【感想・ネタバレ】人間失格のレビュー

あらすじ

「恥の多い生涯を送って来ました。自分には、人間の生活というものが、見当つかないのです」東北の大金持ちの息子であり、廃人同様のモルヒネ中毒患者だった大庭葉蔵の手記を借りて、自己の生涯を極限まで作品に昇華させた太宰文学の代表作品。「いまは自分には、幸福も不幸もありません。ただ、一さいは過ぎて行きます」ほかに、家族の幸福を願いながら、自らの手で崩壊させる苦悩を描いた「桜桃」も収録。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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Posted by ブクログ

おどおどしている人を見ると、なぜだろうこれが無性の愛と言うのだろうか、生まれた時からあなたを知っているようなそんな気持ちになる。
こんな感じの文にとても共感できました。
私はコミュニティに馴染めてない人や空回りしている人を見るとなんだか愛らしいような、何かしてあげたい気持ちになります。こう言うと上から目線で傲慢に写ってしまうからうまく伝えれないと閉じ込めてた気持ちだったのですが、太宰治が無償の愛と表現していてこれだ!と嬉しくなりました。

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2026年06月17日

Posted by ブクログ

太宰治の文章なのか、主人公の葉ちゃんの言葉なのか、慣れるまで時間がかかったが、途中からのめり込んでいく感覚になった。
そして、密かに、人間失格であろう葉ちゃんに恋をしてしまっているような気分にもなる。
自分を作り上げ、人間を演じ、人間を怖がり、
色々な人たちと出会い、それでも、やはり人間失格な葉ちゃん、に、会ってみたいとも思えた。
太宰治自身と葉ちゃんの手記の混ぜ混ぜしたこの物語に、戸惑いつつ、最後にどう持っていくのか、すごく興味を持ち続けて読み終わりました。
わたしは、好きな本です。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

2026 11冊目
なんか、自分と重なるところもあったり、昭和初期から自分のような人間がいたかと思うと感慨深く、
文章の構成等入りずらいところもあったが、主観的に物語に入り込めスラスラ読めた。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

本当に大好きな本です。
初めて読んだ時、これ私が書いた?と思ってしまう程、共感の嵐でしたᴗ̥̥ .̼ ᴗ̥
同じ死生観の方が沢山いるとわかって安心させてくれた本です。

罪のアントニムの場面は私も一緒にその場で考えている様でとっても楽しかった(⸝⸝ɞ̴̶̷ ·̮ ɞ̴̶̷⸝⸝)

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2026年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初めて読んだ太宰治。彼のなかに自分がいるのに、自分のなかに彼がいなかったという過去を悔やんだ。
暗い話と聞かされ敬遠していたが、光をもって初めて、これを暗いものとできるのである。
自分のもつ小さな光では、幸いにもこれを暗いものとはできなかった。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

久しぶりの再読で、人間失格とJOKERってむちゃくちゃ色んなものが通底するんやなと思った

世間と個人
喜劇と悲劇
他人の評価
道化という仮面

一方で、演じる道化に対する他人からの評価の違いで、葉蔵とアーサーのその後どう振る舞うのかは異なっていく。自らを破滅させるか社会を敵対視するか。

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

"人間失格"昔から聞いたことはあったが、読んだことは無かった作品。それを今ほど、読み終えることが出来て、大変嬉しく思う。

初っ端の感想としては、難しい!!だ。
ただ、内容は73%は理解できたと思う笑
それを踏まえて、葉ちゃんの、女にモテてるが女が苦手、というのが、また贅沢な男だなぁと思った。
ただ、社会に対しての生きづらさというのは、私も歳を重ね、社会に絶賛揉まれ中の今だからこそ、共感できる部分はあった。

映画化もしていたような気がするから、映画を見て答え合わせでもしようかしら。笑

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

人より優れているが故の生きにくさ、人間社会にうまく溶け込めないからこそ道化という名のエンターテインメントに走ったのかなと思った。
失格というより、葉蔵(太宰)が描く理想像の自分になれなかっただけだなと感じた。が、なんやかんや1番人間らしさがある。人間らしさを求める割に1番人間臭い、太宰はそういう人間
人間失格は一通り人生を楽しんだ後にまた読みたい

