太宰治のレビュー一覧

  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    ユダの心は、計り知れず、マグダラのマリアも謎。タイムマシンがあったら、1番行ってみたいのが、この時代。奇跡は、どう仕組まれたのか。謎だらけ。

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    2023年09月09日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    ネタバレ

    教科書にも載ってあるとても有名な作品をまだ
    読んでないことに気付き、急いで買いました。
    「走れメロス」をまだ読んでいなかったとは、かなり自分でも意外でした。冒頭の有名なフレーズが「メロスは激怒した。」から始まるのですが、妹の結婚式のために、3日間のあいだ、竹馬の友であるセリヌンティウスを人質にささげ、ひたすら
    走り続けるメロス、その疾走感と、セリヌンティウスとメロスの友情にも注目してほしい。
    今回一番私の中で、心に響いた作品が、「富嶽百景」で、太宰治が、山梨県にある御坂峠の茶屋にて、執筆活動中の出来事を描いているのですが、その茶屋で出会う人々との交流がとても微笑ましくて、闇の太宰治がここで払拭

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    2023年08月27日
  • 晩年(新潮文庫)

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    太宰治の最初の本。中編小説15篇が収録。
    老年の作家が書いたような「晩年」というタイトルだが、太宰が27歳の時のもの。収録されている作品に「晩年」というそれのものはない。太宰が遺書のつもりで、それまでの人生のすべてを書き残した。
    もはや90年近く前の本なのだが、令和の時代に読んでも全く色褪せた内容には思えない。

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    2023年08月24日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    悪い夢の中みたいな話だと思った。うっすらと暗くて怖い、不思議な感じがあって説明するには難しい。

    スワは望む所に行けたんだろうか。友人に会えていたらまだ望みのある話に思う。

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    2023年08月10日
  • 駈込み訴え(乙女の本棚)

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    師を殺してくれと訴える私。

    師を愛するあまり、自分だけのものにしたいと願うあまり、応えられない想いが積もる。

    新約聖書は読んだが太宰にかかると彼の行動原理はこうなるのか、と感心した。

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    2023年08月04日
  • 人間失格

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    空気を読み、愛想笑いをし、役割を演じる。世間の人々は人間関係の調整をしながら”普通”に生きている。一方、葉蔵にとって演技は人間関係の表面的な調整ではなく、存在全体の偽装と感じる。素の自分を出した瞬間、存在を否定されると恐怖する。葉蔵を否定するのは世間ではなく葉蔵自身。自分で自分を否定しているため、幸福が来ると「自分には資格がない」と感じる。葉蔵は自分を隠すため、命懸けの演技を続けているうち、何が自分の本音か、どこまでが役なのかわからなくなる。演技しているのではなく、演技しかなくなる。仮面を外した奥が空洞になり、”人間である”という感覚から脱落していく。太宰治『人間失格』1948★4

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    2026年05月14日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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     乙女の本棚シリーズから、太宰治さんと紗久楽さわさんのコラボ作品の「葉桜と魔笛」です。鮮やかな表紙で、少女漫画から抜け出してきたような姉妹が描かれていますね♪って、いうか…お姉さんなのって、彼かと思っちゃった(^-^;)

     桜が散って、このように
     葉桜のころになれば、
     私は、きっと思い出します。

     で、はじまるストーリー。なんともきれいで切ないはじまり…老夫人が語りだしたのは、今は亡き妹と父のことでした。35年前、妹は腎臓結核の診断にて余命いくばくもない状態…ある日妹がしまい込んでいた、恋人と思われる男性からの手紙を発見する…。妹を元気づけるために、姉は恋人になりすまし手紙を書いて妹の

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    2023年07月14日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    乙女の本棚シリーズ、記念すべき第一作目。
    少女の朝目覚めてから眠るまでの一日、その心象を描いた作品。
    少女というには時間が経ちすぎたけれど、「ああこんなこと考えていたな」と懐かしく思う箇所もあれば「今もこんなことで悩んでるな」と成長してない自分に辟易したりする、それくらい人の心に丁寧で気持ちに寄り添う物語。

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    2023年06月28日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    物語の世界に没頭したい質の私はあまり短編集は好んで読む方ではない。しかし、本書は素晴らしかった。
    太宰治の執筆活動による中期に書かれた作品集なので、晩年のとことん破滅的、反逆者的な側面は少々なりを潜めており、所々普通に笑かしてくる。
    特に「風の便り」ではお笑いコントのような軽快さで偏屈な貧乏作家と毒舌なベテラン老作家の手紙のやり取りがなされていく。突然の「馬鹿野郎」は声に出して笑った。
    だからといって、やはり太宰治なので一貫して厭世的でありネガティブである。
    太宰治は「人間失格」で完成されてしまっているので、作品順に読んでいくのもまた一興。

