太宰治のレビュー一覧

  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    黄色い花の力強さと、富士への憧憬と落胆。
    何故「富士には月見草がよく似合う」のか。
    自己投影について考察が必要。

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    2011年07月20日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    人間失格を読んで、(というか、太宰治は人間失格と走れメロスしか読んだことがない)
    かなり太宰治が嫌いになったんですけど、
    この本を読んで、ちょっと好きになった。
    おもしろかった!


    「小説」ってものに対して、
    はっきりとした思想を持ってるのを強く感じた。

    自分の審美眼を信じてるところも
    苦労や不幸に敏感なところも
    「小説家」として「小説」を書き続けるところも
    とにかく真剣に、全力で作品を作るところも
    素敵だなと思った。

    なんか、何事にも本気ですよね。素直だし。

    「芸術ぎらい」なんかは、すごく共感した。

    あと、最後の「如是我聞」は、かなりウケた。(笑)
    志賀直哉に喧嘩売ってた!
    先に喧

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    2011年07月05日
  • 太宰治全集(3)

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    物語の末尾でメロスの親友セリヌンティウスはこう言う。 「メロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマントを着るがいい。この可愛い娘さんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。」  勇者は、ひどく赤面した。 と終わる。 裸体とは恥ずべきものだが、ここで太宰は、正義や信頼に対し、絶対的な肯定を与えたうえで、恥じる、もとい、恥ずかしく思ってしまうもの、と言う意味を与えている。この逆説こそ、太宰治のユーモアであり、他の作家には描けないイメージである。

    以前どこかでも書いたが、信じるという言葉には、疑う、あるいは疑い得るという前提があるように思えてならない。信じられな

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    2011年06月23日
  • 人間失格 1巻

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    全3巻。
    太宰治の小説を現代風にリライト。ネタに行き詰まった漫画家が、ネットで大葉要蔵という名の人物の手記を見つける。堕し続ける主人公の容貌が衝撃的。

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    2011年06月22日
  • 女生徒

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    おそらく男女で感想が大分変わるであろう、太宰の女性語りの小説集。太宰は女なんじゃと思わせられる作品ばかり

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    2011年06月13日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰治の随想集。
    交友関係のあった作家達の話とか面白い。

    途中まで読んで紛失。→オトナアニメの下から発見!

    最後の「如是我聞」では志賀直哉なんかの悪口をすごい言ってて驚いたがますます太宰治が好きになった。

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    2011年04月17日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    新ハムレットは、原作との違いが多いが、
    「近代版」ハムレットとしてみれば、
    それなりに面白い改変だと思います。

    自分の知性と才能に絶対的の自信を持った、
    思いあがった天才作家という人もいるが、
    現実には、作家としての太宰は・・・

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    2011年04月08日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    「I can speak」人生の一瞬間の様相をそっと美しく切り取ってきたよう。「葉桜と魔笛」姉妹父三人の心情が虚構を通じて優しく哀切に結ぼれ合う。「秋風記」絶望の中で愛する女に語られる言葉に自分を見つける。"僕には、花一輪さえ、ほどよく愛することができません。・・・それから、自分で自分をもて余します。自分を殺したく思います""死ぬる刹那の純粋だけは、信じられる"「新樹の言葉」焼けた家を眺める兄妹に再生への清々しい決意を見る。「花燭」再生への、含羞と、にも拘らずその上での覚悟を、感じる。「愛と美について」家族が連作していく物語、太宰の小説の巧み。「春の盗賊

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    2011年03月26日
  • 惜別(新潮文庫)

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    魯迅の「藤野先生」に基づいた小説。

    日中戦争時に「大東亜の親和」を正当化するために書かれた国策小説らしいです。

    ただ「藤野先生」を読むと、かなり
    太宰による脚色があるように感じます。そこらへんが、評価が低い理由なのかな。周さんの印象もだいぶ違う気がしました。

    けど、やはり読み応えがあります。
    古い趣きがあってすごく好きです。

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    2011年06月01日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    太宰治って、自虐的でくら~いイメージがあって読まず嫌いしてたんですが(走れメロスは除く)、改めて読むと面白いね。
    収録作もバリエーション豊富でよかったね。
    「駆け込み訴え」なぞは、なかなかアイデア小説でしたな。

