太宰治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「人間失格」は、昭和時代にはマスト・リードの文学だった。高校生・大学生の頃、太宰治はハマった作家の一人だった。確か本棚には、新潮文庫の黒い背表紙が何冊も並んでいたと思う。なかでも、「人間失格」は、自意識過剰だった若い頃の私には、自分を代弁してくれていると感じていたように思う。
だからこそ、年齢を重ねて、自意識過剰が減ってしまったあと、あの頃のようにはハマれないだろうと読むことを避けていた。あの頃の感動を、「なーんだ」と上書きしたくないから。
しかし、この度知った英語での読書会。英語で本の話をするのはハードルが高いが、AI英会話アプリ「Speak」を相手に管を巻くことで抽象度の高いことも話せ -
Posted by ブクログ
学生時代、『待つ』を読んだ時に、この短い文章でこれだけ不安定な心情を表現できる文豪の才に衝撃を受けた記憶があったのと、乙女の本棚シリーズの本が欲しいなと思っていた頃にたまたま書店で見かけたので購入。
最初の数ページは、百年前の太宰の語りと、現代調のイラストに隔たりを感じたが、しだいに、じわじわと、この作品で語られている心許なさとイラストの虚無な眼をした少女が重なってきて、何度も読み返してしまう。眺めれば眺めるほど、小説世界を深掘りしていく耽美で病みを抱えたイラスト。
関係ないけど、ゲスの極み乙女の「id1」という曲に「ぼくらは少しだけ明日を待ちすぎてる気がする」という歌詞があるのを思い出し