太宰治のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「I can speak」人生の一瞬間の様相をそっと美しく切り取ってきたよう。「葉桜と魔笛」姉妹父三人の心情が虚構を通じて優しく哀切に結ぼれ合う。「秋風記」絶望の中で愛する女に語られる言葉に自分を見つける。"僕には、花一輪さえ、ほどよく愛することができません。・・・それから、自分で自分をもて余します。自分を殺したく思います""死ぬる刹那の純粋だけは、信じられる"「新樹の言葉」焼けた家を眺める兄妹に再生への清々しい決意を見る。「花燭」再生への、含羞と、にも拘らずその上での覚悟を、感じる。「愛と美について」家族が連作していく物語、太宰の小説の巧み。「春の盗賊
-
Posted by ブクログ
今まで、敬遠していたことに激しく後悔。
なんだろう、この何回も読みたくなる感じ。すてき。太宰すてき。
名言を浴びせまくられ。
誰にでもある、かよわい感情を、物惜しみせずに見せびらかしてくる。
それにたまらなく共感する。さみしい。かまってってかんじ。
自分はどうしようもない人間だと思う反面、他の人間とは違うことを信じている。そんなところがおろかで、恥ずかしくなる。
収録作品は
『秋風記』
『新樹の言葉』
『愛と美について』
『ろまん燈籠』
『女の決闘』
『古典風』
『清貧譚』
好きだったのは『新樹の言葉』
太宰が山梨とゆかりが深いことを知る。嬉しくなる。