あらすじ
「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズ内で栞子さんが紹介している古今の名作13冊を選りすぐって掲載。長編は冒頭や本編で紹介している部分を、短編は全文を掲載。「ビブリア」の世界がより深く楽しめる。
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第2弾。本家の内容はすっかり忘れてしまったけれど、それでも江戸川乱歩と太宰治のお話は良かったと。
で、今回あらためて江戸川乱歩の面白さを認識した。
太宰治はそこそこ読んでいるけれど、ミステリー好きなのに、乱歩はほとんど読んでない。
これからのんびりと読んでみようと。
春になったら、古本屋さん巡りに出かけよう。
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『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場する本の原文が集められていて、いろんな本の入り口として触れるにはとても良い本でした。
普段詩を読まないので寺山修司や木津豊太郎の詩を読めたのと、意外と読まないシェイクスピアに触れられたのがよかったです。
Posted by ブクログ
江戸川乱歩、他『栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック』角川文庫。
三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場した古今東西の名作集、第2弾。残念ながら今回も抜粋作品が多い。
江戸川乱歩の『孤島の鬼』『黄金仮面』『江川蘭子』は抜粋。全文掲載は『押絵と旅する男』と『二銭銅貨』の2編。中でも『二銭銅貨』は傑作中の傑作。この時代にこれだけのレベルの暗号ミステリが創られたとは信じられない。何度読んでも面白い。
小林信彦の『冬の神話』、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』『ハムレット』も当然の如く抜粋。
小沼丹の『黒いハンカチ』は江戸川乱歩と同じような系統の小気味良いミステリー。時代を感じつつも、描かれるミステリーの光景が目に浮かぶのだから、不思議。
寺山修司と木津豊太郎は数編の詩歌を収録。
太宰治の『駆込み訴え』と太宰のもう一つのペンネーム、黒木舜平で書かれた『断崖の錯覚』も収録。今どき太宰治を読む若者は果たしてどれだけ居るのだろうか。