太宰治のレビュー一覧

  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    このシリーズ、イラストがあり、フォントも工夫されていて、とても読みやすかった。乙女の本棚シリーズっていうタイトルは、正直言うとサブカル臭がして敬遠していましたが、昔の良作を発掘できるので、良い取組だと思いました。

    0
    2026年08月01日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代の流れについていけない没落貴族の話でしたが、どの時代にも刺さる人はいるのかもなと思いました。
    時代に適応出来なかった弟は貴族として死を選び、なんとか適応しようとした主人公は貴族のやることとは思えない方法で恋の相手に迫りこれからも生きていく。
    この歪みが丁寧にえがかれており、面白い作品でした。

    0
    2026年07月30日
  • 津軽(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    太宰というとなにかと暗いイメージがつきまとうように思われるが、この作品は読み終わった後、なんとも清々しい気分にさせてくれる。
    自分の故郷を旅したくなる作品です。
    大人とは裏切られた青年の姿である。
    この一節が当時の自分に凄く響いて
    全小説の中で1番好きです。

    0
    2026年07月27日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    太宰治の自伝的小説
    人を恐れるが故に心を悟られないよう上手に生きた色男の話。人の心には誰しも醜さがあり、多少は自覚していると思うが、それを余すところなく主人公視点で浮き彫りに描いている。主人公は極端すぎるが共感できる部分が多かった。
    女、酒、薬に溺れても、愛することが上手にできなくても、人間を理解できなくても、最後にくだらない日常を過ごして笑えている結末はハッピーエンドだと思う。

    0
    2026年07月23日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    ここ2年ほどで読書にはまり、やっとこさ人間失格に辿り着きました。正直この作品の半分も理解できていないかもしれないが、再読したい、何度も読み返して理解したいと思える作品でした。自分も主人公に似て道化をして育ってきた人間で、ただ同じ道はたどっていなく、普通にサラリーマンをして普通に幸せに生きられている。これが強いのか弱いのか。読後は堕ちた気分になりました。ただ、それは真理を知れて自分の人生も恥の多い人生だったから、と感じてしまった、知ってしまったからなのではないか。と書きながら思いました。

    0
    2026年07月20日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    世間からの評判で一度は読んでみなくては。と耳にする度思っていた作品だった。
    初めは自分に似ているなと思った。道化を演じ、女に縋り、一時の安心を求めているところが本当にそっくりだと思った。私は自分のそれを言語化することなどできず、ただ一心に女を求めて生きていたので関心するばかりであった。
    しかし、読み進めているうちに私と太宰はまったくの別物だと気づいた。
    私は愛情を受けることを怖がってもなかったし、むしろ1人の人から深い愛を受ければ受けるほど、安心しきってそこに沈んでいた。
    読み終わって私は自分の浅薄さを恥じた。

    0
    2026年07月20日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「人間失格」を読んで、人は周りに合わせようとしすぎると、本当の自分を見失ってしまうことがあるのだと感じた。葉蔵は「道化」を演じ続けた結果、誰にも本音を打ち明けられず苦しんでいた。その姿は極端ではあるが、誰でも少しは周囲に合わせて無理をしてしまうことがあるため、共感できる部分もあった。人とのつながりや、自分らしく生きることの大切さを改めて考えさせられる作品だった。

    0
    2026年07月19日
  • ヴィヨンの妻

    Posted by ブクログ

    再読。『家庭の幸福』が、いちばん抉られた。「家庭の幸福のため」に行う、自分では善いこと、と思って行うそのことが、誰かを傷つけ、苦悶させることがあるという真実。「家族の幸せ」と思い続けて生きていれば、罪悪感を持たずに生きていける。その傲慢さ、自分勝手さ。
    『曰く、家庭の幸福は諸悪の本(もと)』。すごいなぁ。こんなふうに鋭い感性を持って生きていたら、さぞつらかったに違いない。
    一般的な幸せの内にある、残酷な真実を抉り出された気分。
    すごいなぁ、この人。本当に。

    0
    2026年07月17日
  • 走れメロス 富嶽百景

    Posted by ブクログ

    『走れメロス』は国語で学習して以来。
    それ以外は、初めて読むものばかりでした。

    全体的に楽しい雰囲気のお話が集められていました。

    『富嶽百景』と『畜犬談』がお気に入りです。
    『富嶽百景』は、茶屋の方々との交流が心に残りました。特に娘さんの純粋な声援をありがたいことだと素直に受け止めた場面が好きです。

    『畜犬談』は、すんごいツンデレでした!
    愛犬家の方にとっては、眉をひそめたくなる描写もあるかもしれません。

    でも私は、主人公はなんだかんだ罵詈雑言を並べながらも早い段階からポチに愛情を持っていたと思います。

    何度も読み返したいです。

    0
    2026年07月15日
  • もの思う葦(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    太宰好きなら絶対読んだ方がいい一冊だった!
    井伏鱒二について書く時イキイキしてるのが文から現れてきて面白かった!如是我聞も良き

    0
    2026年07月12日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    怖いけど美しい。

