太宰治のレビュー一覧

  • 太宰治全集(2)

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    創生記、喝采、二十世紀旗手、あさましきもの、HUMAN LOST、燈籠、満願、姥捨、I can speak、富嶽百景、黄金風景、女生徒、懶惰の歌留多、葉桜と魔笛、愛と美について(5篇)

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    2015年02月09日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    表題作の他、女生徒、ロマネスク、東京八景など10作の短編集。
    太宰の短編はどれも好きだけど、特に印象的なものをメモ。
    『富嶽百景』…最初は富士の一辺倒な姿を横目で見るような様子だった主人公は、茶屋の人々や彼を訪ねてきた人々との交流を通して少しづつ富士の様々な表情に触れ、心を許し始める。富士はそこにあるだけでいい。
    『走れメロス』…学生の時に初めてこの作品を読んだ時はメロス身勝手、という身も蓋もない感想だったけれど、年を重ねてこの直球の友情ストーリーが沁みるようになった。
    『女生徒』…思春期特有の揺れを表現する秀逸さ。この危なっかしい様がまた魅力。
    井伏鱒二のあとがき…太宰とのエピソード。不思議

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    2015年12月30日
  • 斜陽(まんがで読破)

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    どうすればこんな文章書けるんだろう。
    綺麗で、切なくて、官能的。

    弟の「僕は、貴族です。」が悲しいね。

    青空文庫で再読したけど、上原に会う場面くらいから、昔読んだ古びた文庫本の匂いが蘇ってきました。

    お母さまの飲むスープの場面は官能的ではあるけども、味が薄そうで美味しそうではないけれど、かず子が食べるおうどんはとても美味しそう。

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    2014年10月06日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    斜陽? 人間失格? 知らん。

    太宰はやっぱ短篇だよね。

    「女生徒」のすごさ。その現代性。十分に今この時代の小説として読むことができる。
    小気味よい、よく練られた彼の文章は、音楽にたとえればプログレではなくポップスだ。

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    2014年10月06日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰を読まずに死ななくて良かった。
    惚れっぽい自覚もあるので、知る人には「またか」と言われてしまいそうだが、
    これまでひらいたことのある小説や評論、随筆の中でも、こんなに痛快で、心が軽くなったり、苦しくなったりした文章はない。
    本当に、これを知らずに死ぬなんて勿体無い。
    別に、太宰を読め、と言いたい訳ではない。
    人によっちゃあきっと、「何だこの卑屈屋」と吐き捨てる人もいるだろうから。
    だが、少なくとも私にとっては、知らずに死ぬことはできなかった人だ。

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    2014年10月27日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    戦争中に書かれた小説、十六篇。
    どれも素晴らしかった。
    読めば読むほど太宰がどんな人か見えてきます。
    本当に、人間を愛した人だと思います。
    とっても優しい人です。

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    2014年09月04日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    太宰の私小説にしては、生きることの後ろめたさを感じさせない「富嶽百景」。むしろさわやか。
    富士と戯れる太宰が描かれる。ときに俗な書き割りだと罵り、ときにその存在に感服し、ときに月見草と並置する。
    なんだかんだ言っても、富士に惹かれる己を認められないのでしょうね。

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    2014年08月11日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    これは読者に対する許しの物語だと思った。
    読者は引き込まれてしまって、常に鞄に入れて持ち歩いてしまうのではないだろうか。
    端から見ると、とてつもなく人間として駄目な部類なのだが、目の前に現れたとき助けてしまうかもしれない。主人公にはそんな不思議な魅力があったのかもしれない。
    彼は人間失格なのか、それとも……

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    2014年07月03日
  • 女生徒

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    これは面白い。小さい頃、太宰の『走れメロス』を読んで文学が好きになり、大きくなって『人間失格』を読み返して太宰が嫌いになったが、この『女生徒』を読んで太宰の凄さを再認識。

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    2014年06月08日
  • 水仙

    購入済み

    大好きです。

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    2014年05月21日
  • 惜別(新潮文庫)

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    「右大臣実朝」
    源実朝は、鎌倉幕府三代目の将軍である
    まつりごとに対しては常にあざやかな采配をふるい
    風流人にして、その短い生涯のうちに「金槐和歌集」を編んだ才人でもある
    鷹揚な性格で、多くの人に愛されたが
    海外に旅立つ夢だけはかなえられず
    最後は甥の公暁に暗殺された
    実朝は、幕府と朝廷の結びつきを深めることで
    権力の一極集中を進めようとしていたから
    それに危機感を抱く人々が公暁をそそのかしたのだ、とも言われる
    ……「右大臣実朝」は昭和18年の作品
    太平洋戦争に敗色の濃くなってきた時期であるが
    それを踏まえるならば、これは近衛文麿への皮肉ともとれるだろう
    進歩主義を唱えながら、結局は開戦に加担

