太宰治のレビュー一覧

  • 太宰治全集(2)

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    昭和11年10月〜昭和14年6月の作品。

    「満願」、「黄金百景」、「女生徒」等好きな作品目白押しで、
    読んでいて「あ、これ面白かった!あー次のも面白いぃぃ」って興奮w

    「富嶽百景」は太宰にはまったきっかけの作品でもあるので、
    個人的に思い入れが強い。
    太宰ってこんなに明るいんだ!ってびっくりしたのです。
    「放屁なされた」というようなユーモアあふれる表現もあるし、
    作品自体が明るいほうへと向かうような希望のあるもので好きです。

    短編で読みやすいので、太宰あまり読んだことない人にはここらへんの作品もおすすめだと思います。

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    2009年10月04日
  • 人間失格 1巻

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    あの古屋兎丸さんが描いた人間失格!
    ファンなら買って損はないです。
    絵も良く、現代版“人間失格”として、
    読みやすい作品だと思います。
    続きが早く見たい!

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    2009年10月04日
  • 地図―初期作品集―(新潮文庫)

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    太宰治100周年を記念した新刊。
    高等学校時代に同人誌に書いていたものや、後に太宰の作品と判明した物など。
    全集とかにはあったけど、文庫になるのははじめて・・だと思う。

    いや、多分普通の人が読んでも面白くないですよ。
    太宰ヲタじゃないと。

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    2009年10月04日
  • 人間失格 1巻

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    原作は読んだことがなかったけれど、この作品単体でも十分楽しめた。うーんさすが兎丸先生!実におもしろい作品に仕上がっているなと思う。ジャンプSQで「幻覚ピカソ」も連載中の兎丸先生。大変なんだろうなぁとは思いつつ、この「人間失格」もぜひぜひ続けていってもらいたい。

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    2009年10月07日
  • 人間失格 1巻

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    現代に置き換えてのコミック版。よく考えられている。葉蔵の可愛らしさ、好青年さと醜い成長のギャップがすごい。原作の耽美な雰囲気が良く出ている。

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    2009年10月10日
  • 人間失格 1巻

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    太宰治の「人間失格」を現代風にアレンジ。

    私は原作を読んだ時に「この人、なんで私の事分かってんの?」って思ったものです。
    そしておそらく太宰に傾倒していく人間ってのはみんな「なんで分かってくれるんだー」って気持ちなのだと思います。

    古屋兎丸は個人的に大好き作家なので、この先どうなっていくのか楽しみです♪

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    2009年10月04日
  • 太宰治全集(10)

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    もの思う葦、碧眼托鉢、古典龍頭蛇尾、悶悶日記、走ラヌ名馬、思案の敗北、創作余談、一日の労苦、当選の日、正直ノオト、困惑の弁、心の王者、酒ぎらい、作家の像、弱者の糧、金銭の話、芸術ぎらい、織田君の死、わが半生を語る、かくめい、如是我聞などエッセイ、アフォリズムを収録。
    革財布は芝浜か。一日の約束は雪の夜の話に出てきたな。
    最後の如是我聞における志賀批判が物凄い勢いでした。すげえ時代だ。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(9)

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    母、父、女神、フォスフォレッスセンス、朝、斜陽、おさん、犯人、饗応夫人、酒の追憶、美男子と煙草、眉山、女類、渡り鳥、桜桃、家庭の幸福、人間失格、グッド・バイ収録。
    斜陽、犯人、饗応夫人、眉山、桜桃、家庭の幸福、人間失格が好き。
    人間失格は中学校の頃読んだと思ったが、全く内容を覚えていなかった。
    この記憶力の無さ!
    しかし、最後に出てきた「ただ、一さいは過ぎて行きます。」の一文は妙に心に残っていたらしく、これまで頭をよぎることしばしば。
    そうか、人間失格の一文やったか、とメカラウロコでした。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(8)

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    パンドラの匣、薄明、庭、親という二字、嘘、貨幣、やんぬる哉、十五年間、未帰還の友に、苦悩の年鑑、チャンス、雀、たずねびと、男女同権、親友交歓、トカトントン、冬の花火、春の枯葉、メリイクリスマス、ヴィヨンの妻収録。
    津軽疎開中の私小説が多かった。結構好きやだ。
    戯曲がおもろかったなあ。冬の花火が好き。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(6)

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    鉄面皮、赤心、右大臣実朝、作家の手帖、佳日、散華、雪の夜の話、東京だより、新釈諸国噺、竹青収録。
    佳日、雪の夜の話、東京だより、新釈諸国噺が面白かった。
    右大臣実朝は大変な力作でしたね(偉そうに!)。凄い。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(5)

