太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚 女生徒

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    自分が“女生徒”くらいの年齢だった頃を思い返しながら読みました。今の歳でも、分かるなぁということが詰まっていましたが、若い頃に読んでいたら分かりすぎ、共鳴し過ぎて何かが狂っていたかもなあとも。

    今井キラ先生の画が美しすぎます。儚く、物憂げなイラストは文章と相まっていっそう美しく、ため息が出る程です。

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    2024年06月22日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    太宰治文学忌、と同時に誕生日でもある

    1939年の作品

    葉桜の季節になると思い出す
    あの妹の死際
    と 老婦人の回想として語られる
    母を早く亡くした二人の姉妹と厳格な父親
    病気がちな妹を優しく包む姉
    妹の恋に 一人悩む姉
    妹の死期を知った姉の優しい嘘
    恋も知らずに逝く妹の悲しい嘘
    厳しすぎた父親の後悔の嘘の口笛

    イラストの植物がどれも素敵だった
    太宰治の乙女度高い作品

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    2024年06月19日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    『グッド•バイ』は面白かったですが、他の作品は正直微妙でした。
    他の作品を完成させる気力が残っていたのなら、この名作を完成に導いてほしかったというのが正直な感想です。

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    2024年06月19日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    ずっと人間の話かと思ってました。
    え?まさかの猿側!?
    動物園にいる動物たちってこんな気持ちなのかもしれませんね。

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    2024年06月05日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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     伊坂幸太郎氏の小説のモチーフになっていたことから読みました。
     グッド・バイの他にも、作者の戦時下でのエピソードが記されております。私は戦争を経験しておりませんが、文章から読み取れる日本の敗戦による絶望を強く感じました。戦後、太宰治へ自らの生き方を賭ける方が多くいらした、とのことでしたが、その思想に強く共感するほど引き込まれました。

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    2024年05月30日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    「裏切り者」のユダが、イエスと彼自身のこれまでの顛末をひたすら訴え続けるお話。ユダの愛情が憎しみに変わるまでの心情をただひたすらに吐露し続ける物語の勢いに圧倒された。口述筆記で書かれた物語だというからさらに驚き

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    2024年05月28日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ホドーミーマイハピィーネスとどけ〜〜たい〜♪
    メローディーわたしだけぇ〜のおくり〜もの〜♪
    まぁそういことよ
    マイハピネス届けたいのよ

    はい、26おネエは遂に太宰っちです!
    いやもうそれこそ太宰っちなんか昔あほほど読んだはずなんだけど、ちーっとも覚えてない
    この『魚服記』も読んだことあるような気もするけど、ちーっとも覚えてない
    もう太宰っち読んだことあるって記憶そのものが捏造なんじゃなかろうかって本人が疑ってしまうくらいちーっとも覚えてない

    わいの海馬には一層の奮起を促したい今日この頃である

    しかし、あれよね今あれよ
    オーディブルがまたねひとつの読書法としてその存在を確立しつつあるけど、

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    2024年05月25日
  • 小説 人間失格

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    やはり太宰さんの作品は面白いな思った。
    今の時代にもこのような人間はいるだろうしとても感慨深い内容だと思う。読んで絶対に損はない作品
    またこちらの本はイラストや言葉の意味なども添えられているのでとても読みやすく初めて読む人にとても優しい仕様になってるのでオススメです

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    2024年05月17日
  • 猿ヶ島(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。

    島の岩山を登る私。
    登った木の枝を折ると一匹の猿が話しかけてきた。

    猿が語る人間評が皮肉が効いていた。

    最後まで読むとおおっと唸ってしまった。

    すり餌さんのイラストがとても素敵だった。

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    2024年05月14日
  • 畜犬談

    購入済み

    レビュー幾つもあるね

    畜生ならぬ畜犬について談ずる太宰治
    犬好きに与えたとしたらイジワルだな~
    犬に噛まれても犬好きは犬好き

    #笑える #共感する #ドキドキハラハラ

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    2024年04月12日
  • 猿ヶ島

    ネタバレ 購入済み

    擬人化もの

    読み進めると分かるように
    人間ではなく日本猿2匹の話
    ロンドンの動物園から逃げ出した猿2匹に案を取ったらしい

    #ドキドキハラハラ

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    2024年04月12日
  • 太宰治全集(1)

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    ネタバレ

    印象に残った言葉たち

    死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きようと思った。(葉 p.11)

    安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。(葉 p.28)

    私は、すべてに就いて満足し切れなかったから、いつも空虚なあがきをしていた。私には十重二十重の仮面がへばりついていたので、どれがどんなに悲しいのか、見極めをつけることができなかったのである。そしてとうとう私は或るわびしいはけ口を見つけ

