太宰治のレビュー一覧

  • 惜別(新潮文庫)

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    アウトサイダーだったからこそ
    あの時代に
    こういった物語がかけたのかなと
    津軽の人の反骨
    中央に阿らない感じ

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    2022年03月29日
  • 晩年(新潮文庫)

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    生活。

    良い仕事をしたあとで
    一杯のお茶をすする
    お茶のあぶくに
    きれいな私の顔が
    いくつもいくつも
    うつっているのさ

    どうにか、なる。

    “葉”

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    2022年03月29日
  • 走れメロス

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    「畜犬談」と「おしゃれ童子」は現代にも通ずるところがあり、この短編集の中でも読みやすい作品でした。
    皮肉っぽくもそういった人間たちを目で追ってしまう。そのような人間らしい作者の価値観が知れ、学校では学べない心情変化が学べると思います。

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    2022年03月21日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    やっべえ女 が、だんだんと
    おもしれー女 になってしまう。

    逞しくなれないご家族の中で革命に目覚める自己肯定感マシマシ「あなたも私を好きなのでしょう」かず子
    正直ファン、推せる

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    2025年07月24日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ろまん燈籠
    5人の兄弟が物語を連作する話。5人の性格の描写が細かく、それぞれの作風がわかりやすく出ているのも面白い。末弟の物語は拙く、いろんな物語のつぎはぎだった。長女の物語は小説を自作しているだけあって文才が1番あり、女性ならではのラプンツェルの心理描写が見事だったように思う。次男の文章は口伝だったため、途中愛とは何かと熱弁し脱線していたが、物語の展開を大きく変え、続きが気になるようなストーリーに仕上げていた。次女の物語は、彼女の普段読んでいる本が影響を与えたのか、言い回しが独特で、長女が作り上げたラプンツェルの批判がメインであった。最後の長男は真面目な性格が故に、せっかくの物語の展開を台無

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    2022年02月18日
  • 晩年(新潮文庫)

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     「お前はきりょうがわるいから、愛嬌だけでもよくなさい。お前はからだが弱いから、心だけでもよくなさい。お前は嘘がうまいから、行いだけでもよくなさい。」 
     一番好きな一節。胸に刺さったなあ。

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    2022年02月12日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    ネタバレ

    「太宰君の作品が、あるところは感想風であったり、またあるところは思想の独白になったり、対話になったり、随筆風だったり____」(名著初版本復刻版 解説 より)
    だから飽きないのか。なっとく。

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    2022年01月13日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    太宰が現代でツイッターやってたらめっちゃいいね押してただろうなって空想した
    自己否定と下降指向か。しんどかったんだな。

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    2022年11月08日
  • 渡り鳥

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    タイトルは人から人へ渡り歩く様を表したものだと思う。○○を見れば○○、というように趣向・気分が変わるのは覚えがあることで共感した。

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    2022年01月02日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    太宰治は1948年6月13日に、玉川上水にて山崎富栄と入水自殺しました。
    本作収録の3作は、太宰治の死後発表された作品です。

    三作品それぞれ内容は大きく異なっているのですが、何れにせよ"死を前にして書いた"というには、あまりにもいつもどおりであると感じました。
    晩年の芥川龍之介のような、読み手に作者の不安定さが伝わるような作品ではなく、一作品として楽しめる3作です。

    そもそも太宰治の入水にも色々憶測があり、遺書も見つかっていることから自殺には違いないと思われますが、その死の間際の思いは不明、というかわかりようがないです。
    愛人と入水しましたが、遺書には「小説を書くのがい

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    2021年12月19日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    昭和57年9月15日 18刷 再読
    太宰治中期の14編

    戦時下の作品なので、各作品とも社会生活の貧しさや不便さは表現されているのですが、どこかコミカルであったりピリッとアイロニーを感じたり粒揃い。
    女性の一人称で語られる作品が、深層心理まで描けていて戸惑うほど。これは、モテたでしょうね。

    「きりぎりす」は、売れない画家に嫁いだ女性が、著名になっていくにつれ俗物的になっていくご主人に別れを告げる物語。この女性の気持ちは共感できる。とは言っても、好きなのは「ヴィヨンの妻」の底知れぬ強さ。
    「日の出前」は日大生殺し事件をモチーフにした作品。太宰本人をも投影させ悲哀さが増されている。イヤミスの原型

