太宰治のレビュー一覧

  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰好きなら絶対読んだ方がいい一冊だった!
    井伏鱒二について書く時イキイキしてるのが文から現れてきて面白かった!如是我聞も良き

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    2026年07月12日
  • 斜陽

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    怖いけど美しい。

    物語としては大きな展開はない。

    家族が没落して家庭が崩壊していく様を描いているだけといえばそれだけ。

    でも怖いくらい鋭い言葉で胸の内を抉ってくる感じ。

    > 人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。(p116)
    >

    > 戦闘、開始。(p130)
    >

    パンチの強いキラーワードが多くて、天才を感じる一方で、私が好きなのはこの一文。

    > けれども、私は生きて行かなければならないのだ。子供かも知れないけれども、しかし、甘えてばかりもおられなくなった。私はこれから世間と争って行かなければならないのだ。(p126)
    >

    誰でも子ども

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    2026年07月09日
  • 人間失格

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    鬱々としていながらも、喜劇のような不思議な話。
    文豪と呼ばれる人達はやはり文章がとても上手いので、手が止まることなく読み続けられました。
    主人公は人間に向いていないと言いながら、人間らしいなと思うところもあり、物語として面白かったです。
    個人的に、私はいわゆるダメ男にハマるタチなので、影のある男に惹かれる女性の気持ちにも共感してしまいました笑

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    2026年07月09日
  • 人間失格

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    これおやすみぷんぷんなみの鬱要素がまんさいだ
    誰も信用できない主人公がだんだんと酒や女や薬に毒されて毒されている間はなんとか人を忘れることができなんだろ考えなくてすむからすがるようにやっている主人公は惨めでありなんとも儚く美しかった
    こんな惨めな男でもプライドだけは一丁前にあり男ってプライドでできているなともおもえた
    太宰治の弱さを最大限にみせており弱みを見せる鬱陶しくもありなんだか愛おしさもかんじる人はこいつの魅力だなっておもた楽しかた

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    2026年07月08日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    理解しきれたとは言えないが、読んでよかったと思える読後感。

    恥ずかしながら、上原に恋焦がれるかず子の心情には共感してしまった。
    生活力のない、世間を知らない女の自覚があるからだろうか(笑)

    心に残るフレーズが多かった。もっと太宰の文章を読みたい。

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    2026年07月08日
  • 富嶽百景・女生徒 他六篇

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    高校時代読み漁った新潮文庫には、確か収録されていなかった、「畜犬談」を読みたくて購入しました。
    太宰治の文章は、かわいくて、とくに「へんに」という言葉の使い方が本当に大好き。

    大人になってから読む富嶽百景が特に良かった。次は津軽を再読したい!!

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    2026年07月06日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    すごく気に入りました!その中でも太平洋戦争が起き、疎開する太宰一家の話がまとめてある「薄明」が好きでした。
    やはり戦争は苦々しいですが、だからといって目を逸らしていい様な薄っぺらい出来事ではありません。私たちが今住む日本を守るべく沢山の尊い命が散った戦争を、文章に表し継承してくださった太宰さんには感謝しかありません。(熱が入って思想が強くなってしまいました、、、すいません)グッド・バイという小説は、おばあちゃん家の畳のような小説ですね。これからも愛読していきたい。

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    2026年07月05日
  • 斜陽

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    個人的にすごく良かったです。太宰治さんが著した小説の中では比較的明るい方だと聞いて初挑戦した小説だったので若干思い出補正もかかってますがご了承ください。ネタバレは省きますが、どろりとした恋模様を繊細な文で見事に表現していて、太宰さん特有の世界観に惹き込まれます。ただ最終章あたりで登場人物が自 殺したり、不倫したりなどのまぁなかなかに非道徳的なシーンが多々あるのでそういうのが苦手な人にはオススメ致しません。
    凄く良い作品でしたので、ご興味あればご一読ください。

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    2026年07月05日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    お伽草紙冒頭の、空襲警報が鳴って防空壕に逃げ込んだ太宰一家で、太宰治が子供たちに読み聞かせをする。という所からずっと好き♥️
    昔話に太宰特有のユーモアまぜて話の印象が変わるのもおもしろい

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    2026年06月30日
  • 人間失格

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    読み終わった....えぐかったわ
    まずなんでこんな文章を書けるん普通にわからんわ
    これって太宰の実話...ではないやんな

    最後まで共感はできなかったしなんか人生を達観「してしまった」人の物語みたいな感じがした。
    ただひたすらに落ちていったな
    でもなんかぜったい悪とも言い難い、なんか絶妙なかわいげがあるというか...だから主人公は女性に好かれたのかもしれない
    でも結局、つまるところ欲に忠実であった気がする

    なんかマジで感想という感想が出てこんな

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    2026年06月29日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    かつて若かりし頃、太宰治を読んだ私は、太宰治が嫌いであった。文学に限らず芸術は私にとってすべからく希望であるべきだったからだ。
    時は流れ四半世紀。大人になり夫となり、父にもなった私はほんの少しだけ太宰治を受け入れる心持ちになった。
    読み出してみればなんと文章の上手い事か。ものの数ページでまんまと引き摺り込まれた。
    彼の人生に共感はしないが、わからぬでもない、と言いたい。

