太宰治のレビュー一覧
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太宰治なら『人間失格』と『斜陽』だね、という太宰ファンを見つけたらそいつはモグリである。太宰の小説はかなり、笑っちゃうことばかり書いてある。彼は本物の道化なのだ。シリアスに太宰を読む人間はどうかしている。太宰という作家は、お笑芸人系の作家なのだ。どれもこれも一級品の道化心が散りばめられていて、彼の人生同様いい加減でもったりした話しぶりとドライヴ感により読者たちを引き込んでいく。すなわち、三島由紀夫ほどに、固定観念を押し付けてこない、優しい場所に読者を誘い込み隔離し幽閉するのが太宰流なのである。太宰にかぶれた憐れな少年少女たちは、太宰と自分をダブらせ、なんて人生は儚いんだろうねえ、なんて前髪をは
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Posted by ブクログ
太宰治の文学忌は6月19日、遺体が発見された日で 誕生日でもありました。
今日は 入水した日、ご命日です。
『晩年』は、1936年(昭和11年)6月に刊行された、太宰治 の第一創作集(第一短編集)
すでにどこかで発表されていた作品の中より
15作品
「葉」
1934年、同人誌『鷭』発表。
太宰治による断章形式の心象モザイクアート。
「魚服記」
1933年、同人誌『海豹』創刊号。
太宰治文壇デビュー作。
レビューは『魚服記』(乙女の本棚)にて。
「列車」
1933年、『サンデー東奥』203号。
太宰治名義の第一作、懸賞小説。
令和となった日本ではもう想像がつかないけれど、上野という駅は東 -
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うまく書くことができない。書きながら私が感じたことは何か探ってみよう。
まずは女性が主人公だということに驚いた。「人間失格」がそうだったから、勝手に男性主人公しか太宰は書かないと思っていた。
戦後の「道徳の過渡期」が舞台。
主人公かず子の母親はいつも「淋しそうに笑う」。
南方から帰還した弟の直治(なおじ)も生きる気力がなさそう。
かず子は病気で母親を失うと、弟と同様に生きる気力を無くす。
通底している宗教観はキリスト教。
没落した貴族の出身ということで、直治は「貴族に生まれたのは、僕たちの罪」かと遺書の中で問うたり、かず子はかず子でずっと恋焦がれていた人に拒否を食らうも、結局はその人と子供を -
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2023.12.14
★3.2
戦後の没落していく旧華族の家庭を背景に、母と娘の生き方の変化を描いた物語。主人公のかず子は、時代の変化の中で貴族としての価値観が崩れていく現実に向き合いながら、自分らしい生き方を模索していく。一方で母は旧来の秩序にしがみつき、やがて家族は衰退の中でそれぞれの選択を迫られていく。物語は、かず子の手紙という形で語られ、彼女が「愛」や「生きる意味」を探していく過程が中心になっている。
難しかった!!!!けど、太宰さんの言葉遣いすごく好き。
母がスウプを召し上がる冒頭のシーンすごく好き。
本物の貴族である母と貴族であることが嫌で破滅していく直治、恋のために革命を起