太宰治のレビュー一覧

  • 津軽(新潮文庫)

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    あーーいいの読んだーーーー!!!
    笑いあり、優しさあり、感動あり。太宰治の作品の中でもトップクラスに好きな作品だった
    鯛のくだりは爆笑してしまった笑

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    2026年08月12日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    燃えて落ちていく感じで、斜陽って言葉がピッタリだなって。
    弟の遺書の必死さがやっぱり頭に残ってて、辛い時、苦しいときに思い出す。貴方も苦しかったんだね、ってなる。なんだか生々しかったから、それが私の生々しい現実に密着してる感じがして、不思議な後味がある。
    最後の主人公の暴走?革命?が、夕日で燃えて赤くなった空を見ているようでなんだか気持ちよかった。

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    2026年08月09日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    すごく久しぶりに読んだ。
    前回読んでから十年以上は経っていると思う。

    大学生のときに初めて読んで大号泣したあの日から、この小説は私にとって特別な存在になっている。
    『人間失格』の感想を語るには、私の人生も語らなければならなくなる。
    だから詳しい感想は書かないでおく。
    それほどこの作品に漂う精神的傾向は、私自身とよく似ている。
    自分に重なりすぎる。
    過去の自分に思いを馳せながら読んだ。



    世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。けれども、何しろ、強く、きびしく、こわいもの、とばかり思ってこれまで生きて来たのですが、しかし

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    2026年08月08日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰が指摘する軍人の言い間違いが、まずは面白い。
    天王山と天目山を間違って偉そうに講釈を垂れる参謀将校がいたようだが、天目山では武田勝頼であり、完全に負け戦となる。明治から比べ、昭和の軍人は間違いなく質が落ちていたことがよく分かるエピソードである。

    本書69ページでは、以前読んだ「津軽」について太宰自身が語っている。
    故郷のことを“稚拙”・“不器用”を評しているが、これは批判などではないと思う。太宰はその一方で“健康を感じる”とも述べており、故郷を愛していたのだと察することができる。
    田舎には独特の習慣や閉鎖的な雰囲気があるものの、間違いなく今の自分という人間を作ってくれたのが故郷である。若

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    2026年08月05日
  • 津軽(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰が帰郷したのは、記録によると昭和19年の5月から6月にかけて。
    まさしく戦時中だったわけだが、たけに会うために訪れた小泊では運動会が行われていた。
    戦時中であっても思いのほか、田舎の方はほのぼのとしていたことが分かる。
    また、太宰とたけが再会を果たした場面も印象的。
    三つ子の魂、百まで…という言葉があるが、幼少時代にその人の人格が形成されることを太宰も言及している。
    たけや郷里の人々との再会の様子、青森各地の当時(戦時中)の状況が窺える素晴らしい一冊だった。
    ずっと積読本にしていたことを後悔している。

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    2026年08月04日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    このシリーズ、イラストがあり、フォントも工夫されていて、とても読みやすかった。乙女の本棚シリーズっていうタイトルは、正直言うとサブカル臭がして敬遠していましたが、昔の良作を発掘できるので、良い取組だと思いました。

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    2026年08月01日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    時代の流れについていけない没落貴族の話でしたが、どの時代にも刺さる人はいるのかもなと思いました。
    時代に適応出来なかった弟は貴族として死を選び、なんとか適応しようとした主人公は貴族のやることとは思えない方法で恋の相手に迫りこれからも生きていく。
    この歪みが丁寧にえがかれており、面白い作品でした。

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    2026年07月30日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰というとなにかと暗いイメージがつきまとうように思われるが、この作品は読み終わった後、なんとも清々しい気分にさせてくれる。
    自分の故郷を旅したくなる作品です。
    大人とは裏切られた青年の姿である。
    この一節が当時の自分に凄く響いて
    全小説の中で1番好きです。

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    2026年07月27日
  • 人間失格

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    太宰治の自伝的小説
    人を恐れるが故に心を悟られないよう上手に生きた色男の話。人の心には誰しも醜さがあり、多少は自覚していると思うが、それを余すところなく主人公視点で浮き彫りに描いている。主人公は極端すぎるが共感できる部分が多かった。
    女、酒、薬に溺れても、愛することが上手にできなくても、人間を理解できなくても、最後にくだらない日常を過ごして笑えている結末はハッピーエンドだと思う。

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    2026年07月23日
  • 人間失格

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    ここ2年ほどで読書にはまり、やっとこさ人間失格に辿り着きました。正直この作品の半分も理解できていないかもしれないが、再読したい、何度も読み返して理解したいと思える作品でした。自分も主人公に似て道化をして育ってきた人間で、ただ同じ道はたどっていなく、普通にサラリーマンをして普通に幸せに生きられている。これが強いのか弱いのか。読後は堕ちた気分になりました。ただ、それは真理を知れて自分の人生も恥の多い人生だったから、と感じてしまった、知ってしまったからなのではないか。と書きながら思いました。

