太宰治のレビュー一覧

  • 乙女の本棚 女生徒

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    考えてることを全部文字に起こしたような、つらつらとした文体がずっと続くため人によっては読みにくいと思うかも。自分は他人の考えを覗けた気がして、そして少し共感できるところもあって、女生徒と呼応できた気がした。

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    2025年09月10日
  • 人間失格

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    初めてThe 文学みたいな本を読んでみました。内容としては正直分かりませんでした笑、でも何故かわからないのですが全然飽きません。体が読みたいって反応してる感じでした。

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    2025年09月06日
  • 斜陽

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    蛇にピアスのような蜃気楼のように楽しむ感じの難しい話だった。育ちの良い透き通るような儚さから段々と太宰治の書きたい生々しい気持ちが滲み出てくる。
    この本に出てくる様々文章は、わざわざ、重い腰を上げてメモを取りたくなるほど、繊細で魅力的で核心をついた芸術の様なものばかりでした。

    【メモリスト】

    - 学問とは虚栄の別名である。人間が人間でなくなろうとする努力である。
    - 人から尊敬されようと思わぬ人と仲良くしたい。けれども、そんないい人たちは、僕と遊んでくれやしない。
    - ひどくややこしい台数の因数分解か何かの答案を考えるように、思いをこらして、どこかに一箇所、ぱらぱらと綺麗に解きほぐれる糸口

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    2025年09月02日
  • 走れメロス 富嶽百景

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    走れメロスを真剣に読んだのは初めてだったかもしれない。面白かった。それ以外の収録作品は、いま一つだった。女学生の気持ちをずらずらと書いたものは本当に女学生が書いたのかもしれないと思うほど感情が入っていたけど、最後まで読むことができなかった。

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    2025年09月02日
  • 太宰治全集(3)

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    犬に対して凄まじいツンデレを見せたり(畜犬談)、女の子の裸を見て元気になったりしている(美少女)。
    走れメロス、面白いよなあ。邪智暴虐って言葉が大好き。

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    2025年08月27日
  • 小説 人間失格

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    山崎富栄の雨の玉川心中は読んだことがあったが、人間失格はかなり腰が重くやっと読んだ。
    思った以上に読みやすい。
    あとあれだ、太宰って本当にモテてきたんだな…

    読んでいて、結構どうしようもないなと思った。
    葉蔵は人間失格の烙印を押されるのだが、それは周りから見た葉蔵であり、本人の視点からすると異なることがわかる。

    持って生まれたものと、環境による人格形成は、それらが複雑に絡んで起きる化学反応みたいなものだと思う。
    その家に生まれたからそうなったとも言えるし、その家に生まれたから生きたともとれる。

    兄たちが最後まで見捨てなかったのは、本当の葉蔵に気づいていたからかなとも想像した。

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    2025年08月25日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    太宰治が心の中に留めていたことが一部そのまま文章になった、そんなイメージ。芯のところでこの作品を理解するには直治の手紙を読んだ後、もう一度読み返す必要がありそう。四者四様の没落が丁寧に描かれておりスラスラ読める。麻薬や自殺というワードを太宰がどのように捉えていたのか。それを考えながら読むのもまたいいのかもしれない。

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    2025年08月22日
  • 人間失格

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    表紙がとある漫画家殿が描いていた•太宰治聞いたことあるな〜の軽い気持ちで読んだけど。重い、重すぎる。最後の最期まで救いようが無いなと呆れてしまう一方で、良くも悪くも人間らしくて素直にいいな〜と思いました。
    情けないところも厭らしいところも全て曝け出していく、、のは大人になればなるほど難しくて世間が求める「大人」になってしまったんだなという気づき。

    読んだのは10年前くらいになるので、再読してもう一度「しょうもないな〜」「でもそういう側面ってどこかに隠し持ってるよね」を感じたい。
    何度読んでも、新鮮な気持ちでしょうもないを味わえると思います。

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    2025年08月20日
  • 晩年 アニメカバー版

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    なんだかよく分からない
    背中がムズムズするし、笑える
    なのに、ふと寂しさみたいなものが染み込んでくる
    そんなこんなで太宰治がかなり好きになっちゃった気がする

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    2025年08月16日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    とても豪華な1冊。
    求めていた文豪の短編がビッシリ詰まっていて、不気味!耽美!最高!
    夏目漱石、夢野久作、江戸川乱歩、太宰治が入っていてとても嬉しい。
    どれも面白くて良い。

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    2025年08月14日
  • 人間失格

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    別に大して読みたかったわけでもない。
    なんでこの本を買ったかというと、デスノートを買おうと本屋に寄ると、たまたま夏休みキャンペーンだかなんだか知らないが、小畑健が表紙の絵を描いていたのである。
    買っちゃったよね。
    そんでたまたま、カラマーゾフの兄弟を読んでいる時期でした。宗教に深く関連づけられたテーマ、教育の重要性を常々考えている性質から、最近は日本の文化についてよく考えていたため、昭和初期くらいを生きた、それも危ない感じで生きた人の言葉に触れてみたかったってのも、まぁ、後からつけた理由だ。
    太宰治が何回も自殺を試みたうえ失敗し、最後に自殺したってことは有名な話だもんね。
    しかも妻だけじゃなく

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    2025年08月15日
  • ヴィヨンの妻

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    ネタバレ

    新潮社の太宰治の『ヴィヨンの妻』。最晩年の作品群です。太宰治の作品はいろんな出版社から出されているのですが、落ち着きのある体裁の新潮社を選んでみました。

    「親友交歓」
    昭和21年9月初め、疎開先の津軽で静かに過ごしていた「私」のもとへ、突然、小学校時代の同級生・平田と名乗る男が訪れてきます。顔にかすかな記憶はあったものの、ほとんど面識のない相手でした。 平田は小学校の「クラス会」開催の相談と称して、酒や金を要求します。最初は好意的に迎え入れた「私」ですが、平田の傍若無人な振る舞い、軽薄な自慢話、不愉快な態度に徐々に苛立ちを覚えていきます。 何時間も酒を飲み、妻にも無遠慮にちょっかいをかけ

