太宰治のレビュー一覧

  • 人間失格

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    初めて人間失格を読みました。
    読まなきゃなと思いながらも先延ばしにしていた一冊。
    非常に読みやすく、古さもあまり感じず、非常に読みやすかったです。
    もっと早く読んでおけばよかった!

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    2025年04月13日
  • 津軽

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    個人的に苦手意識があり、太宰治作品は人間失格と走れメロスくらいしか読んだことがなかった。
    名紀行文というワードに興味が湧いて手にとってみた。
    この作品に関してはちょっとウジウジした感じがシュールな笑いを誘っているところもあり、とても楽しめた。
    鯛が切り身になった話が特にすき。
    数年後に自殺をしてしまうことが頭にちらつきつつも、大人になって故郷をめぐり、自分を構成しているものを丁寧に見つめ直していく姿にじーんときた。
    これを機に他の作品も読んでみたい。

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    2025年04月05日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めてしっかりと太宰治を読んだが現代の作家たちとは何もかも違く読みにくかった。個人的に面白い話も多々あったためまた太宰治の作品を読んでみたいと思う。昔話を面白く作り変えるのはとてもユーモアがあり、彼しかできないのではないかと思った。

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    2025年03月23日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    星3と4の間といったところ。
    太宰治の随筆集。最後の志賀直哉批判は面白かったし、所謂文豪というだけで崇める体制への批判はなるほど感じるところがあった。
    その他、酒のくだりなど共感できるところもあり。
    小説の中で見える太宰の思想、私生活を補完するようなまとめ。

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    2025年03月14日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    太宰治は夕刻、黄昏のイメージ。とぽりと落ちそうな夕日。興味本位でのぞいてみたが、やはり合わない。人間失格と斜陽はすき。

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    2025年03月11日
  • 太宰治短編集 走れメロス・女生徒など

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    恥ずかしながら太宰作品初読み。この本は児童書なのでルビもふってあるし、難しい表現や現在ではあまり使われないような言葉の解説が下段に乗っていて非常に解り易い太宰初心者でもとっつきやすい本でした。短編集が8編、読むまでは太宰と聞くと固いイメージだったのですがかなり砕けた表現で、ジャンルも様々。全体的に思ったのは言葉遣いなどは約80年前なので仕方ないが表現方法は普通に面白く読みやすく、それと創造性というよりは自分の経験を面白可笑しく創作した感じを受けました。短編なので長編はまた違った感じなのかもしれませんが。

    初読みと言ったら語弊があるかもしれません、少し前に太宰版昔話の「お伽草紙」を軽く読んだ覚

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    2025年02月26日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    内容を完全に理解できてないけど、絶望的な話だった。
    冒頭の植物採集中に転落死した学生の話が、こういう風にストーリーに関わってくるとは…。
    その学生も魚になったかも?

    思春期特有の「なぜ生きるか」みたいな不安を持っている女の子にとって、父親からの「そだべな、そだべな」だけじゃ足りなかったんだろうな。

    フナも金魚みたいに長生きしたりするし、別に大したことない魚じゃないと思うけど、蛇には見劣りするもんね。

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    2025年02月25日
  • 斜陽

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    伊豆の景色が良かった。登場人物と同じ思考に陥ったことがあって、70年前も同じような悩みを抱えていた人がいたんだなと不思議な気持ちになった。

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    2025年05月02日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    最初に手に取った太宰治さんの本。
    中学2年生だっただろうか。
    今から40年以上も前のこと。

    選ばれてあることの
    恍惚と不安二つ我にあり

    この作品に使われた言葉ではないが、そういうことを、割と端的に書いていて、そういうところに惹かれたんだと思う。

    この作品を皮切りに、手に取れる作品は凡そ読み、ものによっては覚えるまで読んだ。

    今となっては、なにより懐かしさを覚える。

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    2025年01月28日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    内容はかなりうろ覚えだったが、一人称の語りから透けて見える心の動きがうまくて、もどかしくて、面白い。
    知識がある方は、「あー、あのくだりね」となるのだろうか。再読だが、前回も同じことを思った気がする。進歩がない。
    このような手に取りやすい形になって、再読できて嬉しい。

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    2025年01月17日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    ネタバレ