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    2014年05月28日
  • 太宰治全集(7)

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    饒舌で愉快、ユーモアに富んだ太宰の文体。その魅力を再確認。若き日の魯迅を題材にした「惜別」に惹かれた。「お伽草子」は何度読んでも面白い。昔話において釈然としなかった部分を太宰流にとらえ直し、読者を読書の歓びの中に招き入れてくれる。

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    2013年12月24日
  • 人間失格 3巻(完)

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    ゾクゾクが止まらない最終巻。あとがきにもあったようにオチは少し甘さが残ったけれど、それを含めても巧みな展開と演出だった……。
    これはいい漫画だわ……!!!

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    2013年11月05日
  • 人間失格 1巻

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    現代版「人間失格」か。この鬱蒼とした雰囲気に侘びしく苦しい気持ちにさせられてたまらない。
    原作も大好きだがこれも素晴らしい!

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    2013年10月29日
  • 饗応夫人

    ネタバレ 購入済み

    マリリンに似た夫人

    TUTAYAディスカスで知ったこの本。どこを探しても見つからなかったが、ここで読むことが出来ると教えてもらい登録。早速、読んでみました。
    マリリン・モンローがこの夫人に似ていると映画レビューにはありました。どんな夫人なのかとても興味があり、読みましたが、自分を犠牲にしてまでも他人に尽くす、尽くしすぎる夫人に呆れながらも、なんとなくマリリン・モンローに似ていると思いました。そして夫人に感化されたお手伝いさんも寛大な心になり…とありますが、私は夫人の健康が心配だし、図々し過ぎる人達を許す気にはなれないと思った。短いお話ですが、多くの事を考えさせられる印象深い作品だと思います。

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    2013年10月02日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    生きようとする意思に満ち充ちた文章。太宰に暗いイメージしか持たない人に是非読んでほしい。書くことと生きることに懸命に向き合った、殊勝で不器用な姿に心打たれる。

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    2013年09月10日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    新潮文庫の太宰さん随筆厳選集です。
    かなり面白かったよ!
    破綻した生活をしていた部分もあるけれど、やっぱりこの人は頭が良いんだな~って思いました。

    上から目線じゃないし、変に気取ってないし、人生(カピ生)の為になりそうな言葉がたくさんあって、とてもお勉強になりました。
    最後に収録されていた志賀直哉さんに対する反論は、事情がわからないからちょっとビビったけどね(苦笑)
    らじはやっぱり太宰さんの文章って好きだなぁ…♪

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    2013年08月16日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    ろまん燈籠。兄妹連作のラプンツェル童話、愛される力を失っても愛する力は永遠に失われず、そこに人が生きる誇りがあるという次男の指摘に感銘。最後を飾る長兄の「ぶちこわしになったような気もする。」に笑う。

    みみずく通信。大真面目の発言を高校生に笑われる、外界と精神との乖離。

    服装に就いて。町田康が重なって仕方ない。

    誰。怖い。自分が悪魔かどうかに就いて、やっぱり主観と客観が乖離して怖い。

    恥。凄い!自意識の氾濫!

    作家の手帖。煙草の火を貸してあげて、御礼を言われることに対して言い知れぬ恐怖を感じるセンス。

    佳日。人間性の勘所。どんなにムカついても「これだから愛おしい」という感じは、よくわ

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    2013年08月22日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    久しぶりに読みました。太宰のエッセイや書簡のようなものを集めた作品集。49編も入ってるとあって、1~2ページの短いモノが多いです。
    太宰の小説の言葉と文体が好きな私は、大変満足して読むことができました。なんでこう、琴線に触れるんだろう。心地よく、愛しいです。

    大学時代に読んだ太宰の全集に印象に残る話が載っていましたた。
    海で難破した男が助けを呼ぼうと崖にすがりついた刹那、団らんする家族の様子が目に入り、あの団らんを壊してはならないのではないかと思って、助けを呼ぶことができず、そのまま波にさらわれてしまったという話。

    この本に載っていたので、数年ぶりに読めて、よかったです。

    だいたい、この

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    2013年07月07日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    太宰の作品の中で一番好き。
    実は太宰はユーモアたっぷりで優しすぎるくらいの人だってわかる。
    兄弟で小説を回し書きするんだけど、兄弟によって文章も内容も性格に合わせて変わってきて・・。なんかとってもほっこりしちゃいます、でも、なんかじーんとするんです。太宰らしい作品だと思う。

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    2013年06月29日