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    新郎、十二月八日、律子と貞子、待つ、水仙、正義と微笑、小さいアルバム、花火、帰去来、故郷、禁酒の心、黄村先生言行録、花吹雪、不審庵収録。
    待つ、水仙、正義と微笑、禁酒の心、黄村先生言行録が好きです。
    「待つ」はいつか朗読したいな。黄村先生がおもろい。

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    2009年10月10日
  • 人間失格 1巻

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    あー古屋さんの絵でさらに迫力を増している気がします。この物語。
    続きがものすごく気になるけど、読むのが怖い。

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    2009年10月07日
  • 太宰治全集(4)

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    きりぎりす、ろまん燈籠、東京八景、みみずく通信、佐渡、清貧譚、服装に就いて、令嬢アユ、千代女、新ハムレット、風の便り、誰、恥収録。
    やっぱりろまん燈籠好きやな〜。
    清貧譚、恥には何だか親近感を抱きました。
    太宰の描く、女子の独白もの好きやなあ。愛らしい。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(3)

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    八十八夜、座興に非ず、美少女、畜犬談、ア、秋、デカダン抗議、おしゃれ童子、皮膚と心、春の盗賊、俗天使、兄たち、鷗、女人訓戒、女の決闘、駈込み訴え、老ハイデルベルヒ、誰も知らぬ、善蔵を思う、走れメロス、古典風、盲人独笑、乞食学生、失敗園、一燈、リイズ収録。
    好きなのがたくさんありましたよ。
    畜犬談を筆頭にデカダン抗議、皮膚と心、誰も知らぬ、走れメロス、失敗園…。
    見返してみれば全部好きかもしらんな。太宰の心が結婚によって安定したんかね。ようわからんけど。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(2)

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    1巻よりすらすら読めた。
    創世記、喝采、二十世紀旗手、あさましきもの、燈籠、満願、HUMAN LOST、黄金風景、姥捨、富嶽百景、I can speak、女生徒、懶惰の歌留多、葉桜と魔笛、愛と美について(秋風記、新樹の言葉、花燭、愛と美について、火の鳥)収録。
    ベタやけど、女生徒、葉桜と魔笛、愛と美についてが好きです。

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    2009年10月10日
  • 太宰治全集(1)

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    ふわ〜、やっと読み終わった。
    晩年(葉、思い出、魚服記、列車、地球図、猿ヶ島、雀こ、道化の華、猿面冠者、逆行、彼は昔の彼ならず、ロマネスク、玩具、陰火、めくら草紙)、ダス・ゲマイネ、雌に就いて、虚構の春収録。
    彼は昔の彼ならずと雌に就いてが好きかな。

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    2009年10月10日
  • 女生徒

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    ネタバレ

    女生徒、やばい。

    最初から最後まで共感しまくりだった。
    太宰は私の事知ってるの?太宰はなんでそんなに私の事がわかるの?
    でもこれはきっと、この年代の人が読めばみんな共感するお話なんだろう。
    てことは、みんなみんな同じようなことで悩んでるんだってこと。
    私が悩んで悩んで落ち込んで、何で私ばかり、何で誰もわかってくれないんだ、とか言っても、
    それはみんなおなじ。皆悩んでるんだろう。
    これに気づいて、なんだか笑えた。


    太宰は偉大だなぁ。

    文章も綺麗で率直で、すてき。

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    2011年07月06日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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     感情を動かされる言葉が多すぎて、付箋だらけになってしまった。一篇目の出だし「くるしさは、忍従の夜。あきらめの朝。」…反則です。美しすぎて、痛くて、恰好良い。太宰さんの文章の力には、三島さんとはまた違った、なんとも濃ゆーいものがございますね。大好きです。
     「秋風記」、「火の鳥」に好きな場面・文章がたくさんあるけれど、やはりここは「春の盗賊」を推します。いやあ笑った。太宰さんのユーモアセンスは凄すぎる、「十一時でした。」って…!笑笑笑

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    2010年09月08日
  • 女生徒

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    ぐおおお女生徒大好きだ。太宰様の文章は本当に可愛くて素敵。どうしてこんなに女の人の考えてることがわかるんだろう。こんなふうに考えたことあるなあって思いながら読んだ。聖書です。ぜひ欲しい。

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    2009年10月04日
  • 女生徒

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    所作まで浮かぶような乙女の心境が
    きちんとそのときの言葉で描かれていて衝撃的
    矛盾まではっきり浮き彫りになっているから
    少し恥ずかしいような気さえする
    どうしてこんな細部まで内側を知っているのだろう・・・。

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    2009年10月04日