あらすじ
「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」東北の大金持ちの息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を極限まで作品に昇華させた太宰文学の代表作品。「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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自己嫌悪、苦悩、堕落のすべてを煮詰めたような苦しくなる文章。情けない部分を隠そうともしない自己愛も、そのまま太宰の人間性が伝わってくる自叙伝のよう。太宰を代表する名作。
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何度読んでも。
この物語がいいことなのか悪いことなのかわからない。
ただ、なんだか、人間臭い。
純文学は、読んだ人でディベートして完結するようにも思える。
これは面白い。
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初太宰治
この本を読んで、現代でも似たようなことが言えるのではないかと感じた。何をもってして人間なのか。普通とは何だろうか。マジョリティに属することがそこまで偉いことなのだろうか。色々と考えさせられる内容だった。今でこそ多様性が謳われているが、この時期から苦しんでいる人はたくさんいたのだろうし、何が良いのかわからないまま、それっぽい正解に向かって右往左往しながらなんとなく進んでいく。そんな世の中であり、人間という生き物だと感じた。
自分自身、おこがましいが共感できる点が多くあった。道化を演じることであったり、何かに縋っていないとおかしくなってしまいそうということ、何のために生きているのかわからず、希死念慮があったこと。家庭環境や個性など色々なものが人を形成していく。だから語弊があるかもしれないが、そこで歪んでしまったら、なかなか修正していくことは難しい。結局人生はどんなきれいごとを並べようと、生き残っていくには多少の汚さや強さ、柔軟さが必要で、ずる賢く生きていかないとのけ者にされ、排除されていく。人間はそのレベルでしかまだ発展していない。理論がたくさんあって、理想論が語られることが多いが、感情や本能レベルの行動、感覚が先行するので、理論がどれだけ筋が通っていても、それが実行できるかどうかは別。そんな不完全な人間という生き物で、この地獄のような世の中をどう生きるか。どの時代も苦しみもがいている人はいっぱい。みんな孤独で孤高。そんなドロドロした状況に対して目を背けず、生々しく綴っている本書、そこから受け取れるメッセージ、広がる思考。自分はこの手の本が大好き。
正直時代背景や表現で内容がスッと入ってこないところがあった。また、一読では拾いきれないほど深いものがある気がしたので、再読を繰り返し味わっていきたい。
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確かに、主人公は人間として失格になってしまった。人間不信になってしまった経緯、お酒や薬、女におぼれた原因。これを読み、題名には納得すると同時に彼の行動や思想には共感できる恐ろしさがあった。しかし、この行為は不変な人から言わせれば、罪でも罰でもないかもしれない。なぜなら、法律に触れないのだから。彼はそのような人の理解に苦しんでいた。
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おどおどしている人を見ると、なぜだろうこれが無性の愛と言うのだろうか、生まれた時からあなたを知っているようなそんな気持ちになる。
こんな感じの文にとても共感できました。
私はコミュニティに馴染めてない人や空回りしている人を見るとなんだか愛らしいような、何かしてあげたい気持ちになります。こう言うと上から目線で傲慢に写ってしまうからうまく伝えれないと閉じ込めてた気持ちだったのですが、太宰治が無償の愛と表現していてこれだ!と嬉しくなりました。
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太宰治の文章なのか、主人公の葉ちゃんの言葉なのか、慣れるまで時間がかかったが、途中からのめり込んでいく感覚になった。
そして、密かに、人間失格であろう葉ちゃんに恋をしてしまっているような気分にもなる。
自分を作り上げ、人間を演じ、人間を怖がり、
色々な人たちと出会い、それでも、やはり人間失格な葉ちゃん、に、会ってみたいとも思えた。
太宰治自身と葉ちゃんの手記の混ぜ混ぜしたこの物語に、戸惑いつつ、最後にどう持っていくのか、すごく興味を持ち続けて読み終わりました。
わたしは、好きな本です。
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2026 11冊目
なんか、自分と重なるところもあったり、昭和初期から自分のような人間がいたかと思うと感慨深く、
文章の構成等入りずらいところもあったが、主観的に物語に入り込めスラスラ読めた。
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本当に大好きな本です。
