太宰治のレビュー一覧

  • 晩年(新潮文庫)

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    非常に太宰さん特有の世界観が滲み出ていて良かったです。晩年は太宰さんが自 殺する前の遺書代わりとして著した小説なので、死をテーマにした話が多かったのが印象的です。特に、「道化の華」というお話は「人間失格」の隠し小ネタのお話となっているため「人間失格」を愛読している方はお気に召すだろうなと勝手に想像しています。文章も比較的読みやすいですが、若干、話が長いのでSNSを蔓延るドパガキには少々物足りなく感じるかもしれません。
    ぜひ興味があればご一読ください。

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    2026年07月05日
  • パンドラの匣

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    根暗陰鬱太宰しか知らない私にとって、何とも新鮮な物語だった。希望が感じられる。彼はこんなに明るい話も書けたのか……
    私がこの作品を理解するのはもう少し先なのかもしれない。また読み返そう。

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    2026年07月02日
  • 斜陽

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    まさに、斜陽。タイトルセンス良。物語よりも、生きることや死ぬことに対する考えを優先した作品のような気がした。わたしは素人なのでなんにもわかってないけど。でもだから個人的には、物語としてはときどき飛躍するというか、「エッ、アッ、そんなかんじ?」って思うことが何度かあって、でもこの作品を通して書きたいことは明確な感じがした。生への諦念、死への羨望。生が汚く、死が尊い。それはやっぱり、生きているからそう思うのよね。死んでみたら、生が尊くなるかもしれない。

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    2026年06月27日
  • 人間失格

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    葉ちゃんの気持ちはわかるーけど、ここまで悲観的で向上心もない考え方には疑問。悲観的な部分しか敢えて書いてないのかもしれないけど。斜陽の方が好きだったなー

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    2026年06月21日
  • 晩年 アニメカバー版

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    遺書のつもりで紡いだ処女短編集って、こっちが先だけど、Manic Street Preachersみたい。
    もう死ぬつもりだったはずなのに、諦めが悪くのらりくらりと生きている。意外と(なのか?)読みづらくて、なかなか進まず。独白と創作が入り混じっている感じ。

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    2026年06月20日
  • ヴィヨンの妻

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    影、罪悪感が根底にありつつ、ユーモアやおかしさを感じられる話が多かった。『母』『ヴィヨンの妻』がよかった。

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    2026年06月19日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    『男はもはや孤独を怖れる必要がなかったのです』
             桜の森の満開の下 坂口安吾
    『誰かが後にいて、じっとその視線を彼女の上に集注しているような心もちである』 影 芥川龍之介
    『そこの二階の六畳は、二人にとって唯一の世界であった』       芋虫 江戸川乱歩
    『那時あの妓ーは緋の長襦袢を着て居ました。月夜のような群青に、秋草を銀で刺繍して』
             浮舟 泉鏡花
    『この美しい若衆はもて囃されていた』
              身毒丸 折口信夫
    『落盤に鎖された真暗な隧道の中で、十四郎は恐怖のために変貌を来たしてしまい』白蟻 小栗虫太郎
    『この足こそは、やがて男の生血に肥え太り

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    2026年06月19日
  • 津軽

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    貴重なご機嫌太宰。尺稼ぎみたいな古文漢文の引用はだいぶ読み飛ばしたけど、そこ以外の日常エピソードはお茶目で面白かった。太宰って意外と人望あるんだな。

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    2026年06月13日
  • 晩年(新潮文庫)

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    太宰治の文学忌は6月19日、遺体が発見された日で 誕生日でもありました。
    今日は 入水した日、ご命日です。

    『晩年』は、1936年(昭和11年)6月に刊行された、太宰治 の第一創作集(第一短編集)
    すでにどこかで発表されていた作品の中より
    15作品

    「葉」
    1934年、同人誌『鷭』発表。
    太宰治による断章形式の心象モザイクアート。

    「魚服記」
    1933年、同人誌『海豹』創刊号。
    太宰治文壇デビュー作。
    レビューは『魚服記』(乙女の本棚)にて。

    「列車」
    1933年、『サンデー東奥』203号。
    太宰治名義の第一作、懸賞小説。
    令和となった日本ではもう想像がつかないけれど、上野という駅は東

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    2026年06月13日
  • パンドラの匣

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    正義と微笑が気になって買ったものの個人的には表題作の方が好きかもしれない、主人公の人柄的に。
    しかし、いずれも太宰にしては随分明るいカラッとした雰囲気の話だなぁと思った。