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    2026年07月20日
  • 人間失格

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    世間からの評判で一度は読んでみなくては。と耳にする度思っていた作品だった。
    初めは自分に似ているなと思った。道化を演じ、女に縋り、一時の安心を求めているところが本当にそっくりだと思った。私は自分のそれを言語化することなどできず、ただ一心に女を求めて生きていたので関心するばかりであった。
    しかし、読み進めているうちに私と太宰はまったくの別物だと気づいた。
    私は愛情を受けることを怖がってもなかったし、むしろ1人の人から深い愛を受ければ受けるほど、安心しきってそこに沈んでいた。
    読み終わって私は自分の浅薄さを恥じた。

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    2026年07月20日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    「人間失格」を読んで、人は周りに合わせようとしすぎると、本当の自分を見失ってしまうことがあるのだと感じた。葉蔵は「道化」を演じ続けた結果、誰にも本音を打ち明けられず苦しんでいた。その姿は極端ではあるが、誰でも少しは周囲に合わせて無理をしてしまうことがあるため、共感できる部分もあった。人とのつながりや、自分らしく生きることの大切さを改めて考えさせられる作品だった。

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    2026年07月19日
  • ヴィヨンの妻

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    再読。『家庭の幸福』が、いちばん抉られた。「家庭の幸福のため」に行う、自分では善いこと、と思って行うそのことが、誰かを傷つけ、苦悶させることがあるという真実。「家族の幸せ」と思い続けて生きていれば、罪悪感を持たずに生きていける。その傲慢さ、自分勝手さ。
    『曰く、家庭の幸福は諸悪の本(もと)』。すごいなぁ。こんなふうに鋭い感性を持って生きていたら、さぞつらかったに違いない。
    一般的な幸せの内にある、残酷な真実を抉り出された気分。
    すごいなぁ、この人。本当に。

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    2026年07月17日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    『走れメロス』は国語で学習して以来。
    それ以外は、初めて読むものばかりでした。

    全体的に楽しい雰囲気のお話が集められていました。

    『富嶽百景』と『畜犬談』がお気に入りです。
    『富嶽百景』は、茶屋の方々との交流が心に残りました。特に娘さんの純粋な声援をありがたいことだと素直に受け止めた場面が好きです。

    『畜犬談』は、すんごいツンデレでした!
    愛犬家の方にとっては、眉をひそめたくなる描写もあるかもしれません。

    でも私は、主人公はなんだかんだ罵詈雑言を並べながらも早い段階からポチに愛情を持っていたと思います。

    何度も読み返したいです。

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    2026年07月15日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰好きなら絶対読んだ方がいい一冊だった!
    井伏鱒二について書く時イキイキしてるのが文から現れてきて面白かった!如是我聞も良き

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    2026年07月12日
  • 斜陽

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    怖いけど美しい。

    物語としては大きな展開はない。

    家族が没落して家庭が崩壊していく様を描いているだけといえばそれだけ。

    でも怖いくらい鋭い言葉で胸の内を抉ってくる感じ。

    > 人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。(p116)
    >

    > 戦闘、開始。(p130)
    >

    パンチの強いキラーワードが多くて、天才を感じる一方で、私が好きなのはこの一文。

    > けれども、私は生きて行かなければならないのだ。子供かも知れないけれども、しかし、甘えてばかりもおられなくなった。私はこれから世間と争って行かなければならないのだ。(p126)
    >

    誰でも子ども

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    2026年07月09日
  • 富嶽百景・女生徒 他六篇

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    高校時代読み漁った新潮文庫には、確か収録されていなかった、「畜犬談」を読みたくて購入しました。
    太宰治の文章は、かわいくて、とくに「へんに」という言葉の使い方が本当に大好き。

    大人になってから読む富嶽百景が特に良かった。次は津軽を再読したい!!

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    2026年07月06日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    すごく気に入りました!その中でも太平洋戦争が起き、疎開する太宰一家の話がまとめてある「薄明」が好きでした。
    やはり戦争は苦々しいですが、だからといって目を逸らしていい様な薄っぺらい出来事ではありません。私たちが今住む日本を守るべく沢山の尊い命が散った戦争を、文章に表し継承してくださった太宰さんには感謝しかありません。(熱が入って思想が強くなってしまいました、、、すいません)グッド・バイという小説は、おばあちゃん家の畳のような小説ですね。これからも愛読していきたい。

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    2026年07月05日
  • 斜陽

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    個人的にすごく良かったです。太宰治さんが著した小説の中では比較的明るい方だと聞いて初挑戦した小説だったので若干思い出補正もかかってますがご了承ください。ネタバレは省きますが、どろりとした恋模様を繊細な文で見事に表現していて、太宰さん特有の世界観に惹き込まれます。ただ最終章あたりで登場人物が自 殺したり、不倫したりなどのまぁなかなかに非道徳的なシーンが多々あるのでそういうのが苦手な人にはオススメ致しません。
    凄く良い作品でしたので、ご興味あればご一読ください。

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    2026年07月05日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    お伽草紙冒頭の、空襲警報が鳴って防空壕に逃げ込んだ太宰一家で、太宰治が子供たちに読み聞かせをする。という所からずっと好き♥️
    昔話に太宰特有のユーモアまぜて話の印象が変わるのもおもしろい

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    2026年06月30日