太宰治のレビュー一覧
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黄金風景
清々しい読み物だ。「負けた」ことが、気持ちの良いものだ。
皮膚と心
最後「そう言われて私は、恥ずかしく思いました」が、わたしも、恥ずかしい気持ちになった。自分の頭のわるさが、わかり、また、皮膚病がサッサと治って、ばかみたいな自分を自覚した、それだけが残ったと思った。
善蔵を思う
丁度読んでいた時、自分は失敗したのではないかと苦しい心持ちであった。そうしたら最後、薔薇が偽物でないことが分かり、主人公の心が明るくなるにつれ、わたしの心持ちも明るくなった。「神は、在る。」と見て、ホッとした。間違いでなはないのだ、大丈夫なんだ、と思えた。心が泣いていた。
きりぎりす
昔から、お金を持つ -
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母親の死が近づくにつれて
かず子は新しい自分になっていく。
母親が生きていることが、没落しても貴族だと思える所でもあり、かず子の自由な人生の縛りになっているとも思いました。
親の目が黒いうちは...
なんていうのが、今よりもずっと重んじられていた時代だったのかなと思うと、かず子の人生は母親の逝去によって自由になれたと。
直治が一番辛かったと私は思いました。
貴族に批判を持ちながら、自分も貴族で、一般に馴染むことができずに、薬物・酒・女で自分を壊してしまった。
きっと、染み付いた礼儀や行儀の良さが抜けずに
肩身の狭い思いをしたんだろうと。
貴族からは品がない奴と言われたかもしれない
一般の友 -
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<どんな人におすすめ?>
古典をこれから読みたいと思っている人
<感想>
時代を超えて通じるものがある。
それが古典を古典としてたらしめているものなんだろう。
20代のときに3回読んで3回挫折していたこの本が、
アラフォーの今、最後まで読めた。
私はまだ古典に慣れ親しんでいないので、
お門違いなことを言っているかもしれないが、
夏目漱石『こころ』に描かれているエゴイズムのようなものがこの作品にも描かれている。
それがタイトルにも表されている『人間失格』なんだと思う。
途中から自伝的小説かと思い、太宰の年譜を見やる。
なるほど、そうか。
ヨシ子が犯されているのを見た直後の文章にものすごい熱 -
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太宰治作品の中でもダイスキな作品です♡
特に「カチカチ山」のうさぎさんがスキなのですが、イジワルでしょうかw
今、NHKAMラジオ「新日曜名作座」で放送しています。
全6回で、
第1回 「瘤取り(こぶとり)」
第2回 「清貧譚(せいひんたん)」
第3回 「浦島さん」
第4回「赤い太鼓」
第5回「竹青(ちくせい)」
最終回「カチカチ山」
現在のところ第3回まで放送されています。
放送後1週間は、らじるらじるで聴くことができます。
【出演者】は
竹下景子さんと段田安則さんです。
ラジオドラマですので、原作本文を青空文庫などで参照しながら聴くと更に楽しいです♡
【原作】
太宰治
【脚 -
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ネタバレ初めて読んだ時は「これは自分のことだ」と思いました。発表当時も多くの共感があったようで、例にも漏れず現代の二十歳過ぎの私も共感することが多くありました。共感した部分は女の人に結果的に溺れてしまうところでした。繊細な性格についても共感しましたが、強くシンパシーを感じた部分が女性関係でした。彼ほどの破天荒な、もしくは破滅的な交友はありませんが大なり小なり感情的な部分で気持ちが重なりました。
葉蔵の容姿が端麗だったことが彼を苦しめた一つの要因かなとも考えました。端麗さが幼少期での性的虐待につながり人間不信を加速させていました。相談できる家庭環境でなかったことも大きく関与していて葉蔵は当時は被害者でし -
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読みながら本の角を折ってできたドッグイヤーの数や計り知れず、どの描写、台詞、手紙や遺書、本当に文学の寵児なんだなと納得するしかない素晴らしい描写ばかりで、よくこんなもの書けるなと感動しました。
家族、恋や不倫、病気、中毒やテーマとして何を書いてるかはっきり際立ってるけど、同じことを太宰治以外の人が書いたらこんなには心打たないんじゃないかと思うくらい感情を剥き出しに書く才能がすごい。とにかく人の様子を美しく文章にする才能がすごい。唯一無二の文章だと思った。
私が好きなサリンジャー、カポーティ、村上春樹、そして今太宰治加わっちゃいますが、「ストーリー」が面白いとかじゃなくて(いや面白いんだけど)、 -
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◯人への強烈な不安を描いているのでは
3つの手記をもとに、葉蔵の人生を描いている。お道化を演じながら3人の女性と過ごし、人間への不審や戸惑いを感じながら生きる葉蔵。人間として生きることに苦しみ、最後は自分で自分に「人間失格」の烙印を押す。葉蔵の苦悩がありありと具体的に語られていて面白い。
さて、葉蔵の苦悩は痛いほどわかるところが多くあった。例えば、地主の父親が懇意にしている政治家の演説を聞いた人たちが帰りに政治家の演説や父の悪口を言うのに、当の父の前では称賛する場面。このような、「実にあざやかな、それこそ清く明るくほがらかな不信」があることに葉蔵は嫌悪感を感じる。たしかに、まだ自分には、外 -
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東京から遠く離れた地方に住み、日頃は仕事でほとんど休みもない私。先日、東京都三鷹市を訪れ、念願だった太宰治の入水◯◯現場とお墓、文学サロンに行けました。
サロンではボランティアの方から太宰の話をたっくさん伺い、太宰について私なりに学びを深められ、その魅力を改めて感じました。
それで太宰を読み直すことに。
私は、人間失格が傑作と思います。
ダメなダメな、人間として至らない情けない自分を許してもらいたい、肯定したかったんだなぁとすごく伝わってくるからです。
誰しも欠けたる存在ですよね。許せない面は持っています。その欠けたる部分が苦しくてたまらない時がある。
でもこの作品の最後の場面のように、誰かに