太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚 女生徒

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    『女生徒』の素晴らしいところは、感情の描写のリアリティさにあると思う。
    本当に繊細に、丁寧に伝わる。美しい。
    実際に共感できるし、なるほどこの子ならそう言語化するのかと関心する。
    ヒロインの名前が最後まで明かされないミステリアスさも魅力。太宰作品は、苗字か名前どちらかでも明かされることが多い気がするので、なんとなく気になる。どんな名前なのか想像してみるのも結構楽しい。
    (元ネタは有明淑という太宰ファンの日記らしいので、少女の名前は「シズ」とかかもしれないなぁ。と思ったり。ちなみに元ネタの資料は青森近代文学館で販売されているのでぜひ!)

    ヒロインの行動は時に才女で、時にあどけなく、急にしょげた

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    2023年05月06日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    物語の儚さや寂しさとイラストが合っており大変読みやすかった。そしてこの主人公の感情は現代の人でもわかるとこがあるかもしれません。

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    2023年04月29日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    表紙をみて男性と女性かと思っていたら、どちらも女性、しかも姉妹。太宰の少女目線の話は、読むと心がきゅっとする。なんでこんなことわかるんだろ。

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    2023年04月22日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    ネタバレ

    『人間失格』と『グッド・バイ』の温度差が激しすぎて『グッド・バイ』の話がよく分かりませんでした。そのため7年の時を経て再チャレンジ。

    改めて読み返すと、『グッド・バイ』は完全なギャグでした。ギャグ漫画として世に出ても不思議じゃないぐらいです。愛人全員と別れたあと、キヌ子さんはどうするのか、本当の奥さんはどうなったのか生きて最後まで書いてほしかったです。

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    2023年04月21日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    どこか官能的で退廃的な太宰治の文章に今井キラさんの作風がとてもマッチしている。
    文章も勿論だけど、今井キラさんのイメージ力が素晴らしいなと感じた。

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    2023年03月09日
  • パンドラの匣

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    「パンドラの匣」は二十歳の主人公が親友へ宛てた手紙形式になっていて読みやすかった。手紙を読んでいくので不思議と主人公を近くに感じる。

    こじれた恋愛と笑いもあって、ちょいちょい挟んでくる「新しい男」というワードが、昭和の厨二病感むき出しで面白かった。

    主人公が結核患者なので、病み系かな……と思いきや。
    匣を開けてみると、様々な絶望があるけれど希望もちゃんとあるという終わり方が非常に好みで印象に残る。
    「人間失格」とは対照的な読後感が味わえた。

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    2023年03月08日
  • 斜陽

    匿名

    購入済み

    話の進みがわかりやすい

    太宰治の中で一番好きな話なので、マンガ版も気になって買ってみました。
    小説での長い話が簡潔にまとめられていて、とてもわかりやすいです。
    小説の方では比喩などで意味が分かりにくい部分もマンガで表すことによって、ああ、こういうことなんだ、と改めて話を理解することができます。一番おすすめは小説とマンガのどちらも読むことです。マンガの方はわかりやすいですが、あくまでも補足書と見ておいた方がいいと思います。

    #感動する #カッコいい #切ない

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    2023年02月27日
  • 津軽

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    ▼「津軽」太宰治。初出1944年。35歳くらいの太宰治が生まれ故郷の青森県津軽地方を、旅して歩いた紀行エッセイのような一冊。以前から「積ん読」になっていたものです。

    ▼太宰治さんは、恐らく高校生くらいの頃かに、一通りというかそれ以上くらい読みました。基本は面白かったです。大作?よりも「眉山」なんて大好きでした。ただまあ、何となく再読するという気分にならず。
     今回のご縁は、司馬遼太郎さんなのです。

    ▼司馬遼太郎さんは、手塚治虫さんと並んで小学生・中学生時分からとにかくお世話になってきたんです。どちらもほぼほぼ舐めるように読み尽くして、自分の感じ方や考え方というのはもう、このお二人の創作物で

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    2023年02月26日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    リズミカルで小気味よい文章、思わず吹き出しそうになるユーモアさ、そして繊細な心理描写。やっぱり太宰治が好きだなあ〜。

    安定期の中期とはいえ、破滅願望というのか、自己嫌悪なのか、処女作の晩年の面影もあるし、人間失格に繋がるような気持ちが垣間見えるなあ、と思った。

    乞食学生、新ハムレットが特に好きです。

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    2023年02月05日
  • パンドラの匣

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    思春期のみずみずしくて苦い感じがまっすぐに表現されていてすごい
    大人が読んでこのガキャと思ってしまうところとかわいいなと思ってしまうところのバランスがリアル
    爽やかで読みやすい

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    2023年02月04日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    タイトル*お伽草紙
    著者*太宰治
    出版社*新潮社
    作品紹介*
    困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。”カチカチ山”など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見せた『お伽草紙』、井原西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた『新釈諸国噺』ほか3編。

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    2023年01月26日
  • 晩年(新潮文庫)

