太宰治のレビュー一覧

  • ヴィヨンの妻

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    ネタバレ

    昔、大谷みたいなダメ男と付き合ったことがある。浮気を問い詰めたら「男はみんな旅人なんだ。地図を持たない旅人なんだ。」と言った。その時、私は笑ってしまった。笑ってしまうということは、許してしまったということなんだろう。

    ダメな人ほど、人間味があって愛されていたりするし、大谷も周りの人から愛されている。

    ダメな人間でもいいんだ、ありのまま、生きてさえいればいいんだと、泥臭く湿度のある世界観が太宰治っぽくて好きだと思った。

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    2026年08月12日
  • 人間失格

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    気にし過ぎな主人公の性格が、笑えないどころか理解できてしまう。子供の頃から、むしろ今でさえ同じように人の目を気にしたり過去に縛られて生きている。おどけて見せて中でぐるぐるぐるぐる考え悩み続けているタイプ。

    途中出てくるノリ軽め友人が「四畳半神話大系」の小津を思い出してしまい、頭の中で描写される彼はアニメ版の小津になってしまってた。

    作品が作者の自伝的位置づけのため
    作者の年譜もちゃんと読んだ。
    自殺を図るのが多すぎるよ…と悲しくなったので、太宰さんのことを少し好きになってきたのかも

    この本と同時に井伏鱒二さんの「山椒魚」と「太宰治」を買った。二人の関係がどのようなものだったのか「2026

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    2026年08月09日
  • 人間失格

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    「恥の多い生涯を送ってきました」
    この言葉を少しでも理解してみたいと思い、読み始めた。

    タイトルや著者の勝手なイメージから、終始もっと陰鬱な雰囲気が充満しているのかと少し警戒していたが、そんなことはなかった。
    人を拒否できず、世間を受け入れられず、日陰者のような気で生きていたというわりに、周りには常に人がいるなぁという印象だった。

    本人の孤独も幸せも自己分析も、その経緯も、死に向かう心理も、ぱっとは理解できなかった。
    ただ後半の、人を想い、絶望し、躍起になり、憔悴し、薬中毒にまでなり、行きついた病院で結論づけた人間失格という語句が、とても深みを増して見えた。立体的になったように感じた。本人

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    2026年08月06日
  • 人間失格

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    走れメロスは知っているけど、他は読んだことがない太宰治。この方自身若くして自殺しているからな、、人間失格読んでいて苦しくなった。この主人公、道化で過ごしてきた幼少期が尾を引いていたんでしょう。そういう人は、ずっと何かすがるものがないと不安なんだろうな。太宰もそうだったのかな…
    自分をもって、自立して生きていくってすごいことなんじゃないかって思えた。それって当たり前じゃないのかもしれない。

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    2026年08月04日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    かわいい坊や→美しい青年→印象に残らないほど感情というものが見えない白髪の男性

    冒頭で描かれた1人の人物像、全部読んで納得した。


    嫌われるのが怖くて自分を隠して生きて、
    いつしか偽物の笑顔が自分の普通になって。

    周りを楽しませるため(自分を守るため)の道化が
    結果的に自分を苦しめることになって。

    自分が小さい頃から怖がってたのはこんなものか、と、ふと気づいた頃にはもう遅くて。

    坊やの時代に、貴方のことは嫌いにならないよって
    いう無条件の愛情をたっぷり受けていたら、
    道化を演じなくても(周りの人の機嫌を伺わなくても)
    すんだのかもなあ。

    でも、そんな生き苦しい中で、
    (自分で自分を

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    2026年08月04日
  • 人間失格

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    幼少期に本当の自分を押し殺して
    ピエロを演じることを覚えてしまったことが
    後の主人公の不幸につながっていったのかもしれない。

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    2026年08月02日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    やっと読めた名作。自分以外の人間を極度に怖がって、自分自身に人間失格のレッテルを貼る人生。太宰治の人生含めて作品って感じ。

    全てに共感はできないけど、他人を怖がって道化になる感覚は少なからずあるよね。

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    2026年07月31日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    大庭葉蔵、改め太宰治の半生を元にした手記。

    物心ついたときから、自分は他の人と良くない方向で何か違うと感じる。
    だけどそんな自分を悟られないように道化を演じることで、世間の流れに迎合する。
    世間が何者なのか理解できずに恐れている。殻を破って理解しようともしない。
    ただ、道化となって何とか合わせているだけ。

