太宰治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
はい、45おネェはホノジロトヲジさんと抜群の相性でお馴染み『読まずにレビュー』第8弾です!(パオーン!)
*『読まずにレビュー』とは?
表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!という傍若無人のレビューです!(先に表紙拡大して確認してみてね)
はい、やっちゃいましたよ
あれほど注意してね!って言っておいたのにやっちゃいましたよ
アレルギーですよ
一目見てわかりました
アナフィラキシーショックですよ
いやほんと笑い事じゃないのよ!!
生命に関わるのよ!
救急車〜救急車〜
いやQ急車じゃなくて!(小ネタ)
なんのアレルギーか?だって!
そんなも見ればわかるや -
Posted by ブクログ
4.5/5.0
「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」
自らの人生に退屈し疲弊したかず子がそう思い至り、破滅への憧れを抱く様にも確かに共感したが、自分がそれ以上に大いに共感したのは、弟の直治の方だった。
「人間は、いや、男は(おれはすぐれている)(おれにはいいところがあるんだ)などと思わずに、生きていく事が出来ぬものか。」
という一文に代表される男子社会の中での虚勢を張らなければならない息苦しさや、同調圧力、貴族として産まれてきたことへのコンプレックス、自らを不良として偽る様、
「遊んでも少しも楽しくなかった」
という遺書においての告白に非常に自分と近いものを感じた。
そして、戦時中に綴 -
Posted by ブクログ
太宰の「斜陽」の書評で太宰の”明るさ”に触れたが、この本を読むと、それがまた屈折したものであると分かり、太宰の複雑な人格になかなか理解が追い付かないことに気づく。
太宰の人格の複雑性の中に、普遍的な共感性があるからこそ、今でも衰えない人気があるのだろうか。
人間、誰しも弱さがあるのだが、それを文章に表現することは難しいし、その恥じらいもある。
太宰は、それを明晰な文章にし、そして赤裸々にできる。
自分自身をこれまでに深く見つめ、考えられるだろうか。表面を繕うこと、社会への適用、への反動。
彼の生い立ちにも拠るところがあると思うのだが、それが特異な才能を生んだのか。
太宰人気の自分にとっての謎 -
Posted by ブクログ
ネタバレ太宰治特有の面白さが滲み出ていた文章で読み進む手を止められなかったが、未完なのが唯一残念。
女たらしな男がこれからどんな風にズタボロになりながら愛人達と別れていくのか、今までも面白かったが物語はこれから…!というところで作品は終わっている。
そこで一つ、この後の展開について私が思うことを書くことにする。
まず、水原ケイ子の兄には絶対殴られるであろう。(太宰治の事だ、ここで殴らないで兄と仲良くする展開になるだろうか…それはきっと、ないだろう。)とメタ発言は置いておいて、あの見返りを常に求めるキヌ子が、報酬も何も提示しない状態で助けてくれる訳などまずないだろう。ケイ子を誑かしていたのはあくま