太宰治のレビュー一覧

  • 斜陽

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    「しくじった。惚れちゃった。」という言葉を見たいがために読みました。思っていたより読みやすく、理解しやすく、良いなと思う言葉がいくつかありました。
    でもたまに、読み飛ばしたくなる言葉の羅列があります。

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    2026年05月31日
  • 人間失格

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    なんとなく共感したような気がするけど全然分からないかも。

    人間が矛盾していて誰しも少なからず道化を演じている節はあるよね、というところは分かりつつ、どうしてその感覚を理解できないのか、なぜそれがそんなに恐ろしいのかは分からない。そういうものじゃないかと思ってしまう。これはむしろ私が社会の価値観に毒されているんだろうなと思うけど。

    この話は太宰治の自伝だという話を聞いて、なんか相当苦しんでいたようだけど最後の言葉良かったね、と温かさを感じた。

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    2026年05月30日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    昔話太宰アレンジ短編集。各話を語る前のメタ発言が面白い。特にお伽草紙の桃太郎に対する持論に(・∀・)ニヤニヤした。自虐がすぎる。

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    2026年05月26日
  • 津軽(新潮文庫)

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    今まで読んできた太宰の小説の中で最も主人公がワクワクしているような気がする。概ね健康な印象を受けた。

    太宰の人柄……常に他者の目線を意識しており、自分に自信がない。でもキザ。不器用な人間。まあモテるだろうな、と思う。

    少年時代の描写について:
    たかが、十里(約40km)、されど十里。少年時代の小旅行は、別の惑星に行くようなものだったんだろう。私も田舎者なのでわかる。
    作中に出てくる太宰のファッションが、おそらくダサい。おのぼりさんルックという感じで愛おしい。慣れない場所に出たとき、ちょっとでもいい服を着て背伸びがしたくなるのは当然のことだ。

    大人になってからの描写について:
    太平洋戦争真

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    2026年05月29日
  • 人間失格

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    読むのは4回目。読む年齢によって感じ方が異なる不思議な本。
    暗いな。自分よりも生きづらそうなのでなんか安心してしまう。

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    2026年05月21日
  • 人間失格

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    みんなどこか自分は特別で、一つ上の視点から見れてると思ってるんだろうな、と感じました、もちろん僕もその1人。

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    2026年05月19日
  • 人間失格

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    ネタバレ

     ごつごつの文章。リズムはまずまずなので最後まで読める。

     内容は身を持ち崩した男の物語。この本はタイトルの妙と当時としては衝撃的なダークな人生の内容でつづった小説、ということか。

     このあと、同様な本は山ほど出ていて、表現や構成が「人間失格」よりずっと良いものもある、ということか。

     この本が書かれたのは戦後の1948年。読んでみた感想として明治期の本かと思っていた。

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    2026年05月13日
  • 人間失格

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    「人間失格」は、昭和時代にはマスト・リードの文学だった。高校生・大学生の頃、太宰治はハマった作家の一人だった。確か本棚には、新潮文庫の黒い背表紙が何冊も並んでいたと思う。なかでも、「人間失格」は、自意識過剰だった若い頃の私には、自分を代弁してくれていると感じていたように思う。

    だからこそ、年齢を重ねて、自意識過剰が減ってしまったあと、あの頃のようにはハマれないだろうと読むことを避けていた。あの頃の感動を、「なーんだ」と上書きしたくないから。

    しかし、この度知った英語での読書会。英語で本の話をするのはハードルが高いが、AI英会話アプリ「Speak」を相手に管を巻くことで抽象度の高いことも話せ

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    2026年05月12日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    あまりにも有名な作品だが初読。周りの人間に共感できないことを自覚しながら、少年のときに道化を覚え、それからは自分以外の人間に対するえもいわれぬ恐怖と戦いながら、女性たちから寄せられる謎の好意に翻弄されつつ生きていく主人公の様子が、この作品を最後に自殺した太宰治のその後を知っているだけに、痛切に感じられた。文体は古いものの、内容には古さを感じさせないものがあり、時代を超えて読み継がれてきたことに納得し、これからも読み継がれていくと感じた。

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    2026年05月11日
  • 人間失格

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    ずっと読んでみたかった作品。演技をしている自分他人の前でおどけてみせる自分をすごく冷静に見てたり女性と同じテンションではない自分を分かってるんだけどどっか自分に甘くて女関係も薬も沼っていく感じがすごく共感してしまった。葉蔵はほぼ太宰自身のことらしいけどどうなんだろう。ちょっと昔の文体?だしずっと心の中の独白と堕ちていく事しかないのにスルッと読めた。

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    2026年05月11日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    学生時代、『待つ』を読んだ時に、この短い文章でこれだけ不安定な心情を表現できる文豪の才に衝撃を受けた記憶があったのと、乙女の本棚シリーズの本が欲しいなと思っていた頃にたまたま書店で見かけたので購入。

    最初の数ページは、百年前の太宰の語りと、現代調のイラストに隔たりを感じたが、しだいに、じわじわと、この作品で語られている心許なさとイラストの虚無な眼をした少女が重なってきて、何度も読み返してしまう。眺めれば眺めるほど、小説世界を深掘りしていく耽美で病みを抱えたイラスト。

