太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    病気で外に出られない妹と姉
    悲しく暖かくときが経つ
    太宰治の作品を読んでみよう
    #乙女の本棚シリーズ
    #太宰治
    #葉桜と魔笛

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    2025年02月16日
  • 津軽

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     太宰治の津軽紀行文。彼にとっては故郷であるので、多分に自分探し的な意味合いも含まれ、風土の解説だけではなく、追憶と述懐と何かに対する言い訳とがずっとついて回る。
     序編では、金木、五所川原、青森、弘前、浅虫、大鰐の六つの町についての思いが語られる。これらの町は太宰治が幼少の頃実際に住んだり訪れたりした縁の深い町なので、思い入れが強い。そのため、序で思いの丈を述べたきり、本編の紀行文ではこれらの町は取り上げない、との宣言でこの章は終わる。司馬遼太郎の『北のまほろば』で得た弘前に関する歴史知識のことも思い出しつつ、弘前城があるのに県庁所在地の座を青森市に奪われたことへの悔しいような情けないような

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    2025年02月10日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    文は素晴らしい。こういったタイプの絵は私にはわからない。ので、絵をシャットアウトして読んだ。読み終わって、じっくり絵を見た。

    1人の人間に執着した人間の愛憎、師など、高い位についた人間の振る舞いなどが、勢いある文章で描かれていた。まさかユダが主人公とは…。最初の方は気づかなかった。ただキリストと使徒の話をなぞらえて書いているだけだと思っていた。

    ここに描かれているユダの愛憎は、ある世界的ピアニストを慕い、ピッタリとくっついている、ある日本のピアニストを連想させた。彼女も似た様な心境なのだろうかと重ね合わせて読んだ。

    無駄のない力強い文章。素晴らしかった。
    この文に絵はいらないかな。

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    2025年02月09日
  • 人間失格

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     人のことが好きなのに、人と生きることができない。誰といても、苦しみも悲しみも自分のなかでしか発生しなくて、ずっと1人で生きている感じがした。
     でも、どんな時間を過ごそうと、時間は勝手に過ぎていって、すぐに過去になるんだ。

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    2025年02月07日
  • 斜陽 アニメカバー版

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     目指したいものと、捨てきれないもの。それらに挟まれ結果、中途半端な存在となってしまった自分。
     目に見えて懸命に生きないことがそんなにもいけないことなのか、懸命に生きているから苦しんでいるというのに。生きることに前向きでなく、死を焦がれることがそんなにも非難されるべきことなのか。
     直治の思考に親近感を抱いた。

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    2025年02月02日
  • ヴィヨンの妻

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    おさんが好きでした。
    どうしようもない男とそれを受容する女の組み合わせの描写がなぜこんなにうまいのか、、
    いっそ発狂しちゃったら気が楽だ
    ってすごくこの一言が刺さった

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    2025年02月02日
  • ヴィヨンの妻

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    太宰治を感じずにはいられない。
    どうしようもない生活から抜け出せない妻子。半ば諦めムード。
    夫が盗みを働いた事で状況が一変。そのお店で働き、妻は生きがいを見出す。そして夫にも内緒な情事まであるがめげずに強く生きる決心をする。夫は妻に助けられる形に。どんな形でも籍を入れていなくてもお互いに切り離せない関係。
    最終的に夫婦共々この店に寄生する
    神を怖がる夫と神を恐れず逞しく生きる妻。
    最後の一文、
    「人非人でもいいじゃない。私たちは生きてさえいれば良いのよ」
    太宰治が自殺する1年前に書かれた小説だと知って読むと、グッとくるものがある

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    2025年02月03日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    『駆込み訴え』が衝撃的すぎて、読み終わってすぐに友人に読んでくれ!とLINEしました。太宰治ってすごい。高校の教科書で読んだ『富嶽百景』も好きです。精神が安定?していた頃の作品に惹かれるみたい。

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    2025年01月21日
  • パンドラの匣

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    正義と微笑の勉強の話。
    何故かずっと心のどこかに引っかかっている。

    久松達央さんとお会いしたとき、耕す、カルチベイトということと、考える、ということが繋がった気がした。

    本を読むことで、心のどこかに種が蒔かれ、永い時間の中で、急に芽吹くこともあるんだな、と改めて思った。
    しかし40年近く経って、ということがこれからあるかといわれると、歳だし、それはもう期待しづらいのかな。

