太宰治のレビュー一覧

  • グッド・バイ(新潮文庫)

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     最悪だった。
    だってこの続きは一生読めないのだから。

     『グッド・バイ』は、晩年の作品らしく、のびのびしてユーモアに溢れた作風で、続きが読めないのが本当に悲しい。
     手を出そうとした女に殴られて、「ゆるしてくれぇ。どろぼう!」と叫ぶ主人公が哀れすぎて滑稽すぎてたまらない。

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    2024年07月28日
  • 人間失格

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    太宰の実体験かと思っていたが、創作物との事。
    しかし、筆者の人生観等が反映されている作品。
    生きづらさを感じながら道化を演じ心中を隠す、器用に見えて不器用な、苦しい人生を描いたような物語。
    読みやすさと読み応えがありました。

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    2024年07月23日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    相変わらずこのシリーズは絵が綺麗で、想像力がかきたてられます。

    お話は個人的にはちょっと怖い。
    闇に引きずられそうな感じ。
    人の考察を見て、知るものもあり。

    モチーフになったと思われる作品があるのも、面白いですね。他の作品へと渡り歩けるところが考察系の好きなところです。

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    2024年07月23日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    全体的に暗く感じた。ただ、独特な世界観があり気付けば、読み終わっていた。
    斜陽とは西に傾いた太陽を意味しており、かつての貴族が没落する姿を斜陽として表していた。それを知った時は、ハッとした気持ちになった。
    また、数年後に読み返したい。

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    2024年07月20日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    最初は読んで理解しきれず、
    後半になるにつれ、だんだんと話の流れが理解できた。
    これが最初に繋がるわけね、と2回読むと面白かった。
    また、ボカロ曲のロウワーのモチーフと知ってさらに楽しめた。
    最後の晩餐の絵やキリストについても知っていたらもっと面白くなるのかな。
    そういう深い解釈なしにしての感想としては、
    歪んだ愛情は怖いね、、と思ったお話でした。




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    2024年07月15日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    蒔絵のような挿絵が美しい…。
    短編にして画集としても楽しめるシリーズだけれど、これはさながら蒔絵の小箱。
    乙女の本棚シリーズは、買う前に一度他で読んでみるのだけれど、最初は最後の一文が良かった。
    購入後、より丹念に、挿絵を楽しみながら読むと、最初から様々な描写が丁寧で味わい深い。
    冒頭の霧深いという描写も、最後の一文でなるほどね、となる。
    何度も読み返すには、良い短編。絵とも相まって、愛玩とはこういうものかーと思った。

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    2024年07月14日
  • 文豪死す

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    「文豪たちの最期を飾った名作を読む」
    それぞれの作家の年表、代表作品ガイド、人物相関図、ゆかりの地、行きつけの店も記載されていてとても面白く読めました。

    やっぱり太宰治の『グッド・バイ』はものすごく面白いので未完なのがとても残念です。続きが読みたいです。中島敦『李陵』はほとんどが漢字で読みにくくて挫折してしまいました。
    また、泉鏡花の『縷紅新草』は、非常に文体の美しい傑作と言われているようですが、なんとなく雰囲気は掴めるものの読むのに苦労してしまいました。

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    2024年07月10日
  • 晩年

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    岩波文庫から『晩年』が出版されたので読んでみました。岩波文庫は注釈が付いているので読みやすかったです。注釈なしの他の文庫で挫折して途中で放り投げた人は、再チャレンジにいいと思います。

    さて『晩年』ですが、太宰治の最初の創作集で15作品を収録。巻末の解説には、名だたる文人たちと解説者が、『晩年』が最も優れている作品集としてあげています。自分は、新潮文庫の『きりぎりす』の方が面白い短篇がよくまとまっていて好きなのですが、これ如何に?とはいえ何作か良かったものもありました。

    『思い出』
    主に幼少期から少年時代にかけて、自らの人生を振り返る自伝的小説。『津軽』で鍵となるタケが登場します。それにして

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    2024年06月26日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    自分が“女生徒”くらいの年齢だった頃を思い返しながら読みました。今の歳でも、分かるなぁということが詰まっていましたが、若い頃に読んでいたら分かりすぎ、共鳴し過ぎて何かが狂っていたかもなあとも。