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    2025年08月13日
  • 人間失格

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    人間でありながら、人間の感情や生活が上手く飲み込めない男・大庭葉蔵。彼の半生を、彼の残した手記をもとに辿っていく。道化を演じて人間の営みの中に溶け込もうとした少年期。東京に出て、酒と女で自身の空白を埋めようとした青年期。まともに生きようともがきつつも、それがかえって酒毒と薬に蝕まれる要因となっていく青年後期。

    生まれながらにして他人とどこかズレている。そんな葉蔵にとって、世間とは夜の海に等しかった。見通しがきかず、何が出てくるのか見当もつかない暗い海。そのただ中にある彼にとって、唯一の防衛手段が道化を演じることだった。笑わせれば、少なくとも危害は加えられない。だが、世間が分からず、結果として

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    2025年08月12日
  • 津軽

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    ・「大人とは、裏切られた青年の姿である。」
    ・「一生だめかもしれない。ひびのはいった茶碗は、どう仕様もない。どうしたって、もとのとおりにはならない。津軽人は特に、心のひびを忘れない種族である。」
    ・「人からおだてられて得た自信なんてなんにもならない。知らん振りして、信じて、しばらく努力を続けて行こうではないか。」

    ・正直いうと、津軽の土地だったり、歴史が書かれている部分は退屈だった。次回は読み込みたい
    ・特に「三 外ヶ浜」「四 津軽平野」「五 西海岸」が面白い。外ヶ浜は友人と太宰がまるで学生のような言動をしているので笑ってしまった。津軽平野と西海岸は感動した。いままでは友人との楽しい旅だった

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    2025年07月19日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    周囲の反対を押し切ってまで結ばれた、うだつのあがらない絵描きとの貧しくも幸福な結婚生活から一転、妻から夫への三下り半。
    あなたは絵が売れてお金を手にしてすっかり変わってしまったわね、と。思いがけない好転と裕福さは、彼女を怯えさせた。(寄り添うようにずっとそばにいてくれる黒猫ちゃんがめちゃ可愛い。)
    別人のようになった夫の一挙手一投足にそら恐ろしさを覚える日々にいよいよ限界がきた様子で、そのときの心情が淡々と綴られていく。

    「あなたは、気違いです。」はちょっと辛辣すぎて笑ったけど、でもとても心の綺麗な奥さん。夫よ、これは失ってから気づかせるタイプの大切さだぞ……。
    読み終え、「おわかれ致します

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    2025年07月16日
  • 惜別(新潮文庫)

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    両作品とも読み切るのきつかった。これは時間に余裕のある時でなければ読めない。
    右大臣実朝の物語が頭になかなか入ってこなかったのは登場人物の数が多いのと登場人物の呼称が一貫してないためだった。wikiであらすじ、登場人物表見ながら読んだ。ここで古典の苦手意識が再起されるとは。ただたまにはこういう文章も読みたくなる。
    惜別も解説で言われていたが文章に勢いがなく読むのがキツかった。ただ一文一文は面白い。魯迅著の藤野先生、故郷を読みたい

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    2025年07月10日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ネタバレ

    戦前戦中の価値観が、敗戦という日本人にとって大きな出来事の影響で、とてつもなく大きく変化した時代。
    これはもう、想像するしかないのだが、その時代に身をおいた人々の混乱はいかばかりか。

    太宰治のイメージは、女々しくてグダグダ考えすぎ…な部分もある、なんて若い頃は思ったけれども、歳を重ねた今読むと、また違った印象になるのかもしれない。

    上原のあのセリフはちょっとドキッとする。

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    2025年07月09日
  • 晩年

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    初めての太宰治、岩波文庫でした。
    正直な感想は言葉遣いや言葉そのものも難しく、ひとまず読み切ることを目標にしておりました。
    注釈も多くついているので、じっくり1章を読むことが必要だと感じました。
    ただ、昨今のスラーっと読める本も素晴らしいですが、後世に残っている本や語り継がれる本はこういった文学なのだと感じました。

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    2025年07月09日
  • ヴィヨンの妻

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    詩人としてそこそこ活躍しているが、酒場でツケを踏み倒して暴れる夫。そんな芸術家肌の夫に振り回される献身的な妻が主人公。献身的とはいっても自我は案外冷めていてかつ大胆だ。この掴みどころがない妻の性格が妙に魅力的に思え、太宰治の書く女性の語り口も『女生徒』同様達者だなぁと感じ入る。戦後直後の混沌としたムードも作品の世界観に存分に貢献しており、そのなかでもたくましく生きるというメッセージ性も(たぶん)ある。最後の妻のセリフ「人非人でもいいじゃない。生きていさえすればいいのよ」にすべてが込められていると思った。

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    2025年07月07日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    人間が好きでたまらない自分と
    人間が怖くてたまらない。何も信じられない葉蔵
    人と話すことが好きで、人は話せば分かり合えると心の奥で思っている自分との違いに驚く。
    ぐるぐるぐるぐる考え続け悩み続け深く潜っていく様が、自分の浅さを突きつけてくるように感じた。

    人生を深く味わいたいと思っている中で、この本を読めたことは、意味があると思う。

    噛んで噛んで深く味わえるものかもしれない。本棚に置いておくことにする。

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    2025年08月14日