太宰治のレビュー一覧

  • 惜別(新潮文庫)

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    惜別
    (和書)2011年03月30日 15:17
    1973 新潮社 太宰 治


    太宰治さんはこういった作品も書いているのですね。知らなかったです。

    意外と良い作品でした。

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    2020年09月27日
  • 走れメロス

    購入済み

    メロスという人間は,突っ込みどころ満載である。
    確かに正直で誠実な男であり,絶対に真似できない。
    でも,リスク管理ができていないし,常に感情の赴くまま,全部自業自得なところがある。
    ラストのくだりは面白かった。
    セリヌンティウスは繊細な優しさに溢れる男に違いない。

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    2020年08月20日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    さすが太宰治。

    引き込まれる。
    生きることが下手な男が、恐怖と不安に負けながらも
    やっとの思いで生きた話。

    心が弱くて、様々なものに依存してしまう。
    酒、女、睡眠薬、モルヒネ…。

    「恥の多い人生を送ってきました。」

    「世間とは一体なんだ?誰を気にしているのだ。
    それは個人ではないか。」

    このフレーズが印象的です。
    女にとって罪な男。でも憎めない。
    面白い。

    共感できる。

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    2020年08月20日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    太宰治にかかると、子供のためのおとぎ話が、人間の生き方や深層心理を描く心理小説になってしまうのか。確かに採択されたお話はどれも一癖ある噺であり、素直に面白かったと終わるより、引っ掛かりのある噺である。かちかち山は特に男女の仲の恐ろしさを描くホラーとして優れている。

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    2020年08月09日
  • 斜陽 人間失格 桜桃 走れメロス 外七篇

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    「斜陽」、眠れない夜に一気に読んでしまった。やっぱりすごいよね。
    前読んだのがいつか覚えていないくらいだけど、下手したら20年くらい前だけど、それでもなんとなく覚えている表現はあって。
    読ませる力があるなあと思う。

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    2020年06月23日
  • 晩年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    全体的に、ものすごく前衛的で、語り手である自分に批判的で、詩的で、難解なフランス文学を思い出した。

    「魚服記」は結末の意味がわからず、父親に犯されたという解釈を読んでなるほどなぁと思うと同時に何だか後味が悪かった。
    「列車」は人間の心理が深く描かれている作品だなぁと感嘆した。
    「地球図」はただシロオテに同情。悲しい話だった。純粋な信仰心に感動。
    「猿ヶ島」は冒頭の描写にまんまと騙されて、自分が見物されている側だったというオチをまさに体験した。
    「道化の華」は、一人称と三人称が交錯する型破りな形式で、こちらが恥ずかしくなるくらい己を曝け出し自己批判に終始していたが文章が美しくて惹き込まれてしま

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    2020年06月18日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    40年以上経って再読した『人間失格』は、10代の頃とは全く違ったところに刺さってくる。
    太宰治の真の凄まじさに気付いたのか、自身の経年による部分的な鈍化が明らかになったのかは不明。
    数十年後にもう一度読むとその答えに近づくかもしれない。

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    2020年05月04日
  • 晩年(新潮文庫)

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    太宰治の作品を読むのは「人間失格」に次いで2度目。
    15篇の短編に登場する男たちそれぞれに著者自身が投影されていて、全部を読み切ってはじめて彼の人物像が浮かび上がってくる。
    彼の人並外れて過剰な自意識とナルシシズムに垣間見える普遍的な人間臭さに読者は魅了されるのかもしれない。

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    2020年04月24日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    なにげない文章の中から登場人物の人となりを読み取ることができて、息を吸うようになんの抵抗もなく主人公が遭遇している状況をイメージすることができる文章力は、さすがだと納得せざる終えない

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    2020年04月15日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    この本を読んで太宰は人間の本質や内面を文章化することに優れているのだと感じた。
    特に印象に残っているのはカチカチ山の話。人は見かけによらないということや 、誰しも多かれ少なかれこの本に出てくる登場人物のような気持ちは持っているのではないかと思わされた。
    ある種、読んでいて人生における教訓が詰まったような1冊だった。

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    2020年03月25日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    グッド・バイ すごく面白かった。
    最初の3ページで情報と雰囲気がぎゅっと凝縮されて詰め込まれてて、心もってかれた。
    太宰うまいなぁと心から思った。
    最後まで描いて欲しかった。残念。

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    2020年01月24日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    うーん、やっぱり太宰治はおもしろいなぁ。

