太宰治のレビュー一覧

  • 女性作家が選ぶ太宰治

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    改めて読み返し、未読なもの、既読なものまちまちだなと思った。
    わたしも江國さんと同じで太宰作品ですきだとはじめに感じたのは女生徒です。
    そして角田さんの言うように太宰作品は読み手が、私自身が書かれていると思い込むなにかがあること。
    もっと広い世代に読んでもらいたいですね。

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    2015年03月12日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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    読みながら、うあーどうしたらいいんだろう、何を感じればいいんだろう、わかんないってなった。
    太宰でそうなったのは初めてだったからどうしたらいいかわからなかった。
    でも不思議なことに、もう一回読みたくなる。

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    2015年02月17日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    入江家の人々の描かれ方が新鮮で面白かったです。
    五人の兄妹が順々と書き続けていく物語にそれぞれの個性が表れていました。
    ちょっと残念なんだけど妙ないとおしさを感じて、彼らの生活をもう少し覗いてみたいなと思いました。

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    2015年02月16日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    太宰の全集は大学時代に読み終わったのに、記録しないと抜けてしまうね。読み直し中。


    春風記、新樹の言葉、愛と美について、ろまん燈籠、女の決闘、古典風、清貧譚の七編。

    句読点の多さ、リズム感、なんともナルシズムでたまらん。数篇は古典作品を元にしているけれど、すごい太宰節。

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    2014年12月30日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    初めて読んだ太宰治の本。今まで何となく(人間失格というタイトルや、太宰治の顔の雰囲気から)他人を寄せ付けず、他からどう思われていても平気そうな人と勝手に思っていたが、作品を読んでそのイメージが一変した。
    こんなに他人の目におびえ、苦悩を抱えた人だったんだな。

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    2014年11月14日
  • 容貌

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    日記の断片ですか?

    恥ずかしいことを、恥ずかしがりもせず、書いているという感じ。自分を戯画化することで、自意識を紛らそうとして、多分、益々辛くなるのだろう。

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    2014年10月04日
  • 津軽通信(新潮文庫)

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    こういう太宰治の作品もあるのかと、新しい発見になった本です。
    面白くて、あたたかい感じがします。いくつか太宰治の作品を読んだ後に読むと、もっと楽しく読めると思う。

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    2014年09月11日
  • 走れメロス 太宰治 名作選

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    メロスはともかく、畜犬談に太宰らしさが滲み出ていて、思わず苦笑してしまった。
    この人のひねくれ具合、どうにも憎めない。

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    2014年09月10日
  • 待つ

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    太宰らしい、ただそれだけ

    自意識でがんじがらめで身動きできない、という状況がひたすら綴られている。自分一人では耐えられない重み。だが、他人がいたら尚更堪え難いというジレンマ。
    が、「作品」と言えるレベルでない気がする。

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    2014年09月04日
  • 世界的

    購入済み

    権威に敏感な太宰

    人間は得てして、得意分野でこそ、馬脚をあらわすということがある。思い入れが強いために、却って自分を客観視できず、暴走してしまうようだ。私はこの文章をそう読んだ。
    太宰は熱狂的なキリストファンだから、他人がキリストを語ることに厳しい。あたかもゲームの「名人様」が、他人のプレイに辛辣であるように。私は太宰の小説を読むにつけ、もうちょっと思慮深い人という印象があったので、この文章での彼は少しく意外であった。
    キリスト研究の「世界的」権威を否定する一方で、日本人の「世界的」思想家の名声を讃える……真珠湾前夜で、太宰も愛国心に燃えていたのであろうか?
    この「世界的」人物が誰なのかは分からないが、一時の権

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    2014年09月02日
  • 一歩前進二歩退却

    購入済み

    構造主義以前?

    構造主義、というのは確か、作家の出自や人生行路や人間性を考えずに、作品のテクストそのものだけから批評しよう、というものだったかと思うが、それを訴えている文章、という気がする。が、多分動機は「自意識から自由になりたい」というもので、読者にと同時に、自分に言い聞かせているのであろう。
    「沈黙するな。自意識に埋もれるな」と。いつももがいている人、太宰。

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    2014年09月01日
  • 一日の労苦

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    独り相撲

    内心をただ書き連ねた文章。一応「小説家らしい心構え」が見えてはいるが、特に面白みがあるわけではない。太宰ファンだけが読めば良いもの。

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    2014年09月01日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    「僕の帽子は、決して小さいほうでは、ありません。」熊本君はもっぱら自分の品物にばかり、こだわっている。「僕の頭のサイズは、普通です。ソクラテスと同じなんです。」
    2014/08/29-09/14