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    【葉】麻の着物をもらったことであと少し生きてみよう、そんなふうに思うなんて生きるって案外シンプルなことなのかなって思って気持ちが楽になった。

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    2023年01月25日
  • 人間失格 1

    無料版購入済み

    文学の漫画化

    最近の若者は文学どころか文字で表現されたものを読まないという。こういった漫画で文学に触れるならば、拒否反応も少ないのではないかと感じる。漫画で表現された文学のエッセンスに触れてから、文学書を手にするのもいいことかもしれないと思わせてくれた。

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    2023年01月20日
  • 太宰治 電子全集1

    匿名

    購入済み

    よい

    太宰治を堪能できる。
    安くて大量に収録されていて最高。電子書籍ならではの魅力です。文学好きにオススメです。

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    2023年01月12日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    誰もが読んだことのある『走れメロス』の他、八編を収録した戦前の太宰治の短編集である。

    伝承から私小説まで幅広い題材を扱い、『人間失格』だけでない太宰の魅力を存分に示してくれる。
    それでいて、太宰の自身の世界観に引きずり込む引力は強烈で、読者は感情移入せずにはいられない。

    苦悩と救いに揺れ、周りに素直になれない太宰の生き様は、令和の時代になっても人々を共感させ、魅了し続けている。

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    2022年12月10日
  • 人間失格 3巻(完)

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    太宰治の希代の問題作「人間失格」を、舞台を現代社会に移し、鬼才古屋兎丸が完全漫画化。
    「恥の多い生涯を送ってきました」――ネット上に見つけた大庭葉蔵の独白が赤裸々に綴られたページ。掲示されていた3枚の写真は、葉蔵の転落の人生の軌跡を描いていた。読み進めるほどに堕ち、崩壊していく葉蔵の人生。彼は何を恐れ、逃げていたのか。
    大庭葉蔵は、「道化」を演じることで生きてきた。同級生が声を掛けてきた時は変顔で応じ、先生の前で答えを発表する時はツメの部分でわざと間違え、高校までは「面白い奴」というキャラで人気者になり、そんな道化が息苦しくなると美術予備校に逃げ場所を求め、風俗でしか自然な笑顔を見せることが出

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    2022年12月10日
  • 人間失格 2巻

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    太宰治の希代の問題作「人間失格」を、舞台を現代社会に移し、鬼才古屋兎丸が完全漫画化。
    「恥の多い生涯を送ってきました」――ネット上に見つけた大庭葉蔵の独白が赤裸々に綴られたページ。掲示されていた3枚の写真は、葉蔵の転落の人生の軌跡を描いていた。読み進めるほどに堕ち、崩壊していく葉蔵の人生。彼は何を恐れ、逃げていたのか。
    大庭葉蔵は、「道化」を演じることで生きてきた。同級生が声を掛けてきた時は変顔で応じ、先生の前で答えを発表する時はツメの部分でわざと間違え、高校までは「面白い奴」というキャラで人気者になり、そんな道化が息苦しくなると美術予備校に逃げ場所を求め、風俗でしか自然な笑顔を見せることが出

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    2022年12月10日
  • 人間失格 1巻

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    「恥の多い生涯を送ってきました」――
    ネット上に見つけた大庭葉蔵の独白が赤裸々に綴られたページ。
    掲示されていた3枚の写真は、葉蔵の転落の人生の軌跡を描いていた。読み進めるほどに堕ち、崩壊していく葉蔵の人生。彼は何を恐れ、逃げていたのか。
    大庭葉蔵は、「道化」を演じることで生きてきた。
    同級生が声を掛けてきた時は変顔で応じ、先生の前で答えを発表する時はツメの部分でわざと間違え、高校までは「面白い奴」というキャラで人気者になり、そんな道化が息苦しくなると美術予備校に逃げ場所を求め、風俗でしか自然な笑顔を見せることが出来ず、周りが求める「普通」の正解に沿って演技をすることで人間関係を成り立たせてい

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    2024年02月17日
  • 晩年(新潮文庫)

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    ふた通りの読み方があると思う。

    書き手である、太宰の心境を思いながら読むのと、自分にあてはめ、共感したり嫌悪したりしながら読む読み方。

    私は、太宰の著書を読むとき、太宰が自殺したことを必ず思い出す。
    そして、自殺したことも含めて、すべてが作品として、私の胸にのしかかってくる。

    太宰の描く、どうしようもなく歪んだ、本来人間のもっている汚い泥みたいなものに、共感して、悲しくなって胸が痛くなる。

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    2022年12月02日
  • 畜犬談

    購入済み

    大好きな短編

    久しぶりに読んで感涙。太宰治作品の中で一番好きです。たくさん笑って、最後はホロリとさせられます。私の亡き父が、それこそ甲斐犬のブリーダー的な事をしておりました。もう何十年も前の事で、私も噛みつかれた事があります。その頃は野良犬もたくさんいましたし、読みながら共感する事が多々あって懐かしく嬉しくなりました。

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    2022年11月24日