太宰治のレビュー一覧

  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても良い!!!!!!!
    読んだことあるやつもあったけど、乱歩の芋虫、坂口安吾の桜の森の満開の下、太宰治の駆込み訴え、辺りが気になっていたので読めてよかった。

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    2024年10月01日
  • 人間失格

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    太宰の最後の作品
    今まで嘘で周りの人を笑わせてきたが、ある人に見破られ、酷く落ち込み。その嘘が周りにバレないか不安でその人に付き纏う
    そこら辺に少し人間味を感じた
    ある日、自分を人間にしてくれる人と出会う。その人といるときだけ、自分があるように感じていた。
    またある日、初めて恋に落ちた。
    その人は自分が2、3股していることを話しても全て本気で冗談と受け取る、本当に純粋無垢な子だった。だが、自分を人間にしてくれた人に汚され、もうその子は純粋無垢では無くなり、主人公は堕ちるとこまで堕ちた。
    どこか美しく美術的な何かを感じる作品だった。

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    2024年09月18日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    表題作「新樹の言葉」が特に良かった。
    舞台となった甲府を次のように表現している。

    よく人は、甲府を「摺鉢の底」と評しているが、当たっていない。甲府は、もっとハイカラである。シルクハットをさかさまにして、その帽子の底に、小さい小さい旗を立てた、それが甲府だと思えば、間違いない。きれいに文化の、しみとおっているまちである。

    私は山梨出身で今は神奈川に移住して10年が経った。たまに帰ったときの甲府の衰退に寂しさを感じてしまうが、太宰の表現は子どもの頃に甲府に抱いた感覚を答え合わせのように思い浮かばせてくれる。

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    2024年09月06日
  • 晩年(新潮文庫)

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    中2病文学とかいわれることもあるけど、めちゃくちゃかっこいいのはいつ読んでも毎回思う。逆に、まだ読んでない中2は早く読んだほうがいい。三四郎とかこころとか、そのあたりを1冊読んで、その次にこれを読むとなおいいかもしれない。個人的には中3で読みました。

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    2024年08月23日
  • 津軽

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    太宰の生活風景が時代も全く違うのに脳裏に再生される。
    まるで、私もその時代にいたかのよう。
    津軽は以前も読んだことありますが、久々に読んでみました。
    友人に恵まれていて楽しそうだ。おもてなしはする側からしたら少々、大変そうですが(笑)
    この時代はもう訪れませんが、この時代にはこの時代の楽しさと苦しみがあったのだと、当たり前ですがしみじみ感じました。

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    2024年08月21日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    太宰治の精神的な脆さが伝わってくる気がする。女生徒より読みやすいが20歳の女性が何するわけではなくただ何かを駅舎で待つ。
    結末が気になる。

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    2024年08月14日
  • 人間失格

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    人より優れているが故の生きにくさ、人間社会にうまく溶け込めないからこそ道化という名のエンターテインメントに走ったのかなと思った。
    失格というより、葉蔵(太宰)が描く理想像の自分になれなかっただけだなと感じた。が、なんやかんや1番人間らしさがある。人間らしさを求める割に1番人間臭い、太宰はそういう人間。
    人間失格は一通り人生を楽しんだ後にまた読みたい

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    2025年10月28日
  • 竹青

    購入済み

    鬱屈していない作品

    太宰治といえば「人間失格」に代表されるような鬱屈した 自棄自暴な作品をすぐに連想してしまうが、メーテルリンクを連想させるこの作品は不思議な それでいてホッとさせられる雰囲気を持っている。随分以前に読んだことがあったが、今回再読した。
    特に湖の畔の再会シーンが好きである。

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    2024年08月08日
  • 人間失格

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     ページ数や文章の書き方的には読みやすかったけど、内容的にはあまり読みたくなくなるようなものだと思う。
     自分が読んだこの本は太宰治が書いたものではなかったが色々な太宰治の出来事が書いてあって、太宰治の事がよくしれた。(今までより)
     こんな人生を送る人もいるんだよな、と改めて思った。
     読んで不快な気分になる人もいると思う。
     とても良い作品だった。

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    2024年08月04日
  • 津軽(新潮文庫)

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     とても良かった。
    「太宰治は暗い」というイメージを払拭してくれた。
     のびのびとして明るく、くすりと笑えるユーモアに溢れている。北の故郷の風景と温かな人々が、生き生きと描かれている。

     これを読んでから青森へ行ったが最高だった。ぜひ試してほしい。津軽鉄道にまた乗りたい。

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    2024年07月28日
  • 晩年(新潮文庫)