    関係ないけど、ゲスの極み乙女の「id1」という曲に「ぼくらは少しだけ明日を待ちすぎてる気がする」という歌詞があるのを思い出し

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    2026年05月09日
  • ヴィヨンの妻

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    ダメな夫を支える妻の話

    ダメな夫なんだけど憎めない。妻も妻で仕方ないなーという感じで生きている。どうにか生きていく、怒っても仕方ないもの〜という雰囲気がちらほら見えていてでもそれは物分かりのいい妻ではなくて、妻は妻で夜の世界を知り、時には客と関係を持ったりしている。生きるためには強くいなくてはとその当時の生き様みたいなものが見えた。

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    2026年05月07日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    【お、おもしろい】
    あとがきの最後の一行を読んで鳥肌が立った。
    この最後の着地をもって人間失格は名作になったんだと思う。

    葉ちゃんほどではないがら誰しもが自分に重ねてしまう部分があるんじゃなかろうか。

    自分の不幸は、拒否の能力の無い者の不幸でした。進められて拒否すると、相手の心にも自分の心にも、永遠に修繕し得ない白々しいひび割れができるような恐怖におびやかされているのでした。

    物語としてインパクトのある描写がすーーっと過ぎてしまうのに違和感を持ちながら読み進めた。

    言葉遣いが昔なので短編だけど読むのにちょっと時間がかかったがその分細かい描写が描かれていて現代の文学とは別の濃密さがあった

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    2026年05月06日
  • 人間失格

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    最後の畳み掛けは圧巻でした。

    太宰治の文章にはストーリー性があって、やや難解な語を使っている所もスラスラと頭に入ってきました。多分意識されてるのかな?

    肝心の内容はここでは話しませんが、読んでいる内に感情が奥へ奥へと引き込まれていく感じで、思わず見とれてしまいました。締めは、太宰治の矜恃とも言える、圧巻の締めでした。

    読んでみてこの感覚を味わってみてください。基本的に読みやすいので、若者の方にもおすすめできます。

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    2026年05月06日
  • 人間失格

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    初めての太宰治。思ったより暗めの物語で、出口のない感じが凄かった。様々な社会問題が取り上げられており、それが今の現代人にも刺さっているのではないかと思った。「人間失格」な葉ちゃんが結局一番人間っぽいのではと感じた。

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    2026年05月06日
  • 人間失格

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    はしがきとあとがきで内容をサンドイッチすることによって、主人公の破滅的な人生を、読んでてつらくなり過ぎないよう、あくまで三人称視点で俯瞰しながら楽しめるようにしているのが読みやすかった。
    解説に書いてあるように、一度精神病棟に入ってから人間としての太宰は死んで、余生を作家という生き物として燃やし尽くしたのだとしたら、太宰の死因は自殺じゃなくて殉職といっても過言じゃないかもしれない。

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    2026年05月04日
  • 斜陽

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    「不良とは、優しさのことではないかしら」
    「破壊思想。破壊は、哀れで悲しくて、そうして美しいものだ」

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    2026年05月04日
  • スラよみ!日本文学名作シリーズ4 富嶽百景

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    中学か高1のころ読んだのだが全く忘れている。太宰はあまり富士山を支持していないのだが富士山には月見草がよく似合うなどを残し、御坂峠の晩秋に旅館にこもったときのエッセイ小説。中学のころわかって読んでたのかな。太宰の本は読みやすかった。

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    2026年05月04日
  • ヴィヨンの妻

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    太宰治晩年の短編集
    戦中の疎開中の出来事としての話しが多い
    そして晩年ということで
    なかなか苦しい生活の家庭や
    それをかえりみずに
    家に寄りつかない男の姿
    健気に子供を抱えながら支える
    妻の大変さ
    などなどまるで自分のことのようだけれど
    はたして本当に
    こんなふうだったのか
    それとも自分の不甲斐なさを
    嘆きつつそんな男ばかり
    物語上に登場させているのか
    「おさん」では
    愛人と出かけたまま帰らず
    妻は諏訪湖まで遺体を受け取りにいく
    いつしか心の中は
    こんな将来でなければならないと
    思い込んでいったかのよう

    軽快な楽しい、しかもオチがあったり
    そんな文章からは
    お茶目な一面をうかがわせるが
    本当

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    2026年05月03日
  • 斜陽

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    太宰作品2作目。
    かず子が上原に送るラブレターが重すぎて笑った。現代でいうメンヘラだな〜と思ったが、上品な口調の中にユーモアがあるから流石。読者に直接語りかけるような口調だから尚面白い!「あなたが私の恋を点火したのだから、あなたが消していってください」
    とか、めっちゃ粘着質だな!!と笑った。

    上原を訪ねるために東京に出てきたかず子が、住所を頼りに手当たり次第に人を頼るという描写があったが、時代を感じさせられてとてもよかった。
    恋焦がれる人に会いたくて、心細く涙しながら人に道を聞くなんて、現代では経験し得ぬことだ。

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    2026年05月02日