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

作品字体だけでなく、太宰治自身についても掲載されている興味深い資料となる一冊 旧字体で綴られた日本文学を読みやすく新字体に改められた版なので、非常に読みやすい。また古屋氏のマンガを読んでからというのもあるため、ストーリーがすっと入って来やすかった。実際、古屋氏のマンガの展開とその原材となった太宰治の作品とでは内容や結末が異なることを知っていて読んでいたので、どのような展開になるか楽しみながら読めた。
また桜桃、という作品も合わせて掲載されているので、人間失格以外の太宰作品を読めるのも嬉しい。
最後に寄稿されている解説は、実際の太宰治そして作品に対しての解説および太宰自身の年表も掲載されており、これがまた太宰をより知る上で貴重な情報となっている。

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2026年03月14日

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一気に読んで寝たが、読んだ直後よりも寝て起きた次の日になんとも言えないモヤモヤ感に襲われた。全体を通して、主人公のの感情、何を怖がっているのかを言語化するのが上手いと思った。

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2026年08月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アホな人ほど苦悩などなく、幸せなんじゃないかと思えた。
僕のようなアホな人からすると、主人公はちょっと考えすぎ自意識過剰すぎじゃないのかと思えるけど、人間の内面を深く描いたこの本は面白かったです。

ヨシちゃんは強姦された説が濃厚だけど、あるブログで読んだ、あざとい女、不倫説もあるなあと思った。なら、主人公はヨシ子の無垢な信頼心が一夜で黄色い汚水に変わってしまったと記述があるが、ヨシ子さんが強姦された被害者というだけなら、そこまで思うのかなあと。

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2026年08月02日

Posted by ブクログ

いつかは読んでみたいとは思っていたが、某古本屋でたまたま目に入り、購入。
欲望のままに生きた結果なのか、天才と引き換えに得てしまったものなのか、太宰にとっては生きづらい人生で、世界、世間だったんだろう。
何が、誰が、きっかけで、こうなってしまったのか明確には言えないが、やはり出会うべく人たち、そして何より父はじめ家族の影響は大きいんだと思う。
でもとにかく読んでいて楽しかったと表現するのは良くないんだろうけど、なんだか好奇心がくすぐられる感覚があった。

映画は全く違う話でファンタジーが混ざっていたが、斜陽は読んでみたいと思った。

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2026年07月27日

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ずっと暗くなりそうで読んでいなかった作品。
太宰の人生に準えるようなあらすじで、徐々に荒廃して行く様がありありと伝わる。
蘇我太宰の作品も読んでみたいと思った。

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2026年07月08日

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恥の多い生涯を送ってきました。
どんな人にも言える言葉ではないだろうか。

他人を信用出来ず道化に徹する葉蔵。
誰もが社会で生きていくにあたりその時々の仮面をつけている。職場、友人、家族……環境によって自分を演じ分けるのは皆そうではないだろうか。

特に刺さったのは堀木と母親の場面。
堀木は世渡り上手で人間的な人物として描かれていると思った。葉蔵がやや軽蔑していた堀木が、家ではしっかりしていてお母さんを敬い別人のよう。自分と同類、あるいは下に見ていた人間が実は内と外の顔を持っていて、世界にずっと適応していた、自分とは真逆の存在だったと突き落とされる。
この子はこちら側だと思っていたのに、と勝手にカテゴリ分けして勝手に落胆したりショックを受けたりすることがあるよなと自分に重ねた。

しかし葉蔵に全て共感できた訳ではない。一種の自己陶酔を全編通して感じ、やや批判的な目線で読んでしまった。
葉蔵は本気で悩んでいただろうが、どこか悲劇のヒロインを気取っているような印象を持った。
自己分析が非常に内側に向かっていて、人の苦しみに目が向いていない気がする。特にヨシ子に関しては彼女を守ったり心配するでなく、まず始めに純粋な信頼心が汚されてしまった、という言葉が来るのに違和感を持った。
自分も何もしなかったのに、その場で助けず自分を呼びに来た堀木に苛立つのも腹が立ったが、葉蔵自身が信用出来ない人間の部分が自分にもあるという描写なのだろうか……

私は葉蔵と一定の距離感を保ちながら読み進めた。
年を重ねるとまた印象が変わるのだろうか。まだ理解しきってはいない気がする。

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2026年06月19日

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読むのは4回目。読む年齢によって感じ方が異なる不思議な本。
暗いな。自分よりも生きづらそうなのでなんか安心してしまう。

