太宰治のレビュー一覧

  • 津軽(新潮文庫)

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    戦時下の昭和19(1944)年5月 小山書店の依頼に応じて、彼は故郷の津軽へ3週間の取材旅行へ出掛けた。
    小説であるにも関わらず、この作品の主人公は、津島修治(太宰治) その人である。
    風土や歴史、自らにも流れる津軽人気質を描いた1作。
    この旅には秘められた目的があった!

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    2025年04月23日
  • 人間失格

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    初めて読みました。
    主人公の葉蔵は?私を含め、自分を道化させ生きてる人は多いのではないか?
    考えさせられる思いがします。
    後、巨匠と云われる画家の心理とか!
    短い小説ではありますが中味が濃ゆい!

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    2025年04月20日
  • 猿ヶ島

    購入済み

    疾走感と超展開の太宰ラノベ

    短編小説ながら、超展開に次ぐ超展開で、キャラも立っており、何より小ネタがとんでもなくウケる。人妻、学者、女優そして地主に対する批評眼なんて、爆笑ものだ。🐒ラストも盛り上がる。自由なき安逸への誘いを「否!」と叫んで振り払うクライマックスのその先はどこへ向かうのか。結末は太宰らしさが溢れ、スタンディングオベーションで讃えたくなる。🐒本書のスピード感と面白さは、優れたなろう小説のようである。ちなみにカピバラKSは、「なろう」や「ラノベ」という言葉に軽侮の意を込めてはいない。🐒

    #笑える

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    2025年04月15日
  • パンドラの匣

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    正義と微笑の先生の台詞はいつ読んでも名言。この1ページのためだけに買ったと言っても過言ではない。素晴らしい。
    太宰先生は前期後期のアウトサイダー的な作品に焦点が当てられがちだが、中期の作品も素晴らしく面白い。自分はかなり好き。
    正義と微笑は理想通りにならない現実との間に揺れ動く青春期を日記形式でかなりリアルに描いた傑作。
    パンドラの匣は結核持ちの青年という重たい設定でありながら、途中ニヤニヤしてしまうほどリアルで笑いどころの多い中編。
    太宰治久しぶりに読んだけどやはり抜群に面白い。右大臣実朝、惜別も読みたい。

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    2025年04月14日
  • 人間失格

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    主人公葉蔵は幼少期から「人間」というものが理解できず恐怖の対象だった。
    必死に「道化」を演じながらな何とか世間を乗り越えていくも、東京へ上京するのをキッカケに酒、女関係などに溺れていく。
    それは徐々にひどくなり、アルコール依存症、薬物中毒そしてついには「人間失格」へと成り果てる。
    死とは生とは、本音とは、人とは世とは…苦悩と葛藤を深く問いかけてくる、日本が誇る文豪「太宰治」の渾身の自伝風小説。

    太宰が死ぬ一ヶ月前に書いた「人間失格」。
    本人の経験もあり、描写が想像を絶するくらい生々しく重みがある。
    けれど、暗くて重々しい物語なのになぜだかするりと読めてしまうのは、さすが太宰の手腕としか言いよ

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    2025年04月02日
  • 津軽

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    青森を訪れてみたく思った。太宰治というよりは津島修治としての文章を親しみ深く感じた。

    元気で行こう。絶望するな。では、失敬。

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    2025年03月28日
  • 小説 人間失格

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    難しさ⭐️10!文章ではなかなか読み進めなかったので、中田敦彦YouTubeを見てなんとか読破。衝撃だった文章が「自分はことし、二十七になります。」そんな若さでこんな人生を生きたのかという。最後の写真はどこの場所で撮ったか気になる。人間失格というタイトルから、どういう意味でなぜ失格なのか。その背景がすごくしっくりくる内容。葉蔵の期待等からのすぐにくる残念感と冷静さ。その人間性が全く自分にはない価値観で、とても面白かった。少しでも太宰治の作品に触れることが出来て良かったと思った1冊。(ちなみに同じ本好きの大先輩から、今頑張って読んでると伝えると"暗くなるからやめとけ"と笑いな

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    2025年03月11日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    無邪気に転げ回る子猫のように思考が右往左往する若い女学生の日常を描いた名著。子供の世界から、大人の世界に半歩踏み込んだ自分や環境への戸惑いと嫌悪や、でもワガママなままの子供っぽさも同居する混沌とした内面の描写が素晴らしかった。

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    2025年03月01日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    ネタバレ

    これを読んで初めて『駆け込み訴え』を読んだ。
    江戸っ子版ユダの裏切りってな感じで最高に面白い。
    太宰はキリスト教のワードをよく使うところから教養深い人だったのだなぁと感じた。(彼自信は信徒ではない)
    それこそ、斜陽を読んだ時には、この蛇って原罪とかの話の蛇なのかなぁとか想像を膨らませた。

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    2025年02月28日
  • 津軽(新潮文庫)