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    2026年06月11日
  • 斜陽

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    うまく書くことができない。書きながら私が感じたことは何か探ってみよう。

    まずは女性が主人公だということに驚いた。「人間失格」がそうだったから、勝手に男性主人公しか太宰は書かないと思っていた。
    戦後の「道徳の過渡期」が舞台。
    主人公かず子の母親はいつも「淋しそうに笑う」。
    南方から帰還した弟の直治(なおじ)も生きる気力がなさそう。
    かず子は病気で母親を失うと、弟と同様に生きる気力を無くす。
    通底している宗教観はキリスト教。
    没落した貴族の出身ということで、直治は「貴族に生まれたのは、僕たちの罪」かと遺書の中で問うたり、かず子はかず子でずっと恋焦がれていた人に拒否を食らうも、結局はその人と子供を

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    2026年06月11日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    2023.12.14
    ★3.2

    戦後の没落していく旧華族の家庭を背景に、母と娘の生き方の変化を描いた物語。主人公のかず子は、時代の変化の中で貴族としての価値観が崩れていく現実に向き合いながら、自分らしい生き方を模索していく。一方で母は旧来の秩序にしがみつき、やがて家族は衰退の中でそれぞれの選択を迫られていく。物語は、かず子の手紙という形で語られ、彼女が「愛」や「生きる意味」を探していく過程が中心になっている。


    難しかった!!!!けど、太宰さんの言葉遣いすごく好き。
    母がスウプを召し上がる冒頭のシーンすごく好き。
    本物の貴族である母と貴族であることが嫌で破滅していく直治、恋のために革命を起

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    2026年06月09日
  • 文豪たちの微妙な関係

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    やはり芥川、太宰、オダサクは面白いね。スルスル読めちゃう。安吾、中也は初見読みづらいが読み込むと面白さが出てきそう。初心にたちかえり、この辺の小説を読み返したい。汚れちまった自分にもまだ響くのだろうか。しかし文豪は短命が多い。タバコ吸いで、ストレスまみれで、寝不足で、酒飲みでないと文章は生まれないのかな。

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    2026年06月04日
  • 人間失格

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    この世界では生きるのに向いていなかったんだね。繊細で神経質で考えすぎの優しい人だったんだろうなと思う。
    太宰の自伝的小説みたいなので、最後の1文は、自分は人間失格だとは思いつつも肯定してあげたい気持ちがあったのかな。

    「ただ、一さいは過ぎて行きます。」
    この言葉が刺さったなぁ。

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    2026年06月04日
  • 人間失格

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    暗い話なのにどこか引き込まれる…

    主人公が太宰治なのかは分からないけど、
    こういう
    「ちょっと暗くて、面白くて、隙がある」
    感じの人がモテるのはわかるなあ…

    本章自体は短いのでぜひ読んでみてほしい。

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    2026年06月03日
  • 太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ

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    女性独白体小説を集めた短篇集。読んだことのあるものもあるが、何度読んでもおもしろい太宰の世界。時代変われども魅力的である。

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    2026年06月02日
  • ヴィヨンの妻

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    グッドバイつながり…
    またまた私小説ですか?
    という内容。
    酒、女、挙句は窃盗をしただんなさん。
    襖もやぶれ布団、座布団もやぶれ、お金がないから子供にもまともにご飯を食べさせてやれないのに、文句も言わずだんなさんの帰りを待つ妻。
    現代社会では考えれないけど、昔はこんな家庭も多かったんだろうなぁ…
    妻が吹っ切れたことによってだんなさんも変わりそうな予感.

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    2026年05月31日
  • 斜陽

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    最近はZ世代という言葉をよく聞くけど、私自身Z世代として大人の昭和から続く常識、価値観に対して居心地の悪さを感じる。戦後の貴族の苦悩とは性質が違うし、現代では昔よりも新しい価値観が受け入れられやすいと思うけれど、世間の常識に馴染めない不快感は少し分かるなと思った。

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    2026年05月31日
  • 人間失格

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    ついに人間失格を手に取り読むことができた。生きづらさを抱えている人間の内面を描かれてるなぁというおもいと、案外クソ野郎と思ってる奴の内面はこんなこと考えてるんやろなという思いを抱いた。

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    2026年05月31日
  • ヴィヨンの妻

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    こんなに嫌な気持ちになる本だったっけ…10年以上ぶりに読んだら胃もたれ起こすかと思いました。一方表現は軽やかで読みやすいギャップも凄まじい。

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    2026年05月29日