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2026年05月21日

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短いのに、というか、短いからこそ長年棚に置かれ続けていた迷作をやっと読みました。共感できないけど、「こういう人を知っている」という感想。見た目も愛想も良く、大抵の人からは好かれ、酒癖が悪いというお茶目もあるけど、心底臆病で、その割にプライドが高く、人の優しさにつけいり、親密な関係を築かない奴。嫌いになれないんだよなぁ。1年くらい連絡をとってないけど、「失格」の烙印を押されていないことを願う。小説自体は、わかりやすく堕ちていくのが滑稽で、最後の最後のタイトル回収で拍手したくなりました。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ


いる、こういう人。
幸せになることから無意識に逃げて、幸せになりかける度、幸せになれない言い訳を自ら作ってしまう。
叶うのが怖いのか、深層心理では幸せを追いかけていたいタイプなのか、だから終着もしないし、欲もない。
欲があると、手に入れたら幸せになってしまうもんね。
幸せにならないように、でも不幸からは距離を置いているつもりで、結果、不幸にあしをとられながら泳ぐ感じ。
常に不幸の渦潮がそばにあるみたいな、引っ張られるんかな。
苦しいよね、そりゃ。

変わり方は簡単なのに…
できない(しない)頑固さだけが強い。

これが『人間失格』やったかと。
すごい切り口だなと。

『人間』というものがもし、
生まれた時から幸せに向かうようにプログラムされていたとしたら
(その幸せとは、例えば『私は今幸せだ!』と言えること、だとして)
葉蔵は間違いなくそのプログラムのミスで欠陥品、
つまり『人間失格』なんだろう。

でも人間はプログラムされてないし、
幸せは人それぞれだし
最近はダイバーシティとかと謳われていて
心や脳の病気は誰しもがなり得るもので
そんな現代であったなら、葉蔵は自分を
『人間失格』まで思うだろうか。

あと、アドラーの、『嫌われる勇気』を読んだら
どう感じるんだろう葉蔵は。
辛くしてるのは自分なのだよと。

ただ、
『世間というのは、君じゃないか』
それは、ほんとにそう!

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

タイミングが心配だったけれど、思ってた以上に楽しんで読めた。笑
葉蔵の苦悩は今の人間にも理解できるし、むしろそう思ってる人の方が多いのでは、と思えるほど。
でも彼が「狂人」になってしまったのはなぜだろう?
太宰本人の人生の過酷さが詰まっているので、いましんどい人は読まない方が良いね。

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2026年01月29日

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人のことを気にして着飾ったり、嘘をついたりなど、したことあることや感じたことを言語化してるのですごく共感できた
ここまでは堕落してないがこうもなり得たと思うから反面教師にしていきたい

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2025年12月06日

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全体的に暗い雰囲気で、文体が好きだなと思った。共感できる部分が多く、オチも面白い。ただ、主人公と同じ悩みを抱えてる人も多いと思うから、題名は人間失格というより社会不適合者とかの方が合っている気がする。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

他の人の目を気にしがちな自分と少しリンクすることもあり共感ができおもしろい話だったが題名通り主人公がダメ人間すぎてびっくりした。

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2025年10月22日

Posted by ブクログ

20年ぶりに読んだ。10代で読んだ時は「裕福な家に生まれて、頭が良くても生きにくい人はいるんだなあ」などと思ったけど、久々に読んだら「世の中には自ら望んで不幸に進んでいく人間がいる。その人間にとっては不幸は娯楽なのではないか」と言う考えが浮かんだ。どの本も少なからずそうだが読んだ年齢によって感想が大きく変わる作品だなと思う。昔読んだときの衝撃(読後のひどいモヤモヤした気持ち)はもうない。あの頃の感受性は尊いものだった。

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2026年08月16日

Posted by ブクログ

気にし過ぎな主人公の性格が、笑えないどころか理解できてしまう。子供の頃から、むしろ今でさえ同じように人の目を気にしたり過去に縛られて生きている。おどけて見せて中でぐるぐるぐるぐる考え悩み続けているタイプ。

途中出てくるノリ軽め友人が「四畳半神話大系」の小津を思い出してしまい、頭の中で描写される彼はアニメ版の小津になってしまってた。

作品が作者の自伝的位置づけのため
作者の年譜もちゃんと読んだ。
自殺を図るのが多すぎるよ…と悲しくなったので、太宰さんのことを少し好きになってきたのかも

この本と同時に井伏鱒二さんの「山椒魚」と「太宰治」を買った。二人の関係がどのようなものだったのか「2026年の夏の宿題」として読み進めてみようと思う。

雑談:文ストのカバーについて
こちらのアニメを知らないのでどうなんだろうなと少し避けてきたが、むしろ現代だからこの表紙であって後々「あの頃はこれ流行ってたな」と思い返せるカバーなので良いかも?と肯定的に捉えるようになった。 太宰さんが見たら「恥だ」と落ち込んでしまうかな?アニメって何ぞや?というところからだろうけど、嫌がりながら喜びそうな気もする。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