    中学生ぐらいの女の子の視点で、1日の生活模様が書かれているお話。
    特別な刺繍を施したアイテムをこっそり身につける感覚、自分は特別なんとも思っていないけど相手は親友と思ってくれている関係、外面の良い母親を見て苛立つ瞬間、2匹の犬の片方だけを可愛がる残酷さなど、作者は女の子だったことがあるのではないかと思うような場面が多々あった。
    若さの特有の苦しみを、「大人になれば苦しくなくなります」って受け流すことは、確かに根本的な解決策ではないなと思ったけど、そういう苦しみは自分自身でしか取り除けないことだから、他人はそう言うしかないことだとも思う。

    文字数が多いからか挿絵は少なめだが、印象的な絵ばかり。

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    2025年01月15日
  • 人間失格

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    初めて太宰治読みました

    文章はとても美しいと感じましたが…内容にはゴメンナサイ
    共感できませんでした

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    2025年01月09日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    さっき読んだのよりもっと意味わからんかった…笑
    何が何でどうなった!?って思っちゃうので、読み慣れてないなぁとしみじみする。
    イラストは全面に描いてあったりもして、わりと好きな感じだったりはした。

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    2025年01月04日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    見開きの半分がカラーの挿絵で、これなら読めるかなと思って。文章だけ読んでる時よりちょっと気は散る気もするけどページを捲るハードルは下がってる気はする。イラストは刺繍糸とか物の絵は結構好きだなって思って眺めてた。
    太宰は何言ってるか全然わからんな…うだうだしているのは共感できないなと思う。

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    2025年01月04日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    つまらなくはなかったし、ポンポン読み進められて続きが読みたい気持ちにも駆られたが、なぜこんなにも人気なのか分からなかった。
    いつも専門書を読んでいる自分には文学は向いていないと思った。
    (自分がこの本を理解できないだけなのに星3をつけてしまうのは申し訳ない)

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    2024年12月29日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    好きな作品集まってて、その中で泉鏡花、小栗虫太郎、折口信夫の話は未読だったので多分これらも好きだろうとウキウキで読んだけど結局これら全部ななめ読みで終わってしまった。むずいまだオレには
    夢十夜、第一夜だけ一人歩きしているから第二夜以降新鮮な気持ちで読めた。
    芋虫が本当に好きで何度も読み返しているのでここでも読めてよかった。

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    2024年11月30日
  • 富嶽百景・女生徒 他六篇

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    太宰治ってこんな人だったの?すごいこんな明るい短編あるんだ!とびっくりしてしまった。
    「女生徒」は文章が本当に少女が書いたかのようにみずみずしい内容で、一緒にすごしているかのように楽しむことができた。

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    2024年11月13日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    耽美幻想文学のアンソロジー。いくつか読んだことのあるものもあり、名前はよく聞くものの実際読んだことのなかったものもある。
    やはり、桜の森の満開の下は断トツで好きなのでこれが冒頭に来てしまうと後がちょっと弱い気がする。いや、あくまで個人的にはだが。江戸川乱歩は「蟲」の方が好きだしな~。みたいな個人的にこのテーマで耽美幻想文学を編むなら何を入れるかみたいなのを考えるのも楽しいかもしれない。あと太宰治の「駈込み訴え」がガチ恋同担拒否反転アンチの詰んでるヲタク描写すぎて解像度高ぇ~ってなった。

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    2024年11月03日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    終わり方かっこいい。「クソデカ感情」がじっくり書いてあるからオタクが好きなんだろうなって思ってしまった。

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    2024年10月17日
  • 晩年(新潮文庫)

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    202403
    太宰治にしては明るい部分もあり、様々な手法に取り組もうとしてたことが伺える

    202503-04再読

    色んな句や短編の組み合わせ
    撰ばれてあることの 恍惚と不安と 二つわれにあり
    思い出
    著者の学生時代の思い出。特に女中のみよへの恋心(男におかされ出て行ってしまう)
    魚服記
    父と暮らす炭屋のスワが最後鯉になる、女の目覚め、絶望、変身を童話的に
    列車
    友人の彼女が振られ青森駅行きの列車を見送る。時間を持て余し悪態をつく。
    地球図
    ローマのシロオテのキリスト教日本伝教、その死刑囚としての結末。
    猿ヶ島
    人の漂流と思いきやロンドン博物館からニホンザル二匹が逃げたというオチ。見世物の

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    2025年04月09日