太宰治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ・あらすじ
第二次世界大戦中に描かれた太宰治中期の作品集。
中国と日本の古典、お伽話をベースに太宰のユーモアと観察眼、空想力が存分に発揮された作品。
・感想
先にYouTubeの朗読で全部聞いてたけど、今回は改めて朗読を聴きつつ(読むスピードに合わせたので1.5倍速だけど)本を読んでみた。
太宰らしいユーモアが溢れつつ生真面目、ちょっと自虐的で笑えるところが多々あって面白かったw
特に好きなのはやはりお伽草子。
日本のお伽草子を太宰が二次創作?するにあたりキャラクター設定、舞台設定、ストーリー展開について太宰なりに肉付けしてるんだけどそれがまたとても面白い。
こういう作品を読むと太宰の繊細 -
Posted by ブクログ
勉強は人格を形成するに共感した。僕もそう思う。勉強の姿勢によって人格が歪んでしまうのを理解しているから。勉強をしなさいで勉強をすると塞ぎ込み、檻の中で生活しているような感覚に苛まれる。檻の中にいると狂うのです。懲罰房の話を聞いたことがあるだろうか。あいつらは手足を縛られ、1ヶ月間会話と身体の自由をほとんど奪われるらしい。自由を奪われると人は狂うのだ。懲罰房の人間はげっそりして、歯茎から血を出し、目が虚ろになって出てくるらしい。そうだ、勉強は自分がやりたいようにやるのが1番なのだ。したくないものをやれと言われりゃ歪んでく、やりたいものをやれば良くなってく。いい形成のされ方をする。そんなことを考え
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Posted by ブクログ
ネタバレきりぎりす
きーんとするくらいの純を求めて、純なるもの意外は全て偽物とした、徹底した無垢。妻から夫への手紙という形をとる事で、本人が希求する理想を説くのではなく、最も近い他人が弾劾する、厳しい眼差しで語られる。
最も無垢は希求するのではなく、あるがままにそこにある、というだけで、希求している時点で無垢ではない。(ドストエフスキーみたい。)ここでの無垢を、太宰は白痴と言ったりしますが。
私も、こんなきーんとした、穢れのない、白痴のような無垢に、ずっと憧れているのです。自意識、という、自分を保護し進歩させ、そして汚すものにずっと苦しめられてきた。
太宰の正直と徹底した理想主義であるが故の激しい自己 -
Posted by ブクログ
全部面白かったけど、「浦島さん」が特に好き。
亀が、すぐ何でもかんでも批評や干渉をしたがる人間の煩わしさをズバズバ論破していくのが爽快だった。
確かに人間は他の生き物と比べておせっかいなところがあると思う。
ネットで言うと、どこの誰かもわからない匿名の書き込みにあれやこれやと批判や同情をよせていたり。
また、どこの馬の骨かもわからない奴の虚勢を張った自慢話が蔓延っていたり。
彼らは外聞に重きを置きすぎている。
そんなに外聞は大事か。
亀にそんな疑問を投げかけられたような気がした。
価値観を押し付けたり押し付けられたり、そんな世の中じゃ多様性からは程遠い。
相手は相手、自分は自分。
それぞれが自 -
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物事は捉え方次第だし、出会う人次第でもあるし、それを選びに行くのは自分なのだよなと 早くも3巻にて完結。葉蔵の闇は、幼少期からその命が果てるまで結局癒えることはなかったということか。世の中の見方を、ある一方向でしか捉えられないかつそれがこんがらがった捉え方だと、最期まで自分が自分を結局苦しめてしまうことになるのか。物事の捉え方は自分次第、というのは、たまたま最近私自身にも起こっていて、実は好きなアーティストの死によってそのバンドメンバーのコメントが明らかにどこを向いて、もしくは向こうとしているかの違いで、読んでいてこんなにも違うんだ、ということに衝撃を受けていて。
葉蔵自体に惹かれてしまう女を -
Posted by ブクログ
マンガで読みやすい日本文学。ただ内容は暗く闇でしかない あの名著太宰治の「人間失格」を題材にしたコミック版。設定を現代にして描かれていて、導入部分からすぐさま興味をそそられる。マンガで読めるので、絵で魅せるグロテスクな面と人物の気味悪い表情などでページ毎のインパクトは大。文章自体も多くはないので、すぐに読み終わってしまう。ただなぜ最初から主人公の葉蔵は闇が多いのか、どうしてそう考えるようになったのか、何でなんだろう、ときっかけを探しつつ、感情を想像しながら次のページ、次のページと進むともう一冊読み終わってしまった。1巻であれやこれやと言えるものではないが、この絵のタッチが苦手な人はこの1巻で終