太宰治のレビュー一覧

  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    「恥」、「佳日」が好き。

    あとは、「鉄面皮」の、兄の言葉が衝撃的だった。

    「お前は、よその人にもそんなばかな事を言っているのか。よしてくれよ。いい恥さらしだ。一生お前は駄目なんだ。どうしたって駄目なんだ。五年?十年?俺にうむと言わせたいなんて、やめろ、やめろ、お前はまあ、なんという馬鹿な事を考えているんだ。死ぬまで駄目さ。きまっているんだ。よく覚えて置けよ。」

    「駄目」という言葉と、「きまっている」という言葉がセットになるのはどうしようもなく辛い。身動きがとれなくなる。この2つの言葉は、できるだけ遠く離れていて欲しい。

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    2013年04月17日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    やっぱり太宰さん好きです。

    私は、「ろまん燈籠」「誰」「散華」「雪の夜の話」が好きでした。

    散華とか雪の夜の話とか、涙腺緩みそうでした。

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    2013年04月05日
  • 斜陽

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    これはとてつもなく暗い作品です。
    零落した貴族というのも悲しさが漂いますし
    母親が弱り、あっけなく死に行く様も暗いと来ています。

    主人公もとかく悲しい目に遭っています。
    そう、離婚という。
    そして行き着いた先は傷つく恋…

    全部に陰鬱が漂います。
    この作品は死の1年前に書かれたそうで。
    きっとこの時期から彼の死の渇望は
    あったのだとおもいます。

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    2012年12月01日
  • BUNGO 文豪短篇傑作選

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    名作と言われる作品はやっぱり名作!

    昔は感じなかった面白さや奥深さを今は感じるのは、私が歳を重ねた証拠なのかも。
    今の恋愛作品にはない面白さ!

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    2012年10月26日
  • ヴィヨンの妻・清貧譚

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    古き良き時代の女の強さとはこの妻のような女性であろうか
    どうしようもない境遇の中、ダメ男を一途に献身的に支える姿は、究極の自己犠牲の中に毅然と自己を失わず、決して何事にも動じない強かさや覚悟を感じる。

    彼女がこれ程、強く、しなやかに生きる原動力とは何なのか?

    彼女の純真無垢な一面と誠心誠意な心情が悲観的状況をむしろ爽やかな透明感さえ感じ、良き前途を予感させるまでに至る。

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    2012年10月12日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    表題作、「老ハイデルベルヒ」「誰も知らぬ」あたりの佳作に、作品としては破綻の様相ながらも作者の葛藤が垣間見える一冊。この本とは関係ないけど、途中で気になって「黄金風景」を再読。何度読んでも素晴らしい。

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    2012年09月15日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    十数年ぶりに読んだ。「走れメロス」。
    メロスって身勝手ですね。王に激怒して、自分を信じろ、戻らなければ友人を身代わりに殺してくれって。偉いのはメロスよりも、勝手にきめられたのにそれを快く引き受けたセリヌンティウスですよねえ。
    長いこと読んでなかったから、メロスが立派なイメージになってたね。
    「お伽草紙」も収録されてるんですが、これも数年ぶりに読みましたが、こんな歪んだ話でしたっけ。亀との会話が面白い。

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    2012年09月15日
  • ア、秋

    購入済み

    素朴で美しい秋への誘い

    夏が終わる事への焦りがある人は、これを読めば落ち着くと思います。秋は夏と同時に来るという表現が良いなと思いました。

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    2012年09月06日
  • 人間失格

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    ついに読んだ。太宰治といえばこれ。
    「人間失格」

    全然古くない。
    中毒性がある作家だと、又吉さんが言ってたのが分かる気がする。

    主人公は優れた所もいっぱいあるんやから、もっと自分を好きになればいいのに、と思う。
    それって自分もやな、と自分嫌いの我を振り返って気付く。

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    2012年08月11日
  • ヴィヨンの妻

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    死や破滅思考・行動に依ってしか生きていけない登場人物たち。
    痛みを感じねば生きている心持も得ない、現実に対してリアリティの欠如に苦しんでいるのだろう。
    実に痛ましい事だ。
    この痛ましさに気付かない理解出来ない人は幸せだ。
    現代だからこそ、より一層太宰作品は愛されると思う。現代病だらけじゃないか!

