感情タグBEST3
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一番面白かったのは浦島太郎だった。普通の物語から沢山の作者の疑問があってそこからいろんなオリジナルの物語が始まっていて面白かった。そこにパンドラの箱と浦島太郎の箱を重ね合わせていて作者の独自の世界観が描かれていてオモロい
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十数年ぶりに読んだ。「走れメロス」。
メロスって身勝手ですね。王に激怒して、自分を信じろ、戻らなければ友人を身代わりに殺してくれって。偉いのはメロスよりも、勝手にきめられたのにそれを快く引き受けたセリヌンティウスですよねえ。
長いこと読んでなかったから、メロスが立派なイメージになってたね。
「お伽草紙」も収録されてるんですが、これも数年ぶりに読みましたが、こんな歪んだ話でしたっけ。亀との会話が面白い。
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久々の太宰作品です。 太宰治の作品は多感だった(だろうと思われる)高校時代に結構はまって、片っ端から手を出して読んだことがありました。 で、その頃はある種の妙な感性の一致を見出したことにより、彼の世界観をすっかりわかったつもりになってしまい、それ以降、再びページを開いてみようと思わなかった作家の代表の1人でもあります。 ま、そんなわけですから、今回実に○0年ぶりぐらいに、岩波少年文庫版の太宰作品を読み返してみることになり、正直、ちょっとした期待で胸が弾むのと同時に、不安もありました。 高校時代の KiKi を魅了した作家ということは、今の KiKi にとってはあんまり感銘を受けない作家であるという可能性が高いということになってしまうので・・・・・ ^^;
で、読み終わってみての感想ですが、「走れメロス」はまあ、可もなく不可もなく。 富嶽百景は KiKi の出身が静岡県であるということもあり、作品そのものに対する感慨よりもある種の郷愁を誘われた(実は中学生の頃、美術の時間に富士山の写生をしたことがあり、その際にわざと「月見草」を入れたことがあった)という感じ。 太宰に嵌った高校時代の KiKi なら大いに共感した「女生徒」は今の KiKi にとっては何となくメンドクサイ感じ・・・・・(苦笑)。 魚服記も昔だったら妙に感情移入したように思えるけれど、今の KiKi にとっては読み流す作品・・・・・っていう感じでした。
そんな中、昔の KiKi なら読み流して終わってしまっただろうと思われる「お伽草子」(浦島さん & カチカチ山)と、同じく昔の KiKi なら、眉根をしかめてしまってあまり味わおうとしなかっただろうと思われる「畜犬談」には妙に心惹かれるものがありました。
(全文はブログにて)