初めて読んだ時、これ私が書いた?と思ってしまう程、共感の嵐でしたᴗ̥̥ .̼ ᴗ̥
同じ死生観の方が沢山いるとわかって安心させてくれた本です。
罪のアントニムの場面は私も一緒にその場で考えている様でとっても楽しかった(⸝⸝ɞ̴̶̷ ·̮ ɞ̴̶̷⸝⸝)
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初めて読んだ太宰治。彼のなかに自分がいるのに、自分のなかに彼がいなかったという過去を悔やんだ。
暗い話と聞かされ敬遠していたが、光をもって初めて、これを暗いものとできるのである。
自分のもつ小さな光では、幸いにもこれを暗いものとはできなかった。
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作品字体だけでなく、太宰治自身についても掲載されている興味深い資料となる一冊 旧字体で綴られた日本文学を読みやすく新字体に改められた版なので、非常に読みやすい。また古屋氏のマンガを読んでからというのもあるため、ストーリーがすっと入って来やすかった。実際、古屋氏のマンガの展開とその原材となった太宰治の作品とでは内容や結末が異なることを知っていて読んでいたので、どのような展開になるか楽しみながら読めた。
また桜桃、という作品も合わせて掲載されているので、人間失格以外の太宰作品を読めるのも嬉しい。
最後に寄稿されている解説は、実際の太宰治そして作品に対しての解説および太宰自身の年表も掲載されており、これがまた太宰をより知る上で貴重な情報となっている。
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倫理観を躊躇なくぶち壊せるのが文学の面白さだと思った
もちろんハッピーエンドではないがバットエンドすぎないのがリアル
自分にはあんまり刺さらなかった
また何年かしたら読み直したい
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人間関係の欺瞞を自分の当然としないことが人間失格なのか考えさせられた。葉蔵こそ自分に正直であり、だからこそ人間関係の欺瞞に合わせようと道化し続け、自分を欺きつづけ、壊れてしまった。
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中学生に読んで以来で、久々に読みました。
中学の時は、人間失格も、桜桃も、正直あまりわかっていなかったように感じます。けれど成人してから読み直すと、やはり全然感じるものが違うのを実感しました。
ご興味のある方は是非呼んでください。文学作品ですので、ライトノベルや最近の作品に比べると、耳慣れない言葉もいくつかありますが、文体としては比較的読みやすいかと思います。文学作品デビューしたい方にもオススメです。
※以下、ネタバレありの感想です。
【人間失格について】
葉蔵という男の人生を通して、太宰の人生の一部を見られる作品。私がこの話を読んで一番最初に感じたのは、葉蔵への哀れみであり、同情でした。作品に描かれた葉蔵の心はとても生々しくて、私にとっても、身に覚えのあるものが多かったからです。
葉蔵が幼い頃から抱えていた、人間に対する恐怖は、理解できないものへの恐れであり、もしかしたら同じような人間になりたくない、世間という色に染まりたくないという反発心のようなものでもあったのかもしれないと感じます。葉蔵が周りの人間や世間に感じていた薄気味悪さというのは、現代日本にもまだ色濃く残っているものもあり、誰しもが一度は感じたことのあるもののはずです。
しかし多くの人は、本人の前では「大成功」と笑い、後から「つまらなかった」と愚痴を言う人たちを見て不快に感じても、だからと言って自分にはどうしようもないのだとすぐに諦めて、忘れてしまうのだと思います。そして周りにそういう人が多ければ、徐々に染まっていく。染まらなくても徐々に慣れて、そういう人への不快感に鈍くなっていく。そういう日本の社会・世間の闇を、葉蔵は受け入れられ流すことができず、恐れ、道化に走った。葉蔵はそういう意味で、幼い頃からとても鋭く、敏感で、繊細な人物だったのだろうなと思います。
【桜桃について】
人間失格同様に、こちらもとても生々しく、夢などひとつもないリアルな人間関係の闇を感じる作品でした。家族というのは、幸せばかりではなく、喧嘩をしない夫婦だからと言って、不幸も悩みもない訳では無いのだということを眼前に突きつけられたような気持ちになりました。
子供のために尽くすことで、自分のことが疎かになっていき、子供を愛し大切にしたいという気持ちの裏で、自分ですら無意識に、自分の願望を潰し、妻の願望が潰れる音を聞き、しかしどうしようもなく、ぶつける先もなく、薄氷の上の平穏を守り続ける。
現代においても、存外ありふれている現実的な夫婦の姿なのではないかと感じます。
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昔、若い頃に読んだ時、あまりにも退廃的で自虐的な描写に、太宰治を敬遠するほどになってしまった作品。
歳を重ねて、今読み返してみると妙に共感できる部分が増えていることに気づいた。
自分の中の恐怖や不安、陰鬱な心を繕うように表ではおどけてみせる。
