太宰治のレビュー一覧

  • 走れメロス

    購入済み

    ひさびさに読んだ

    やぱおもしろい!無料ってのがいいね!

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    2013年06月20日
  • もの思う葦(新潮文庫)

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    太宰治の文学論、と言うと何となくピッタリ来ないけど、自分の気持ちと外の世界との乖離を嘆く気持ちがストレートに表現されてて面白い。
    「如是我聞」の最後の方で、「文学に於いて最も大事なものは『心づくし』である。宿酔いを求めるのは不健康である。」と言っているのが特に印象的。

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    2013年06月02日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    明るい太宰、と言うと語弊があるかもしれないし、太宰らしい作品を好まれる方も多いかもしれないけれど、一度は読んで欲しい太宰の一面がこの作品集にはある。読んでいて思わず吹き出してしまうものや、頬が緩んでしまうものがここにはあって、彼の「道化」の真骨頂を感じずにはいられない。

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    2013年05月14日
  • 晩年(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰のデビュー短篇集。
    太宰治を知る上でのエッセンスが詰まってると個人的には思います。

    「葉」と「猿面冠者」が好き。

    「葉」は小説ではなく、アフォリズムっていうのかな?デビュー前の作品やボツになった作品の印象的な断片を集めて散りばめた作品。
    いかにも太宰って感じの警句が揃ってる。

    「猿面冠者」は『どんな小説を読ませても、はじめの二三行をはしり読みしたばかりで、もうその小説の楽屋裏を見抜いてしまったかのように、鼻で笑って巻を閉じる傲岸不遜の男がいた。』
    こんな書き出しで始まる、ある駆け出し作家の話。
    本気で読むとラストで肩透かし食らっちゃうかも。
    作中作をちゃんと一本描き上げてくれていたら

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    2023年04月09日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    ネタバレ

    太宰治の「葉桜と魔笛」は
    生きること、死ぬことに対する悲しみが
    とても分かりやすく表現されている。
    読みやすい。つまり、伝わりやすい。

    そして優しい。痛々しいほど、優しい。
    優しさとは何か。
    優しさとは、こういう家族のことだ。
    姉も妹も父も、それぞれに優しい。


    家族愛の美しさは
    「新樹の言葉」にも溢れている。

    血のつながりではなく
    乳のつながりが描かれている。
    主人公が大人になってから
    乳母の子供らと出会う。
    この関係性がいい。

    そして「偉くなりたい」というストレートな前向きさがいい。

    作品全体に危うさがあるからこそ
    明るい気持ちが、いっそう輝きを増す。
    それから、この兄妹のために

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    2012年10月17日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    没落していく旧家が描かれ、無常感漂う作品であった。貴族として生きていくことはしたくない、だが貧乏人の中で戯れていても、自分の貴族的な面が際立つ。自分はどこにも所属できない。という弟君の苦しみは、運良くインテリ集団に入ってしまったが、彼らの考えになじめず、だからといって田舎でチャラチャラしていてるかつての友人と付き合える気もせず、どこにも所属意識を持てない自分と重なった。
    主人公が『経済学入門』を読み、以下のように述べていることが印象的であった。
    人間というものは、ケチなもので、そうして、永遠にケチなものだという前提が無いと全く成り立たない学問で、ケチでない人にとっては、分配の問題でも何でも、ま

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    2012年08月16日
  • 人間失格 1巻

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    基本的に、舞台を現代社会に変えると原作の持つ雰囲気が台無しになるケースがよく見られると思う。しかし、この作品に関しては、その原則が全く当てはならない。
    舞台を変えるために様々な設定は変わっているが、その変えられた箇所にすら、原作と同じ匂いを感じた。原作のファンとしては、嬉しいのを通り越して、感動した。原作と並んで、すばらしい作品だと思う。

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    2012年07月15日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    この本は本当に難しかった。途中でやめたくもなったけど、無事読み終えられてよかった。この主人公は吃りとか意味不明で考えてることも何か文学的で、全く理解できなかった。おかげで時間はかかったが、文学の読解力はついたと思う。

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    2012年05月12日
  • 女生徒

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    太宰治で持っているのはこれだけなのだけれど、おもっている太宰作品イメージとは違う。他のを読まないのは、きっと太宰作品でこれが一番好きだろうと予感するから。せっかくなので他の作品も読んでみた方がいいだろうか…
    ちなみに1997年は改版の発行年で持っているものも改版だけれども、初版は1954年発行。1939年に書かれた「皮膚と心」には”私だって、二十八のおばあちゃんですし”との記述がある。八十二の間違いでもおばちゃんの間違いでもないあたりが時代を感じる。

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    2012年05月02日
  • ヴィヨンの妻

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    本当に好きだからこそ、その思いをこっそりと仕舞い込んだりするのでしょう。
    宝箱に仕舞いこむようにそっと、誰にも知られないようにひっそりと。だけどその思いを押し込み過ぎたとき、その好きという感情はどうにも溢れ出てしまうのだと思う。それはあまりにも、儚くて切なくて美しい。

