【感想・ネタバレ】走れメロス 太宰治 名作選のレビュー

あらすじ

身がわりの友をすくうために走るのだ!――友情と信頼(しんらい)をまもろうと命がけで走る青年のすがたをえがいた「走れメロス」など、太宰(だざい)の本当の良さがわかる感動的な11の短編(たんぺん)。犬がこわいのに犬に好かれてしまう太宰と飼い犬との交流を楽しく語る「畜犬談(ちくけんだん)」、重い病(やまい)の妹とその姉におこる奇跡(きせき)をミステリー風に物語る「葉桜(はざくら)と魔笛(まてき)」、キリストへの愛(あい)ゆえのうらぎりをユダが語る「駈込み訴え(かけこみうったえ)」のほか、「トカトントン」「桜桃(おうとう)」などドラマチックな物語や心にのこる名作ばかりの決定版。さし絵多数。解説・齋藤孝
収録作:走れメロス/畜犬談/葉桜と魔笛/黄金風景/駈込み訴え /眉山(びざん) /燈籠(とうろう)/善蔵(ぜんぞう)を思う /桜桃 /トカトントン/心の王者

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Posted by ブクログ

「走れメロス」「畜犬談」「葉桜と魔笛」「黄金風景」「駆込み訴え」
「眉山」「燈籠」「善蔵を思う」「桜桃」「トカトントン」「心の王者」

この本、いずれ買おうと思う。
「眉山」が読みたくて借りたのだけど、期待を裏切らない面白さでした。
特に「畜犬談」。
声に出して読みたくなる名調子の文章。
溢れてくる含羞とプライド、諦念とか優しさ、とか。

なんでそうなん?といいたくなるような、そんなこと気に病むなよ、と
声をかけたくなるような。
マジでダメな男なんだけど、ほっとけない。

いや、太宰、モテただろうよね、そりゃあ。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

やはり名作ですね!

名作は友情が描かれる。今まで600冊?ほど読んできたから分かる暑さが有る!!!

0
2021年02月21日

Posted by ブクログ

メロスはともかく、畜犬談に太宰らしさが滲み出ていて、思わず苦笑してしまった。
この人のひねくれ具合、どうにも憎めない。

0
2014年09月10日

Posted by ブクログ

「走れメロス」の「文庫」で予約したら
この本が来てしまい
驚愕そして爆笑。

いかにも少女向けなイラストの表紙で受け取るのが少々恥ずかしかったですが
内容は勿論素晴らしい。
短編集ですが
やはり作品は長さではないなと。
ほんの十数ページの作品でも
内容が薄いのに何故か出回っている数多の作品一冊より遥かに価値があるかと。

こういう作品を読むと
今は面白くはあっても読んで得られるもののない作品も多いなあと思う。
読後 考える、考えさせられる、その上で自分の内面に何か残せるような作品だからこそ名作、なのかと。

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2012年03月02日

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