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    昭和19年の検閲下に書かれた紀行文にしては、世相の暗さがほとんど反映してこない、明るい紀行文。蟹田で旧友に遭って蟹を食べまくりリンゴ酒も相伴にあずかる太宰治、米の凶作が常態化している年表を見て津軽人の根っこをみて、バスで外ヶ浜を北上し今別と三厩に立ち寄って竜飛岬にいく太宰治、生家のある金木に行くも心中未遂の後始末をさんざんしてもらった関係でどうにも居心地の悪い太宰治、五所川原を経て木造と鯵ヶ沢に立ち寄り北国のコモヒの趣きを再度体感した後に深浦から引き戻して小泊にいる越野たけに運動会であうことができ無邪気に子供に戻る幸せな太宰治、とにかく一貫して酒ばかり飲んでいるこんな明るい彼はほんとに何度遭遇

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    2025年09月13日
  • ヴィヨンの妻

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    後半だれたが面白かった。ヴィヨンの妻とトカトントンが個人的には面白かった。

    トカトントンの手紙をもらった太宰の返事が秀逸で、短くスパッと切れ味のいい返答ができるのはさすがだと感じた。

    気になったのはその返答の締めの部分だ。君に足りないのは勇気だと思うとし、新約聖書を引用したのち、懼れるは畏敬の意味に近いようだがこの意味がわかる頃には霹靂に感ずるだろうと締める。この意味がわからなかったので色々と調べまわったり人に聞いたりしたところ、キリスト教では畏怖と恐怖を明確に分けるそうだ。

    未だ判然とはつかないが、ニュアンス的には、どうやら恐怖の対象の違い、そして主体性があるかの違いらしく、これを勇気

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    2025年02月23日
  • ヴィヨンの妻

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    現代では考えられないほど放浪?破天荒?な夫が作った借金に振り回される妻が懸命にふるまう話。どうなるの?と不安になりながらも結末が安心できた。

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    2025年02月22日
  • 津軽

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    情けなくて、愛おしくて、クスッとしちゃって、ニヤッとしちゃう
    そうしながらも、読者の中の太宰っぽい部分をつつかれて、なんか共感してしまう感じ
    文献の引用部分が私にとっては読みづらくて、すこし大変でした。他はスラスラ読める。いい本だよ〜

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    2025年02月19日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    文豪・太宰治の二次創作。
    聖書を読んでユダに感情移入してしまい、昂った気持ちのまま勢いよく書いたような作品。
    初めは「可愛さ余って憎さ百倍」なヤンデレ展開ですが、終盤「商人として主を売った」とユダが自身が悪人であることを自覚する流れが、羅生門みたいで好きです。

    最初、挿絵の意味がよく分からなかったですが、小羊(羊小屋で誕生)、小鳥(イエスの棘を抜く前のコマドリ?)、銀貨30枚と狐(罪のイメージ)など、聖書などでイメージが定着している動物が描かれているのかなと思いました。
    全部の意味はわからなかったですが、聖書読んでる人なら理解できるのかも?
    あと、ユダの足が鳥なところも謎です。

    聖書って解

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    2025年02月15日
  • 晩年(新潮文庫)

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    イメージする太宰。それも客観的に見つめる太宰。小説としてまとめて喜ぶ太宰。また見えない太宰。
    たくさん太宰がいるように感じる。

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    2025年02月14日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    タイトルからは想像できない、ポップな作品。
    主人公の田島は過去の愛人との関係を清算するために、絶世の美女に仮面夫婦となってもらう話。
    未完なのが惜しまれる。完成していたらコメディ映画として作品化されていただろうなと思う。太宰作品としては考えずに読める作品。

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    2025年02月03日
  • 津軽(新潮文庫)

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    この冬、津軽鉄道のストーブ列車に乗りに行く。
    太宰治さんがいた弘前に泊まり、五所川原から金木に行く。

    高校生の頃、太宰治さんの作品は覚えるほど読んだ。
    でも流石にあれから40年ほど経ったからか、どんな作品だったか、記憶が怪しい作品も多い。
    しかし、あの頃は、間違いなく太宰治さんの愛読者の一人だったと思う。

    あの頃の自分なら、「場所やないやろ」と言って、青森なんかに行くことを、多分少し馬鹿にしただろうな、と思う。

    それでも、50半ばの自分は、なんとなく気になって、行くことにして、行く以上はちょっと改めて「事前学習」して行こうか、と思って読んでみた。前回読んでから35年は経ってると思う。

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    2025年01月09日
  • 人間失格

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    ストレートな物言い(文章において)が非常に面白かった。あまりのいいように、気分を害する所もあるかと思う。太宰さんは、自分の心に正直な人なんだと思いました。

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    2025年01月04日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    ネタバレ

    「人間失格」を読んでみたかったのですが、他二篇がとにかく面白かったです。
    グッド・バイの続きが気になるなあ

    評論もキレキレで読み応えがありました。

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    2024年12月31日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    まだ太宰の凄さを汲み取りきれていないと思うけど、読んでいる時にはずっと、人間についてのほんとうのことが語られている、という感覚がある

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    2024年12月27日