晩年(新潮文庫)

晩年(新潮文庫)

572円 (税込)

2pt

妻の裏切りを知らされ、共産主義運動から脱落し、心中から生き残った著者が、自殺を前提に遺書のつもりで書き綴った処女作品集。“撰ばれてあることの 慌惚と不安 と二つわれにあり”というヴェルレーヌのエピグラフで始まる『葉』以下、自己の幼・少年時代を感受性豊かに描いた処女作『思い出』、心中事件前後の内面を前衛的手法で告白した『道化の華』など15編より成る。(解説・奥野健男)

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晩年(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    イメージする太宰。それも客観的に見つめる太宰。小説としてまとめて喜ぶ太宰。また見えない太宰。
    たくさん太宰がいるように感じる。

    0
    2025年02月14日

    Posted by ブクログ

    中2病文学とかいわれることもあるけど、めちゃくちゃかっこいいのはいつ読んでも毎回思う。逆に、まだ読んでない中2は早く読んだほうがいい。三四郎とかこころとか、そのあたりを1冊読んで、その次にこれを読むとなおいいかもしれない。個人的には中3で読みました。

    0
    2024年08月23日

    Posted by ブクログ

    高校時代の愛読書。
    死(自殺)を予感した天才青年の「遺書」として読んだ。
    エピグラムに掲げられたヴェルレーヌの「選ばれてあることの恍惚と不安とふたつ我にあり」というセリフに、太宰の天才としての矜持と、その裏の天才なるが故に何でも見えてしまう底なしの恐怖とを感じて胸が詰まった。
    太宰は、処女作において

    0
    2025年01月30日

    Posted by ブクログ

    『思い出』
    みよとの話が切なかった。みよにとって太宰は雇用主の一人でしかなかったのだろう。

    『彼は昔の彼ならず』
    面白かった。相対性理論の「気になるあの娘」の「気になるあの娘の頭の中は普通普通わりと普通」という歌詞を思い出した。

    0
    2025年04月07日

    Posted by ブクログ

    【葉】麻の着物をもらったことであと少し生きてみよう、そんなふうに思うなんて生きるって案外シンプルなことなのかなって思って気持ちが楽になった。

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    ふた通りの読み方があると思う。

    書き手である、太宰の心境を思いながら読むのと、自分にあてはめ、共感したり嫌悪したりしながら読む読み方。

    私は、太宰の著書を読むとき、太宰が自殺したことを必ず思い出す。
    そして、自殺したことも含めて、すべてが作品として、私の胸にのしかかってくる。

    太宰の描く、どう

    0
    2022年12月02日

    Posted by ブクログ

    この時代の常識や、固有名詞などがわならなかったので少し読みづらかったです。しかし、はっと目を見開かされるような文章に感銘を受けました。憂鬱ではないのに、死の気配を感じる。そんなところでしょうか。年が明けたら再読しようと思います。

    特に猿面冠者を気に入りました。工場見学みたいな楽しさがありました。

    0
    2021年11月23日

    Posted by ブクログ

    高校卒業の時、担任の先生に貰った。
    文章から感じる若さ、人生を諦めているようで諦めてない、そんな憎らしさ

    0
    2021年02月19日

    Posted by ブクログ

    太宰治を初めて読んだ。全体に漂うノスタルジックな世界観とは裏腹に、文章自体は思いのほか平易で、読みやすさがあった。主人公の内省が率直に描かれ、情景描写はあえて抑えられているように思えた。作品の舞台や風景よりも、語り手の心の動きに焦点が置かれている点が印象的だった。

    「猿ヶ島」は、より物語性を備えた

    0
    2025年09月12日

    Posted by ブクログ

    どの本をと読んでも太宰治らしさがみえていい。津軽の表現が、多くて風情あった。
    でも、全てを理解するのはまだまだだと思ったのであと3年後にもう一回読みたい。

    0
    2023年12月02日

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