太宰治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人間の悩みのほとんどは、他人についてなのかもしれない。
太宰治の短編集を読み、そう思う。
以前『人間失格』を読んだときに、世間や他人に合わせた生き方ができない自分のことを「人間失格」と主人公の要蔵は言い表していた。
そのときにふと感じた、「じゃあ何が人間の合格なんだ?」という疑問は、ずっと胸にある。
世間に合わせ、他人にへつらい、自己を曲げて生きていくことが、人間としての正しい姿か?
そうは思えない。
私見だが、自分が自分らしくあることこそが生き方であると思っている。
この短編集の中でも、そうした周囲との不調和に関する話が多くある。
特に『東京八景』なんかは、ほぼ太宰治の自伝の -
Posted by ブクログ
太宰治の『女生徒』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第1段2冊中の2巻です。
14歳の女生徒の起床から就寝までが日記のような散文として綴られる小説です。
思春期の女の子ならではの不安定な内面が描き出されています。
その世代の女性らしく思いや考えが二転三転しますので、読者が大人の男性であると共感するのが難しいのではと思います(私がそうでした)。
そこで驚くのが、これを書いたのが太宰治という大人の男性であることです。
本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、今作は様々な情報や知識に染まりやすく安定しない年頃の女の子の儚さが表現されています。
美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界 -
Posted by ブクログ
はい、45おネェはホノジロトヲジさんと抜群の相性でお馴染み『読まずにレビュー』第8弾です!(パオーン!)
*『読まずにレビュー』とは?
表紙と題名、作者のみを手がかりに本の内容を推理し、感想まで書いちゃう!という傍若無人のレビューです!(先に表紙拡大して確認してみてね)
はい、やっちゃいましたよ
あれほど注意してね!って言っておいたのにやっちゃいましたよ
アレルギーですよ
一目見てわかりました
アナフィラキシーショックですよ
いやほんと笑い事じゃないのよ!!
生命に関わるのよ!
救急車〜救急車〜
いやQ急車じゃなくて!(小ネタ)
なんのアレルギーか?だって!
そんなも見ればわかるや -
Posted by ブクログ
4.5/5.0
「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」
自らの人生に退屈し疲弊したかず子がそう思い至り、破滅への憧れを抱く様にも確かに共感したが、自分がそれ以上に大いに共感したのは、弟の直治の方だった。
「人間は、いや、男は(おれはすぐれている)(おれにはいいところがあるんだ)などと思わずに、生きていく事が出来ぬものか。」
という一文に代表される男子社会の中での虚勢を張らなければならない息苦しさや、同調圧力、貴族として産まれてきたことへのコンプレックス、自らを不良として偽る様、
「遊んでも少しも楽しくなかった」
という遺書においての告白に非常に自分と近いものを感じた。
そして、戦時中に綴