太宰治のレビュー一覧

  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    気にはなっていたけど、読んでなかった。
    太宰治のグッドバイがドラマで引用されていたから読んでみた。
    雑誌の編集長を務めている田島。愛人がたくさんいるがそろそろ家族と共に暮らそうと愛人一人づつに別れを言いに行くことにするけど、綺麗に別れるために女性を1人同伴させることにしたけれど…
    愛人がたくさんいて思うようにしてきたであろう田島がこの女性に振り回されているのは、ちょっとおかしい。
    この作品は未完で終わっている。
    太宰はこの続きをどう書くつもりだったんだろう…残念…

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    2026年05月26日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    この感想に論理も何もない、ほんとに感想を書きました。

    第一の感想として、大学一年生の今の私にはまだ早かった。
    ページはスルスル捲れる、面白いと思える、読みやすい文章、でも何かが分からない。すごく抽象的な感想に、言語化できていないなーって悔しさがある。

    直治は孤立が嫌なため、酔った状態であっても人と付き合いたかったんだなーって、でも周りからはどうしようもない不条理から受け入れられなかったんだなーって。
    ズレているかもだけれど、ドストエフスキーの『罪と罰』を思い出した。
    直治もラスコーリニコフみたいに寄り添い続けてくれる人がいたら、自分自身の生きる自由を持てたのかな。

    お母さんはともかくカッ

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    2026年05月24日
  • パンドラの匣

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    『正義と微笑』『パンドラの匣』の2篇が収録されている本。

    太宰治というと、とにかく暗い小説が多いイメージだったが、青春小説も書いていたのだということに驚いた。

    どちらの話も20歳前後の少年が主人公であるが、真面目でお堅く、でもやはり年相応の子供っぽさ(気になる女の子への評価がひん曲がってる笑)もある彼らの気質が、読んでいてとても微笑ましい。

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    2026年05月17日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    1回読んだだけではわからなかった。人間と革命と恋と自由。美は乱調にあるのかもしれない。太宰治の別の作品を読んでみたくなった。

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    2026年05月17日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ある特権階級の家族の没落。高貴で上品な母を支えになんとか保たれていた兄妹の倫理観が、母の死により崩れていく様子が生々しい告白の形で描かれている。
    時代に馴染めない生きづらさは現代にも通じるし、そこで生きる生身の人間の本質はいびつで、あまり上等なモノではないかもしれないが、それも含めてひとりの人間としてどう生きるのかは自分自身で決めていくものだ。と思わされる。

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    2026年05月14日
  • 晩年(新潮文庫)

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    猿面冠者、思い出、猿ヶ島はめちゃ面白かったが、それ以外は何を書いているのか、理解できないものもあり自分の未熟さを痛感した。

    猿ヶ島に関しては、自分たち人間は猿を見せ物と思っているという無意識のうちの考えを翻すようなトリックがさすが、太宰さんといった感じ。

    難しい作品も多く、理解できない悔しさがあるけど他の作品も読んでもう少し太宰さんへの造詣を深めたい

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    2026年05月07日
  • 人間失格

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    太宰治といえばこの作品。自伝的小説とのことだが、怠惰な生活や繊細な雰囲気から太宰治像が読み取れた。あんまり好みではなかった。よほどモテたのだろう。

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    2026年04月22日
  • パンドラの匣

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    初太宰。
    予想よりも明るく、ホームドラマのような二編だった。
    少年が10代に持つ理想と周りの同級生や大人と言う現実への葛藤とそれでも希望に満ちたエンド。

    あれ太宰の小説って実はこんな傾向なの?と思ったら、解説によるとこの二編は戦前〜終戦直後に書かれ戦争という暗い時代を脱したあとの世界を皆で変えていくぞと言う希望に満ちた感じで描かれたものの、その後は日本の変わらなさ?に失望してゆきその後に書かれた小説は暗くなって行く…とみたいなことが書いてあった。

    ただこの二編は太宰が若者の時に書いた小説ではなく30代にはいってから書かれたとのことで(昔書いたものの焼き直し小説だったり、元ネタとなる友人の日

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    2026年04月24日
  • 人間失格

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    この本をどう評価して良いのか私には分からないというのが、初読の私が思った感想だ。共感できる部分は多いが、こんなにも悲観的な考え方しかできないものなのかと思ってしまった。今後、再読して自分がどう感じるかが楽しみである。

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    2026年04月19日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    欠けたものに対して抱かれる倒錯的な美を描き出す作品だと思う。一般に、完全ではないものに美を見出すこと自体は決して不自然ではない。しかし本作においては、その美意識がどこか倒錯的であり、居心地の悪さを覚えさせる。

