太宰治のレビュー一覧

  • 斜陽 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    戦後、没落していく貴族を描いた小説。最後の直治の遺書があまりに切ない。結局、生きてきた環境が違いすぎると、真に仲良くなることは難しいのかもしれない。ちなみにかず子が上原と一度会っただけで好きになるのは理解不能だし、最後子供授かるのもなんか気持ち悪い。

    0
    2026年09月02日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    太宰治作品は走れメロスしか読んだことないです。
    新潮文庫の夏のプレミアム文庫で買いました。
    黒カバーに金箔印刷カッコイイ

    太宰治ファンに怒られるかもしれないですけど、現代のXにいるめっちゃ文章力ある妙に自虐うまいオタクくんみたいな文体でたまげた。
    ()で補足する文章小説あるんだ...私もよくSNS文がソレになるので、無知のリスペクト文体だったのかも⁈??????(文章力無人間、逆にそんなことを言って恥を知れではある...すみませんでした)

    内容面白かったです。
    面白かったって言っていいか謎だけれど...
    いい感じになった女との結末を、次の行で結果書かれてるの凄い。
    おい!ネタバレするなよwwwwと思いながら読んでました。走れメロス好きなんですけど、太宰治本を介して妙に近い距離にいる?親しみのある?感じがあって不思議。斜陽も読んでみようかなぁ

    0
    2026年09月02日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後の1人の貴族女性の生き方を描いた話。
    恋と革命に没頭し、生きようと励んだそのたくましさと、その裏に潜む悲しさ。これはなんとも言葉にできないものがありました。
    また弟の遺書に、姉も美しい。このように記載があって感動しました。
    人間失格を読んだ後に読んだのですが、どこか葉蔵のようにとても生きれないという侘しさを感じ、心に残る1冊だった。

    0
    2026年09月01日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    全然人間失格じゃなかった。むしろ人間臭くて優しくて自分がないがためにどんどん堕ちていくのが悲しい。むしろ人間失格なのは世間でうまくやっている周りの人間だよ

    0
    2026年08月30日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    斜陽、秘め事でこころが燃えたときの光?
    心がまっすぐな人たちの「ねじれた愛」を感じます。

    「新しい倫理。いいえ、そう言っても偽善めく。恋。それだけだ。……私はいま、恋一つにすがらなければ、生きて行けないのだ」

    「小説を読んで襟を正すなんて、狂人の所作である。……よい作品ほど、取り澄ましていないように見えるのだがなあ」

    取り澄まさず、心がまっすぐであればあるほど、愛がねじれてゆく。斜めになる。「拗らせる」とはこういうことか、と考えさせられました。何度も読みたい!

    0
    2026年08月30日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    なんだか自分のことを言っているみたいと思っていたら、解説にもそのような内容のことが書いてあって、びっくり。

    0
    2026年08月29日
  • 津軽(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    太宰治の作品は人並み程度にしか読めていないのですが、なかでもこれは面白かったなと思います。
    太宰治といえば「人間失格」ですし、よく語られるその生い立ちの影響もあって暗く寂しい人物像を思い浮かべてしまうのですが…
    決してそれだけではなく、お茶目でお人よしな面もあって、なんだか放っておけないような気がする、そんな人間味を感じられる人だなと感じました。
    だからこそ、この人が最後には自ら命を絶ったんだなと思うと、なんともいえない悲しさが。

    「さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」という言葉で締めくくるのが好きなんです。
    最期には自死を選んだにしろ、この時の彼にとっては本心だったんでしょう。元気で行こう。絶望するな。

    太宰治という人を好きになる作品でした。

    0
    2026年08月27日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    ページ数も少なくサクッと読めました。

    終始こちらに語りかけるような書き方で、私も主人公に情が乗りそうになりました。

    太宰先生を初めて読む中で印象的だったのが、作中に嫌味な言い回しがなく、誰かを下げる表現もあまりなかったことです。そのため、私は読後感が割と清涼であると感じました。
    他作品の作中表現も気になったので、次は「斜陽」を読んでみようと思います。

    0
    2026年08月24日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    大学生の時に読んだことあったけど再読。やっぱりなんか良い。この話結構好き。暗い、落ちて行く、そういう話しが好きなのかなと思う。

    0
    2026年08月21日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    結構前に読んだからもう覚えてないけど何個かは、これおもろいなって思った話があった。そして,最後のグッドバイはいつかのためにとってる。太宰はやっぱり好きなんだと思う。読書素人だけど。

    0
    2026年08月21日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    人間関係に1番もがき苦しんで自分を取り繕っていた葉蔵が1番人間らしいとすら思った。最後のあとがきのバアのマダムの一文が全てで、葉蔵は自分が人間失格だと思い込みすぎていたように思う。最後の方の畳み掛けが凄かった。

    0
    2026年08月21日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    はしりがき、読んでくうちに理解できて面白い。幼いながら生きづらいっていうのを自分で分かっちゃった葉蔵が可哀想。終盤は不幸のオンパレード