    作者の半生を、描いた「東京八景」ちゅうのが一番面白かったですな。
    うすうす知ってはいたものの、すんごい人生歩んでますなぁ

    井伏鱒二のあとがきも、なかなか読み応えあり。

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    2011年02月04日
  • ろまん燈籠

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    太宰治はいい。
    自虐的に暗かったり、無性に力強かったり。
    この短編集もその間を作品ごとにぐらっぐらしてる。
    それでも裏のあらすじを読むと比較的安定してる生活の中かかれたらしいし、一体安定ってなんなのさと。
    とはいえ楽しんで書いてるかのような試み。

    おもしろかった。

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    2011年08月29日
  • 人間失格 1巻

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    ネタバレ

    恥ずかしながら原作未読。
    舞台が現代という設定みたいだが詳しいことは解らん!未読だから!!!

    古屋先生の描く陰鬱で排他的な世界観が大好き。

    人間て弱いです。もろいです。不器用です。
    だからこそ生きたいんですね。
    色々考えちゃう今の年齢だからこそガツンと衝撃を受けるものがありました。

    原作の『人間失格』が無性に読みたくなったので、この企画はある意味成功だと思います。ちょっと古本屋行ってくる。

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    2010年12月30日
  • 太宰治全集(2)

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    『HUMAN LOST』が読みたくて購入。……が、序盤が兎に角読みづらくて苦悩したのでよっぽど諦めようと思ったけど、途中から突然読みやすくなってビビった(笑)。『富嶽百景』は地元なので要所要所でニヤニヤさせてもらった。女学生目線で書かれた『女生徒』は「この人こんなのも書けるんだ!」と驚いた。『愛と美について』の5兄弟はめんどくさそうだなぁ…と思いながら読んでいたら最後のお母様の大オチに爆笑。『火の鳥』が未完なのが惜しい。そんな感じで、結構楽しんでたみたい、私。

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    2010年12月22日
  • ヴィヨンの妻

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    「パンドラのはこ」がよかった!主人公と竹さんの実らない恋が清清し。登場人物もみんな気持ちよい。ヴィヨンの妻の夫は最低ww人間やめれww眉山はなかなかよかった。ウザイけど憎めないブス。

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    2010年12月19日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    太宰治は短編を書く奇才ですね。僕のお気に入りの作品は

    「新樹の言葉」「愛と美について」「火の鳥」「「兄たち」

    ですかね。とくに「兄たち」という作品は感動しましたね。兄弟愛の話なんですよ、それがまあなんともうまく客観的に書いている。センチメンタルにさせないところがスゴイ手腕だと思う。

    ただし「春の盗賊」だけは読み進められなかったね。残念。

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    2019年01月16日
  • 地図―初期作品集―(新潮文庫)

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    さすが太宰先生、中学のときからガンガンお書きになっていたんですね。
    もう作家になりたくてなりたくて仕方ない!という気持ちが伝わってきます。しかしなんと作品のアベレージが高い事よ。そしてバラエティ豊富。
    すごいわ・・・

    10.12.07

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    2019年01月16日
  • ヴィヨンの妻

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    ヴィヨンの妻、グッド・バイ他計5つの作品集。「パンドラの匣」は少し長めの中編だったが、他は短編。

    どの作品も「生」を主として持ってきている。作品ごとに違った視点から生と向き合っていて楽しめた。

    最後のグッド・バイはとてもいいところで終わっているが、夏目漱石の「こころ」は途中でも切れのいいところだから違和感がそこまで沸かないが、これは本当に中途半端に終ってしまっている。
    太宰治の作品を全部読んだわけではないが、これにはすごい新しさを感じていただけに続きが読めないのは残念。

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    2010年11月15日
  • 人間失格

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    原作にしろ読んだあといつも思う。
    ようちゃんは子供の頃のあれさえなければもっと違う人生が送れたんじゃないかって。

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    2010年11月03日
  • 女生徒

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    これって女の人が書いたの?って思うほど。心理描写が自然ですごく好き。こういう書き方は太宰治にしかできないと思う。

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    2010年08月22日
  • 女生徒

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    もっと面白いものも
    もっと感動するものも
    あるけれど

    わたしのなかで
    太宰治がいちばん近くなったお話。

    だいすきです。

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    2010年08月12日