太宰治のレビュー一覧

  • 津軽(新潮文庫)

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    青森に縁があるので、、入り込みやすいし青森への愛を感じてとても好き、今まで太宰治の作品で一番すきなのは「駆込み訴え」だと言ってきたけど並ぶかも〜、そのくらい好きだった、中学生のときは挫折したけどちゃんと読み切れるようになった成長

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    2025年09月25日
  • 津軽(新潮文庫)

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    斜陽館に行くにあたり、太宰が故郷について書いた『津軽』を初めて読んだ。
    結論、やっぱりこの人の書く文章は本当に面白い。
    卑屈さ、皮肉、悪口、故郷に対する深い愛情、友人・家族(育ての親や使用人すべて)への感謝が絶妙なバランスでミックスされていて、文章が生き生きしている。ユーモアを交えた軽快な台詞回しが読んでいて心地いい。
    こんだけいろいろやらかしていても(笑)、憎めない愛されキャラだったんだろうなあと思う。

    実際に斜陽館も、津軽読後だと2倍楽しめます。
    このお部屋で蟹を食べたのかあ、とか、この洋室で中学生の頃寝っ転がっていたのかあ、とかとか。
    ちなみに竜飛岬でN君とどんちゃん騒ぎしたお宿は、現

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    2025年09月14日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    学生時代に心酔していた太宰治、ちょうど読む本が尽きたので、本棚からふと手に取ってみて、うわ!やっぱりいい!と思った。
    今回特に好きだったのは以下三編。

    『燈籠』 
    口に出したくなる「言えば言うほど、人は私を信じて呉れません」というキラーフレーズ、
    そして「それに違いはございませぬ。いいことをしたとは思いませぬ。けれども、ーーいいえ、はじめから申しあげます。私は、神様に向かって申しあげるのだ。私は、人を頼らない、私の話を信じられる人は、信じるがいい」という毅然としたスーパーキラーフレーズ、
    極めつけのラスト、蔑まれていても別にわびしくない、逆に美しいと思うというカウンター。
    世間的にどう思われ

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    2025年08月24日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    売れない画家に惚れ込んだ奥さんが
    富と名声を得た主人に別れをつげるなんてあり得ない。
    しかしこの感情は意外と女性の中にある気はします。
    パッっとしない男で自分だけが必要で手を尽くしている間は愛おしく、いざ自分から離れて独り立ちした男が憎らしくなる。

    作中の奥さんは実は正直であるゆえに弱い人のように感じる。その弱さを不思議な感覚にできる作品でした。

    人間の感情って我儘だとつくづく思うけど
    その我儘さを自分なりに折り合いをつけて人と関わりを上手に形成出来るのが強い人間だと年を重ねる毎に感じます。

    内容もきちんと理解できない学生の頃
    太宰治作品を沢山読んでました。
    人間の弱さやずるさの表現の仕

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    2025年08月22日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    豪華すぎやろがい。この一冊でいろんな文豪の文章に触れられて楽しかった〜!百年ぶりに読んだ谷崎潤一郎が良すぎて大興奮。そしてはじめて読んだ泉鏡花が激ムズすぎてひっくり返った。文章が独特でわけわからんくなりながら、描写がきれいなことだけは伝わってくるのが不思議でなおさらわけわからんくなっていたような。いや、でも、でも、やっぱり江戸川乱歩すきですァ〜!しかも「芋虫」って。何回読んでもウワァ…ってなる。たまらない。

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    2025年08月12日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    理想とする、人に見えない月桂樹の冠をつけたような、天使のような美しい男性に(わたしはキリストを想像しながら読んだ)、主人公がいつか出会えたらな。アリとキリギリス のキリギリスの美しさは、人には理解されづらいのかもしれないけど、わたしも信念をもった芸術家の美しさは尊いと思うので、そういう人に主人公がほんとうに出会えたらないいなと思った。

    あと主人公が貧乏暮らしを好むのは理想の男性をお支えする副産物を好むだけなのであって、夫の性格が俗にならなければ裕福な暮らしを受け入れたと思うのだけど……

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    2025年08月04日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰作品の中で一番好きかも。なんかの節目で数年ぶりくらいにあった親戚のおじさんが、酒を飲みながら自分の話をしてくれる感じがして良かった。

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    2025年07月30日
  • ろまん燈籠

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    秋風記は私が人生で1番好きな小説。
    私の解釈の仕方が正しいかはわからないが、なんとなく、近くにいる人間の心に触れるのが怖いのだと思った。それでもKは太宰に生きていて欲しいし、太宰はKと一緒に死んで苦労しないで欲しい。太宰はKを愛しているが、Kにはずっと思っている、10歳になる前に見てしまった、この世で最も美しいものをまだ忘れられていない。この短い小説の中にいくつも考察の余地があり、そして本当に愛している人の心に、身近な人の心に触れられない焦ったさみたいなのが、読んでいて自分と重なって胸が苦しくなる。この小説、本当に大好きです。

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    2025年07月29日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    昔の名作は小難しい感じがして避けがちだったけど、暇つぶしに読んでみたら夢中で読んでしまった。初めて太宰治を読む人にはぜひこちらをオススメしたいと思った。