そしてそんな姿を俯瞰して見ている自分もいる。
いろいろな方向から、いろいろな自分が押し寄せて、やがて自分自身が崩壊していく様は、けっして他人事とは思えない姿だった。
人間が、人間としてバランスを崩さないように、上手に生きていく術を見つけることが、人間としての平和に繋がるのかもしれない。
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一気に読んで寝たが、読んだ直後よりも寝て起きた次の日になんとも言えないモヤモヤ感に襲われた。全体を通して、主人公のの感情、何を怖がっているのかを言語化するのが上手いと思った。
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アホな人ほど苦悩などなく、幸せなんじゃないかと思えた。
僕のようなアホな人からすると、主人公はちょっと考えすぎ自意識過剰すぎじゃないのかと思えるけど、人間の内面を深く描いたこの本は面白かったです。
ヨシちゃんは強姦された説が濃厚だけど、あるブログで読んだ、あざとい女、不倫説もあるなあと思った。なら、主人公はヨシ子の無垢な信頼心が一夜で黄色い汚水に変わってしまったと記述があるが、ヨシ子さんが強姦された被害者というだけなら、そこまで思うのかなあと。
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いつかは読んでみたいとは思っていたが、某古本屋でたまたま目に入り、購入。
欲望のままに生きた結果なのか、天才と引き換えに得てしまったものなのか、太宰にとっては生きづらい人生で、世界、世間だったんだろう。
何が、誰が、きっかけで、こうなってしまったのか明確には言えないが、やはり出会うべく人たち、そして何より父はじめ家族の影響は大きいんだと思う。
でもとにかく読んでいて楽しかったと表現するのは良くないんだろうけど、なんだか好奇心がくすぐられる感覚があった。
映画は全く違う話でファンタジーが混ざっていたが、斜陽は読んでみたいと思った。
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ずっと暗くなりそうで読んでいなかった作品。
太宰の人生に準えるようなあらすじで、徐々に荒廃して行く様がありありと伝わる。
蘇我太宰の作品も読んでみたいと思った。
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恥の多い生涯を送ってきました。
どんな人にも言える言葉ではないだろうか。
他人を信用出来ず道化に徹する葉蔵。
誰もが社会で生きていくにあたりその時々の仮面をつけている。職場、友人、家族……環境によって自分を演じ分けるのは皆そうではないだろうか。
特に刺さったのは堀木と母親の場面。
堀木は世渡り上手で人間的な人物として描かれていると思った。葉蔵がやや軽蔑していた堀木が、家ではしっかりしていてお母さんを敬い別人のよう。自分と同類、あるいは下に見ていた人間が実は内と外の顔を持っていて、世界にずっと適応していた、自分とは真逆の存在だったと突き落とされる。
この子はこちら側だと思っていたのに、と勝手にカテゴリ分けして勝手に落胆したりショックを受けたりすることがあるよなと自分に重ねた。
しかし葉蔵に全て共感できた訳ではない。一種の自己陶酔を全編通して感じ、やや批判的な目線で読んでしまった。
葉蔵は本気で悩んでいただろうが、どこか悲劇のヒロインを気取っているような印象を持った。
自己分析が非常に内側に向かっていて、人の苦しみに目が向いていない気がする。特にヨシ子に関しては彼女を守ったり心配するでなく、まず始めに純粋な信頼心が汚されてしまった、という言葉が来るのに違和感を持った。
自分も何もしなかったのに、その場で助けず自分を呼びに来た堀木に苛立つのも腹が立ったが、葉蔵自身が信用出来ない人間の部分が自分にもあるという描写なのだろうか……
私は葉蔵と一定の距離感を保ちながら読み進めた。
年を重ねるとまた印象が変わるのだろうか。まだ理解しきってはいない気がする。
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短いのに、というか、短いからこそ長年棚に置かれ続けていた迷作をやっと読みました。共感できないけど、「こういう人を知っている」という感想。見た目も愛想も良く、大抵の人からは好かれ、酒癖が悪いというお茶目もあるけど、心底臆病で、その割にプライドが高く、人の優しさにつけいり、親密な関係を築かない奴。嫌いになれないんだよなぁ。1年くらい連絡をとってないけど、「失格」の烙印を押されていないことを願う。小説自体は、わかりやすく堕ちていくのが滑稽で、最後の最後のタイトル回収で拍手したくなりました。
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太宰治の代表作としてあまりにも有名な作品で、正直、読む前は少しとっつきにくい印象がありましたが、文章はとても読みやすく、すっと物語に入っていけたことに驚きました。
一方で、描かれている葉蔵の人生はとても重いです。人に嫌われることを恐れ、人の顔色をうかがい、道化を演じながら周囲に合わせて生きていく姿には、読んでいて苦しくなるところもありました。それでも、ただ暗いだけではなく、人間の弱さや生きづらさが生々しく描かれているからこそ、目を離せない作品だったと思います。
