太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    初めて読んだ作品です。
    太宰治作品はあまり縁がないが縁ある作品が女性主人公多し。太宰治って女性の視点が上手いのか?情緒のある物語でした。
    妹の、薄命が故の望みをこんな形で手紙に認める気持ち、そこにある恥じらいや欲望。姉の妹の不憫さを思いやる気持ちと姉としてのプライドや羨望。いろんなものが滲み出ている作品で、それを漂わせるイラストも良かったです!

    2023.12.30
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    2023年12月30日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰の人間臭さを愛おしく感じられるエッセイ。旅行記として面白いがやはりそもそも文章が上手い…。ラストのたけとのシーンは特に良かった。

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    2023年12月27日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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    太宰治27〜28歳(1936〜37年)の頃の作品集。
    かなりヘヴィーな時期に書かれた文章のはずなのに、どれもなぜかチャーミングに響いてくる。

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    2023年12月14日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    太宰治の絶筆であるグッド・バイを読みたくて購入、その後2年間積読してた
    ユーモアに富んだ作品で、登場人物のキャラも立っているから、ラノベみたいな作品だなぁと思った
    未完なのが残念、この先も読みたかった

    善をなす場合には、いつも詫びながらしなければいけない。善ほど他人を傷つけるものはないのだから

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    2023年12月09日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    主人公、「女達者」で「卑猥で不名誉な雰囲気」を漂わせているので、出会う女全てモノにしていくのだが、後半はもう女と出逢ったら過程とかすっ飛ばしてページめくったら同棲してるの面白すぎる

    読者を死に誘うような魔力は感じられなかった

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    2023年12月03日
  • 晩年(新潮文庫)

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    どの本をと読んでも太宰治らしさがみえていい。津軽の表現が、多くて風情あった。
    でも、全てを理解するのはまだまだだと思ったのであと3年後にもう一回読みたい。

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    2023年12月02日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    書き出しの部分が ずっと耳に残っていて 気になっていた 知ってるようで 未読のままになっていた作品

    なるほど こういうお話だったのね...

    カリスマは 遠くから憧れているにはいいけれど
    側にいると 自分の心のバランスを保てなくなるものなのだろう

    ユダの心の揺れが 激しく痛々しい

    人の心の揺れは 時代も国も越えるんだなぁ

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    2023年12月02日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    もっとなごやかな、ぱっと明るい、素晴らしいもの。
    彼女は誰を、何を待っているのだろうか。
    ある日偶々その駅で出会って、忘れることのできない人か、それとも戦争も、何の不安もない穏やかな日常か。
    想像が膨らみます。
    一人ひとりそれぞれに忘れられない記憶、あと一度でいいから会いたい人、そんな存在があると思います。
    だからこそ、心に染みる作品なのかなぁと思いました。

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    2023年12月01日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「いいお仕事をなさって、そうして、だれにも知られず、貧乏で、つつましく暮らして行く事ほど、楽しいものはありません。私は、お金も何もほしくありません。心の中で、遠い大きいプライドを持って、こっそり生きていたいと思います。」
    この文章にはとても勇気付けられる。

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    2023年11月26日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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     太宰治の作品は、冒頭がいい。『人間失格』は「恥の多い生涯を送ってきました」で始まる。
    この本では、「おわかれ致します。あなたは、嘘ばかりついていました」で始まる。なぜか、私が言われているような気にもなる言葉だ。
     私は、19歳で、家族の反対を押し切って、売れない画家のあなたと結婚して、はや5年。25歳になった。私は、「私でなければ、お嫁に行けないような人のところへ行きたいものだと、ぼんやり考えていた」。あなたの画は、「小さい庭と日当たりのいい縁側の画で、縁側に白い座布団が一つ置かれていた」。それを見て、どうしてもあなたのところへお嫁に行かなければ、と思った。
     私を必要とする男性のところに嫁

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    2023年11月26日
  • 津軽

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    刺激というのはなく、周りの人々含め素直で人間くさいのがよい。最後の自らの育ちについての気付きは、一理あるのかもしれない。
    津軽という土地の歴史、りんご産業は比較的新参だとかは純粋に勉強になる。津軽は(都会に対する)地方の一つとしか思っていなかったが、それなりに歴史・背景があるんだいうこと、そしてきっとどの地域にも語るものがあるんだろうなと思った。
    最後の1行は、これが噂の!と思った。いきなり語り口変わったなと思わなくもないが、旅を通した自らの育ちに対する気付き、回顧等があった上での心からの声なのかもしれない。

