太宰治のレビュー一覧

  • 人間失格 1巻

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    この暗いエロいジ~メジメした感じが、なんとも好きです。
    太宰の原作から現代っぽくアレンジされてます。
    続きが早く読みたい!!!!

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    2010年07月21日
  • ろまん燈籠

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    今まで、敬遠していたことに激しく後悔。
    なんだろう、この何回も読みたくなる感じ。すてき。太宰すてき。
    名言を浴びせまくられ。

    誰にでもある、かよわい感情を、物惜しみせずに見せびらかしてくる。
    それにたまらなく共感する。さみしい。かまってってかんじ。

    自分はどうしようもない人間だと思う反面、他の人間とは違うことを信じている。そんなところがおろかで、恥ずかしくなる。

    収録作品は
    『秋風記』
    『新樹の言葉』
    『愛と美について』
    『ろまん燈籠』
    『女の決闘』
    『古典風』
    『清貧譚』

    好きだったのは『新樹の言葉』
    太宰が山梨とゆかりが深いことを知る。嬉しくなる。

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    2010年10月01日
  • 人間失格 2巻

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    心中後の話
    原作に忠実で良くできています
    わかっていても先が気になってしまう
    いきなり現れる原文のも深みを出している

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    2010年06月26日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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     これは小説であって、フィクションで、創作物で、商業用エンタテイメントです。稼いで薬代少し払わないと、ツギ売ってくれないかもしれない。
     脳病院には瞞されて這入らされちゃった。ええ、物書きですから。何でも見聞したり、文字の羅列は売るんです。船橋に遊びに来てください。来るときはお金持ってきてください。
    humanlost

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    2010年06月28日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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    学生時代に読んだときとはだいぶ印象が違う(そりゃそうだ)。
    小説中に散りばめられた太宰の甘え。
    「こんなに、僕はひとりで苦しんでいるのだから、どうぞ優しくしてください」
    好き勝手やって人に迷惑かけて何を言う。と、大人になってしまった私は思う。

    だけど、甘えの下からこぼれる悔し涙を、絶望の吐息を、美しい言葉に昇華する。錯乱した精神が、原稿用紙に向かうときだけは研ぎ澄まされるかのように。つくづく純文作家だなあと思う。

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    2010年05月06日
  • ろまん燈籠

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    2010/05/04
    太宰が作品で遊んでる感じがおもしろい。
    「古典風」がいかにも太宰な作品だけど、「愛と美について」、「ろまん燈篭」も新鮮で好き。兄弟それぞれの個性を書き分けてるのもすごい。

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    2012年04月11日
  • 斜陽

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    読んだのと表紙が違うがおそらくこれであっていると思う。
    ヨイトマケ、とは土方で地ならしをする仕事の事のようだ。
    「斜陽族」という言葉を生むほどのブームが起きたという事が現代を生きる私には俄に信じがたい。

    しかし考えさせる節々がありおもしろかった。
    財産を食いつぶしていく没落貴族。
    滅びの美学。


    お嬢さまだった私の祖母ら、本書が刊行された頃、かず子に近い年齢であったはずだ。若い頃の逸話を聞く事はあったが戦後どのように思いながら生きたんだろうとふと思った。そういう人たちにとって斜陽の受け取り方は私とは異なるであろうことに興味がわく。

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    2010年04月17日
  • ヴィヨンの妻

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    松山くんカバーバージョン。
    ヴィヨンの妻は映画を見ていたので内容はわかっていたけれど、
    やっぱり大谷はひどいヤツ。
    ひどいけれどどうしてか魅力的。
    「私たちは生きていさえすればいいのよ」
    グッド・バイ、続きが気になる!
    どう終わらせたかったのだろう?
    トカトントンがお気に入り。

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    2010年04月12日
  • 斜陽

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    途中、ヤンデレの話かと思いきや、意外にも最後まで気丈に生き、それなりにハッピーエンド。
    いや、思いを遂げはしたけど、ハッピーではないか。

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    2010年04月08日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    表題作、こんなにあっという間に読むほどのめりこむと思いませんでした。元のハムレットを軽く読んで途中挫折しそうだったから。
    新ハムレットのハムレット君のまぁ痛いような切ないようなアルアルな若者らしさに目も当てられなかったり頷いたり恥ずかしくなったりしつつ、それぞれのキャラクター同士の会話に引き込まれて行きました。

    愛してるというのは恥ずかしいのか恥ずかしくないのか
    愛してくれというのは恥ずかしいのか恥ずかしくないのか

    どうなんじゃろね。

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    2010年12月15日
  • ヴィヨンの妻

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    パンドラの匣、トカトントン、ヴィヨンの妻、眉山、グッド・バイ

    どれも好きな作品。
    パンドラの匣:
    友人への書簡の形式になっている。書き手は結核患者であり死を感じずにはいられないが、書き手は嬉々としたり落ち込んだり苦悩したり感情豊か。彼は生きているのだ、ということが伝わってくる。
    同室の登場人物も看護婦とのやりとりもなんだかさわやか、ほがらか。しかし、背景は隔離された健康道場であることを思い出すととたんに、そこは幻想で、暗い死にとつながっている感じもする。
    トカトントン:
    無気力になる瞬間を「トカトントン」という音であらわす。
    わかる。そういう瞬間がある。
    ヴィヨンの妻:夫は救いようのない残念な人間。妻は強い。その強さは狂人ではないかと畏れを抱くほど。









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    2010年02月19日
  • 太宰治全集(3)

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    100周年の余波で読む。ちまっとした短編が面白い。
    「畜犬談」「春の盗賊」「駆込み訴え」が個人的ベスト3。
    「昔の小説」のイメージを払拭させるユーモアが、確実にある。

    MVP:熊本くん(「乞食学生」)

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    2010年02月07日
  • 人間失格 1巻

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    原作を読んでから読みました。
    漫画版ということで、原作とはまた違う
    独特の雰囲気が良かったです。

    だけど私的に、人間失格は昔の印象が強いので
    時代は昭和、制服は学ランが良かったです。

    心情の表現がとても上手なので、2巻が楽しみ!