    今井キラ先生の画が美しすぎます。儚く、物憂げなイラストは文章と相まっていっそう美しく、ため息が出る程です。

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    2024年06月22日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    太宰治文学忌、と同時に誕生日でもある

    1939年の作品

    葉桜の季節になると思い出す
    あの妹の死際
    と 老婦人の回想として語られる
    母を早く亡くした二人の姉妹と厳格な父親
    病気がちな妹を優しく包む姉
    妹の恋に 一人悩む姉
    妹の死期を知った姉の優しい嘘
    恋も知らずに逝く妹の悲しい嘘
    厳しすぎた父親の後悔の嘘の口笛

    イラストの植物がどれも素敵だった
    太宰治の乙女度高い作品

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    2024年06月19日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    『グッド•バイ』は面白かったですが、他の作品は正直微妙でした。
    他の作品を完成させる気力が残っていたのなら、この名作を完成に導いてほしかったというのが正直な感想です。

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    2024年06月19日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    ずっと人間の話かと思ってました。
    え?まさかの猿側!?
    動物園にいる動物たちってこんな気持ちなのかもしれませんね。

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    2024年06月05日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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     伊坂幸太郎氏の小説のモチーフになっていたことから読みました。
     グッド・バイの他にも、作者の戦時下でのエピソードが記されております。私は戦争を経験しておりませんが、文章から読み取れる日本の敗戦による絶望を強く感じました。戦後、太宰治へ自らの生き方を賭ける方が多くいらした、とのことでしたが、その思想に強く共感するほど引き込まれました。

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    2024年05月30日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    「裏切り者」のユダが、イエスと彼自身のこれまでの顛末をひたすら訴え続けるお話。ユダの愛情が憎しみに変わるまでの心情をただひたすらに吐露し続ける物語の勢いに圧倒された。口述筆記で書かれた物語だというからさらに驚き

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    2024年05月28日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ホドーミーマイハピィーネスとどけ〜〜たい〜♪
    メローディーわたしだけぇ〜のおくり〜もの〜♪
    まぁそういことよ
    マイハピネス届けたいのよ

    はい、26おネエは遂に太宰っちです!
    いやもうそれこそ太宰っちなんか昔あほほど読んだはずなんだけど、ちーっとも覚えてない
    この『魚服記』も読んだことあるような気もするけど、ちーっとも覚えてない
    もう太宰っち読んだことあるって記憶そのものが捏造なんじゃなかろうかって本人が疑ってしまうくらいちーっとも覚えてない

    わいの海馬には一層の奮起を促したい今日この頃である

    しかし、あれよね今あれよ
    オーディブルがまたねひとつの読書法としてその存在を確立しつつあるけど、

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    2024年05月25日
  • 小説 人間失格

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    やはり太宰さんの作品は面白いな思った。
    今の時代にもこのような人間はいるだろうしとても感慨深い内容だと思う。読んで絶対に損はない作品
    またこちらの本はイラストや言葉の意味なども添えられているのでとても読みやすく初めて読む人にとても優しい仕様になってるのでオススメです

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    2024年05月17日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。

    島の岩山を登る私。
    登った木の枝を折ると一匹の猿が話しかけてきた。

    猿が語る人間評が皮肉が効いていた。

    最後まで読むとおおっと唸ってしまった。

    すり餌さんのイラストがとても素敵だった。

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    2024年05月14日
  • 畜犬談

    購入済み

    レビュー幾つもあるね

    畜生ならぬ畜犬について談ずる太宰治
    犬好きに与えたとしたらイジワルだな~
    犬に噛まれても犬好きは犬好き

    #笑える #共感する #ドキドキハラハラ

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    2024年04月12日
  • 猿ヶ島

    ネタバレ 購入済み

    擬人化もの

    読み進めると分かるように
    人間ではなく日本猿2匹の話
    ロンドンの動物園から逃げ出した猿2匹に案を取ったらしい

    #ドキドキハラハラ

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    2024年04月12日
  • 太宰治全集(1)

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    ネタバレ

    印象に残った言葉たち

    死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きようと思った。(葉 p.11)

    安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。(葉 p.28)

    私は、すべてに就いて満足し切れなかったから、いつも空虚なあがきをしていた。私には十重二十重の仮面がへばりついていたので、どれがどんなに悲しいのか、見極めをつけることができなかったのである。そしてとうとう私は或るわびしいはけ口を見つけ

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    2024年03月04日