太宰治のレビュー一覧

  • 斜陽

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    旧い価値観の崩壊と新しい生き方の模索
    死ぬ覚悟と、生きる覚悟
    何かの終わりは、何かの始まりかもしれないと感じた。

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    2026年04月27日
  • 人間失格

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    本書ほど一人の人間の人生に深く関心を持てる作品はないと言っても過言ではない。近代社会における著者の苦悩がありありと文字に起こされている。この短さにしてこの満足度は素晴らしいとしか形容し得ない。太宰の人生の濃さを知ればこそより楽しむことが出来るだろう。

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    2026年04月27日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ネタバレ

     面白いが、誰に感情移入をすれば良いのか、何をテーマとして考えれば良いのかがわからなかった。前半は華族が徐々に困窮していく様子が描かれていたが、後半には恋愛模様が入ってくる。直治の絶望もそこまで描かれることなく、あっさり自殺してしまった。かず子の恋愛も上原に会いにいく前の心情、手紙、会っているときは面白かったが、あっさり終わってしまった印象。解説でも言われているように「膝を叩きたくなるような文章」はなかったように思える。

     解説を読んだことで『斜陽』の読み方がわかった。
     母と娘がだんだん落ちぶれていく。それと同時にかず子は思想が浅く飲んだくれの上原に惹かれていく。母が結核で死に、直治が

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    2026年04月25日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    素直な感想だと
    共感できる事はあるが、共感しきれないだった。
    主人公程、自分の気持ちを理解してそれを抑え込める程我慢強く器用じゃない。
    自分は何を求めてるのか今でも分からない。楽したいけど楽すぎても嫌やという我儘な性格なので、、、
    自分の欲そのままに生きたら人間として駄目になる、この人間は社会の中で生きる人間の事なのかなと浅はかに思いました。

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    2026年04月22日
  • 人間失格

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    人間、失格。もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。

    このフレーズがとても好き!
    太宰治初めて読んだけれど、こんなに読みやすいんだと驚いた!
    勝手に読書最上級者じゃないと読みづらいかなと思ってた!

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    2026年04月19日
  • 人間失格

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    短いのに、というか、短いからこそ長年棚に置かれ続けていた迷作をやっと読みました。共感できないけど、「こういう人を知っている」という感想。見た目も愛想も良く、大抵の人からは好かれ、酒癖が悪いというお茶目もあるけど、心底臆病で、その割にプライドが高く、人の優しさにつけいり、親密な関係を築かない奴。嫌いになれないんだよなぁ。1年くらい連絡をとってないけど、「失格」の烙印を押されていないことを願う。小説自体は、わかりやすく堕ちていくのが滑稽で、最後の最後のタイトル回収で拍手したくなりました。

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    2026年04月18日
  • 斜陽

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    生きることとか恋のつらさの表現が良い
    かず子のあなたの赤ちゃんを産みたいという鬼気迫る思い、破滅感情が心に残る
    貴族の没落に共感できるわけじゃないけど心の拠り所がない辛さは痛いほどわかる、弟の最後の手紙が良かった

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    2026年04月17日
  • 斜陽

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    きっとあたしはさぁ、この時代に生まれていたら太宰治を好きになっていたと思うんだ。
    だって罪な男でメロいもん。
    太宰をメロいという言葉で片付けては良くないけどね。

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    2026年04月14日
  • 斜陽

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    お母さまがスープを飲んで「あ」と言う
    おじさまたちがお酒を飲んで「ギロチンギロチンシュルシュルシュ」と言う

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    2026年04月13日
  • 津軽(新潮文庫)

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    本書は、太宰治が新津軽風土記の執筆を依頼されて、生まれ故郷の津軽を歩いた旅日記だ。

    完全なる私見だけれど、この本の面白さは3つある。
    ひとつめは当時の津軽の風土に対する生き生きとした描写だ。書かれたのは昭和19年なので第2次世界大戦末期だが、ほのぼのして豊かな風土が歴史とともに描かれる。それは津軽に行ったことが悔やまれるほどだ。この本を手にして津軽を旅したくなる。

    ふたつめはやはり太宰の女々しさというかうじうじしただらしのなさだ。彼の生家に仕えた女中や書生を訪ね歩く中で、太宰の煮え切らないウジウジした態度が垣間見える。そしてそれは太宰の魅力でもある。彼の人生を辿る旅でもあるので、太宰という

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    2026年04月13日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ユダがキリストを裏切るまでの間に、本当にこんな葛藤があったのでは無いかと思わせるほどの説得力があります。今でもユダは裏切りものとして言い伝えられていますが、ユダからすると先に裏切ったのはキリストの方なのかもしれないと思うと、聖書の解釈も色々出来るのだなあと思いました。

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    2026年04月11日
  • 人間失格

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    特別であったはずの葉蔵が自分の体験から身近になり、生きづらさみたいなものは、自分だけではなくて全ての人が持ちわせているものかもしれないと感じました。
    相手との間に一枚隔てることで理解できないことを隠しながら生きていく。表と裏があり、それを知らずに信じてしまう怖さと隠すことが常になっていき、自分を見失う怖さみたいなものも感じ、何が正解でどう生きていくのが正解なのか、難しいなと思いました。

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    2026年04月10日
  • ハムレット! ハムレット!!

