太宰治のレビュー一覧

  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    走れメロスを読みました。
    読んでみようと思ったきっかけは、子供が通う学校の学習発表で、6年生が演じた走れメロスを観劇したためです。

    劇はたいへんよくできていました。保護者を中心とした観劇者は、みな、しんと静まり、劇の世界に引き込まれていました。わたしも感動しました。

    感動しながら、小林よしのりの漫画で読んだ「南の島に雪が降る」のことを考えていました。
    「南の島に雪が降る」とは、大東亜戦争でパプアニューギニアに駐屯していた日本陸軍の部隊で、慰安のため、隊員同士で劇を催し、その劇の中で降らした紙の雪に、劇を見ていた隊員が感動し涙を流した、という実際の話です。

    6年生の劇でも感動するレベルの劇

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    2011年11月22日
  • 人間失格 1巻

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    現代訳人間失格 古屋兎丸ver.といった感じ。昔の設定だと思っていたので、一瞬そうくるかと身構えたが人間失格の世界観はどの時代でも生きるんだなと思った。

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    2011年11月04日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    ストラディストラダ。
    アントニムとシノニムのくだり、ずっと昔に読んだことがあったのはこの本でしたか(^_^;とても昭和20年代の作品だとは思えない新しい文学です。村上春樹の酒と女との扱い方は太宰治に似ていたのですね またまた人生は流れる。ストラディストラダ!!

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    2015年03月18日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    以前読んだときの印象で、
    なまめかしさを秘めつつ
    美しさ、かわいらしさが表立った文章と記憶していたけれど
    読み直してみたらそれだけで済まなかった。


    本物の貴族である母と比べ自分自身で嫌悪しながら
    恋と革命に生きると決めたかず子の決意と、
    最後に明かされる直治の苦悩。


    ふわふわとした文章から始まる割に
    終わりにかけて劇的な展開を見せるさまが
    陽が陰っていく様子なのかな。。。


    しかし「恋と革命」とか「戦闘、開始。」とか
    森見登美彦が使いそうなフレーズだなぁ。
    とちょっと斜に構えた態度で読んでしまった自分が悲しい。

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    2011年09月01日
  • 津軽

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    収録されている作品が「カチカチ山」「葉桜と魔笛」「富嶽百景」「津軽」など他ではあまり見ないもののため、価値がある。山本おさむの絵の感じも好き。

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    2011年08月27日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    言葉ひとつひとつを感じて読んでいたら、すごく時間がかかりました。とにかく、火の鳥が好きです。そして、やっぱり太宰が好きです。

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    2011年08月22日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    黄色い花の力強さと、富士への憧憬と落胆。
    何故「富士には月見草がよく似合う」のか。
    自己投影について考察が必要。

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    2011年07月20日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    人間失格を読んで、(というか、太宰治は人間失格と走れメロスしか読んだことがない)
    かなり太宰治が嫌いになったんですけど、
    この本を読んで、ちょっと好きになった。
    おもしろかった!


    「小説」ってものに対して、
    はっきりとした思想を持ってるのを強く感じた。

    自分の審美眼を信じてるところも
    苦労や不幸に敏感なところも
    「小説家」として「小説」を書き続けるところも
    とにかく真剣に、全力で作品を作るところも
    素敵だなと思った。

    なんか、何事にも本気ですよね。素直だし。

    「芸術ぎらい」なんかは、すごく共感した。

    あと、最後の「如是我聞」は、かなりウケた。(笑)
    志賀直哉に喧嘩売ってた!
    先に喧

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    2011年07月05日
  • 太宰治全集(3)

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    物語の末尾でメロスの親友セリヌンティウスはこう言う。 「メロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマントを着るがいい。この可愛い娘さんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」  勇者は、ひどく赤面した。 と終わる。 裸体とは恥ずべきものだが、ここで太宰は、正義や信頼に対し、絶対的な肯定を与えたうえで、恥じる、もとい、恥ずかしく思ってしまうもの、と言う意味を与えている。この逆説こそ、太宰治のユーモアであり、他の作家には描けないイメージである。

    以前どこかでも書いたが、信じるという言葉には、疑う、あるいは疑い得るという前提があるように思えてならない。信じられな

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    2011年06月23日
  • 人間失格 1巻

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    全3巻。
    太宰治の小説を現代風にリライト。ネタに行き詰まった漫画家が、ネットで大葉要蔵という名の人物の手記を見つける。堕し続ける主人公の容貌が衝撃的。

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    2011年06月22日
  • 女生徒

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    おそらく男女で感想が大分変わるであろう、太宰の女性語りの小説集。太宰は女なんじゃと思わせられる作品ばかり