    道化と言っても、
    P69「はじめて自分が、恋したひとの声だけに、痛かったのです」
    とあるように感情はあるもので、人としての痛みを知っている。

    ただそんな相手を前にして恥をかき、入水自殺を決行する。
    隠している弱い部分を見られると自尊心が消え去り、一気に死んでしまいたくなるのかもしれない

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    2026年07月30日
  • 人間失格

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    ずっと気になっていたけど、読めていなかった作品。
    読んだら病むと聞いたことがあったが、個人的にはそんなことはなかった。
    会話文が少なく、個人的には少し読みづらく、途中で読むのを諦めそうになることもあった。
    主人公はクソ男だと言われているが、個人的にそんなことはないと感じた。時間が経ったらまた読んでみたい。

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    2026年07月30日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    苦悩の年鑑、十五年間は面白かったのだが、それ以外の短編はあまり内容が入ってこなかった。。

    たぶん自分の読解力がまだ足りていないからだと思う。解説を読むと、あぁ、太宰さんはこういう意図でこの短編を書いたんだ、この時のセリフは戦後の日本への憂いを込めていたんだ、というのがわかったので悔しい。

    また読み返したい。

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    2026年07月29日
  • 人間失格

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    ティーンのころに読んだのとは印象が異なるが、この本が「刺さる」のはとてもよくわかる。ジャンルや時代を乗り越える普遍的なものが、ここにある。

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    2026年08月01日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。この頃の、指導者たちの、あの、まじめさ。ぷ!

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    2026年07月27日
  • 斜陽

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    正直よく分からないまま読んでしまった。大まかな流れは掴めても細かいところがよく分からずのめり込むことが出来なかった。また読み直したい。

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    2026年07月26日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    太宰治はこういうのを書いてたのね。
    ちょっと抱いていたイメージが変わった。

    民話、伝承とか御伽噺とかに自分の解釈を入れてリメイクしたお話。

    浦島とかカチカチ山とか、けっこう面白かった。

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    2026年07月25日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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     太宰治の後期作品16編を収めた作品集。
     被災・疎開、そして敗戦を経て戦後のどうにもならない現実を描いている。どの作品にも明るさは感じられず、暗い雰囲気(ともすれば絶望感と言っても良い)が漂っている。

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    2026年07月25日
  • 人間失格

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    少し難しかったというのが正直や感想。
    ただ、私は葉蔵と同じ故郷なので、東京の人のハイカラさと、改めて感じる自分の中の田舎さ、というのが痛いほどよく分かりました。
    葉蔵なりに頑張って生きている。人間失格なんかじゃない。
    もし私が葉蔵の隣にいるなら、そう言ってあげたいです。

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    2026年07月20日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    時代感も興味深いのですが、現代の小説にはない構成が新鮮でした。
    没落貴族の出戻り娘さんが主人公で、中心にいるのは本物の貴族の資質をもつ美しくも優しい母親。
    途中で登場人物の心情の吐露があるんですが、作者の思いのような気が…
    私は堅実な人間なので、財産を食いつぶす前になんとか投資や仕事をしないのか?と思うのですが、金のために働こうという感覚がないのが貴族。多分。
    そして今日の食料を手に入れることに頭を使わない分色んなことを考えすぎてしまうのかも。
    こんな感想しかなくてごめんなさいとは思います。

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    2026年07月15日
  • 津軽

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    先日津軽を旅行し、太宰の生家(金木)も訪れたので読むことにした。陰湿な人間というのはなんとなくのイメージで持っていたが、実際に読んでみて理解できた。太宰の作品の中でもハッピーな方であると知って驚いた。訪れた土地を思い出しながら読むと紀行文としては楽しめた。

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    2026年07月13日
  • 斜陽

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    1950年。再読。高校生くらいの時に。確か読書感想文を書いたような、この内容で高校生に感想文書かせないような。
    「姉さん。僕は、貴族です」にシビれた覚えがある。ズッキュンだったな。

    昭和20年代だ。斜陽族という流行語を生んだらしいが、その頃に生きてないので知らん。
    年譜を読んだ。自殺(心中)→失敗を繰り返しているイメージあったけど、結婚して子もできて、執筆頑張った時期もあったのね、と思った。そりゃ書かなきゃ後世に残らないもんね。
    明るい気持ちになる小説ではないけど、堕ちていく美学みたいな? 思うに明治生まれの作家の実家は金持ちだ。五男だから大変だ、長男だから大変だ、と言い分はいろいろあるだろ

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    2026年07月17日
  • 人間失格

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    自分とは真逆で共感できなかったけれど、いつも明るくおどけて容量の良い、しかしどこか取り繕ったところが垣間見えるタイプのあの人が思い浮かんだ。意外とああいうタイプにも繊細だったり、何かしら苦悩があったりするんだなとは思った。

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    2026年07月12日