走れメロスは知っているけど、他は読んだことがない太宰治。この方自身若くして自殺しているからな、、人間失格読んでいて苦しくなった。この主人公、道化で過ごしてきた幼少期が尾を引いていたんでしょう。そういう人は、ずっと何かすがるものがないと不安なんだろうな。太宰もそうだったのかな…
自分をもって、自立して生きていくってすごいことなんじゃないかって思えた。それって当たり前じゃないのかもしれない。

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2026年08月04日

Posted by ブクログ

ずっと気になっていたけど、読めていなかった作品。
読んだら病むと聞いたことがあったが、個人的にはそんなことはなかった。
会話文が少なく、個人的には少し読みづらく、途中で読むのを諦めそうになることもあった。
主人公はクソ男だと言われているが、個人的にそんなことはないと感じた。時間が経ったらまた読んでみたい。

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2026年07月30日

Posted by ブクログ

ついに人間失格を手に取り読むことができた。生きづらさを抱えている人間の内面を描かれてるなぁというおもいと、案外クソ野郎と思ってる奴の内面はこんなこと考えてるんやろなという思いを抱いた。

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2026年05月31日

Posted by ブクログ

 『人間失格』を読むのは、おそらく5回目になります。10年ごとに手に取っているような気がします(たぶん)...
 太宰治の代表作として高く評価されている作品ですが、これまで読んできて正直なところ、なぜこれほど名作とされているのかがよく分かりませんでした。自分の感受性や文学的理解に何か欠けているのではないかと考え、「年齢を重ねれば分かるのかもしれない」と思って読み返してきました。
 62歳になった今、以前よりも主人公の内面は咀嚼しながら読むことができました。孤独や不安、他者への恐れは理解できます。しかし、それでも尚、この作品が広く支持され続けている理由は、私には掴みきれないままでした。
 『人間失格』は太宰自身がモデルになっていて、ある意味遺書的な要素も感じました。社会に適応できず、酒や薬に溺れ、女性関係にもだらしなく、生きる意味を見失っていく男の物語。確かに内面描写は鋭く、そこに太宰の文学的才能を感じます。しかし主人公の思考や行動に強く共感できるかというと、私には難しかったのです。
 それでも10年後、また読み返しているのかもしれません。その時に何を感じるのか。そうさせるのもまたこの作品の持つ魅力なのかもしれませんね。

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2026年02月22日

Posted by ブクログ

太宰は6男坊で生まれて、甘えられないし我儘も言えない数々の苦労がある幼少期を過ごしています。
最後に登場する飲み屋のママが言うように「お父さん(実家)も悪かった事もあると思う」に同感します。けれども、これだけ兄弟が多ければ両親もそれぞれの子供に構っていられない様子も納得できました。

お金もあり、学校へも通えて。
かなりの美男子が更に罪ですね。

薬局でモルヒネが買えるのは、この時代ならでは、完全に依存症のようでした。だれか賢くて支えてくれる女性がいたら良かったのに‥。

友人の堀木は、本物の悪友です。それでも堀木自身は、自宅で両親とうまく同居し、それを見た太宰は複雑な心境になっています。
実の両親とは直接的な家族の関わりが無い背景から、堀木を羨ましく思えたのかもしれません。

同情したい気持ちはあるものの、弱い彼に近寄りたくなる女性たちの気持ちもわからなくはない‥

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2025年12月26日

Posted by ブクログ

題名が気になって見た。共感したり、確かにと思ったところがいくつもあった。

個人的には酒、タバコとか色々経験してからもう一度読もうと思う。

まだ子供だから難しいなと思った。

読んでみたくなったら読んでいい。でも大人になってできることをやってから見た方がいい気がした。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

人間失格も、後に綴られている桜桃も人間なら誰でも感じたことのある感覚が語られている感じがある。
人間失格は最初に語られていた写真の雰囲気と、その後手記で語られる生活とが読み進めるうちに一致していくのが面白い。「人間失格」という仰々しいタイトルではあるが手記の人物と共感できる部分がある。

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2025年10月24日

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