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    2011年06月13日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    新ハムレットは、原作との違いが多いが、
    「近代版」ハムレットとしてみれば、
    それなりに面白い改変だと思います。

    自分の知性と才能に絶対的の自信を持った、
    思いあがった天才作家という人もいるが、
    現実には、作家としての太宰は・・・

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    2011年04月08日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    「I can speak」人生の一瞬間の様相をそっと美しく切り取ってきたよう。「葉桜と魔笛」姉妹父三人の心情が虚構を通じて優しく哀切に結ぼれ合う。「秋風記」絶望の中で愛する女に語られる言葉に自分を見つける。"僕には、花一輪さえ、ほどよく愛することができません。・・・それから、自分で自分をもて余します。自分を殺したく思います""死ぬる刹那の純粋だけは、信じられる"「新樹の言葉」焼けた家を眺める兄妹に再生への清々しい決意を見る。「花燭」再生への、含羞と、にも拘らずその上での覚悟を、感じる。「愛と美について」家族が連作していく物語、太宰の小説の巧み。「春の盗賊

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    2011年03月26日
  • 惜別(新潮文庫)

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    魯迅の「藤野先生」に基づいた小説。

    日中戦争時に「大東亜の親和」を正当化するために書かれた国策小説らしいです。

    ただ「藤野先生」を読むと、かなり
    太宰による脚色があるように感じます。そこらへんが、評価が低い理由なのかな。周さんの印象もだいぶ違う気がしました。

    けど、やはり読み応えがあります。
    古い趣きがあってすごく好きです。

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    2011年06月01日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    太宰治って、自虐的でくら~いイメージがあって読まず嫌いしてたんですが(走れメロスは除く)、改めて読むと面白いね。
    収録作もバリエーション豊富でよかったね。
    「駆け込み訴え」なぞは、なかなかアイデア小説でしたな。

    作者の半生を、描いた「東京八景」ちゅうのが一番面白かったですな。
    うすうす知ってはいたものの、すんごい人生歩んでますなぁ

    井伏鱒二のあとがきも、なかなか読み応えあり。

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    2011年02月04日
  • ろまん燈籠

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    太宰治はいい。
    自虐的に暗かったり、無性に力強かったり。
    この短編集もその間を作品ごとにぐらっぐらしてる。
    それでも裏のあらすじを読むと比較的安定してる生活の中かかれたらしいし、一体安定ってなんなのさと。
    とはいえ楽しんで書いてるかのような試み。

    おもしろかった。

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    2011年08月29日
  • 人間失格 1巻

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    ネタバレ

    恥ずかしながら原作未読。
    舞台が現代という設定みたいだが詳しいことは解らん!未読だから!!!

    古屋先生の描く陰鬱で排他的な世界観が大好き。

    人間て弱いです。もろいです。不器用です。
    だからこそ生きたいんですね。
    色々考えちゃう今の年齢だからこそガツンと衝撃を受けるものがありました。

    原作の『人間失格』が無性に読みたくなったので、この企画はある意味成功だと思います。ちょっと古本屋行ってくる。

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    2010年12月30日
  • 太宰治全集(2)

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    『HUMAN LOST』が読みたくて購入。……が、序盤が兎に角読みづらくて苦悩したのでよっぽど諦めようと思ったけど、途中から突然読みやすくなってビビった(笑)。『富嶽百景』は地元なので要所要所でニヤニヤさせてもらった。女学生目線で書かれた『女生徒』は「この人こんなのも書けるんだ!」と驚いた。『愛と美について』の5兄弟はめんどくさそうだなぁ…と思いながら読んでいたら最後のお母様の大オチに爆笑。『火の鳥』が未完なのが惜しい。そんな感じで、結構楽しんでたみたい、私。

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    2010年12月22日
  • ヴィヨンの妻

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    「パンドラのはこ」がよかった!主人公と竹さんの実らない恋が清清し。登場人物もみんな気持ちよい。ヴィヨンの妻の夫は最低ww人間やめれww眉山はなかなかよかった。ウザイけど憎めないブス。

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    2010年12月19日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    太宰治は短編を書く奇才ですね。僕のお気に入りの作品は

    「新樹の言葉」「愛と美について」「火の鳥」「「兄たち」

    ですかね。とくに「兄たち」という作品は感動しましたね。兄弟愛の話なんですよ、それがまあなんともうまく客観的に書いている。センチメンタルにさせないところがスゴイ手腕だと思う。

    ただし「春の盗賊」だけは読み進められなかったね。残念。

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    2019年01月16日