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    シェークスピアが開けた小窓から無限の宇宙が広がっていく。16-17世紀に書かれた作品が現代でもこれほど人の心を掴んでいることに鳥肌が立つ。文学の持つ底知れなさを思う。

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    2026年03月28日
  • 人間失格

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    学生時代に読んだという人が多いと思う。
    もしそうであっても、25〜29歳あたりの人が読むとまた違った印象を抱くと思うので、是非再読してほしい。

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    2026年03月25日
  • 人間失格

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    主人公の「自分は人間失格」っていう徹底した自己否定のものがたり。人の感情に本当に敏感で、感受性や観察力が鋭い。それ故に壊れていく過程が悲しい、、
    コンビニ人間の主人公と真逆

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    2026年03月22日
  • ヴィヨンの妻

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    自分が買ったのは昭和54年の異なる短編集でした。

    ヴィヨンの妻はじめ、第二次世界大戦前後の時代背景描写が良い。物資は薄いけど人が濃いというか、、

    ヴィヨンは、ダメ男を守る健気な嫁の話だけど、最終的に女性の器の大きさを感じる素敵な話でした。

    しかし、、この時代の男はろくなのいないな笑

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    2026年03月20日
  • 斜陽

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    太宰が晩年、戦後の思想や社会を憂い、自己批判・内省を通して書いた作品、「斜陽」。初読の感想としては美しかったということである。戦後において貴族が、緩やかに滅亡へと足を運んでいく。しかし、その滅亡へのカウントダウンが始まっていくにあたり、不安や屈託のようなものは感じられず、どこかそれを1歩引いた冷めた目線で見ることができた。

    一読目では咀嚼できない重厚なストーリー。
    太宰の作品を複数読んだわけではないので、考察に欠けるが、もっと読んでみたいと思った。

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    2026年03月19日
  • 人間失格

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    恥ずかしながら太宰治はすごく昔の人だと思っていたのですが、あれ?自分の祖父と同年代かも?と気がついて、急にものすごく親近感が湧いて読んでみることにしました。

    意外と読みやすくてびっくり。
    主人公の心情もわかりやすい。
    だけど、私はあまり共感はできませんでした。
    人間が怖いというところはなんとなくわかるのですが、
    人間が怖いから道化を演じるって、ものすごく器用じゃない?いやいや人間関係しっかりやってくスキルあるよーっと思ってしまいました。笑
    人の心の中をここまで詳細に知ることはなかなか無いから、そうか、ふだんふざけてるあの人も実はみんな演じているだけなのかも?など、身近な人をもう少し深く観察し

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    2026年03月17日
  • 人間失格

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    私はこの本を読むのに三度挑戦した。
    一度目は序章で止まり、二度目は幼少期の部分で読むのをやめてしまった。そして三度目で、ようやく最後まで読み終えることができた。だから今回読み終えたこと自体に、ある種の達成感と意味を感じている。
    人間失格を読み終えてまず感じたのは、これは単なる文学作品ではなく、まるで自分のために書かれた本のようだということだった。それほどまでに主人公・葉蔵の姿は、自分の内面と重なる部分が多かった。
    特に強く共感したのは、葉蔵の幼少期である。
    彼は人の顔色をうかがいながら生き、道化を演じることで周囲の人間関係の中に自分の居場所を作ろうとする。
    それは単なる性格ではなく、むしろ人間

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    2026年03月13日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    以前読んだ斎藤孝先生の本に
    『新樹の言葉』
    が紹介されており、とても気になったので表題作のみ読みました。

    太宰治にしては珍しく?ほんのりと清々しさが残るお話でした。
    文章もわかりやすかったです。

    誰かにとっての○○。○○に入るのはアイデンティティ。相互性といってもいいのかもしれない。

    自分がどんな立場なのか、誰かにとってどんな存在なのか。
    そういう立ち位置があれば、本作の主人公のように強く生きていけるようになるのかもしれない。そう強く思わせてくれる作品でした。

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    2026年03月12日