太宰治のレビュー一覧
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気にし過ぎな主人公の性格が、笑えないどころか理解できてしまう。子供の頃から、むしろ今でさえ同じように人の目を気にしたり過去に縛られて生きている。おどけて見せて中でぐるぐるぐるぐる考え悩み続けているタイプ。
途中出てくるノリ軽め友人が「四畳半神話大系」の小津を思い出してしまい、頭の中で描写される彼はアニメ版の小津になってしまってた。
作品が作者の自伝的位置づけのため
作者の年譜もちゃんと読んだ。
自殺を図るのが多すぎるよ…と悲しくなったので、太宰さんのことを少し好きになってきたのかも
この本と同時に井伏鱒二さんの「山椒魚」と「太宰治」を買った。二人の関係がどのようなものだったのか「2026 -
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「恥の多い生涯を送ってきました」
この言葉を少しでも理解してみたいと思い、読み始めた。
タイトルや著者の勝手なイメージから、終始もっと陰鬱な雰囲気が充満しているのかと少し警戒していたが、そんなことはなかった。
人を拒否できず、世間を受け入れられず、日陰者のような気で生きていたというわりに、周りには常に人がいるなぁという印象だった。
本人の孤独も幸せも自己分析も、その経緯も、死に向かう心理も、ぱっとは理解できなかった。
ただ後半の、人を想い、絶望し、躍起になり、憔悴し、薬中毒にまでなり、行きついた病院で結論づけた人間失格という語句が、とても深みを増して見えた。立体的になったように感じた。本人 -
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ネタバレかわいい坊や→美しい青年→印象に残らないほど感情というものが見えない白髪の男性
冒頭で描かれた1人の人物像、全部読んで納得した。
嫌われるのが怖くて自分を隠して生きて、
いつしか偽物の笑顔が自分の普通になって。
周りを楽しませるため(自分を守るため)の道化が
結果的に自分を苦しめることになって。
自分が小さい頃から怖がってたのはこんなものか、と、ふと気づいた頃にはもう遅くて。
坊やの時代に、貴方のことは嫌いにならないよって
いう無条件の愛情をたっぷり受けていたら、
道化を演じなくても(周りの人の機嫌を伺わなくても)
すんだのかもなあ。
でも、そんな生き苦しい中で、
(自分で自分を -
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ネタバレ大庭葉蔵、改め太宰治の半生を元にした手記。
物心ついたときから、自分は他の人と良くない方向で何か違うと感じる。
だけどそんな自分を悟られないように道化を演じることで、世間の流れに迎合する。
世間が何者なのか理解できずに恐れている。殻を破って理解しようともしない。
ただ、道化となって何とか合わせているだけ。
道化と言っても、
P69「はじめて自分が、恋したひとの声だけに、痛かったのです」
とあるように感情はあるもので、人としての痛みを知っている。
ただそんな相手を前にして恥をかき、入水自殺を決行する。
隠している弱い部分を見られると自尊心が消え去り、一気に死んでしまいたくなるのかもしれない -
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1950年。再読。高校生くらいの時に。確か読書感想文を書いたような、この内容で高校生に感想文書かせないような。
「姉さん。僕は、貴族です」にシビれた覚えがある。ズッキュンだったな。
昭和20年代だ。斜陽族という流行語を生んだらしいが、その頃に生きてないので知らん。
年譜を読んだ。自殺(心中)→失敗を繰り返しているイメージあったけど、結婚して子もできて、執筆頑張った時期もあったのね、と思った。そりゃ書かなきゃ後世に残らないもんね。
明るい気持ちになる小説ではないけど、堕ちていく美学みたいな? 思うに明治生まれの作家の実家は金持ちだ。五男だから大変だ、長男だから大変だ、と言い分はいろいろあるだろ