    この一冊を通して、それを学んだ。

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    2012年04月30日
  • 新ハムレット(新潮文庫)

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    ※こちらに収録された『待つ』のみの感想です


    人が一番不安を覚える行為。それは待つ、ことかもしれない。

    次に起きること・遭遇するものを充分に想像できてしまっているのに、
    その予想を裏切られ、考えてもいなかったことと向き合うことになる。
    そんな気持ちに駆られることが「待つ」の持つ一面だ。

    しかし、そうなる可能性を背負うことは放棄できない。

    主人公の娘は、誰もが逃げたくなるその事実に
    まっすぐぶつかり、壊れそうになるまで考え、悩む。

    彼女は、きっと、きっと幸せになれる、と私は確信している。


    たった4ページの掌編小説が、もう何年も脳裏に焼きついている。

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    2012年05月07日
  • 新樹の言葉(新潮文庫)

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    さちよってどんな女性なんだろう・・?
    太宰治の作品はついていけないところがよくあるけど、個人的に好きな作家です。

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    2012年04月12日
  • 斜陽

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    初、太宰作品でした。
    文章がすごく丁寧で、するするっと読めて、出てくる人物を想像するのが楽しかったです。
    心の描写もすごく丁寧で、さすがだなと思いました。
    また繰り返し読んで、理解を深めていきたいと思うような本です。

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    2012年03月11日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    女生徒を読むと今も昔も一定の変わらぬ価値観が思春期の少女達には存在しているのではないかと思わされる
    盛り上がりがあるわけではないがそれでも何度も読み返したくなる作品

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    2012年01月24日
  • 女生徒

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    友達にすすめられて読みました。

    女性の独白形式による作品を集めた作品。

    うまくレビューに残せるにはまだまだ自分自身若すぎる気がするし自分の言葉で表そうとすればするほど違ったものになってしまうきがする。

    ――おやすみなさい。私は、王子さまのいないシンデレラ姫。あたし、東京のどこにいるか、ごぞんじですか?もう、ふたたびお目にかかりません。

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    2011年11月03日
  • 惜別(新潮文庫)

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    「右大臣実朝」を読みたくて求めた一冊だけど、表題作の「惜別」も実朝に勝るとも劣らぬ充実感、540円でこれだけのものが読める幸せ。

    どちらも第二次大戦末期の言論統制下で書かれただけあって、いかにもそれらしい表現にしばしば出会う。そこはそれとして、両作に共通するのは、太宰の実朝・魯迅への思い入れの深さ。これが読者を引き込む力になっているんだと思う。

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    2011年10月24日
  • 人間失格 3巻(完)

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    ネタバレ

    現代版人間失格、実際にいる人物をおってるようで
    見ていて、実物する人物ではないのかと思うほど

    しかし主人公の落ちて行く様子は
    馬鹿やろうと一括したくなる、
    愛する恋人である奥さんのレイプ事件を
    きっかけに現実から逃避し薬に溺れ下落していく、
    一番の悪は誰、犯した担当、見てすぐに助けず
    現実を見せつけた友人、どの配役もまた人間らしい
    心の病みだ。

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    2011年10月12日
  • 女生徒

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    ネタバレ

    幸福は一生、来ない。
    待って、待って、待ちきれなくて家を飛び出した次の夜にやってくる。一夜遅れて。
    そんなことわかっているけれど、眠りに就く前に、明日の幸福を願わずにはいられない。
    そういったいじらしさ、愚かさを、少女の成長の葛藤を交えて描いている。

    心の成長というと、スポーツや青春ものが多くヒットするような気がするけれど、これも成長の一種だと私は思う。
    むしろ、スポーツとも青春とも縁遠い中学高校時代を送った私からすれば、
    こういった、誰も答えを教えてくれない、正しい道も、抜け出す術も教えてくれない、
    ただ「大人になれば笑い話として懐かしむことができる、今はそういう時期なんだ」とだけしか助言

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    2011年09月23日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    ネタバレ

    学校の国語の試験で、作家の意図は?という問題がよくありました。
    採点結果を見ると、どうしても納得できないことがよくありました。
    本当に、作家は、それを意図したのでしょうか?
    作家の意図は単純ではないのではないでしょうか?
    走れメロスは、分かりやすいかもしれないし、太宰らしくないかもしれない。
    作品ごとに別々に読むか、作家ごとまとめて読むかは、その人の好みです。
    ただ、複数作品まとめて搭載している本を買うかどうかは、迷うかもしれません。
    富嶽百景だけでも価値はあるし、走れメロスだけでも価値はあると思います。
    両方好きになる必要はないと思いますがいかがでしょうか。

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    2011年09月22日
  • 二十世紀旗手(新潮文庫)

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    含羞は、誰でも心得ています。けれども、一切に眼をつぶって、ひと思いに飛び込むところに真実の行為があるのです。できぬとならば、「薄情。」受けよ、これこそは君の冠。


    『HUMAN LOST』丸ごとスクラップしたいくらい。「くたびれたら寝ころべ!」「笑われて、笑われて、つよくなる」本当は岩波文庫がry

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    2012年05月13日