    表題作より「パンドラの匣」を読みたくて、珍しく新書で購入。
    どの作品も当たり前のように良かったけれど(当たり前のよう…ってスゴイね)、「眉山」が一番良かったかな。
    身体が辛くって押してでも、接客していたのはサービス業の鏡!
    なにより愛嬌があって可愛らしい良い子だ。

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    2012年07月21日
  • 斜陽

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    太宰に少し苦手意識を持っていた私が、すんなりと読めた作品。この本のおかげで、ほかの作品も読んでみようという気になった。

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    2012年07月12日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    ネタバレ

    『魚服記』

    『ロマネスク』

    『満願』

    『富嶽百景』

    『女生徒』

    『八十八夜』

    『駆け込み訴え』

    『走れメロス』

    『きりぎりす』

    『東京八景』

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    2012年07月02日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    「人間失格」
    初めて読んだ。思っていた以上に胸を打って、おもしろい。
    道化になり、お茶目な振りをするのはたいていの人がそうなんだと思う。そしてたいていの人は、そのことを受け入れて生きているんだろうなぁ。少なくとも自分は、そう。
    だからこそ、男のもがき苦しむ様子に胸を打たれた。自分の軽薄さが身に染みるな。その軽薄さを嫌っているのに、実のところそれを憎みきれないでいる。

    男のジゴロっぷりが結構目から鱗。女から女へと渡り歩くってそんな感じなんだ。この突き抜けた身勝手さ(と言い換えられると思う)は凄い。


    「グッド・バイ」
    そうかこれが伊坂幸太郎の「バイバイ、ブラックバード」のやつか!最後でようや

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    2012年05月28日
  • ヴィヨンの妻

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    太宰治といえば暗い印象ですが、最初に収録されている「パンドラの匣」はドンヨリしてなくて好き。
    個性豊かな登場人物(特にかっぽれ)は現代のアニメにも出てきそうだし、読後の爽快感というか、読みきったときのすっきり感がとても心地よかった。

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    2012年05月26日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死ぬ事を考えている人には是非100ページを読んでもらいたい。ここまでの創造力があったにも関わらず、結局自ら入水自殺をしてしまったことは悔やまれる。
    後半の歯に衣着せぬ志賀直哉への批判も痛快。

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    2012年05月14日
  • 人間失格 3巻(完)

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    文章で読むより絵でみた方が壮絶だと思った。でもこれでも原作より救いがある結末なんだよな。これは原作の方もしっかり読み返したい。

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    2012年04月13日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    「富嶽百景」

    確か学校の教科書に載っていたのだが、当時は流し読み程度で、始めから通読したことはこれまでなかった。読んでみると面白い。

    『晩年』の中に収められている諸作品と比べると、形式的な工夫はほとんど見られないが、その分だけ随分と読みやすくなっていて、また言葉のセンスが良い。

    「実際の富士は、鈍角も鈍角、のろくさと拡がり」
    「やはりどこかこの富士の、あまりにも棒状の素朴には閉口して居るところもあり」
    なんて、富士の描写としてはいまだに斬新。

    棒状の素朴!

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    2012年01月22日
  • 太宰治全集(1)

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    「私はこの短篇集一冊のために、十箇年を棒に振つた。まる十箇年、市民と同じさはやかな朝めしを食はなかつた。(中略)私はこの本一冊を創るためにのみ生まれた。」

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    2012年01月17日
  • 人間失格

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    昔のの小説ってつまらなそうだなってイメージで読まないけど、すごく良かった。
    ただこれ相当捻くれた小説ですな。
    ただね、それに共感できる俺も相当捻くれてる模様(笑)

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    2012年01月03日
  • 人間失格 3巻(完)

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    太宰治の現代版。罪と罰といい、こういう流れができつつあるのかな。
    原作知っていると、さらに楽しめますね(^_^)

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    2011年12月10日