グッド・バイ(新潮文庫)

グッド・バイ(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

被災・疎開の極限状況から敗戦という未曽有の経験の中で、我が身を燃焼させつつ書きのこした後期作品16編。太宰最後の境地をかいま見させる未完の絶筆「グッド・バイ」をはじめ、時代の転換に触発された痛切なる告白「苦悩の年鑑」「十五年間」、戦前戦中と毫も変らない戦後の現実、どうにもならぬ日本人への絶望を吐露した2戯曲「冬の花火」「春の枯葉」ほか「饗応夫人」「眉山」など。(解説・奥野健男)

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グッド・バイ(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    坂口安吾、織田作之助との対談で乞食女と恋愛したいと言っていたが、グッドバイはそれを表現したのではないかと思う。続きが読みたいなあ。

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    タイトルからは想像できない、ポップな作品。
    主人公の田島は過去の愛人との関係を清算するために、絶世の美女に仮面夫婦となってもらう話。
    未完なのが惜しまれる。完成していたらコメディ映画として作品化されていただろうなと思う。太宰作品としては考えずに読める作品。

    0
    2025年02月03日

    Posted by ブクログ

    続きが読みたい!となる作品です。
    愛人と入水自殺した太宰の最後の作品であり、「愛人との別れ方!」をテーマに描かれた作品ですが、暗い感じはなく、とてもリアルで、作品が未完に終わったことがとても残念です。

    0
    2024年05月04日

    Posted by ブクログ

    戦中、戦後を生きた人々の苦悩が伝わってきた。全体的に、否定的で、ニヒルな雰囲気が漂っており、読んでいてブルーな気分になったけれど、独特のユーモアと描写の巧みさのお陰で、本をめくる手が止まらなかった。人間の本質を描くことに、臆することなく向き合い、現代にも通ずる価値観を提示している作品達だった。

    0
    2024年01月13日

    Posted by ブクログ

    戦時中から戦後に移って、変わったかと思えばそうではない、そんな自分の中の期待の裏切りを登場人物の赤裸々な感情を通して描いているような作品。人のあり方が大人らしく、自分もいずれそんな世の中をそんなふうに過ごしていくのかなぁと少し悲しくもなった。

    0
    2023年09月02日

    Posted by ブクログ

    この作品を読んで初めて、太宰治はラブコメのライトノベル作家だと思った。
    未完であることが残念でならないけれど、先の展開や結末を想像するのも楽しい。大好きな作品。

    0
    2023年06月23日

    Posted by ブクログ

    すげぇな
    よくも人間の根底を表す美しくて、醜い文章を書けるな

    薄明
    苦悩の年鑑
    十五年間
    たずねびと
    男女同権
    冬の花火
    春の枯葉
    メリイクリスマス
    フォスフォレッセンス

    饗応夫人
    美男子と煙草
    眉山
    女類
    渡り鳥
    グッド・バイ

    0
    2022年07月13日

    Posted by ブクログ

    「薄明」
    現実主義でポジティブ志向
    そういう人であるがゆえに周りからはいつも
    「本気か冗談かわからない」
    などと言われてしまう
    それでひそかに傷ついたとしてもポジティブ
    その明るさが滅びの姿であろうか

    「苦悩の年鑑」
    軽薄なポーズでくそ真面目
    そういう人であるがゆえに周りからはいつも
    「本気か冗談

    0
    2022年07月25日

    Posted by ブクログ

    愛人との別れのセリフが「グッド・バイ」だってぇ。キザなやつ!!!!そんな色男気取ったいけ好かない男が主人公のこの作品。ちょっと今までの太宰作品とは毛色が違う。私は音読して読んでいるのだが、太宰史上一番読みやすかった。そして青空文庫で読んだのでこの作品が未完なのを知らなかったのだ。さあこれから!と興が

    0
    2025年10月30日

    Posted by ブクログ

    戯曲もおもしろかった

    現代でもおもしろい、表現や着地がすごい

    グッド•バイも完結してほしかった

    あの時代で書くことへの執念がすごい

    0
    2025年06月21日

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