太宰治のレビュー一覧

  • 人間失格

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    生きづらさを感じることへの共感、理解というものが、現代とは異なる時代での孤独(道化を演じる辛さ)は計り知れないが、葉蔵が自分の容姿が良いことなどを利用して女性にお願いを頼む時に「キスしてあげようか」と言っていたのはとても気持ち悪いなと感じた。そしてそれに魅入られお願いを聞いてしまう女性たちにも同様に気持ち悪さを感じた。

    「恥の多い生涯を送ってきました。」
    から始まり
    「いまは自分には、幸福も不幸もありません。
    ただ、一さいは過ぎて行きます。」

    ただ、一さいは過ぎて行きます。
    自分の過去、今が幸せなのかしんどいのかに関わらず、時間や日々は過ぎていくのだという言葉は生きていく上で大事にしたいと

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    2026年06月02日
  • 太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ

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    女性独白体小説を集めた短篇集。読んだことのあるものもあるが、何度読んでもおもしろい太宰の世界。時代変われども魅力的である。

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    2026年06月02日
  • 人間失格

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    共感できそうでできない感じ
    浅い感想になってしまうが、あまりにもモテる葉蔵に嫉妬の念を抱いてしまった自分を恥じている

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    2026年06月01日
  • ヴィヨンの妻

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    グッドバイつながり…
    またまた私小説ですか?
    という内容。
    酒、女、挙句は窃盗をしただんなさん。
    襖もやぶれ布団、座布団もやぶれ、お金がないから子供にもまともにご飯を食べさせてやれないのに、文句も言わずだんなさんの帰りを待つ妻。
    現代社会では考えれないけど、昔はこんな家庭も多かったんだろうなぁ…
    妻が吹っ切れたことによってだんなさんも変わりそうな予感.

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    2026年05月31日
  • 斜陽

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    最近はZ世代という言葉をよく聞くけど、私自身Z世代として大人の昭和から続く常識、価値観に対して居心地の悪さを感じる。戦後の貴族の苦悩とは性質が違うし、現代では昔よりも新しい価値観が受け入れられやすいと思うけれど、世間の常識に馴染めない不快感は少し分かるなと思った。

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    2026年05月31日
  • 人間失格

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    ついに人間失格を手に取り読むことができた。生きづらさを抱えている人間の内面を描かれてるなぁというおもいと、案外クソ野郎と思ってる奴の内面はこんなこと考えてるんやろなという思いを抱いた。

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    2026年05月31日
  • ヴィヨンの妻

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    こんなに嫌な気持ちになる本だったっけ…10年以上ぶりに読んだら胃もたれ起こすかと思いました。一方表現は軽やかで読みやすいギャップも凄まじい。

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    2026年05月29日
  • グッド・バイ(新潮文庫)

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    気にはなっていたけど、読んでなかった。
    太宰治のグッドバイがドラマで引用されていたから読んでみた。
    雑誌の編集長を務めている田島。愛人がたくさんいるがそろそろ家族と共に暮らそうと愛人一人づつに別れを言いに行くことにするけど、綺麗に別れるために女性を1人同伴させることにしたけれど…
    愛人がたくさんいて思うようにしてきたであろう田島がこの女性に振り回されているのは、ちょっとおかしい。
    この作品は未完で終わっている。
    太宰はこの続きをどう書くつもりだったんだろう…残念…

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    2026年05月26日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    この感想に論理も何もない、ほんとに感想を書きました。

    第一の感想として、大学一年生の今の私にはまだ早かった。
    ページはスルスル捲れる、面白いと思える、読みやすい文章、でも何かが分からない。すごく抽象的な感想に、言語化できていないなーって悔しさがある。

    直治は孤立が嫌なため、酔った状態であっても人と付き合いたかったんだなーって、でも周りからはどうしようもない不条理から受け入れられなかったんだなーって。
    ズレているかもだけれど、ドストエフスキーの『罪と罰』を思い出した。
    直治もラスコーリニコフみたいに寄り添い続けてくれる人がいたら、自分自身の生きる自由を持てたのかな。

    お母さんはともかくカッ

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    2026年05月24日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    言わずと知れた作品だからという理由で手に取った。
    共感と軽蔑を繰り返しながら読み終えた。
    他人に恐怖する気持ちなんかには共感できて、恵まれているくせに生きづらそうなところや自ら破滅の道に進むところにはイライラした。
    だけど最後のページ、最後の一文で作品に対する印象がガラっと変わった。
    マダムからみた主人公の印象が明かされて、とても切ない気持ちになった。

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    2026年05月23日
  • 人間失格

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    葉蔵というのが主人公の名だが、物語を読んでいくとまんま太宰治の投影だということが分かる。世間という個人を恐れながら、女と薬と酒に溺れていく様は、鬱病の自分に近しいものを感じた。古い文体なので、理解はしづらかった。

