太宰治のレビュー一覧

  • 人間失格

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    今にも雨が降り出しそうな曇天の空模様が続くような物語。
    解説を読んで、太宰治という人間が産まれてから死ぬまで、様々な考えや経験を経て、この作品ができたことが分かる。
    そして多くの人が、この人に惹かれるのもすごく分かる。

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    2026年02月14日
  • 斜陽

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    2022年放送のドラマ「雪女と蟹を喰う」で彩女さんが教会で読んでいた本。どのような内容が気になって、難しいかもしれないけど読んでみよう!と思い手に取りました。実際難しかったし全部理解はできていないけれど、人間の在り方を考えさせられました。2026年もういちど読んでみようかな。

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    2026年02月13日
  • 斜陽

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    戦後の没落貴族が破滅していく様子を描いた作品。でも、ただ破滅に向かうだけではなく、そこから見える親子愛、労働や金銭面の苦労、落ちぶれていくことの恐怖や葛藤、生きる意味や自身の存在意義など様々な要素が散りばめられていたように感じて、暖かさも苦しさも深さも全部つまった作品だった。

    主人公のかずこの、母に対する愛情はとても素敵なものだったし、貴族から転落し、家もお金もなく、親も旦那も失った状態で自分を奮い立たせてくれる存在が、上原だったように見えた。かずこの上原に対する執着に近い恋心は、静子が太宰に思っていたことなんだろうな。

    直治の遺書は、自分が鬱っぽくなった時に考えていたことと全く同じで、と

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    2026年02月11日
  • 斜陽

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    一読目では理解しきれていない感覚。
    登場人物一人一人のホスピタリティは素敵だし、なんと言ってもかず子と直治の対局とも言える生き方は読んでいてため息が出るほどだった。かず子の恋と自分が重なる部分があって読んでいて辛かった

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    2026年02月09日
  • 斜陽

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    2日で読み切ったけど、文章が完全に咀嚼できていないような感覚。
    没落貴族の落ちぶれと言えばいいのか、逸脱のようなものを描いた作品。
    直治の手紙が1番印象に残っている。台詞とは思えない重さというか肉感があった。
    その手紙にもあるようこの物語には初めから希望の基盤が存在していなかったように思えた。

    時間が経ったらまた読もうと思う。

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    2026年02月05日
  • 斜陽

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    戦後まもない激動の時代、没落貴族であった家族の生き様とそれぞれの破滅。生きるために精一杯周りに合わせてみたが、生きるのが辛くなっただけだった。人間はみな同じ、そんな幻想じみた言葉が虚しく残る。著者の絶望と一筋の祈りが心に響いて離れない

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    2026年02月03日
  • 人間失格

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    「世間とは、いったい、何の事でしょう。人間の複数でしょうか。どこに、その世間というものの実体があるのでしょう。」
    全肯定も全否定もされうる文学
    多作だったのはあまり知らなかった

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    2026年01月30日
  • 人間失格

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    タイミングが心配だったけれど、思ってた以上に楽しんで読めた。笑
    葉蔵の苦悩は今の人間にも理解できるし、むしろそう思ってる人の方が多いのでは、と思えるほど。
    でも彼が「狂人」になってしまったのはなぜだろう?
    太宰本人の人生の過酷さが詰まっているので、いましんどい人は読まない方が良いね。

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    2026年01月29日
  • 斜陽

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    人間失格が面白かったので、斜陽も。
    冬に読むには重たい小説だった。
    もう少し暖かい季節に読まないと、気持ちが塞ぐ気がする。
    どんよりが好きな人におすすめ。

    救いがあるのか?なんとも言えないあたりが太宰だと思う。

    死にゆく人の描写が美しいなぁと思う。
    手を抜かない。

    一方、死ぬ人の遺した言葉は圧巻だった。
    筆者が自死しているのだからそうなのかもしれないが、なかなか書けない文章だと思う。
    人間失格よりテンポというか、長さもあるためか読みづらい部分があるのだけれど、この文章が後半にあるので最後まで読む価値あり。

    生きながらえることを選択する者は不気味だった。
    恋に恋して6年の結果、ラストの望

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    2026年01月29日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    人前(相手によるけど)で道化師として自分を隠して生きていて、お米三粒残すところの話、自分もときどきそういうこと考えては恐怖を感じているし、想像以上に重かった…

    (青空文庫)

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    2026年01月29日
  • 斜陽

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    華族制度が廃止になり、お母さまと、離縁した長女の「かず子」、戦争から帰ってきた長男「直治」の三人の生活が始まります。

    生まれてから貴族である教育と生活を軸に生きていた彼らにとって、自分達で生活することはできません。

    そうかと言って、かず子も再婚するつもりもなく、ひたすら現実逃避のような独りよがりの恋をします。「人間は恋と革命のために生まれて来たのだ」は自立した大人が言うセリフなのでは、といぶかしく思いました。

