太宰治のレビュー一覧

  • 人間失格

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    全体的に暗い雰囲気で、文体が好きだなと思った。共感できる部分が多く、オチも面白い。ただ、主人公と同じ悩みを抱えてる人も多いと思うから、題名は人間失格というより社会不適合者とかの方が合っている気がする。

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    2025年11月01日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    太宰を最初に読んだのは中学生か高校生だったが。今『人間失格』なんて読むと、キザなインテリさと女に倦む様子がいかにも鼻につく。
    しかし、この本ならば『斜陽』『ダス・ゲマイネ』『ヴィヨンの妻』なんて読んでいくと、太宰がそんな鼻につく「道化」を演じながらも、何に苦しみもがいていたかが感じ取れてくる。
    そういう意味で、この選集はなかなか良いものだな。
    巻末の太宰治伝もよろしい。

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    2025年10月31日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    貴族の身でありながら一般庶民と同じ生活をすることでの葛藤が非常に鮮明に描かれていた。母と弟の自分達の身分への捉え方が正反対で違えど、決して憎むことなく愛で繋がっている様子に感動した。その中立にいる主人公のかず子も徐々に将来に失望しつつも、母と弟の死という逆境を乗り越え自分の生きていく道を作っていく。戦後の激動の時代に自身の確固たる自分を信じて生きていく姿にとても感動した。

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    2025年10月31日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    愛人との別れのセリフが「グッド・バイ」だってぇ。キザなやつ!!!!そんな色男気取ったいけ好かない男が主人公のこの作品。ちょっと今までの太宰作品とは毛色が違う。私は音読して読んでいるのだが、太宰史上一番読みやすかった。そして青空文庫で読んだのでこの作品が未完なのを知らなかったのだ。さあこれから!と興が乗ってきたところでブッツリ終了。息を吸ったまましばし呆然。文章もセリフもテンポが良く、主人公のキャラもヒロイン?のキャラもぶっ飛んでいてとても面白かったのに。あああ残念。

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    2025年10月30日
  • 人間失格

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    他の人の目を気にしがちな自分と少しリンクすることもあり共感ができおもしろい話だったが題名通り主人公がダメ人間すぎてびっくりした。

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    2025年10月22日
  • 津軽(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰治の作品をちゃんと読んだのは、これがはじめてかもしれない。
     ほぼ「走れメロス」を小学生の時に読んだきりだった。

     中高6年間教わった国語の先生は、あまり太宰がお好きでなかったため、太宰に対してはネガティブな印象を持っていた。
     しかし、今回、青森への旅を機に読んでみて、その印象は好ましいものへと変わった。
     津軽への帰郷の旅行記という体裁をとる本書は、戦時中にもかかわらず、道中始終酒を飲み、

    世の中に、酒というものさえなかったら、私は或いは聖人にでもなれたのではなかろうか

    などと述懐するあたりの人間臭さがよかった。

     最後に太宰が、自分の育ての親とも言うべき女性と再会する場面

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    2025年10月18日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ここまで最初から最後まで綺麗な言葉が続いているのは本当に天才だと思う。かと言って現実離れした内容でもなく妙にリアルなところも面白かった。全体的には淡々と進んでいく感じで読みやすかった。

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    2025年10月16日
  • 斜陽

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    すきなひとを生きる目的と、革命の源泉だと言い切る主人公。それは、妾という一般の道からは外れた形だったがその潔さと無垢な姿勢は美しさすら感じた。

    主人公の弟の遺書にある生きる目的が母親しかないという部分は共感した。
    自分もお酒をよく飲む。騒ぐ。女とも遊ぶ。でもそれが心の底で求め、楽しいと感じることができる時間ではないと意識の裏で思う。
    主人公の弟は母親にものすごく愛されていたのだと思う。母親の大きな愛は異質ともいえる力、長く覆いかぶさるような影響力を持つ。
    愛されすぎてしまった人間は他の幸福が入り込む余地がなくなり、転じて空っぽになってしまう気がする。

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    2025年10月10日
  • パンドラの匣

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    正義と微笑
    自分にできることから、前向きに始めていこうと思えた。

    パンドラの匣
    何かを思って本当の気持ちを隠したり、言いたいことが言えなかったり。それはよくあることだと思う。
    ひばりの言う通り、飾らずに在ることで、自分らしさというものが見えてくるような気がする。

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    2025年10月09日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    予想に反して、一家が没落していくさまから目が離せず、どんどん読み進んだ。
    時代の空気が生んだ作品であり、太宰の苦悩が反映されている。おしまいがかっこよく好きだ。「しくじった。惚れちゃった。」は、オタクが沼にはまった瞬間で使えそうなフレーズ。

