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なぜ人生はこんなにも生きづらいのか 夏目漱石の「こころ」と累計発行部数1位を争う自伝的小説。太宰治は連載完了と同時に自殺。伝説的な小説がイラストと共にライトノベル感覚で読める。 ネグレクト、幼児虐待、アルコール依存、薬物依存、自殺未遂、現代に通じる社会問題が描かれ、現代の生きづらさに通じる。
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Posted by ブクログ
難しさ⭐️10!文章ではなかなか読み進めなかったので、中田敦彦YouTubeを見てなんとか読破。衝撃だった文章が「自分はことし、二十七になります。」そんな若さでこんな人生を生きたのかという。最後の写真はどこの場所で撮ったか気になる。人間失格というタイトルから、どういう意味でなぜ失格なのか。その背景が...続きを読むすごくしっくりくる内容。葉蔵の期待等からのすぐにくる残念感と冷静さ。その人間性が全く自分にはない価値観で、とても面白かった。少しでも太宰治の作品に触れることが出来て良かったと思った1冊。(ちなみに同じ本好きの大先輩から、今頑張って読んでると伝えると"暗くなるからやめとけ"と笑いながら言われ、やはり読んでた。絶対読もうと決心出来た。)
山崎富栄の雨の玉川心中は読んだことがあったが、人間失格はかなり腰が重くやっと読んだ。 思った以上に読みやすい。 あとあれだ、太宰って本当にモテてきたんだな… 読んでいて、結構どうしようもないなと思った。 葉蔵は人間失格の烙印を押されるのだが、それは周りから見た葉蔵であり、本人の視点からすると異なる...続きを読むことがわかる。 持って生まれたものと、環境による人格形成は、それらが複雑に絡んで起きる化学反応みたいなものだと思う。 その家に生まれたからそうなったとも言えるし、その家に生まれたから生きたともとれる。 兄たちが最後まで見捨てなかったのは、本当の葉蔵に気づいていたからかなとも想像した。
やはり太宰さんの作品は面白いな思った。 今の時代にもこのような人間はいるだろうしとても感慨深い内容だと思う。読んで絶対に損はない作品 またこちらの本はイラストや言葉の意味なども添えられているのでとても読みやすく初めて読む人にとても優しい仕様になってるのでオススメです
読んだら鬱になりそう、、とずっと敬遠していた本書。 読んでみたけど、そういう内容ではなかった。 グロテスクな描写なく、たんたんと話を進めていく様は、自分の心に深く刺さっているからこその書きぶりなのかな。 傷を隠すために自分を偽るのは仕方ないことだけど、いつかそれをやめないと辛いままだな。
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