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    2023年05月24日
  • 女生徒

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    女生徒。彼女の移り変わる躍動感たっぷりの頭の中を無遠慮に覗いてしまったような小説だ。いけない、いけない。ねえ。お父さん。

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    2023年05月21日
  • 魚服記(乙女の本棚)

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    こういうのも書いてるんだな。一度で理解した気にはなれない話だなと思った。たったひとりの友だち、という言葉が印象に残った

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    2023年05月19日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    太宰治の作品のなかで最も好きな作品。

    得体の知れない何かを待っている私。
    何を待っているのか、わからないけれど、毎日何かを待ち続ける私。

    そんな私がいることを忘れないでくださいって、怖いなと思いつつ。

    人間なら誰しも、何かを待っているし、何かを待っている私に気づいてほしいっていう気持ちがあるのではないでしょうか。

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    2023年04月28日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    島根の城下町に暮らす姉妹。
    病気の妹はある秘密を抱えていた。

    姉妹の苦悩が美しく描かれていた。
    太宰の人間描写が潔癖な乙女のように清らかで憂いに満ちていた。好き。
    紗久楽さんの絵が太宰の文と絶妙に合っていて艶やかで美麗だった。

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    2023年03月23日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    『私の小説を、読んだところで、あなたの生活が、ちっとも楽になりません。ちっとも偉くなりません。だから、私は、あまり、おすすめできません。

    こんど、ひとつ、ただ、わけもなく面白い長編小説を書いてあげましょうね。いまの小説、みな、面白くないでしょう。
    みんな、面白くないからねえ。面白がらせようと努めて、いっこう面白くもなんともない小説は、あれは、あなた、なんだか死にたくなりますね。』


    短編小説かと思って買ったらエッセイだった。
    面白い方ですねえ。現代を生きてたらひねくれたブログとかやたら書いてそう。
    太宰治は女生徒が特に好きで、「なんで男なのに女の子の細かな心情がわかるのかしら」と思っていた

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    2023年03月14日
  • 待つ(乙女の本棚)

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    「一体、私は、誰を待っているのだろう。はっきりした形のものはない。たた、もやもやしている」
    この一文から言いようのない焦りや不安を感じて、現代人が抱えている言いようのない不安を表しているような感じがした。
    理解が難しいけれど面白い作品

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    2023年02月18日
  • 栞子さんの本棚2 ビブリア古書堂セレクトブック

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    『ビブリア古書堂の事件手帖』に登場する本の原文が集められていて、いろんな本の入り口として触れるにはとても良い本でした。

    普段詩を読まないので寺山修司や木津豊太郎の詩を読めたのと、意外と読まないシェイクスピアに触れられたのがよかったです。

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    2023年02月12日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    中期の名作ですね。
    学生時代(20年近く前)何度も読みました。
    今回、津軽へ年末一人旅に行こうとする後輩のために貸し出すべく再読。
    御伽草子の筆が軽く、饒舌。

    「曰く、惚れたが悪いか」

    は名言です。

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    2022年12月04日
  • 斜陽

    匿名

    購入済み

    良くも悪くも丁寧に繊細に人間が描かれていると感じました。太宰治の小説は初めて読みましたが、明るい話ではないのに、文章が美しくて何だか不思議な魅力を感じました。

    #深い

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    2022年11月11日
  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    中村文則さんのエッセイを最近読んだので、その繋がりで読みました。

    太宰治の人となりについてはほとんど何も知らないので、読む前の勝手なイメージでは「気難しく人嫌い」な人かと思っていましたが、作品を読むと「ユーモアの感覚もあって、実際に話せばあんがい話好きな人だったんじゃないか」という印象を受けました。

    個人的に良かったのは富嶽百景の一場面で、天下茶屋の2階に寄宿している主人公が店の人間とも親しくなってきた頃、店の若い女性店員が1人で客の相手をしている時に、わざわざ1階に降りて隅でお茶を飲みながら遠巻きに見守ってあげているところです。

    そんなにあからさまな優しさを出す感じの主人公じゃないんで

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    2022年10月02日
  • 人間失格 2巻

    REO

    購入済み

    こういう人間は大抵は落ちるところまで落ちてしまう。顔と若さは生きていく上で武器になるのだと実感させられる

    #ダーク

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    2022年09月08日