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    2025年10月05日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    斜陽、人間失格、どちらも10代の頃には衝撃的で、自分の価値観に大きな影響があったように思う。特に斜陽で、お母様がナイフとフォークを使う時、型にとらわれず、優雅に美味しそうに食べる様には憧れちゃって、今だに真似しようとしてる(笑)。今、もう一度読み返すと、そこまでのめり込めなくて、やはりあの頃は感受性が豊だったんだと感じた。

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    2025年09月30日
  • 太宰治短編集 走れメロス・女生徒など

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    小学生が読むには難しい言葉も多いけれど、ストーリーを理解することはできてました。
    私も読み終え、太宰治ってめんどくさそうな人だなぁと感じつつもそれはそれで面白かったです。

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    2025年09月22日
  • 惜別(新潮文庫)

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    「右大臣実朝」と留学時代の魯迅を主人公にした「惜別」がカップリングされた文庫。
    太宰の中期の中編とのことだ。

    自分にとって何が感慨深いかというと、「右大臣実朝」を初めて最後まで読み切ったということ。
    「吾妻鑑」やら「増鏡」、「承久軍物語」がちりばめられたこの作品、読みづらいのは当たり前だが…。
    十代の頃、ちくま文庫版の全集で通読していって、実朝で挫折。
    文学部の学生となってから再チャレンジし、少しは読み進めるも、鎌倉幕府の御家人たちの人間関係が頭に入らず、挫折。
    (「鎌倉殿の十三人」でも観ていたら、また違っていただろうか?)
    四半世紀近く経っての再チャレンジで、ようやく最後のページまで到達。

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    2025年09月16日
  • 晩年(新潮文庫)

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    太宰治を初めて読んだ。全体に漂うノスタルジックな世界観とは裏腹に、文章自体は思いのほか平易で、読みやすさがあった。主人公の内省が率直に描かれ、情景描写はあえて抑えられているように思えた。作品の舞台や風景よりも、語り手の心の動きに焦点が置かれている点が印象的だった。

    「猿ヶ島」は、より物語性を備えた一篇で、純文学初心者としては意外性があった。島に漂着した主人公が、実は猿であり、そこが動物園だったという結末は寓話的でありながら、どこか現代的な小説らしさも感じられる。単なる童話にとどまらず、大人向けの文学として仕立てられており、猿を主人公に据えることで人間社会を風刺的に映し出しているように思えた。

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    2025年09月12日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    考えてることを全部文字に起こしたような、つらつらとした文体がずっと続くため人によっては読みにくいと思うかも。自分は他人の考えを覗けた気がして、そして少し共感できるところもあって、女生徒と呼応できた気がした。

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    2025年09月10日
  • 人間失格

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    初めてThe 文学みたいな本を読んでみました。内容としては正直分かりませんでした笑、でも何故かわからないのですが全然飽きません。体が読みたいって反応してる感じでした。

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    2025年09月06日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    走れメロスを真剣に読んだのは初めてだったかもしれない。面白かった。それ以外の収録作品は、いま一つだった。女学生の気持ちをずらずらと書いたものは本当に女学生が書いたのかもしれないと思うほど感情が入っていたけど、最後まで読むことができなかった。

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    2025年09月02日
  • 太宰治全集(3)

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    犬に対して凄まじいツンデレを見せたり(畜犬談)、女の子の裸を見て元気になったりしている(美少女)。
    走れメロス、面白いよなあ。邪智暴虐って言葉が大好き。

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    2025年08月27日
  • 小説 人間失格

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    山崎富栄の雨の玉川心中は読んだことがあったが、人間失格はかなり腰が重くやっと読んだ。
    思った以上に読みやすい。
    あとあれだ、太宰って本当にモテてきたんだな…

    読んでいて、結構どうしようもないなと思った。
    葉蔵は人間失格の烙印を押されるのだが、それは周りから見た葉蔵であり、本人の視点からすると異なることがわかる。

    持って生まれたものと、環境による人格形成は、それらが複雑に絡んで起きる化学反応みたいなものだと思う。
    その家に生まれたからそうなったとも言えるし、その家に生まれたから生きたともとれる。

    兄たちが最後まで見捨てなかったのは、本当の葉蔵に気づいていたからかなとも想像した。

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    2025年08月25日
  • 人間失格

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    表紙がとある漫画家殿が描いていた•太宰治聞いたことあるな〜の軽い気持ちで読んだけど。重い、重すぎる。最後の最期まで救いようが無いなと呆れてしまう一方で、良くも悪くも人間らしくて素直にいいな〜と思いました。
    情けないところも厭らしいところも全て曝け出していく、、のは大人になればなるほど難しくて世間が求める「大人」になってしまったんだなという気づき。

    読んだのは10年前くらいになるので、再読してもう一度「しょうもないな〜」「でもそういう側面ってどこかに隠し持ってるよね」を感じたい。
    何度読んでも、新鮮な気持ちでしょうもないを味わえると思います。

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    2025年08月20日