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    2026年06月28日
  • 斜陽

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    文豪の読みにくい文章も、女性の告白帯だと何故か読みやすい。全ての登場人物の心情に絶妙に共感出来ない感じが面白かった。世界史で習った色んな哲学者や小説家の名前が出てきて、それらの本も読んでみたくなった。昭和20年代の日本に着いてもっと知りたい。正直、なにか大層な事を得られたかと言われるとまるでないけど良い読書体験だった。

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    2026年06月28日
  • 斜陽

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    貴族が没落していく様を描いた作品。私はこの作品を(いけないことだが)ザマアミロ七光がと思いながら読んだ。好きな作品ではある。しくじった。惚れちゃった。

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    2026年06月24日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    解説にあるとおり、誰でも知っている昔噺を題材とし、軽妙でありながら人生の深みを鋭く突く作品集。
    個人的には「浦島さん」に出てくる亀の毒舌が好きだなぁ。

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    2026年06月24日
  • パンドラの匣

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    文庫版解説によると、本作は位置付け的には太宰治の中期的作品となるらしく、表題作と「正義と微笑」は、ともに30代で中年を迎えた太宰治の年下の友人の日記やそれに類する文章にインスパイアされて書かれた姉妹的作品であり、そして「青春文学」に分類される作品なのだという。

    中年を迎えた太宰治が、自らのこれまでの人生を織り込みながら、あくまでも10代後半、二十歳の書き手の視点で綴られた文章は、『晩年』や『人間失格』のような初期および後期の作品とは異なる「明るさ」な「軽さ」がある。他者の日記などを換骨奪胎しているが故に自己言及の度合いは希薄で、破滅的な太宰とは異なる顔を見せている。これらが戦時中、そして戦後

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    2026年06月22日
  • 人間失格

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    ネタバレ


    ・世間、って世の中ではなくて個人

    ・同じ穴の狢だと思ってた堀木が自分とは違い何一つ失っていないと知った時、自分のことを見下していたことに気づいた時

    ・何があっても自分を信頼してくれていたヨシ子が、その純粋な心ゆえに人に騙されてしまうこと、それによって2人の関係性も破綻してしまうこと

    ・あとがきのマダムのことば「私たちの知っている葉ちゃんは、とても素直で、よく気がきいて、あれでお酒さえ飲まなければ、いいえ、飲んでも、……神様みたいないい子でした」
    そんな人がかかえる内側の苦悩

    高校生の時に読んでなにもわからなかったけど、今読み返して良かった

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    2026年06月21日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    太宰の自伝的小説。葉蔵の偏屈で冷め切っており、妙に謙って且つプライドの高さが感じられる作品。
    (自分に重なる部分が多々あり苦しくなりました。
    道化を演じていたり、論争ができなかったり、友人を馬鹿にしていたり)
    子供の時から何にも興味がなく、食にも金にも。只、普通を演じる為、選んだ道が道化だった。
    それは家族の前でもであった。
    唯一、中学時代の冴えない竹一という親友には、全てを曝け出せ、
    女にもてる いい画家になる が彼が私に対する予言でした。(後に前者は当たりますが、後者は微妙な漫画家止まりでした)
    鎌倉の高校を行ったりサボったりしている間に堀木雅雄と出会います。内心見下した形でつるんでいまし

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    2026年06月21日
  • 人間失格

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    流石、面白過ぎた。
    太宰治の限りなく自伝に近いフィクション。

    〈あらすじ〉
    「恥の多い生涯を送ってきました。」という冒頭から、男は自身の人生を告白し始める。幼少期から人間に対し強い恐怖心を抱き、道化師を演じることでのみ家族や友人含む他人と関わってきたこと。勉学の才能に恵まれたにも関わらず裕福な出自に甘え酒や女遊びに堕落していく学生時代のこと。心中未遂の後に女の住まいを転々とするも薬に手を出し病棟に入れられたこと。その言葉の通り恥の多い彼の人生に人の生きづらさや不完全さが描かれている。

    前半は高尚な文章で「僕は裕福な家に生まれ勉強もでき人間関係は苦手だったがコツを掴み人気者で女にもモテる」っ

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    2026年06月22日
  • 人間失格

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    自己批判を繰り返す男が、心中や自殺を図る話

    葉蔵は執拗に自身を責め続け自殺する。自責が見事で呆気に取られるほどだ。だが死ねず答えは出ない。で、あなたはどうなの?と毎度問うてくる。やはり答えは出ず仕方なく私は1日生きる。死の底から生を投げつけてくる本

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    2026年06月20日
  • 斜陽

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    太宰治が『斜陽』で言いたかったことを一つに絞るなら、「滅びゆく古い倫理の中で、それでも生きるためには、汚れてでも新しい生命を抱えるしかない」ということかもしれない。

    母は最後の貴族として品位があり、優雅で滅びにふさわしい美しさを持っている。けれどその美しさは未来を作らなかった。直治もまた古い階級の終末を背負いながら堕落し、薬物に逃げ、革命や思想を語りながらも結局は生の側へ踏みとどまれない。かず子だけが違った。かず子は上原に恋し、既婚者である彼の子を望み、望み通り妊娠する。
    しかし、かず子の妊娠は明るい希望としてだけ描かれているのではなく、貴族階級の没落、母の死、弟の自死、上原という男の堕落、

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    2026年06月18日