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    2010年01月31日
  • 女生徒

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    「葉桜と魔笛」、「皮膚と心」、「きりぎりす」、「恥」…挙げたら限がないけど、とにかく全て描写が綺麗だし、やっぱり太宰は女性視点の話が上手だと再確認した。太宰が苦手だと思っている人に是非読んでほしい。

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    2009年12月23日
  • 人間失格 1巻

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    太宰の人間失格を、現代に置き換えた作品。
    生きることの虚しさなどは、現代のほうが痛々しく描けるのかもしれない。
    続きが楽しみな作品。

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    2009年12月18日
  • 太宰治全集(3)

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    ☆走れメロス:
    冒頭なぜ「激怒した」のかすっかり失念しての読み直し。ちょうど深夜アニメでこの題材が使われていて、比較もでき有意義。

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    2009年12月05日
  • 津軽通信(新潮文庫)

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    ア、秋/女人訓戒/座興に非ず/デカタン抗議/一燈/失敗園/リイズ/黄村先生言行録/花吹雪/不審庵/庭/やんぬる哉/親という二字/嘘/雀/未帰還の友に/チャンス/女神/犯人/酒の追憶 2009/11

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    2009年11月17日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    この本に収録されている、火の鳥が大好きです。女主人公の感情描写や成り立ちにの細やかな文章が良いです。
    火の鳥は、途中で挫折して未完で終わっています。

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    2009年10月25日
  • 太宰治全集(8)

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    -「わかい頃には、」と兄は草をむしりながら、「庭に草のぼうぼうと生えているのも趣があると思ったものだが、としをとって来ると、一本の草でも気になっていけない。」-

    太宰治のエッセイはほんとに脱力系でよい。引用は「庭」というエッセイ。疎開先の津軽の家で太宰が兄と草むしりをしながらの会話をかいていて「利休」のことが話題になってたりして、おもろい。兄が普通にインテリで、弟をアホだと思っている感がなんか、笑える。

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    2009年10月07日
  • 惜別(新潮文庫)

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    時代としては太平洋戦争中、
    太宰文学としては中期後半に書かれた
    長編二作が収録。

    「右大臣実朝」は、
    源頼朝と北条政子の子として生を受け、
    年若くして征夷大将軍となり、
    28歳で甥の公暁に暗殺される源実朝の半生を、
    その死によって源氏の将軍は
    三代で途絶える事となった悲劇の年若き権力者の姿を
    傍で仕えた従者の視点から語った作品。

    謀略や抗争といった血生臭い場所に身を置き、
    自身の破滅、源氏の破滅に向かって静かに進みつつも、
    真の貴族であり、「金塊和歌集」などを生み出した
    優れた歌人であった実朝。

    「アカルサハホロビノ姿デアロウカ。
    人モ家モ、暗イウチハマダ滅亡セヌ。」

    そんな彼の発する言葉は、本作品において
    片仮名と漢字で書き記されており、
    世間一般の凡人とは違った、
    崇高な光に、と言ったら良いのか、
    どこか浮世離れした空気に包まれている。

    一番世俗に触れているはずなのに、
    自らの意思か何かの力で
    それからかけ離れてしまっているような存在である。

    吾妻鏡の原文と語り手である従者の当時の思い出話、
    そして実朝の片仮名交じりの言葉が複雑に入り組み、
    いつの間にか読者は迷宮を通って
    御所の実朝の前に導かれたような錯覚に落ちるかもしれない。
    大変緻密に作られた作品である。

    「惜別」は、中国の革命家魯迅の
    仙台留学時代を、彼と同級生であった
    片田舎の老医師の回顧録といった形で描いた作品。

    こちらは、作者の意図から
    大きく乖離してしまうかもしれないが、
    いつの間にか太宰の魂が乗り移ってしまった
    中国人留学生の「周さん」、若き日の魯迅の
    徐々に変化を辿って行く心の過程も興味深いが、
    自分はどちらかと言うと、
    彼の周りの人物達の様子に心惹かれた。

    恩師である藤野先生の彼に対する慈愛、
    本作品の語り手である田中卓君、
    世話焼きのおっちょこちょいの津田憲治君の
    「周さん」を囲んでのどたばたぶりが
    なんとなく温かくて、そして優しくて、
    私は好きだ。

    ひっそりと行われた教師の心遣い、
    同級生達の無邪気な行動によって
    「分かり合えない」疎外感や孤独、
    憂国の想いに苛まれた周さんの青春時代は、
    息苦しく暗いものとなってしまうはずのものから、
    決してそれだけではなかった、
    愛おしい、懐かしさを覚えるような想い出に
    変わっていったのではないだろうかと
    そんな想像をさせられてしまう作品なのである。

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    2012年01月04日