もの思う葦(新潮文庫)

もの思う葦(新潮文庫)

539円 (税込)

2pt

自殺未遂、麻薬中毒、血みどろの苦闘のなかで『晩年』と並行して書かれた『もの思う葦』から、死を賭して文壇大家に捨て身の抗議を行うために『人間失格』と並行して書かれた『如是我聞』まで。太宰治の創作活動の全期間にわたって、天稟の文学的才能と人間的やさしさをきらめかせているアフォリズム、エッセイ『走ラヌ名馬』『かくめい』『酒ぎらい』『川端康成へ』など49編を収録。(解説・奥野健男)

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もの思う葦(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    お気に入りの1冊です。特に「一つの約束」が好きですが、太宰治の他の著作を読んでから読むとさらに味わい深いです。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    自分の過去の作品の書評とか、日々の想い事とか、ほかの作家に対する公開評論などをまとめて綴ったもの。総じて根暗でつまらない部分も多いのだが、公開であるにも関わらず、ほかの作家からの中傷にやたら過敏に反応する所の本性とかがいかにも太宰治らしく味わえる。孤高の人という使い古された言葉があるが、実際会ってみ

    0
    2024年05月26日

    Posted by ブクログ

    太宰治の随想集。
    「如是我聞」はひたすら志賀直哉への悪口なのに文章のセンスが良くて面白い。
    良い意味でも悪い意味でもなんとなく太宰の人柄が分かる。

    0
    2021年11月24日

    Posted by ブクログ

    主に小説や文学についての、鋭い意見、執念、真摯な姿勢を吐露した文章の集まり。
    著者は、あくまでも小説家としてありたいと思い、随筆や時事問題、書簡を書きたくないという気持ちがひしひしと伝わってくる。
    だからこそ、川端康成に自作を批判されると、「刺す。そうも思った。」という極端な考えに至るのだと思う。こ

    0
    2021年09月23日

    Posted by ブクログ

    太宰を読まずに死ななくて良かった。
    惚れっぽい自覚もあるので、知る人には「またか」と言われてしまいそうだが、
    これまでひらいたことのある小説や評論、随筆の中でも、こんなに痛快で、心が軽くなったり、苦しくなったりした文章はない。
    本当に、これを知らずに死ぬなんて勿体無い。
    別に、太宰を読め、と言いたい

    0
    2014年10月27日

    Posted by ブクログ

    生きようとする意思に満ち充ちた文章。太宰に暗いイメージしか持たない人に是非読んでほしい。書くことと生きることに懸命に向き合った、殊勝で不器用な姿に心打たれる。

    0
    2013年09月10日

    Posted by ブクログ

    新潮文庫の太宰さん随筆厳選集です。
    かなり面白かったよ!
    破綻した生活をしていた部分もあるけれど、やっぱりこの人は頭が良いんだな~って思いました。

    上から目線じゃないし、変に気取ってないし、人生(カピ生)の為になりそうな言葉がたくさんあって、とてもお勉強になりました。
    最後に収録されていた志賀直哉

    0
    2013年08月16日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに読みました。太宰のエッセイや書簡のようなものを集めた作品集。49編も入ってるとあって、1~2ページの短いモノが多いです。
    太宰の小説の言葉と文体が好きな私は、大変満足して読むことができました。なんでこう、琴線に触れるんだろう。心地よく、愛しいです。

    大学時代に読んだ太宰の全集に印象に残る

    0
    2013年07月07日

    Posted by ブクログ

    太宰治の文学論、と言うと何となくピッタリ来ないけど、自分の気持ちと外の世界との乖離を嘆く気持ちがストレートに表現されてて面白い。
    「如是我聞」の最後の方で、「文学に於いて最も大事なものは『心づくし』である。宿酔いを求めるのは不健康である。」と言っているのが特に印象的。

    0
    2013年06月02日

    Posted by ブクログ

    アフォリズム・随筆・作家論等が収められている。

    「思案の敗北」
    "ルソオの懺悔録のいやらしさは、その懺悔録の相手の、神ではなくて、隣人である、というところにある。世間が相手である。・・・ここに言葉の運命がある。"

    言葉に・発話行為に、原理的に孕まれざるを得ない、虚偽。

    0
    2011年03月26日

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