    現代の作家さんが書いた小説ももちろん素晴らしいけど、この作品には干した魚のように濃厚な旨味があった。
    それは単に昔書かれた本だから現代の私はたまらなく風情を感じてしまうだけかのか、はたまた作者がものすごく偉大なのか。
    その辺は謎ですが、昔の文豪の作品の良さがようやく分かってきたような気がして大人になった気分。苦手意識を少し取り去ってくれた。

    人間の孤独や虚しさ、あらゆる感情がぎゅぎゅっと詰め込まれていた。
    直治の遺書は、太宰自身の遺書だっ

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    2025年07月27日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰治が愛した津軽の様子が鮮明に描かれている。故郷嫌いなのかと思いきや実は愛していた太宰治が生まれた津軽にいつか旅行に行ってみたいと思った。

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    2025年07月24日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    木綿のハンカチーフをしんみり聴きたくなる話でした。遠くで変わってしまう恋人へ変わらないでと歌う曲と、誰よりも近くで変わっていく夫に嫌いですと嘆く妻。変わった人だなあと少し思いながら読んでいましたので、私は奥様が嫌う側の人間のようです。でもね奥さん、私も人の悪口を簡単に言う人は嫌いなのですよ。

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    2025年07月22日
  • 富嶽百景・走れメロス 他八篇

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    人間の悩みのほとんどは、他人についてなのかもしれない。

    太宰治の短編集を読み、そう思う。

    以前『人間失格』を読んだときに、世間や他人に合わせた生き方ができない自分のことを「人間失格」と主人公の要蔵は言い表していた。

    そのときにふと感じた、「じゃあ何が人間の合格なんだ?」という疑問は、ずっと胸にある。

    世間に合わせ、他人にへつらい、自己を曲げて生きていくことが、人間としての正しい姿か?

    そうは思えない。

    私見だが、自分が自分らしくあることこそが生き方であると思っている。

    この短編集の中でも、そうした周囲との不調和に関する話が多くある。

    特に『東京八景』なんかは、ほぼ太宰治の自伝の

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    2025年07月17日
  • 人間失格

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    高校生のときに初めて読んで、この度31歳で読み直した。だいぶ印象変わった。高校生のときはなんでこの人生が人間失格なんだ?とさえ思った。女にもてて楽しそうじゃん。読み直したとき、自分を隠して生きることは辛いよなぁと思えるようになっていた。

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    2025年07月14日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    太宰治の『女生徒』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ第1段2冊中の2巻です。
    14歳の女生徒の起床から就寝までが日記のような散文として綴られる小説です。
    思春期の女の子ならではの不安定な内面が描き出されています。
    その世代の女性らしく思いや考えが二転三転しますので、読者が大人の男性であると共感するのが難しいのではと思います(私がそうでした)。
    そこで驚くのが、これを書いたのが太宰治という大人の男性であることです。
    本シリーズは表紙や挿絵のイラストが秀逸で、今作は様々な情報や知識に染まりやすく安定しない年頃の女の子の儚さが表現されています。
    美しい純文学を美しいイラストが彩り、世界

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    2025年07月12日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    人間失格に続きこちらも呼んでみた。こっちは主に4人の人物にスポットを当てて物語が進んでいった。太宰治は暗い雰囲気だけどその分人間の感情の奥深いところまで言葉に表していることすごいと思う。私もこんな文章力が欲しいです。

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    2025年07月07日
  • 乙女の本棚3 葉桜と魔笛

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    美麗イラストと文豪作品コラボの乙女の本棚シリーズ。
    短い物語の中に多くのテーマと軸があって、何処に重きを置くかで印象の変わる作品だなと驚きます。
    乙女軸らしいイラストも可愛くて、悲しさと儚さの中に夢と理想が垣間見えました。

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    2025年07月03日
  • 人間失格

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    ネタバレ

    断るということをずっとしてこなかった、できなかった葉蔵。モルヒネ中毒の前後不覚の中で、自分を信じて疑わないヨシ子が再びモルヒネを差し出した時に初めて「いや、もう要らない」と、生涯で初めて人から差し出されたものを断った。自分を信じてくれる人の前に初めて毅然とした行動を取れたところが感動したなー。

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    2025年06月17日
  • ろまん燈籠(新潮文庫)

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    表題作のろまん燈籠は文学好きの兄弟が皆で物語を完成していく話。最初の兄弟の紹介文や祖父のメダルについてのエピソードなど、思わず「くすっ」と笑えてしまうのような太宰ならではの独特のギャグセンスが盛り込まれていた。また、物語の中で登場するラプンツェルの恋愛模様は太宰による恋愛観が盛り込まれており、語り手が太宰ではないことになっているが(兄弟による物語上で)太宰が兄弟の姿に装って書いているみたいだった。口調やスピード感も読みやすいので太宰文学の入口にもぜひ。

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    2025年06月15日
  • 人間失格 1

    購入済み

    大好きな小説

    私の大好きな小説の人間失格が伊藤潤二先生の絵で漫画になってるなんて最高すぎます!先生独特の不気味で気持ち悪い絵が人間失格にこんなにマッチするなんてとても心踊りました。

    #ダーク #怖い #深い

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    2025年06月09日
  • 人間失格

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    人間失格とあるが1番人間らしく生きているのではないかと思った。それゆえのベストセラー、それ故に共感する人も多いのではないかと思った。この小説のどこかでは必ず共感することがあると思う。

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    2025年06月09日