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    2023年11月19日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    娯楽小説のような面白さは当然なく、ときに読み進めるのが辛くなるのだけど、心のうちを痛烈に表現するようなこういう堅苦しい本をときたま読みたくなる。

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    2023年11月18日
  • 漫画 人間失格

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    私はこれまで、「まんがで読破」シリーズ(イースト・プレス)と「マンガでBUNGAKU」シリーズ(三栄書房)の『人間失格』を読んできました。
    それらと比較してみますと、大雑把に言って、

    【まんがで読破】
    ストーリーとして読み応えあり。絵のタッチはやや古臭いが、古典作品の紹介には適しているかも。

    【マンガでBUNGAKU】
    絵のタッチが現代風だが、ストーリーとしての深みがない。

    【本書】
    絵のタッチは古くなく、ほかより大型ということもあって迫力もある。
    ストーリーとしても深く読めるようになっている。

    といった違いがあります。

    私個人がお勧めするとすれば、
    ・「マンガでBUNGAKU」と本

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    2023年11月17日
  • パンドラの匣

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    手紙調で書かれた作品
    初めて読んだ太宰治作品だったけど、印象と違って爽やかな青春ものだったことに驚いた
    恋心やルームメイト達を面白おかしく書いてあってサクサク読むことが出来た

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    2023年11月03日
  • 津軽

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    この年になるまで『走れメロス』以外ほとんど読んでこなかった太宰治。
    そりゃあ、いつかは読もうと思っていましたよ。
    でも、今まで縁がなかったのね。

    この作品が太宰初心者向けなのかどうかわかりませんが、面白かったです。
    今まで勝手に思っていた、ナルシストのような、ちょっと重ためのコマッタちゃんのような太宰ではなく、素直で軽やかな文章に、とても好感を抱きました。

    そして、実にこの本は、今読むべき本として私の前に現れた本でした。

    まず、2年前の秋に津軽地方を旅行したので、景色の描写など、割とわかりやすかったこと。
    今別、竜飛岬、鰺ヶ沢、十三湖、合浦公園。
    特に太宰が青森の高校に通っていた頃よくと

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    2023年10月20日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ホノジロトヲジさんのイラストの世界観で、また違う感じに読ませてくれました。このシリーズのおかげで中学生が近代(?)文学を読んでくれます。

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    2023年10月17日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    イラストはよく分からなかったが、途中からキリスト教っぽいと思ってやっぱりユタで嬉しかった。
    聖職者の隣にいるのも大変だと思った。
    太宰治らしい、暗いけど惹かれる話だった。

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    2023年10月09日
  • 津軽(新潮文庫)

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    青森の風土に関する記述箇所が自分には馴染めなくてだらだらと時間をかけて読んでしまったが、太宰が故郷にかえり、彼が安心するひとたちと会う穏やかな空気感が素敵な作品。
    たけと会うシーンは必見。彼が生涯さがしもとめた心の安寧はここにあったのだな。

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    2023年09月29日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    先日、100分de名著『太宰治 斜陽:名もなき「声」の物語』高橋源一郎 を読み、
    思いの温かいうちに『散華』だけでも読もうと。
    よって今回は、『ろまん燈籠』に収録された『散華』のみのレビューとする。

    太宰は結局自ら死を選び逝ってしまったけれど、丸っきりこの世の全てを放棄していたわけではないように思えた。
    小説家を目指す若き芽を育てていた。
    太宰はそんな風に思ってはおらず、友人として接したようだけれど。

    三田君が、作品を持参した日とそうでない日の、玄関の戸が開けられる音の違い。
    太宰はちゃんと聞き分けて、体も心も気遣う。
    まずは体を丈夫にして、それから小説でもなんでもやったらいいなんて言う。

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    2023年09月25日
  • 晩年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いやぁ。自分は太宰治の熱心な読者というわけではないですし、自虐と自己憐憫の果てに破滅に至るような作品なのかと身構えていましたが、意外なほどの明るさと瑞々しさを湛えた青春の書じゃないですか。

    まずもって、27歳の若さで世に送り出した処女作品集のタイトルが『晩年』って。人生に疲弊し切った老人の繰り言のような題です。が、内容を読むにつけ、人生にそれだけ絶望し尽くすというのもまた若さなのかも、と思わされましたね。年齢ではなく、感性において、太宰は本当に若い。逆に若者でなければ書き得ないような鋭さといいますか、斬新な感覚に満ちています。

    妻の裏切りを知らされ、共産主義運動から脱落し、心中から生き残っ

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    2023年09月17日