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    2026年05月20日
  • パンドラの匣

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    『正義と微笑』『パンドラの匣』の2篇が収録されている本。

    太宰治というと、とにかく暗い小説が多いイメージだったが、青春小説も書いていたのだということに驚いた。

    どちらの話も20歳前後の少年が主人公であるが、真面目でお堅く、でもやはり年相応の子供っぽさ(気になる女の子への評価がひん曲がってる笑)もある彼らの気質が、読んでいてとても微笑ましい。

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    2026年05月17日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    1回読んだだけではわからなかった。人間と革命と恋と自由。美は乱調にあるのかもしれない。太宰治の別の作品を読んでみたくなった。

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    2026年05月17日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    ある特権階級の家族の没落。高貴で上品な母を支えになんとか保たれていた兄妹の倫理観が、母の死により崩れていく様子が生々しい告白の形で描かれている。
    時代に馴染めない生きづらさは現代にも通じるし、そこで生きる生身の人間の本質はいびつで、あまり上等なモノではないかもしれないが、それも含めてひとりの人間としてどう生きるのかは自分自身で決めていくものだ。と思わされる。

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    2026年05月14日
  • 晩年(新潮文庫)

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    猿面冠者、思い出、猿ヶ島はめちゃ面白かったが、それ以外は何を書いているのか、理解できないものもあり自分の未熟さを痛感した。

    猿ヶ島に関しては、自分たち人間は猿を見せ物と思っているという無意識のうちの考えを翻すようなトリックがさすが、太宰さんといった感じ。

    難しい作品も多く、理解できない悔しさがあるけど他の作品も読んでもう少し太宰さんへの造詣を深めたい

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    2026年05月07日
  • 人間失格

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    太宰治といえばこの作品。自伝的小説とのことだが、怠惰な生活や繊細な雰囲気から太宰治像が読み取れた。あんまり好みではなかった。よほどモテたのだろう。

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    2026年04月22日
  • パンドラの匣

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    初太宰。
    予想よりも明るく、ホームドラマのような二編だった。
    少年が10代に持つ理想と周りの同級生や大人と言う現実への葛藤とそれでも希望に満ちたエンド。

    あれ太宰の小説って実はこんな傾向なの?と思ったら、解説によるとこの二編は戦前〜終戦直後に書かれ戦争という暗い時代を脱したあとの世界を皆で変えていくぞと言う希望に満ちた感じで描かれたものの、その後は日本の変わらなさ?に失望してゆきその後に書かれた小説は暗くなって行く…とみたいなことが書いてあった。

    ただこの二編は太宰が若者の時に書いた小説ではなく30代にはいってから書かれたとのことで(昔書いたものの焼き直し小説だったり、元ネタとなる友人の日

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    2026年04月24日
  • 人間失格

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    この本をどう評価して良いのか私には分からないというのが、初読の私が思った感想だ。共感できる部分は多いが、こんなにも悲観的な考え方しかできないものなのかと思ってしまった。今後、再読して自分がどう感じるかが楽しみである。

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    2026年04月19日
  • 人間失格

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    この本ははしがきのぶっ飛ばし方からして凄まじい。
    久々に読んで改めて思った。人間が見せる人間らしくない造られた一面が子供の頃から出ており、それがゆくゆくの失格のルーツになっている。
    淫売婦の軽い好意がとても心地よかったり、世間がどう思うかという説教は実は世間というより貴方の意見では?という問いだったり、誰かしらが金の工面を何とかしてくれたり。
    この辺りは、当時読んだ時も印象には残っていたが、今は少し共感できる部分がある。ここまで薬つけになることはダメだし、彼の崩壊と一緒にしてはいけないが、どこか他人事ではない。
    主人公を「人間失格」の対象として見ていたのが、自身にも少し重なってきたような気が

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    2026年04月19日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    欠けたものに対して抱かれる倒錯的な美を描き出す作品だと思う。一般に、完全ではないものに美を見出すこと自体は決して不自然ではない。しかし本作においては、その美意識がどこか倒錯的であり、居心地の悪さを覚えさせる。

    作中の人物は、自らが幸福になることをどこかで拒みながらも、他者からの肯定を強く求めている。この自己矛盾的な在り方は、人間の本質的な弱さや屈折を示しているように感じた。主人公であるかず子の恋も大きく屈折している。かず子の恋に限って言えば、自己を消耗させることで意味を見出そうとするようだったし、他の物語の登場人物も徹底してどこかが破滅的だ。

    一方で、そうした屈折の理由を彼らの内面性だけに

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    2026年04月17日