新ハムレット(新潮文庫)

新ハムレット(新潮文庫)

737円 (税込)

3pt

デカダンス文学の旗手、太宰のもう一つの面、天稟の文学的才能を存分に発揮した知性的作品群の中から、西洋の古典や歴史に取材した作品を収める。「ハムレット」の戯曲形式を踏みながら、そこに現代人の心理的葛藤と現代的悪の典型を描き込んだ表題作、全作品中もっとも技巧をこらした「女の決闘」、人生の本質的意味を数頁に結晶させた「待つ」ほか「古典風」「乞食学生」の全5編。(解説・奥野健男)

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新ハムレット(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    舞台化にあたり、シェイクスピアの『ハムレット』を読んでから読みましたが、初っ端から太宰節がとまらず愉快でした。
    ハムレットに登場する人物たちがイキイキと描かれ、太宰お得意の人間臭い描写が全開。『駈込み訴え』『走れメロス』といい、太宰の古典テーマの話は魅力的な作品が多いですね。

    0
    2023年05月28日

    Posted by ブクログ

    リズミカルで小気味よい文章、思わず吹き出しそうになるユーモアさ、そして繊細な心理描写。やっぱり太宰治が好きだなあ〜。

    安定期の中期とはいえ、破滅願望というのか、自己嫌悪なのか、処女作の晩年の面影もあるし、人間失格に繋がるような気持ちが垣間見えるなあ、と思った。

    乞食学生、新ハムレットが特に好きで

    0
    2023年02月05日

    Posted by ブクログ

    私が今まで読んできた太宰の中で一番か二番目に好きです!!
    すごく面白い(((^-^)))
    太宰の安定期は面白いから他のも読んでみる~!

    0
    2016年04月12日

    Posted by ブクログ

    ※こちらに収録された『待つ』のみの感想です


    人が一番不安を覚える行為。それは待つ、ことかもしれない。

    次に起きること・遭遇するものを充分に想像できてしまっているのに、
    その予想を裏切られ、考えてもいなかったことと向き合うことになる。
    そんな気持ちに駆られることが「待つ」の持つ一面だ。

    しかし

    0
    2012年05月07日

    Posted by ブクログ

    太宰作品をちまちまと読み直し。
    やっぱり太宰はいいなあと実感したり。
    ハムレットがまんま太宰になってますね!

    私は「待つ」が好きです。
    凄く好きです。

    0
    2010年08月23日

    Posted by ブクログ

    「新ハムレット」は私的太宰ベスト3の一つ(その他は「斜陽」と「女生徒」のつもり)。元のハムレットより好き。太宰的会話の描写がとにかくとにかく面白い。やぎのおじさんとかたまらない。シェイクスピアをこんな風に書き換えられるなんて、やっぱり天才である。愛は言葉だと熱く語るハムレットの青さは、原作のシェイク

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    こんなに読み手を不快にさせる物語もない!と思いつつも私はこういうまどろっこしく問題提起をしながら誰にも答えを求めていない物語が大好きなのでおいしく頂きました。
    字書きの浅ましさが満載です。すばらしい!!!

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    太宰の中で一番すきかもしれない。新ハムレットはもちろん、女の決闘も目から鱗で面白かったし、古典風も普通にラブストーリーしてて面白い。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    人間失格の解説にもあった通り、この人の作品は、「これは自分の話だ!」と思わせる。浅い共感ではなく、自分を見させられる。表題作もいいですが、他の作品も素敵。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    大学生の頃太宰好きで新潮文庫でどんどん読んでったんだけど、その最初に読んだのがコレだった。太宰はやっぱり単純に文章が大好きだ〜!
    なんて優しいのだろうか。
    久しぶりに読み返したら、ハムレットが今職場で手を焼いている若い男の子に重なって仕方なかった( ・∀・;)

    0
    2018年07月21日

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