    パンドラの筺。
    少し、新しい古い、ということに拘りすぎていて、そこがイマイチ飲み込めなかった。
    単に表層的な表現の問題に過ぎないのかもしれないけど。

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    2025年01月18日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    新年の一冊目は、太宰治の後期作品集。
    太宰はひさしぶりに読んだけど、あらためて好きだなぁと思わせてくれるような文体や世界観で、収録作のほとんどが掌編(随想?)ながら満足度が高かった。
    そして、彼が死の間際まで連載のために執筆していたという未完の遺作が「グッド・バイ」。
    太宰はこれを書きながら、自分ももうグッド・バイでいいと思ったのかもしれないね。
    主人公である色男が数多の愛人と縁を切るため、絶世の美女(だけどひどい鴉声で大喰らいで金遣いが荒くて部屋は汚い。実写にするなら橋本環奈一択)に助けを乞い、クセの強い彼女を手懐けながら二人三脚で別離行脚にでるというような、明るくてユウモアと可能性に満ちた

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    2025年01月19日
  • 富嶽百景・女生徒 他六篇

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    友達から「女生徒」をすすめられたので読んでみた。太宰治さんってこんな話を書く人だったんだ。「畜犬談」とか「皮膚と心」とか、かわいい話でびっくりしてしまった。他の話も読みたくなりました!

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    2025年01月02日
  • 津軽(新潮文庫)

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    写真の太宰治に少し息遣いを感じられるような気持ちになった。故郷へ帰りその地を取材をするのだが、この旅行の最終目的は幼少期に育ててくれたタケに会う事だった。自分を作り上げたのは旧家ではなくタケでありアヤであり、やっとできた友人T君だと。
    津軽は蝦夷の流れをくみ、奥州は陸(みち)の奥(みちのく.むつ)、出羽は出端(いではし)と語る。歴史的に要領が悪いと語る。
    文の締めくくりが「命あらばまた他日。元気でいこう。絶望するな」である。その四年後、自ら死を選ぶ。

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    2025年01月01日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ネタバレ

    最初のお母様のスープの飲み方の場面がすごく好き。
    太宰治は女性目線が得意だとよく言われるけどまさにこのシーンも女性の純文学作家が書いてるような繊細でうっとりとした雰囲気。
    そんなふわふわとした幸福なシーンから始まりどんどん過酷な運命に、そして最後の方何ページも遺書で占められててこんなの有りなんだとなんかロックを感じたけど、この後読んだ夏目漱石のこころはもはや小説半分遺書だったのでさすが日本文学の父でした。。。

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    2025年03月24日
  • 人間失格

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    人間は皆本心を語っていないというのは本当だと思う
    ヨシ子が自分に気を遣いだした描写はかなり哀しかった

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    2024年12月18日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    主人公はキリスト教のイスカリオテのユダ。

    っていうのは最初のころにわかった。ので、ラストの一文に驚きはなかった。
    ただユダ視点で考えるとなぜイエスを裏切ったのか?という問いに対し、銀欲しさなどではない。イエスへの鬱屈とした愛情と独占欲、という解釈は面白かった。
    一言、お礼を言って欲しい。自分だけを見て欲しい。特別な女を作らないでほしい。
    「旦那様」と訴えているが、凄く混乱している感じで、押し付けがましい信仰心なのか、同性愛なのか、どっちかなあ、と思った。

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    2024年12月15日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    人間失格の解説にもあった通り、この人の作品は、「これは自分の話だ!」と思わせる。浅い共感ではなく、自分を見させられる。表題作もいいですが、他の作品も素敵。

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    2024年11月28日
  • 人間失格 3

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    まさかまさかの太宰…

    ヨシ子が狂っていく様は、まさに伊藤先生の真骨頂。
    原作と作画との相性が、とても良い作品。

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    2024年11月25日
  • 人間失格 2

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    金、酒、女が絡んでろくでもない人生が繰り返されている。

    ほとんどが本人に原因がありそうだが、改善しそうにない。
    破滅しか見えてこない。

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    2024年11月22日
  • 人間失格 1

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    小説で読み解ききれなかった部分は、マンガで補完する。

    小説よりも先にマンガを読んでいたら、登場人物のイメージが鮮明になっていたのかもしれない。

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    2024年11月21日
  • ヴィヨンの妻

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    映画化もされたこちらの作品。
    人間失格より暗めで重め、、やはり終戦後の日本の庶民の暮らしを何となくに反映してる感じと主人公に太宰自身を反映してるなと思いました。

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    2024年11月18日