    直治の「正しい愛情のひとがこいしくて」が切ないですね。

    それに対して、戦闘開始を進めるかず子の曲がった行動力が凄まじく印象的です。あきれるけど、何度読み返しても新鮮なのは何故だろ

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    2026年01月25日
  • ヴィヨンの妻

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    まじでどうしようもねえ〜って感じなのに一気に読んじゃった。晩年の短編が収められているからか、全体的に陰鬱とした暗いものが漂っているけれど、でもやっぱり面白いんだよなあ。なにがどうしてこんなにぐいぐい読ませられるのか、自分でもわからないけれど。はっきり言ってしまえばとても自己中心的だし、別に感情移入するわけでもないのに…面白いとしか言えないのが悲しい。語彙力求む。
    特に「おさん」すきだったかな。

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    2026年01月24日
  • 人間失格

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    「鷗が、女という字みたいな形で飛んでいました。」という一文に対して、もし当時私が取り巻きの女だったら、「やだ、葉ちゃん詩的〜」とメロついてそうだなと思いました。破滅的な生き方をしている人になんとも言えないカッコ良さや儚さを感じてのめり込むの、わかります。

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    2026年01月23日
  • 惜別・パンドラの匣

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    「パンドラの匣」が、タイトルから凄そうでどんな重大なことが書かれてるんだろうと読んでみましたが、「パンドラの匣」は思ったより全然明るくて、穏やかな青春恋愛小説って感じでした。知識的には勉強になることもありましたが、本屋さんで宣伝されていたりここで他の方が感想に書かれていたりするような人生の勉強になることはあまり見つけられなかったのは私がまだ若輩者だからでしょうか(大学生です)

    「惜別」の方が勉強になる事が多かったです

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    2026年01月21日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    ネタバレ

    お姉様のお手紙がロマンチストで、確かに読んでいるとすこし気恥ずかしくなります。
    でもそこが良かったです。
    短編で読みやすく、想像つきやすい、分かりやすくてとてもここもよかった。
    姉妹の愛情を感じます。

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    2026年01月16日
  • 斜陽

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    かず子の「人間は恋と革命のために生まれてきたの。」という言葉が印象的。
    愛より、恋をとる女の心情。もっと理解したい。

    直治の遺書に切ない思いがした。人間はみんな同じ生き物だ、って一括りにはできないのがよく分かる。立場、身分、状況、ステータス、すべてが人間に付き纏って、葛藤に繋がる。直治は周りにどうにか擬態したかったけど、自己欺瞞をすることに過度な抵抗があって、どうしてもこの道を選ばざるを得なかったんだなって思った。生きるって本当に難しいなあ。

    太宰作品。暗い。鬱じみてる。けど、何か惹かれる。なんだろう。

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    2026年01月12日
  • 人間失格

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    嫌にリアルな作品だと思いつつ読んでいたが、太宰本人も近しい環境で生きていたことを後から知った。
    かなり面食らってしまい、読後感の良い作品では無かったが、暴力的な程の表現力で、めまぐるしい生活の変化が生々しく描かれていてとても良かった。

    長い間読書をしておらず、リハビリの第一歩として選んだ作品だったが、これが読めるなら大抵のものは読めるだろう、という自信に繋がる一冊となった。

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    2026年01月15日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    かず子が恋と革命に振り切ったところからの文章が情熱的でおもしろかった
    弟の遺書が貴族である気持ちを持ちながら周りに合わせて生きていけないという葛藤からアヘンに手を出していたことがわかり悲しかった

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    2026年01月10日
  • 人間失格

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    太宰治はひねくれ者なのかと思っていたが、それ以上に真っ直ぐすぎた、少しの矛盾を見過ごせなかったのではないかと思った。

    「自分には、あざむき合っていながら、清く明るく朗らかに生きている、或いは生き得る自信を持っているみたいな人間が難解なのです。」

    誰しも、人と接する時(建前)と1人でいるときの自分(本音)は違うだろう。そのズレに耐えられなかったのではないかと思った。だから、そのズレがない子どものシゲ子のことが好きだったのだと思う。

    だから誰しもやっているであろう「道化」は人を騙しているような気になってしまったのだとも思う。そんな自分を許せなかったから「非合法」「罪人」でいることに安心したの

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    2026年01月09日
  • 人間失格

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    大なり小なり人間は仮面をかぶっている。主人公は幼少期にそれを隠しながら生きていく。周囲を喜ばせるためのおどけをやったり。自分にも思い当たるところがある。自分の子供もそのような行動を幼児の時からやっている気もする
    初めてのオーディブル小説。ナレーションもよく大変満足

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    2026年01月08日