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    2024年03月04日
  • 津軽(新潮文庫)

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    学生時代、桜桃忌に青森を目指す友人がいた。
    彼の影響もあって太宰治さんの本を手に取るようになった。金木の斜陽館も訪ねた。
    ネガティブで女々しくて、、と揶揄されても私は好きだった。
    大学を卒業する頃、彼と、か細い声で壊れそうな音楽を聴いた。彼女の歌の世界には太宰が息づいていた。そんな彼女の歌が、テレビから流れてくるなんて夢にも思わなかった。
    森田童子さん。もう鬼籍に入ってしまったけれど。

    津軽にはそんなイメージとはかけ離れた骨太でユーモラスな太宰がいる。自虐の癖は相変わらずだけど、紀行文みたいな小説だ。
    金木の辺りから眺める岩木山を想像する。金木を語る太宰の体温は熱い。
    でも、なんと言っても3

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    2024年02月28日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    駆け込み訴えの話や東京八景など、状況による人の感情の揺れが激しく描かれていた。どうしようもなく追い詰められていく中での逃げる弱さ、その弱さにも立ち向かえないやるせなさ、誰もが大なり小なり持ったことのある情動が描かれていて、不快な部分もありつつ共感もできる不思議な感覚だった。

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    2024年02月24日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    今井キラさんの装画が見事にマッチ。
    ペールトーンの柔らかな色合いが、すごく好みだった。
    誰かを待つ、待ち人が誰だか分からないけど待つ。
    そんなことも遠い昔にあったかも、と思いながら読んだ。

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    2024年02月12日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    ネタバレ

    「あたしは、ほんとうに男のかたと、大胆に遊べば、よかった。あたしのからだを、しっかり抱いてもらいたかった。…お悧巧すぎた。…あたしの手が、指先が、髪が、可哀そう。死ぬなんて、いやだ。いやだ。」
    病気で死ぬ間際にある妹のこの言葉が胸に刺さった。若い時分に死ぬということは、したいことが叶えられぬうちに死ぬということ。人はいつ死ぬかわからない。だからこそ、お悧巧でいすぎるよりも、自分の望みを叶える行動をとっていかないと、死の淵が見えたときに後悔してしまう。そう思う前に、やりたいことをやれるうちにしっかりしたいと思った。
    太宰治は、本当に人の心の奥底にある本音をえぐり出すのがうまい。死にたくない、とい

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    2024年02月01日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    「旦那様…」との書き出しに、主人公は女性と思いきや、まさかの、かの有名なユダ!ユダがこんなにもイエスを慕い、愛し、敬い、トクベツの情と行動を捧げてきたのに、それに期待するほど応えてくれないのは、あまりにも悲しい。片思いの辛さというべきだろうか。
    この人だけには分かってもらえたと思うときがあっても、本当のところはそうでもなくて、ユダの寂しさ、辛さが伝わってきた。太宰治は、心の機微を描くのがとてもうまいと思う。この寂しさ、私も分かるところがあり、とても共感できた。

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    2024年01月31日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    燈篭
    スピードが速い。量ではなく思いの。女性目線のモノローグという太宰らしさ。

    姥捨
    心中物。絶望した描写がよい。どれほど愛し、どう裏切られたかが書かれてないので、そこに至る曲折は想像。結果生きてしまうことによって、いろいろな後始末が面倒

    黄金風景
    目をかけるというのは多義?感謝される振る舞いの記憶は抜け落ちたのか、奉公していた家への義理が強く、水に流していたところも「負けた」と言わしめたのか

    畜犬談
    ユーモア小説。Twitterで漫画化されてそう

    おしゃれ童子
    これもユーモア。意にそぐわなくてやけくそになるファッションも思春期

    皮膚と心
    待合室で妄想膨らむあたりで色が随分変わった。

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    2024年02月16日
  • パンドラの匣

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    人生のテーマとなる言葉を掲げたり、知らないうちに隠してしまってた感情に向き合わなければならなくなることで、「大人になる」移行期が描かれている。

    微笑もて正義をなせ!というフレーズは、嫌味がなく素敵だなと思った。
    リアリストになったいま、尊敬していた兄を見る目が変わってしまったこと。死に依って人間が完成すると思い至ること。二篇を通して自分が10〜20代で感じたことが書かれてたように思う。

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    2023年12月31日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    ビブリア古書堂の事件手帖で扱われた作品の抜粋集。作品のいくつかはビブリア古書堂の事件手帖で扱われなければ再販すらされなかった作品もある。この巻は冒頭だけのものもあれば、丸ごと載っているのもある。ただどんな内容かを知りたいならば、いいだろう。

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    2023年12月30日