    0
    2026年08月21日
  • 斜陽

    Posted by ブクログ

    ジレンマに生きる直治が印象的。
    貴族が没落していく様はなんとも切ない。太宰の教養が存分に発揮されていて、またいつか読み直したくなる文章だった。
    斜陽と聞くと、斜陽産業とか(私は知らなかった、「斜陽族」って言葉の方が流行語だったのね)、なんとなく未来の見えないマイナスな表現に感じている。しかし、そもそも斜陽とは夕方の西陽で日中より明るい、明るさの中に暗さを見出す(逆も然り)のが太宰の捉え方である、という解説を読み、斜陽という言葉の前提(原義)を改めて認識して、この小説の影響力の大きさを感じた。

    0
    2026年08月17日
  • パンドラの匣

    Posted by ブクログ

    実際の少年の日記を素材とした、太宰治による青春小説2篇を収録。
    表題作が「月夜行路」というドラマで取り上げられていて、興味を持って読んでみたが、表題作よりももう1つの収録作である「正義と微笑」のほうが気に入った。日記形式の小説で、家制度など社会背景は違えど、自意識過剰な10代後半特有の感情が巧みに表現されていて、現代でも全然古びていない作品だと感じた。
    表題作も悪くはなかったが、もっと死に向き合うような話かと思っていたが、そうでもなかったかなという印象。

    0
    2026年08月15日
  • 斜陽 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    人物の心情描写が素晴らしい。

    理解出来るかどうかは別として、依存状態、思い込み、過剰な自意識など各々の「追い込まれている」感情を最大限文章にしたらこうなるだろう、という感想。

    0
    2026年08月14日
  • 斜陽 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    主人公の考え方が幼く感じられました。恋に流される昔の自分を見ているようでした。
    太宰治の作品は常に死が付き纏っているなぁと感じました。そこが魅力なのかもしれない。

    0
    2026年08月14日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    女性や世間に対する洞察が面白い。無限の自己否定の先にある純粋な他者への信仰心。共感できない部分もある方が面白いと思う派だから、割と楽しめた。

    0
    2026年08月14日
  • 人間失格

    Posted by ブクログ

    大人になってはじめてちゃんと読めた。
    どうしようもない主人公なんだけど、育ちの問題を思うと、切なさも感じる。特にやっと幸せにな家庭を築いていけるの思った矢先に、奥さんが襲われて、そこからまたどん底に落ちていくところ、、
    いつの時代も酒と薬はとことん人をダメにするんだと。

    0
    2026年08月13日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「芋虫」「駆け込み訴え」は読みやすかった。「駆け込み訴え」は聖書の新たな読み方って感じ。イエスがマリアに恋してたのかどうなのか、気になります。
    「瓶詰地獄」は初めは近親相姦の罪か、くらいにしか思わなかったが、太郎の異常さに気付くとやばいです。アヤ子は太郎のことを好きじゃないが、太郎が好きだと勘違いしていると仮定すると、アヤ子に同情しかない。
    「刺青」は谷崎潤一郎はこういう女が好きなのかなぁというのを感じた。少女が途中から女と表記が変わってるのも良い。女が作った網(色仕掛けとか?)に引っかかってきた男を肥料として成長するのを蜘蛛に見立ててるっぽい。足フェチっぽいのに、背中に墨を掘ったのは意外だった、なんでなのか調べてみようかな。
    「影」は難しいけど、文章が綺麗なのとハラハラドキドキ感は伝わる。けど、難しくて日を置いて再読したい。
    「白蟻」は推理小説。頭使いました。
    「身毒丸」は恋には抗えないみたいな感じなのかな??
    「浮舟」は難しすぎる。

    「桜の森の満開の下」「夢十夜」は既読でした。

    0
    2026年08月11日
  • 斜陽 アニメカバー版

    Posted by ブクログ

    貴族の家に生まれ、お母様の愛情を受けて育ったかず子や直治が、ある芸術家との出会いをきっかけに凋落し、世俗的に生きる様子を描く。

    人は皆、何かに支えられ、何かに依存しながら生きている。しかし、依存とは怖いものである。酒、麻薬、恋…。裕福な家庭に生まれたとしても、あるきっかけを境に、破滅への道を進んでしまうことがある。

    「生まれ」も、自ら望んで決めることはできない。だからこそ、貴族というだけで周囲からは色眼鏡で見られたり、悩みを理解されなかったりする苦悩があるのだろう。
    それでもめげずに前を向こうとする者もいれば、変われないまま苦悩の渦に呑まれてしまう者もいる。そのどちらにも、何かへの強い「依存」があるように感じた。

    『斜陽』--まさしく太陽が傾くように、登場人物たちは没落していく。しかし、太宰の美しい文体によって、そうした生き方の中にさえ美しさ、いわば「退廃的な美」があるように見受けられる。

    この現代においても、生まれや境遇に囚われることなく、自分が望むように生き、幸福を掴んで行くべきなのだと思う。決められた生き方から外れ、自らの人生を選び取ろうとする姿。その中にこそ美しさがあるのではないか。『斜陽』からそんなメッセージを感じた。

    0
    2026年08月11日