太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚 女生徒

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    この作品を初めて読んだ時は自分も同じ女生徒であり本から得た言葉に頼っている狡くて厭なやつでした

    少女のまま死ねそうにないので自分も美しく生きたいと思います

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    2022年11月07日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    太宰治は学生時代にかじった程度だ。
    文字からインプットする話は、ネガティブ結末を好む傾向があるものの三島由紀夫はハマったのに太宰はハマらなかった。今回は井伏鱒二が描いた「太宰治」を読み、どのような時を生きた人が描いたのか。を想像しながら読むことができた。
    人間失格の葉蔵然り、斜陽の直治然り、ダス・ゲマイネの馬場然り。何とも言えぬ、瞳の奥にひどく暗く深い闇を持った瞳が常に読者を見据えているような感覚に陥る。
    太宰の描いた作品に登場するこれらの人物は少なからず太宰本人の過去を投影し、あるいは膨らませた上での人物なのだと感じる。
    作品に作者そのものがここまで投影されているように感じるのは、太宰に魅せ

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    2022年10月26日
  • 晩年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「猿ヶ島」の終わりの一文が凄く好きです。

    猿が様々な人間を批判している場面に私達の普段の生活と重なる部分があり、考えさせられました。

    主人公が安定した生活を選ぶのか。自分の生きたいように生きるのか。という選択肢が出た際に、後者を選んだ場面が印象に残りました。

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    2022年09月28日
  • 人間失格 3巻(完)

    REO

    ネタバレ 購入済み

    救いようのない結末で後味悪い。容姿や配偶者に恵まれても自分次第で人生はどん底まで堕ちてしまうと改めて確信する。作品は非常におもしろい。

    #切ない

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    2022年09月18日
  • 太宰治全集(9)

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    何作かは再読
    大好きな人間失格も斜陽も収録されてて最高

    自分の話以外もだいたい本人がモデルか?っていう感じの酒の誘惑に弱くちゃっかりしていてそんな自分に嫌悪感抱いてる外見はいいクズ男みたいなのが多くてふふってなっちゃう。
    そして晩年よりの作品集だからか登場人物が死んじゃう話が多い。

    ✳︎グッド・バイ(絶筆)
    編集社で働く傍ら、闇稼業で儲けている34歳の男の田島周二が、愛人15人との関係を解消しようと闇稼業で知り合った絶世の美人(ただし最低の鴉声、大食い、怪力)を連れて別離の行進をする。


    「人生足別離」の一句があり私の或る先輩はこれを「サヨナラ」ダケガ人生ダ、と訳した。まことに、相逢った

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    2022年08月17日
  • 人間失格 3

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    ネタバレ

    太宰治とようぞうが話す場面がうまい
    薬屋の奥さん、よしこ、むねがはりさけそう
    救いのない暗い感じからの上がって下げるの秀逸
    原作よりようぞうまじくそ

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    2022年08月13日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    一番面白かったのは浦島太郎だった。普通の物語から沢山の作者の疑問があってそこからいろんなオリジナルの物語が始まっていて面白かった。そこにパンドラの箱と浦島太郎の箱を重ね合わせていて作者の独自の世界観が描かれていてオモロい

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    2022年07月18日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    大人になってから読み返した「斜陽」と「人間失格」は、思ったより軽いタッチだった。書かれている事実に気を取られず、人物の心情を客観的に見れるようになったからかもしれない。
    同じページに注釈が載っており、大変読みやすい。
    また、「駆け込み訴え」を読んでから「斜陽」を読むと大変わかりやすい。
    個人的には「富嶽百景」や「葉桜と魔笛」が好きで、太宰中期の作品にもっと触れたいと思うきっかけになった。このあと「女生徒」を買うに至る。

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    2022年07月15日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    すげぇな
    よくも人間の根底を表す美しくて、醜い文章を書けるな

    薄明
    苦悩の年鑑
    十五年間
    たずねびと
    男女同権
    冬の花火
    春の枯葉
    メリイクリスマス
    フォスフォレッセンス

    饗応夫人
    美男子と煙草
    眉山
    女類
    渡り鳥
    グッド・バイ

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    2022年07月13日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    「薄明」
    現実主義でポジティブ志向
    そういう人であるがゆえに周りからはいつも
    「本気か冗談かわからない」
    などと言われてしまう
    それでひそかに傷ついたとしてもポジティブ
    その明るさが滅びの姿であろうか

    「苦悩の年鑑」
    軽薄なポーズでくそ真面目
    そういう人であるがゆえに周りからはいつも
    「本気か冗談かわからない」
    などと言われてしまうんだろう
    それで世をひねて、純粋なものに憧れる
    実際、本気か冗談かわからない

    「十五年間」
    彼はサロン文化を軽蔑していた
    そこでは誰もが空気に敏感であった
    異物を探してこれを叩き、連帯感を強めていた
    挙句が開戦論である
    しかしそれはそれとして、彼は戦争に乗った

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    2022年07月25日
  • ヴィヨンの妻

    ネタバレ 購入済み

    脚色なし

    ひたすら太宰治の「ヴィヨンの妻」
    あの呑んだくれの旦那もそのまんま
    と言うか、あの旦那の容貌…太宰治そのまんま?

