    生きてるだけで充分なんだよ、ほんとに。
    人との繋がりって良いなと思える1冊
    誰でもなりえる心の病は周囲に理解されづらいのは事実かもしれない。
    人に優しくありたいなと思った

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    2025年09月16日
  • 夜に星を放つ

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    星にまつわる短編集。
    一番ぐっときたのは、最後の「星の髄に」。
    離婚した両親、弟を産んで間もない継母、近所の老婆との日々が小4男子の視点で描かれている。
    今後悲しいことが起きても大丈夫なように、僕はもっと強くなりたい、という小4の言葉に、胸が痛くなった。
    強くなるべきは僕の周囲の大人たち。
    戦時中とコロナ禍をうまく絡めていてよかった。

    「真夜中のアボカド」は窪美澄さんらしい展開。
    この男もしや、という読みが当たった。

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    2025年09月16日
  • 夜に星を放つ

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    窪美澄さんの作品は初めて読みましたが、文体が好みでした。
    1話目のアボカドの話を読んで、号泣してしまいました。何故か私にはものすごく胸に迫るものがあり。
    解決しない、どうにもならない、孤独であっても、生きる。
    静かな文章に胸の隙間が暖められた気がしました。

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    2025年09月15日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    窪美澄さんの作品は久しぶりでした。
    性が中心のお話。
    性欲とか妊娠、出産とか。
    ほんとやっかいだなぁって思いました。
    自分の思い通りにいかないですもんね。
    そしてこの作品、解説が大好き重松清さんでびっくりしました。
    素敵な作品、ありがとうございました。

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    2025年09月08日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    身体が風邪や腹痛やケガをするように、心も不調をきたしてしまう。誰にでもあり得ること。メンタルクリニックというとまだ受け入れられるけど精神科というと重いイメージがある。
    この中で、北陸の陰鬱な重苦しい曇り空が鬱を助長させたみたいな記述があったけど、北陸人は晴天が続き過ぎると逆に疲れを感じる。環境は影響が大きいとつくづく感じた。
    みんなが快方に向かっていることに救われた。

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    2025年09月03日
  • よるのふくらみ

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    特に後味いいとか悪いとかないですが、まあリアルな物語進行と感じました。

    言葉にできない違和感をうまく解消できるかできないか、よりよく生きていく上では重要なのかなと思うなど。

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    2025年09月01日
  • 水やりはいつも深夜だけど

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    家族は何がどうあればうまくいっている、と言えるのだろうか。
    当然のことながら人間が生まれて育っていく過程には教育だったり労働だったりその他いろいろなことに関わるし、その関わることのしわ寄せがすべていくのが家族という場なのだろうと思う
    それだけいまのこの社会では家族や家庭で担わなければいけない役割が大きすぎる
    求められる夫像や妻像、父親像、母親像、はては子どもの理想的な姿までもが社会から無言の圧力で求められ、そこから弾かれた場合のケアは家族がすることになる
    それなのに労働時間は長く、各家庭の働き手は時間もきつくて余裕なんてない
    家族にしわ寄せがいくとどうなるか、社会とのコンフリクトの狭間で揺れる

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    2025年08月31日
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

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    短編からなる小説だが、その登場人物や内容にリンクあり。考えさせる系の小説でした。

    ものごとに決定的な「犯人」とかいないけど、それでも自分のせいにして考えるのが偉いのでしょうか。それとも、多少は割り切るべきなのでしょうか。

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    2025年08月26日
  • よるのふくらみ

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    生々しい性欲と愛情なのに純粋に好きになる思いも感じられて...個人的には好きな物語の終わりかたでした

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    2025年08月26日
  • 夜に星を放つ

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    当初のコロナ禍において感じていた不安や焦り、空気感を思い出させる話が多かった。
    切ない余韻が胸を締め付ける。

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    2025年08月24日
  • 夜空に浮かぶ欠けた月たち

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    読み終えた時、自分の心が癒されていていた。
    優しく深く、沁みてくる物語。
    裏表紙の絵がゴッホの夜のカフェテラスぽくて好き。

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    2025年08月24日
  • 夜に星を放つ

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    最初の話がよかった。亡くなった人の兄妹の悲しみは親御さんのそれに比べて注目されることが少ないけれど、そういうところにも思いをいたすことができる自分でありたい

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    2025年08月22日
  • ぼくは青くて透明で

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    窪美澄手法とでも言うのか、各章毎に主役が入れ替わる、前の章でダメなやつと思った人が次の章では見方が変わるみたいな感じ。で、最後はまとまる。

    LBGTQを取り扱っているんだけど、わざとらしくなくて良かった。

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    2025年08月20日
  • 私は女になりたい

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    タイトルに惹かれた。
    どういうこと?と。
    恋から遠ざかってる40代以上の女性なら共感できることばかりだと思う。
    戸惑いながらも女になっていく主人公が素敵だった。
    心温まる展開もあってすごく良かった。

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    2025年08月15日