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    高校時代の愛読書。
    死(自殺)を予感した天才青年の「遺書」として読んだ。
    エピグラムに掲げられたヴェルレーヌの「選ばれてあることの恍惚と不安とふたつ我にあり」というセリフに、太宰の天才としての矜持と、その裏の天才なるが故に何でも見えてしまう底なしの恐怖とを感じて胸が詰まった。
    太宰は、処女作において、既に自分の最後を幻視していたとしか思えない。
    その美しくも痛ましい心の震えに感応して、読者も途轍もなく苦しくなる。
    しかし、そこには甘美さもある。
    妖しくも危うい魅力に若者はハマる。
    本書は、太宰治の魅力に満ちた初期の傑作作品集だ。

    最初に最高傑作を書いてしまった者は、悲劇的な人生を予定されてい

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    2025年01月30日
  • 津軽

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    太宰が晩年、自分のルーツとなる青森をしっかり見ておきたいという動機で足を運ぶ。それが『津軽』だ。寺社仏閣に興味がなかった小学生も大人になる頃にはその魅力に気づくのと同様に、地元の魅力を感じずに地元を離れた若者たちも、いつかは地元をゆっくり歩きたくなる日が来るのだろう。

    特に、アヤ(太宰の育ての親らしい)との再会の場面は良かった。太宰はかなり思い出補正を強め、主観的にこれまでの思い出を美化しているのだが、それで良い。美しき地元愛である。

    15歳の夏。私が読書を好きになる前のこと。夏休みの課題で読書感想文を書かねばならず、ページ数の少ない『津軽』を選んだ。

    結果的に、不真面目な私はこの『津軽

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    2024年07月25日
  • 人間失格

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    小林広一の解説と太田治子の鑑賞が本当に素晴らしい。『人間失格』は集英社文庫で読みなさい。新潮文庫の解説も一読の価値あり。

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    2024年07月13日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    昭和14年〜15年、太宰治三十〜三十一歳の時に書かれた小説、十五篇を収録。太宰治中期の作品群。
    解説は奥野健男。
    太宰治の魅力を堪能できる素晴らしい一冊でした。

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    2024年07月13日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    どこかであらすじを見知って、ずっと読みたいと思っていた一冊。
    なぜか、女生徒と教師の恋愛話だと思っていて、期待して読み進めていったが、全然二人に大したつながりはなく、ある女生徒の思春期独特の心の内を淡々と語ってゆくだけで終わってしまった。
    あれ?と思って少しがっかりしたものの、この女生徒が抱えている生きづらさは、私自身に重なるところが多々あり、もう一度読みたい作品の一つになった。

    太宰は男であるのに、なぜ、こんなにも女の苦しみがわかるのだろう。

    「ああ、汚い、汚い。女は、いやだ。」
    というフレーズがあったが、始終、自分のことを醜いと思って、汚いと思って、自分に嫌気がさして汚らわしく思う感じ

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    2024年07月11日
  • パンドラの匣

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    『パンドラの匣』については、まあ、それなりですね
    確かに、もう少し長く書かれるはずだったというのも頷けます

    『正義と微笑』については、再読となりましたが、相変わらず尊い作品です。数ある太宰の作品の中でも、間違いなく一番好きな作品と言えますし、また、そうお考えの方も多いことでしょう
    これほど爽やかに、然し、人間としての熱量や懊悩に嘘をつかずに、そして最後に、明るく未来を待ち望みたくなる、そんな美しい作品です
    今も昔も変わらずこの作品が大好きです

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    2024年07月08日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    太宰治氏によるお伽噺や古典。
    読みやすくて面白かったです。
    太宰治氏らしい登場人物や動物たちに思わず笑ってしまいました。

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    2024年07月08日
  • 女生徒

    匿名

    これこそ太宰の真骨頂。主人公の女の子の気持ちがコロコロ変わるのがいい。作中にでてくるロココ料理の描写が美味しそうで好き

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    2024年07月07日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    冒頭の話しかけるところから始まり、最後に話しかけていたのが誰か名乗って終わるというのが好きです。
    愛憎とはこのことだなと思わせてくれる話しです。
    元々、この話の内容は知っていましたが画集として挿絵があるというので購入。
    絵と内容があまり合ってるとは思えませんが、きれいな絵なので良しというか私の解釈とは違った絵なのだろうなと思い楽しんで読みました。

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    2024年07月01日
  • 人間失格

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    階段から落ちている。落ちる時に主人公も誰かを巻き込みながら落ちているのを感じる。
    誰も落ちた後に手を握ってくれないのが寂しい。

    友達に貸したきり戻ってこない。

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    2024年06月26日