    著者中期の14の短篇を収録した本書では、どの登場人物も貧しくて自虐的な性格なため、正直読んでいてうんざりすることも少なくなかったのですが、それでも(むしろそれだからこそ?)全ての作品を楽しむことが出来ました。
    とりわけ、クスッと思わず笑ってしまいつつ、最後はちょっとほっこりした「畜犬談」には著者のユーモラスな一面を感じ取れたり、「鷗」や「風の便り」といった作品からは著者の考えのようなものを学び取れたりしました。

    しかし、強く印象に残ったのは最後の2編。「水仙」と「日の出前」です。どちらも後味の悪さが醍醐味かと。とりわけ後者のラストには人間の不気味さ

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    2019年12月14日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    数十年ぶりに読み返す。NHKの朗読の時間で石田ひかりの読みっぷりがよくて、キリギリスの入ったこの本を再読してみた。確かに面白い。

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    2019年12月07日
  • 人間失格 1

    購入済み

    他の作家さんの漫画版「人間失格」を何作か読みましたが、これが一番面白いコミカライズだと思いました。
    絵も非常に耽美で恐ろしく、太宰治の原作のまとう空気感が表現されていると感じました。
    伊藤先生のさらなる日本文学のコミカライズを期待しています。
    ドグラ・マグラとか?

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    2019年11月14日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    『人間失格』
    文章の構成がうまい。自伝的な部分はあるにしても、それだけでは単なる自意識過剰になると分かっているので、客観的な視点を持ち込み、そして、最後に一文で、人間の複雑さを表現している。
    太宰治のことはそれほど好きではないけれども(行間がうるさい、というか、「俺ってすごくない?」という主張がうるさいので)、彼の文章のうまさは本物だと思う。

    『グッド・バイ』
    未完が惜しまれる。
    10人くらいの愛人がいる田島でも、キヌ子には形なし。その喜劇性が面白い。

    『如是我聞』
    実際のところ、太宰治は頭の良い人だったのだろうと思う。だから、周りの人間が馬鹿に見えて仕方ない。
    それに、いつの世にも、「権

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    2019年10月19日
  • ろまん燈籠

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    ろまん灯籠、前々から友達にオススメされていて気になっていたから読んでみた。自分ならこう書くなぁなんて想像しながら読んでたら凄く楽しかった。太宰治って言うと人間失格とか暗〜いイメージしかなかったから新鮮だった。

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    2019年06月30日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    著者の随想集ということで興味を持った一冊。エッセイは小説とは違って作者が出るから面白い。好みが分かれるところだと思うけど著者の退廃的で斜に構えたような態度は意外と共感できる。川端康成、志賀直哉へのメッセージは時折感じられる自虐的な態度とは打って変わって、強烈で言葉の強さや文章を書くことに対するこだわり、自信みたいなものを感じた。また一層太宰のフアンになった。

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    2019年06月16日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    2019.6.2
    p27の「兵法」がとても参考になった。買い物でも迷ったら買うなと言うけど、文章でも同じなんだなと妙に腑に落ちた。

    全体的に、とても人間味を感じる本だった。
    意外だった。

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    2019年06月02日
  • お伽草紙(新潮文庫)

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    素晴らしかった。
    太宰治はあまり読んだことがないが、この作品群はユーモア満点で面白い。
    特に竹青や、御伽草子は読みやすい。

    芥川は文章の装飾がセンス満点といった感じだが、太宰は人間の内面の分析のセンスが満点という感じ。

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    2019年05月27日
  • 太宰治全集(5)

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    ちくま文庫

    太宰治 全集 昭和17年〜18年の短編集。登場人物=著者と考えるなら 様々な太宰治が読める。明るい太宰、放蕩息子の太宰、何か待っている太宰、苦しいのに平気な顔してる太宰。

    中でも 印象に残ったのは
    *「待つ」何かを毎日 待っている主人公。何かは 神?赦し?
    *「禁酒の心」「黄村先生」明るい太宰治は 苦しさの現れか?
    *「水仙」は 天才の不幸を語っている

    新郎=終わりの始まり。終わりの予感の中の生
    *一日一日をたっぷりと生きていくより他はない。明日のことを思い煩うな
    *このごろ私は毎日、新郎の心で生きている(昭和16年12月8日之を記せり。英米と戦端ひらく)

    十二月八日=戦争

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    2019年04月17日