窪美澄のレビュー一覧
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最後の数行、そして題名
これは作者の決意表明ともいえると思った
4人の登場人物それぞれがニルヴァーナには
たどり着けず
というよりはたどり着いてはいけないようなことをしているのだ
全ては「因果」なのだ
元少年Aは一瞬たりともこれから普通の人生が歩めると思ったこと
莢は犯罪者を愛して一緒に逃げようとしたこと
今日子は、この小説を書いたこと
そうしたらなっちゃんの因果はなんなんだろう
光の存在を莢に重ねたこと?
一瞬でも元少年Aに対してプラスの感情を持ってしまったこと?
なっちゃんがニルヴァーナにさよならしなければいけない理由って何なんだろう…
元少年Aがいくら幼少期に深い傷を負っていた -
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ネタバレ初の窪美澄さん作品。
直木賞を受賞された作品とのことなので、試しに読んでみた。
どの作品も少し寂しい読後感で、ちょっぴり尾を引く切ない余韻が心地よかったです。
•真夜中のアボカド
双子の妹を失った綾が、部屋でアボカドの種を育てつつ、マッチングアプリで出会った彼との付き合いに悩み…
結局浮気されてたー!っていうオチだが、妹との別れを受け入れアボカドの種の待つ部屋に帰るラストシーンはどこか爽やかですらあった。
•銀紙色のアンタレス
ザ•男の子って感じの高校一年生の真は、夏休みを利用しおばあちゃんの家に滞在することに。
海で泳いだり、スイカを食べたり、昼に素麺を食べたり、皆が頭に描くようなおばあ -
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ネタバレセイタカアワダチソウの空 がすき!
田岡さんが小児愛者である自分のことを
神様はオプションをつけたっていう言い方。
あの表現が上手だなって思った。
車内が甘い香りでぬいぐるみが下に落ちていた。が今でもその気が治っていないことの伏線で、話が進んでいくと
田岡さんが、俺はとんでもないやつだからとんでもなくいいことをしなきゃいけないんだっていうところが切ない。責めきれない。
小児愛者でありながら、ヤングケアラーの良太へは本当になんとかしてあげたいという気持ちが溢れているのが読んでるこっちが胸が痛くなった。
良太が最後に意地悪な神様(田岡さんが神様からオプションをつけられたと言ったから意地悪なを -
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少しずつ噛み合っていなくて、どこかうまくいかない、様々な恋の形を描いた6編の短編集。
「風は西から」
はとこのご飯で立ち直る高校生のひと夏の青春。唯一爽やかな物語。
「パスピエ」
足が綺麗な中野さんが転がり込んできた板倉が、告げられたまさかのラストを迎える。彼のこの先が心配。
「赤くて冷たいゼリーのように」
自分を普通でないと隠して生きてきた高校清掃員が、いじめにあっている少年に出会う。かつて好きだった友人に重ね、心を通わせるが‥。抑え込んできた思いと、身動きの取れない苦しさ、もどかしさが、赤いゼリーの鮮やかで残酷なイメージに重なる。
「雪が踊っている」
不本意な別れを強いられた元彼と -
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ネタバレいろいろな愛のかたちが描かれた短編集。
同姓愛や、淡い恋…過去に思いを馳せたり、戻ってこない恋を慈しんだり。
窪先生の恋に対する“どうしようもない想い”を詰め込んだ物語たちは、今回も私も胸に刺さりまくった。
『海鳴り遠くに』
夫と死別し、ひとり夫の海沿いの別荘に住む恵美。そこで出会ったのは、隣に一時的に越してきた絹香。恵美は絹香と出会うことで、再び女性を愛するという自分の性を自覚するも、困惑を隠せずにいて…
ドラマチックなラストに胸がときめいた作品。
『風は西から』
母子家庭で育った陸。そんな彼の日常に突然現れたはとこの桃子。陸は元カノを親友にとられたり、桃子との突然の出会いで困惑するも、 -
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恋愛小説集。
人を好きになるのって辛いなーキツイなーって思わされる話が多かったです。でも、読んでいて嫌な気持ちになる訳ではなく。過去の恋愛で感じたやるせなさとか悔しさとかそういう気持ちが昇華されるようなそんな読後感でした。
特に「天鵞絨のパライゾ」は、登場人物の一人が主人公に「そういうふうに巻き込まれてしまうことがあるでしょう。自分ではどうしようもないことに」というセリフに救われた気持ちになりました。好きになってもどうしようもなく上手くいかない恋愛はあって、それは自分が悪い訳ではないんだよと言われたような気持ちになりました。
他にも、両親の離婚後積極的に家事を分担する高校生の主人公が付き合っ