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    2014年09月23日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    戦時中の太宰のマイナー作品群。
    比較的、マイナー。
    戦争の流れの中で逆らわず。しかし、疑問は大きく抱いているが、そんなものは大々的に出せない。つまり、後世から帝国の太鼓持ちと呼ばれてしまう一因が集積された作品群である。
    映画風立ちぬを見てから、戦争に加担する人々を責められない。なぜなら反抗すれば死ぬのだ。文学者は人で、聖人ではない。戦後世代が、彼らを責める資格があるのか、私にはわからない。読者と同じように世相に苦しんで、滅びゆく日本と共に生きただけでいいのではないだろうか。
    にしても、太宰が女性の視点やるのはうますぎて鼻につく。

    大いなる文学のために
    死んでください。
    自分も死にます。
    この

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    2014年08月20日
  • 二十世紀旗手

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    立続けに二度読みました。
    二度読んで、本を置き、腕を組み、ソファに深々座り直し、首を傾け、んーむと唸り、やはりもう一回読み直してみようかと考え始めた、今丁度この辺りです。
    太宰文学11作目にして最も難解、万華鏡のように様変わりする情景を追いかけるだけで必死の体でした。
    ただ、悩み苦しみ抜いている心情を、ひねくれ者らしい視点で吐露しているのだろうなぁ、という意図らしきものが透けて見えた気はしています。
    とすれば、ギリギリの精神状態で書き殴ったのだろう作品でこれだけ読ませてくれる作者は物凄い。
    やはりもう一回読もうか。

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    2014年08月14日
  • かくめい

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    落書き

    自分が中学生か高校生の頃にしていた落書きと、似たような感じ。太宰もこんな凡庸な落書きをしていたんだな…という感慨がある。

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    2014年08月11日
  • 惜別(新潮文庫)

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    右大臣実朝がけっこう読みにくい。
    自分のあほさ加減を知る。
    それに比べると惜別は読みやすくはなる。
    が、私にはそこそこの面白さ。

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    2014年06月30日
  • 畜犬談

    Posted by 読むコレ

    氏のユーモアが現代でも通じるものなのか、現代のユーモアが太宰文学から着想を得ているのかは定かでありませんが、少なくとも笑いのツボをよく押さえてあるなぁと感心させられる短編です。
    作中の主人公は犬を恐れ、生活の中での脅威を切々と訴えていきますが、その様子を擬人化し大袈裟に表現していく描写が兎に角可笑しい。
    と同時に現代の我々でもこういった話法を良く使う事を考えると、氏のセンスの先見性には驚かされるものがあります。
    尚この主人公、結構酷い奴ではありますが、ラストでは犬好きの方でも多少は溜飲を下げられるのでご安心を。

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    2014年05月03日
  • 女生徒

    Posted by 読むコレ

    小説にはターゲットがあり、読み手もそれを見越して入手するのだと思います。
    過去の名作という触れ込みだけで純文学に手を出す場合、それが何処に在るのかを読み切れず苦労する場合もありますが、本作は表題と1ページ目でピンときました。
    ここで狙われているのは女生徒等と縁遠く理解し難いと感じている存在、つまり我々(中年男性)なのでは。
    事実、本書の主人公はホトホト不可思議で興味が尽きません。
    その目まぐるしく変化する女生徒の思考に翻弄され、夢中で頁を捲らされる哀れな男の姿を、作者も草葉の陰でニヤついている事でしょう。
    畜生め。

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    2014年04月20日
  • 斜陽

    Posted by 読むコレ

    恐らく初読。
    女性として(当時の時代背景から鑑みる)通り一遍の幸福を得ることが出来なかった30歳直前の主人公が、最後の貴族と評される母親の時代の移り変わりや病に翻弄される姿を目の当たりにし、型通りの女性像から脱却の為の「最後の戦い」を決意し挑むまでの心の流れが描かれています。
    氏の後期の作品と知っているだけに、登場人物がすぐに死にたくなるのと、新しい女性の価値観がダメダメ作家を赦すという展開についつい穿った見方をしてしまって反省しきり。
    素直に読めば古いしきたりからの脱却は年代不変のテーマで大変面白かったです。

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    2014年04月14日