太宰治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学を卒業する前に読んで以来、2度目の『人間失格』
前回は新潮文庫のを読んで、以下のような感想を記していた。
/「名作」と言われているので、タイトルに惹かれたのも含め、ずっと読みたかった。
読みやすかったけど、しっくりこなかった。
また年を経て、読み直したい。/
そこから社会に出て幾年経って打ちのめされた私は、この作品に共感せられるようになった。
完全に自分のことを書いている、とは思わないが、分かる部分が多くて、自分の内面をこんなに描写してくれた太宰に感嘆した。そして、自叙的なんだけど、あくまでもフィクションの小説に仕立てるあたりは、読み終えてため息が出た。
(ただ、追い詰められてにっちも -
Posted by ブクログ
乙女の本棚でございます♡
少しずつ読んでます(o^^o)
今回は太宰治でございます
お恥ずかしながら
たぶん太宰治も初めてですね、、、
(教科書はわからないけど)
きりぎりすです
売れない画家であった夫が
成功したら、変わってしまった
それを嘆く妻の思いについて書かれています
イラストはしまざきジョゼさん
物語の雰囲気に合った作品を邪魔しないイラストでした(^^)
貧乏でも慎ましく暮らすことに幸せを感じる妻。そして成功して変わってしまう夫に失望していく、、、、
私なら成功バンザーイ!ってなりそうだけど笑
夫のいやーな感じがとてもうまいなぁと思いました。 -
Posted by ブクログ
「正義と微笑」を読みたくて買ったが、表題作「パンドラの匣」もよかった、面白かった。
「太宰文学に珍しい明るく希望にみちた青春小説」とあらすじにあったが、確かにこの2作は、堕落していく方向ではなく、先を目指していく男子を描いていて明るいと感じられた。それでも、「正義と微笑」の芹川進くんは死にたいと思案するし、「パンドラの匣」のひばりも死を見つめるところから始まっている。
この作品を読んで「明るさ」について考えた。
何も不安がなくて馬鹿みたいに明るいことも違うし、飾って明るくしようと努めるのも違う気がする。太宰の書いた明るさは、苦しみ抜いた先でふっと力が抜ける(作品の中の言葉を使えば)「かるみ」 -
Posted by ブクログ
男性の存在意義はなんなのだろうか。
自分にも家庭にも臆病で、自信がなくて。後ろめたいことがあると、真っ向から向き合うことに怯えて短略的に怒鳴ることしか出来ない。仕事をしてお金を家に入れることだけが役割だったのだとしたら、今は女性もお金を稼ぐ。夫にも気を遣え、子供も育てられ、配給の情報を取り生きるために食べ物や衣服を揃えることもできる万能な女性。
男性に出来ることってなんなのでしょう。
などと、男性の家庭での必要性について考えさせられるお話でした。
ふと時間を置いてみると、この作品は男性を頼りなく魅せるために、女性の忍耐美のようなものを際立たせている気もする。私が悶々と考えた、男性の家庭での -
Posted by ブクログ
一ヶ月かけて読み切った。
太宰が27歳で出した、処女作品集『晩年』。執筆したのは23, 24歳の頃だというから、二十代半ばである私は、ただ凄いなァと思って、共感するところも多かった。
『晩年』というタイトルからも、これが自殺を前提に書かれた遺書的な作品であることがわかる。
解説には、自分の人生を懸けて『晩年』を書いたが、それが文壇に評価されて、太宰自身も「もっと書くものがある」と、書くことで生きることを続けられた、そんなような経緯が書かれていた。
本作品集は、色んな手法が試されていて、自叙的な作品もあれば、視点がひっくり返る寓話的な作品もあったり、滑稽な諧謔のある傑作もあったりと、太宰の魅力