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    2021年11月15日
  • 人間失格 3巻(完)

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    ネタバレ

    大庭が絶妙な運びで壊れていくのが悲しかった。堀木が普通だと思ってたのに、不意に見せた残酷さが衝撃だった。
    大庭は生まれつき生きづらい性質かと思ってたけど、最後になってきっかけが明かされた…子供のときから辛い人生だったんだな…読み返すと、新たに気づく描写もある。女にも裏切られてたのか。みんなから好かれるような人が、抵抗する力もなく人間にすりつぶされたのがつらい。
    表紙の大庭の悪人面は中身と違う気もするけど、悪い男ではあるな。
    この世は辛いことが多すぎて、何もかもから逃げ出したい気持ちは私もあるな~、何もわからなくなるというか、周りを認識できなくなるのが救いというのもわかる気がする。
    小説読んでな

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    2021年11月02日
  • 人間失格 2巻

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    大庭ってダメな男なのに、いい人なのか…他人にも自分にも優しい、そして弱い…てことかな。
    自分に利も危険もない相手にも愛想笑いをしちゃうところが悲しかった…やっぱり人間が怖いのか。
    後半は、バーに居候して、結婚して、恐らく人生唯一の幸福なときを過ごしてる大庭に切ない気持ちになった。
    何か、男は醜く女は情が深い、みたいな作者の認識を感じる気がする。堀木は、大庭が羨ましいから八つ当たりしたいけど、いいやつだから仲良くもしたい…のかな。男友達のいいやつって、時々わからないんだけど…

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    2021年11月02日
  • わが半生を語る

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    最も印象に残ったのが「人間はみな同じものだ。そういう思想はただ人を自殺にかりたてるだけのもの」のところ。戦後の平等思想への反発と読んだ。

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    2021年10月16日
  • おしゃれ童子

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    やけくそのおしゃれを通じて内面の苦悩を描いているように読める。「外面の瀟洒と典雅」だけに縋る様は道化のようだ。

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    2021年10月16日
  • 喝采

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    「幸福クラブ誕生」の会での講演にしては暗くて地味な話をするのが面白い。中村地平との交友話だし、もしかしたら走れメロスのような友情論の類なのか。

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    2021年10月16日
  • 走れメロス

    購入済み

    ある小説で、「メロスを邪魔した黒幕は誰なのか」という話が出てきたので久方ぶりに再読。たしかに王はメロスが帰ってくるわけがないと思っているので邪魔するわけがない。未解決ミステリのような薄暗さを感じる。

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    2021年10月15日
  • 太宰治全集(4)

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    ★4.0 佐渡
    ★3.5 きりぎりす、ろまん燈籠、服装について、令嬢アユ、新ハムレット、誰

    「新ハムレット」のハムレットの最後のセリフについて考えている。

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    2021年09月04日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    日中戦時下に書かれたとは思えない、不思議な明るさというかユーモアを含んだ作品が多い。
     太宰治自身の経験にも重なるはずなのに、滑稽に心中失敗をえがいた姥捨、犬に嫌われる自信をもって実際犬がキライで生きているのになぜか子犬に好かれてしまいハッピーエンドな畜犬談、吹き出物に悩む肌自慢の妻の憂いと妻を思いやる夫のやりとりが素敵な皮膚と心、中国戦線から慰みで投稿される兵隊たちの小説を読みながら平穏な場所に住む自分の存在をおしの鳥になぞらえて自虐する鷗、百姓女に押し売りで買わされた薔薇が値段の割にはかなりの良い出来だと褒められ当惑する善蔵を思う、売れない画家の夫が不本意にも売れて俗物になりかえって没落を

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    2021年08月29日
  • 人間失格 3巻(完)

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    ネタバレ

    父親が死んだことで解き放たれるのではなく
    より引きずり込まれていく描写が悲しい。
    どうにかならないのかと思うが
    結局ここまでくると周囲がなんとかしてやるしか
    方法もなかろう。
    それも、病院などプロの手に委ねるしかなく
    素人の手に負える範囲ではもはや無い。

    堀木の微妙な悪意の描写も気分が悪く
    髪を切ってしまった佳乃も痛々しい。

    翻案の仕方が面白かったし、小説も読み返したくなった。

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    2021年08月22日