    物語としては大きな展開はない。

    家族が没落して家庭が崩壊していく様を描いているだけといえばそれだけ。

    でも怖いくらい鋭い言葉で胸の内を抉ってくる感じ。

    > 人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。(p116)
    >

    > 戦闘、開始。(p130)
    >

    パンチの強いキラーワードが多くて、天才を感じる一方で、私が好きなのはこの一文。

    > けれども、私は生きて行かなければならないのだ。子供かも知れないけれども、しかし、甘えてばかりもおられなくなった。私はこれから世間と争って行かなければならないのだ。(p126)
    >

    誰でも子ども

    0
    2026年07月09日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    鬱々としていながらも、喜劇のような不思議な話。
    文豪と呼ばれる人達はやはり文章がとても上手いので、手が止まることなく読み続けられました。
    主人公は人間に向いていないと言いながら、人間らしいなと思うところもあり、物語として面白かったです。
    個人的に、私はいわゆるダメ男にハマるタチなので、影のある男に惹かれる女性の気持ちにも共感してしまいました笑

    0
    2026年07月09日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    これおやすみぷんぷんなみの鬱要素がまんさいだ
    誰も信用できない主人公がだんだんと酒や女や薬に毒されて毒されている間はなんとか人を忘れることができなんだろ考えなくてすむからすがるようにやっている主人公は惨めでありなんとも儚く美しかった
    こんな惨めな男でもプライドだけは一丁前にあり男ってプライドでできているなともおもえた
    太宰治の弱さを最大限にみせており弱みを見せる鬱陶しくもありなんだか愛おしさもかんじる人はこいつの魅力だなっておもた楽しかた

    0
    2026年07月08日
  • 富嶽百景・女生徒 他六篇

    Posted by ブクログ

    高校時代読み漁った新潮文庫には、確か収録されていなかった、「畜犬談」を読みたくて購入しました。
    太宰治の文章は、かわいくて、とくに「へんに」という言葉の使い方が本当に大好き。

    大人になってから読む富嶽百景が特に良かった。次は津軽を再読したい!!

    0
    2026年07月06日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    すごく気に入りました!その中でも太平洋戦争が起き、疎開する太宰一家の話がまとめてある「薄明」が好きでした。
    やはり戦争は苦々しいですが、だからといって目を逸らしていい様な薄っぺらい出来事ではありません。私たちが今住む日本を守るべく沢山の尊い命が散った戦争を、文章に表し継承してくださった太宰さんには感謝しかありません。(熱が入って思想が強くなってしまいました、、、すいません)グッド・バイという小説は、おばあちゃん家の畳のような小説ですね。これからも愛読していきたい。

    0
    2026年07月05日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    個人的にすごく良かったです。太宰治さんが著した小説の中では比較的明るい方だと聞いて初挑戦した小説だったので若干思い出補正もかかってますがご了承ください。ネタバレは省きますが、どろりとした恋模様を繊細な文で見事に表現していて、太宰さん特有の世界観に惹き込まれます。ただ最終章あたりで登場人物が自 殺したり、不倫したりなどのまぁなかなかに非道徳的なシーンが多々あるのでそういうのが苦手な人にはオススメ致しません。
    凄く良い作品でしたので、ご興味あればご一読ください。

    0
    2026年07月05日
  • お伽草紙(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    お伽草紙冒頭の、空襲警報が鳴って防空壕に逃げ込んだ太宰一家で、太宰治が子供たちに読み聞かせをする。という所からずっと好き♥️
    昔話に太宰特有のユーモアまぜて話の印象が変わるのもおもしろい

    0
    2026年06月30日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    読み終わった....えぐかったわ
    まずなんでこんな文章を書けるん普通にわからんわ
    これって太宰の実話...ではないやんな

    最後まで共感はできなかったしなんか人生を達観「してしまった」人の物語みたいな感じがした。
    ただひたすらに落ちていったな
    でもなんかぜったい悪とも言い難い、なんか絶妙なかわいげがあるというか...だから主人公は女性に好かれたのかもしれない
    でも結局、つまるところ欲に忠実であった気がする

    なんかマジで感想という感想が出てこんな

    0
    2026年06月29日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

    Posted by ブクログ

    かつて若かりし頃、太宰治を読んだ私は、太宰治が嫌いであった。文学に限らず芸術は私にとってすべからく希望であるべきだったからだ。
    時は流れ四半世紀。大人になり夫となり、父にもなった私はほんの少しだけ太宰治を受け入れる心持ちになった。
    読み出してみればなんと文章の上手い事か。ものの数ページでまんまと引き摺り込まれた。
    彼の人生に共感はしないが、わからぬでもない、と言いたい。

    0
    2026年06月28日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    文豪の読みにくい文章も、女性の告白帯だと何故か読みやすい。全ての登場人物の心情に絶妙に共感出来ない感じが面白かった。世界史で習った色んな哲学者や小説家の名前が出てきて、それらの本も読んでみたくなった。昭和20年代の日本に着いてもっと知りたい。正直、なにか大層な事を得られたかと言われるとまるでないけど良い読書体験だった。

    0
    2026年06月28日