読み終えてからも、人間、失格。という言葉が頭に残りました。葉蔵は本当に人間失格だったのか、それとも人間らしく生きることができなかっただけなのか。そんなことを考えさせられる作品でした。
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苦手なのに人に関わり不幸にする、本当に人間失格だと思う。
内容はともかく、言葉のセンスと勢いがある。
四畳半の森見登美彦さんとか、太宰治の影響受けてるのかな。
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20年ぶりに読んだ。10代で読んだ時は「裕福な家に生まれて、頭が良くても生きにくい人はいるんだなあ」などと思ったけど、久々に読んだら「世の中には自ら望んで不幸に進んでいく人間がいる。その人間にとっては不幸は娯楽なのではないか」と言う考えが浮かんだ。どの本も少なからずそうだが読んだ年齢によって感想が大きく変わる作品だなと思う。昔読んだときの衝撃(読後のひどいモヤモヤした気持ち)はもうない。あの頃の感受性は尊いものだった。
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気にし過ぎな主人公の性格が、笑えないどころか理解できてしまう。子供の頃から、むしろ今でさえ同じように人の目を気にしたり過去に縛られて生きている。おどけて見せて中でぐるぐるぐるぐる考え悩み続けているタイプ。
途中出てくるノリ軽め友人が「四畳半神話大系」の小津を思い出してしまい、頭の中で描写される彼はアニメ版の小津になってしまってた。
作品が作者の自伝的位置づけのため
作者の年譜もちゃんと読んだ。
自殺を図るのが多すぎるよ…と悲しくなったので、太宰さんのことを少し好きになってきたのかも
この本と同時に井伏鱒二さんの「山椒魚」と「太宰治」を買った。二人の関係がどのようなものだったのか「2026年の夏の宿題」として読み進めてみようと思う。
雑談:文ストのカバーについて
こちらのアニメを知らないのでどうなんだろうなと少し避けてきたが、むしろ現代だからこの表紙であって後々「あの頃はこれ流行ってたな」と思い返せるカバーなので良いかも?と肯定的に捉えるようになった。 太宰さんが見たら「恥だ」と落ち込んでしまうかな?アニメって何ぞや?というところからだろうけど、嫌がりながら喜びそうな気もする。
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走れメロスは知っているけど、他は読んだことがない太宰治。この方自身若くして自殺しているからな、、人間失格読んでいて苦しくなった。この主人公、道化で過ごしてきた幼少期が尾を引いていたんでしょう。そういう人は、ずっと何かすがるものがないと不安なんだろうな。太宰もそうだったのかな…
自分をもって、自立して生きていくってすごいことなんじゃないかって思えた。それって当たり前じゃないのかもしれない。
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ずっと気になっていたけど、読めていなかった作品。
読んだら病むと聞いたことがあったが、個人的にはそんなことはなかった。
会話文が少なく、個人的には少し読みづらく、途中で読むのを諦めそうになることもあった。
主人公はクソ男だと言われているが、個人的にそんなことはないと感じた。時間が経ったらまた読んでみたい。
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ついに人間失格を手に取り読むことができた。生きづらさを抱えている人間の内面を描かれてるなぁというおもいと、案外クソ野郎と思ってる奴の内面はこんなこと考えてるんやろなという思いを抱いた。
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『人間失格』を読むのは、おそらく5回目になります。10年ごとに手に取っているような気がします(たぶん)...
太宰治の代表作として高く評価されている作品ですが、これまで読んできて正直なところ、なぜこれほど名作とされているのかがよく分かりませんでした。自分の感受性や文学的理解に何か欠けているのではないかと考え、「年齢を重ねれば分かるのかもしれない」と思って読み返してきました。
62歳になった今、以前よりも主人公の内面は咀嚼しながら読むことができました。孤独や不安、他者への恐れは理解できます。しかし、それでも尚、この作品が広く支持され続けている理由は、私には掴みきれないままでした。
『人間失格』は太宰自身がモデルになっていて、ある意味遺書的な要素も感じました。社会に適応できず、酒や薬に溺れ、女性関係にもだらしなく、生きる意味を見失っていく男の物語。確かに内面描写は鋭く、そこに太宰の文学的才能を感じます。しかし主人公の思考や行動に強く共感できるかというと、私には難しかったのです。
それでも10年後、また読み返しているのかもしれません。その時に何を感じるのか。そうさせるのもまたこの作品の持つ魅力なのかもしれませんね。