    作中の人物は、自らが幸福になることをどこかで拒みながらも、他者からの肯定を強く求めている。この自己矛盾的な在り方は、人間の本質的な弱さや屈折を示しているように感じた。主人公であるかず子の恋も大きく屈折している。かず子の恋に限って言えば、自己を消耗させることで意味を見出そうとするようだったし、他の物語の登場人物も徹底してどこかが破滅的だ。

    一方で、そうした屈折の理由を彼らの内面性だけに

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    2026年04月17日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    太宰治は学生時代、といっても、まだ、男女の酸いも甘いもわからぬ少年(少女)時代に名を知れたものを読んで以来ぶり…女と心中したために、未完の絶筆となった作品というのに惹かれて読んでみた。こんなに軽快で明るく伸びやかでコケティッシュに書かれたものとは!どうしようもなく女にだらしない情けない男が、そのたくさんの愛人と別れるために、卑しくも美しい女を淑女のようにしたてて連れ歩き、愛人たちと別れることを試みるという…なのに、この女性に翻弄されて、堕としたいのに堕とせなくて手を焼いて…無様さまでもが魅力的で。。。いつの世も人のやる事は変わらないなぁと笑えてくる。爽快な逸品。最後まで読みたい気持ちと、いや、

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    2026年04月15日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    「猿塚」「義理」「赤い太鼓」「遊興戒」「竹青」は個人的に好きな物語だった。
    太宰さんの作品はまだ数冊しか読んだことないが、そのなかで一番面白かった!

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    2026年04月05日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    元々身分のいい生い立ちのかずこが、戦後の時代に生きることの苦しみを実感する話。
    病気の母と戦争帰りの弟と貧しい生活をする中での葛藤や恋に縋ってしまう様子が描かれ、生死感や人間そのもののなまなましさを感じる物語だった。

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    2026年04月04日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    このなんとも言えない、みんなが抱えてる感情の言語化がとてつもなく上手いのが、太宰治なんだな〜とおもった

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    2026年04月03日
  • 晩年(新潮文庫)

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    なかなかこれまでにない読書体験。作者の今を感じる。きっとまた手に取る日が来るだろうけど、その時に何をこの小説に求めるだろうって思いながら読んでた。

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    2026年04月02日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    一言で言えば、命短し恋せよ乙女…
    戦争の気配が目の前まで迫ってきている1939年に書かれただけあって、生の喜びをめいいっぱい楽しむべきであるという太宰の思いが感じられるような気がした。本人は死にたがりだが、それと反するように「生きる」ことへの執着もあったのかもしれない。姉と妹、父、三者三様の互いを思っての嘘もお互いバレバレで、でもそれでもって互いの愛を知る。太宰作品の、女性が主人公のものはどうもお上品過ぎてハマらなくて、これもそうなんだけど、こんな可愛らしくてピュアな物語を、川端康成に「刺す」なんてネチネチした暴言を書いた太宰が書けるということが面白い。彼の二面性を大いに表している作品。

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    2026年03月28日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    学生時代に一度読みましたが今回再読。 内容を思い出したかったのと、表紙の小畑さんのイラスト目当て。 葉蔵のイメージとは違う腹黒そうなイケメンですが、かっこいい! 2枚目の写真イメージかと思ったけど違うみたい?そこはちょっと残念かな。 内容ですが、とことん暗くならないので読みやすいです。 マジメに考えすぎるあまりに、酒と女に溺れていく葉蔵が不憫であり怖くもあります。 精一杯周りの人間に笑顔を振りまき、人から好かれた男の末路があれでは悲しすぎる。 葉蔵は純粋であり過ぎたのか。

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    2026年03月26日
  • ヴィヨンの妻

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    重い
    重すぎる
    面白いけどやっぱり暗いし、短編だから1作1作が重くて読み終わる頃には頭が痛くなる
    おすすめはできないかも

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    2026年03月17日
  • 晩年(新潮文庫)

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    気になっていた『葉』と『道化の華』を読みました。

    『葉』は断片的な文章も多いのが特徴でした。詩みたいで、読んでいて面白かったです。僕の今の気持ちを代弁してくれるような言葉があって抜き書きしました。

    『道化の華』は、書いてある内容はおおまかには理解できます。
    ただ、いまいちドップリと世界に浸かれなかったです。
    どうしてか考えてみると、心中のお話は以前に『人間失格』を読んで、既におなかいっぱいになっていたからだと思います。

    これからも、少しずつ太宰ワールドに触れていきたいと思います。

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    2026年03月12日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    名だたる文豪の耽美小説集なので、好きな人には気が狂うほどのめり込む作品群です。
    ただし読むのになかなかの精神的カロリーを要するので、ちょっと疲れている時に読むと目が滑ってしまいます。もともと好きな作品も何作か入っているのに、いまは読むのにとても時間がかかってしまった自分が悲しい。
    心に余裕のある時にどうぞ!

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    2026年03月10日