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    2022年09月29日
  • 人間失格 3巻(完)

    購入済み

    圧倒される迫力

    原作は読んでいないけれど、現代風に描き直されて、理解しやすいストーリーになっていると思います。良いとか悪いとかという問題でなく、ただ圧倒される迫力を感じます。読後感は決して良くありません。でも何故か頭の片隅にこびり付いて、いつまでも忘れることができません。原作が持っている破壊力でしょうか。

    #シュール #ドロドロ #ダーク

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    2022年04月24日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    弟の夕顔日誌の、厨二病度はやばい。ぷ。
    昭和の飲み会コールが「ギロチン、ギロチン、シュルシュルシュル」

    ところどころの文章が退廃的な美しさを放つ。


    最後の「MC、マイコメディアン」は、映画ジョーカーを彷彿させて、ぞっと来た。

    よし、私も、
    戦闘、開始。

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    2025年12月30日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    やっぱり「人間失格」は凄まじい。
    太宰作品をそんなに読んだわけではないけど、これだけは別格だ。葉蔵の心理描写が恐ろしいほど真に迫っており、自分の心理とシンクロし、ドキドキする。

    自分と葉蔵は似ているわけではない。だが「お前も同じ穴のムジナじゃないのか?」と問われれば…葉蔵が竹一に見透かされた時のように血の気が引いて顔面蒼白になるだろう。

    僕は外面は常識的な好人物を演じている。職場では仕事がデキるやつ、部下に慕われる面倒見の良い上司ヅラするのも自然と板についているし、大方の評価も良い。

    しかし、本当は問題は避けたい、サボりたい、休みたい、楽したい、逃げ出したい。生活と対面維持のためだけに仕

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    2022年01月29日
  • 津軽

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    言わずと知れた名紀行文。

    高校生の時授業でダイジェストを読み、夏休みに通しで読んだ上で感想文を書かされた。

    多分、その時は全文を読まず、適当に書いた。

    自分を含むあらゆることを呪っていた高校生で極度のひねくれ者だったが、高校3年間で現国の教科書で習った『城の崎にて』『檸檬』『こころ』、そしてこの太宰の文章はいずれも心に残った。

    後々、本を読むのが大好きになって今に至るのは、これらの作品のおかげかもしれない。

    解説で町田康が、最後の場面での、乳母たけの言葉に「ここにいたって心が動かぬものがあったとしたらその人は人非人である」と書いている。そこまで言うか。

    と言いつつ、僕はおばあちゃん

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    2022年01月16日
  • 富嶽百景

    Mmm

    購入済み

    富嶽百景

    とても面白い。恋愛ものの作品かと思ったがそこまで恋愛ものではなくどちらかと言うと人間について深く考えさせられる本でした。

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    2022年01月10日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰治の随想集。
    「如是我聞」はひたすら志賀直哉への悪口なのに文章のセンスが良くて面白い。
    良い意味でも悪い意味でもなんとなく太宰の人柄が分かる。

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    2021年11月24日
  • 晩年(新潮文庫)

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    この時代の常識や、固有名詞などがわならなかったので少し読みづらかったです。しかし、はっと目を見開かされるような文章に感銘を受けました。憂鬱ではないのに、死の気配を感じる。そんなところでしょうか。年が明けたら再読しようと思います。

    特に猿面冠者を気に入りました。工場見学みたいな楽しさがありました。

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    2021年11月23日
  • 走れメロス

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    構成

    一文目で印象的なセリフを持って来る、という構成と言えばこれが走りと感じています。
    学校で習って読み解いた作品ではありますが、自分で読んで自分で解釈する事も大切だと改めて感じました。

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    2021年11月07日
  • 女の決闘

    購入済み

    芸術家の業、罪といえば芥川の地獄変が思い起こされる。また、本作は作中作構造をとりつつ元の物語の解体・再構築を試みていて、面白い仕組みになっていると思った。

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    2021年10月19日