太宰治のレビュー一覧

  • 待つ(乙女の本棚)

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    「一体、私は、誰を待っているのだろう。はっきりした形のものはない。たた、もやもやしている」
    この一文から言いようのない焦りや不安を感じて、現代人が抱えている言いようのない不安を表しているような感じがした。
    理解が難しいけれど面白い作品

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    2023年02月18日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場する本の原文が集められていて、いろんな本の入り口として触れるにはとても良い本でした。

    普段詩を読まないので寺山修司や木津豊太郎の詩を読めたのと、意外と読まないシェイクスピアに触れられたのがよかったです。

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    2023年02月12日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    中期の名作ですね。
    学生時代(20年近く前)何度も読みました。
    今回、津軽へ年末一人旅に行こうとする後輩のために貸し出すべく再読。
    御伽草子の筆が軽く、饒舌。

    「曰く、惚れたが悪いか」

    は名言です。

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    2022年12月04日
  • 斜陽

    匿名

    購入済み

    良くも悪くも丁寧に繊細に人間が描かれていると感じました。太宰治の小説は初めて読みましたが、明るい話ではないのに、文章が美しくて何だか不思議な魅力を感じました。

    #深い

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    2022年11月11日
  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    中村文則さんのエッセイを最近読んだので、その繋がりで読みました。

    太宰治の人となりについてはほとんど何も知らないので、読む前の勝手なイメージでは「気難しく人嫌い」な人かと思っていましたが、作品を読むと「ユーモアの感覚もあって、実際に話せばあんがい話好きな人だったんじゃないか」という印象を受けました。

    個人的に良かったのは富嶽百景の一場面で、天下茶屋の2階に寄宿している主人公が店の人間とも親しくなってきた頃、店の若い女性店員が1人で客の相手をしている時に、わざわざ1階に降りて隅でお茶を飲みながら遠巻きに見守ってあげているところです。

    そんなにあからさまな優しさを出す感じの主人公じゃないんで

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    2022年10月02日
  • 人間失格 2巻

    REO

    購入済み

    こういう人間は大抵は落ちるところまで落ちてしまう。顔と若さは生きていく上で武器になるのだと実感させられる

    #ダーク

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    2022年09月08日
  • 惜別(新潮文庫)

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    魯迅の学友の立場から、魯迅と藤野先生を見ている「惜別」。何にしても大袈裟なのはキザなポオズであって、内容には共感しても興醒めで恥ずかしい、という太宰あるあるを思い出した。

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    2022年08月28日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    序盤は敗戦直後の暗く惨めな話。一方表題作の「グッド・バイ」は妙に明るく軽くユーモアに溢れている。この振れ幅がすごい短編集。戯曲も二篇含まれている。
    短い作品が多く収録されていて、非常に読み応えがある。

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    2022年08月28日
  • ヴィヨンの妻

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    太宰治「人間失格」、「斜陽」に続いてこちらを読みました。「パンドラの匣」は今まで読んだ中で明るくて読みやすかった。死に対する描写が全編にあり、太宰治の死生観が感じ取れるような気がします。

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    2022年08月07日
  • HUMAN LOST

    購入済み

    精神病院に入れられる話かな?

    入院している間の日記です。

    とても疑心暗鬼になっていて、精神が不安な様子が伺えます。
    太宰治も入院していたことがあるらしく、その時の日記なのかもしれません。

    面白いのですが、全体的に難解な感じがしました。
    私は所々しか理解できませんでした。

    #ダーク #シュール

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    2022年08月07日
  • 女生徒

    購入済み

    心の物語

    太宰治作品はまだ2作しか読んでいませんが、心情の描き方が本当に好きです。

    良いこと、悪いこと、どうでもいいことを常に考えている主人公の気持ちがよく伝わってきます。

    悩みや不安、不満や労りなど色々な感情が渦巻いている様子がとても思春期らしいと思いました。

    一日の過ごし方は至って普通なのに、外見ではわからない心の中の物語が、とても面白かったです。
    「人」ならではの作品だと思います。

    #シュール #深い

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    2022年09月13日
  • 走れメロス

    購入済み

    信念を貫く物語

    名前をよく聞くので読んでみました。
    人を信じられない王の前で友の信頼に答えようとする物語だと思います。

    どのキャラも人間らしい心理描写がとても好きです。
    特にメロスですね。

    陽気なメロスですが正義と信念を貫く姿勢は見事です。
    でも常に葛藤してる感じが人間らしくて好きです。

    人間いざ決意を固めても、どこかで心が折れそうになることが度々起こるものです。
    そんなときどうするか。
    この本を読んで少し考えてみようと思いました。

    #ドキドキハラハラ #感動する

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    2022年07月30日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

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    学生時代以来、久しぶりに文学作品に触れました。
    短編集で読みやすく、自分が惹かれる文章や作者などが見えてきて、読んでいて面白かったです。

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    2022年07月04日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰治作品が読みたくなって読んだ。

    ろまん燈籠は兄弟5人が物語を連作することを中心とする家族の話だ。
    兄弟5人全員の性格が異なるため、それぞれの書く話には個性があり、それを書き分ける太宰の文筆能力には恐れ入った。
    兄弟5人の中では、次男が書く物語が最も気に入った。次男が物語に新たな展開を生んでいると思った。
    しかし、どの兄弟も他の家族から作品が批判されており、最も評価されたのは陰の功労者であった母であった。
    兄弟の物語を読んだ祖母からは、「若者は陰の功労者の存在を蔑ろにするから良くない」と言われていた。
    私も陰の功労者に目が届かないため、そういった人達に目を配れるようになりたい。

    あと、『

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    2022年07月03日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰は、滑稽である。少し認知症を患っている。一文が長すぎて(句点に辿り着くのに、数多の読点を要する)理解に苦しむ事がある

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    2022年06月29日
  • 女生徒

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    太宰治の短編集ですね。
    十四編の女性を主人公にした短編集です。独白形式は太宰治の得意とする文体ですが、とても柔らかく難しい語句も無く、優しい文章で綴られいます。
    太宰治人気の秘密がそこにあるように思えますね。
    太宰さんは母親が病弱で乳母と子守りの女性によって育てられましたから、女性の言葉や仕草が絶妙に表現出来るのかも知れませんね。父権時代に喧しく育ってないのが太宰文学の柱かな。
    ともあれ久し振りに太宰作品にふれて心も温まる思いでした。

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    2022年06月15日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    面白かった。後半のお伽草子の幾つかの短編が特に面白かった。私小説的な作者の独白のようなものではなく、ただ単に読者のため、読者を楽しませるために書いているものだというのが伝わってきた。

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    2022年06月02日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    ネタバレ

    好きになった作品の概要をメモ程度に
    ・新樹の言葉:乳母つるの兄妹との甲府での再会を描いた作品。
    ・花燭:気弱な男爵とかつての女中で現在大女優となったとみとの恋愛を描いた作品。
    ・葉桜と魔笛:老夫人と病気の妹の美しい回想を描いた作品。

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    2022年05月10日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    イラストが華やかで、ロリィタワールドの様な雰囲気はなかなかいいなと思った。主人公を取り巻く環境、主人公の考えが想像つく。

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    2022年04月23日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    言いたい事はなんとなく分かる。
    綺麗事ばかりでは生きていけないよなとか思うけど、誰しも一度は考えたことがあるんじゃないかな。

    キリギリスととコオロギの違いをネットの記事で調べたけど、コオロギというのは総称らしい。
    「きりぎりす」には個々人が持つ特性や信念が埋没することを表現していると思った。
    太宰はそんな事を感じてたのかな。

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    2022年04月12日