太宰治のレビュー一覧

  • 斜陽

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    言葉が美しくて、今までわたしが読んできた子供向けの物語とかけ離れた、これが『 小説』なんだと痛感しました。ヨルシカの曲の元になってるからと読み始めましたが、なんという淡く脆い作品なんだと心を打たれました。斜陽の意味が、難しいです。また大人になったら読みたい1冊でした

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    2025年10月12日
  • 人間失格 グッド・バイ 他一篇

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    ネタバレ

    世界を信じられなかった人間の話。

    自分を大罪人のように捉えていて「世間」を酷く恐れているが、これは自分あるいは他者に対する期待値が高いことの裏返しのようにも思え、その価値観の頑なさはある種信仰のようにも見える。自分にも他者にも幻滅し裏切られているように感じられるのは、生来の性質か或いは理想を植え付けるだけして内実は混沌とした世であるからか。
    真実の自分は醜く皆を騙していると話すが、マダムから見た「神様みたいないいこ」も一つの真実ではなかったか。

    本来人間には失格も合格もないはずだが、その線引きは確かに存在しているように思え、その息苦しさは現代にも通ずる。

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    2025年10月11日
  • 人間失格

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    "人間失格"昔から聞いたことはあったが、読んだことは無かった作品。それを今ほど、読み終えることが出来て、大変嬉しく思う。

    初っ端の感想としては、難しい!!だ。
    ただ、内容は73%は理解できたと思う笑
    それを踏まえて、葉ちゃんの、女にモテてるが女が苦手、というのが、また贅沢な男だなぁと思った。
    ただ、社会に対しての生きづらさというのは、私も歳を重ね、社会に絶賛揉まれ中の今だからこそ、共感できる部分はあった。

    映画化もしていたような気がするから、映画を見て答え合わせでもしようかしら。笑

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    2025年10月09日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    正直前半は退屈だったが、かず子の手紙のあたりから面白くなってきて、気がつけばイッキ読みしていた。

    退廃の美しさが全体に漂っていて、自分好みの雰囲気を纏った作品だった。
    とても充実した読後感。

    言葉選び、言葉の並びが秀逸。
    名言が随所にあって、何度も読み直したくなる。

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    2025年10月05日
  • 人間失格

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    人を信じれないからこそ自分を偽る主人公
    人間の弱さだったり繊細さだったり上手くいかない人生だったり…人間失格といいながら、とても人間らしいなと思う。

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    2026年01月04日
  • ヴィヨンの妻

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    ネタバレ

    ## 感想まとめ

    太宰は意外と家族のことを想っていたのだなあと思う。

    家族を想い、仕事に苦しみ、そして家族との関係に苦しみ、自分を追い詰める。

    それが作品にも滲み出る。

    太宰治の作品は最近少しずつ読んできているが、『人間失格』の息苦しくて暗い雰囲気から、『富嶽百景』の爽やかな雰囲気まで、色々な作品が書ける素晴らしい作家さんだなと思う。

    しかし、素晴らしい作品を生みだせる感性は他人とは違うものがあるからこそだと思うが、それがあるからこそ世間からは浮いてしまって生きづらさがあるはず。

    そう思うと、素晴らしい作品を届けてくれる芸術家の皆さんたちの苦労には頭が上がらない。

    そしてその作品

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    2025年10月01日
  • 津軽(新潮文庫)

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    青森に縁があるので、、入り込みやすいし青森への愛を感じてとても好き、今まで太宰治の作品で一番すきなのは「駆込み訴え」だと言ってきたけど並ぶかも〜、そのくらい好きだった、中学生のときは挫折したけどちゃんと読み切れるようになった成長

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    2025年09月25日
  • 斜陽

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    ネタバレ

    本当に大好きな作品です。
    不倫や自殺を扱うこの作品に対しての好き嫌いが分かれるのは当然だと思うけど、私はかず子と直治のどちらにも共感して泣いてしまった。 
    29歳という年齢への焦り。
    地位もお金も家族をも失う喪失感。
    どうしようもなく燃え上がる恋心。
    生きづらさを抱える人には、この喉が苦しくなるような痛みがわかるはず。
    世間の道徳からは外れても、自身の尊厳を守るかず子と直治の生き方に心を打たれました。

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    2025年09月16日
  • 津軽(新潮文庫)

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    斜陽館に行くにあたり、太宰が故郷について書いた『津軽』を初めて読んだ。
    結論、やっぱりこの人の書く文章は本当に面白い。
    卑屈さ、皮肉、悪口、故郷に対する深い愛情、友人・家族(育ての親や使用人すべて)への感謝が絶妙なバランスでミックスされていて、文章が生き生きしている。ユーモアを交えた軽快な台詞回しが読んでいて心地いい。
    こんだけいろいろやらかしていても(笑)、憎めない愛されキャラだったんだろうなあと思う。

    実際に斜陽館も、津軽読後だと2倍楽しめます。
    このお部屋で蟹を食べたのかあ、とか、この洋室で中学生の頃寝っ転がっていたのかあ、とかとか。
    ちなみに竜飛岬でN君とどんちゃん騒ぎしたお宿は、現

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    2025年09月14日
  • 斜陽

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    美しい退廃を挙げるなら、迷いなくこの作品を選ぶ。
    「沙羅双樹の花の色 盛者必衰のことわりをあらわす」とはまさにこのこと。必ず傾く陽の光をしなやかな色彩で描く傑作。痛みと切なさが入り混じった上質な余韻が残る。

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    2025年09月10日
  • ヴィヨンの妻

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    太宰治の魅力、色気はなんなんでしょう。
    人に迷惑をかけて、だらしがなくて、弱くて、自意識過剰。

    でもそんなダメな人が生きていくパワーが、太宰のようには生きられない自分にとって、燦然と輝いて見える。

    「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」

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    2025年09月04日
  • 乙女の本棚 女生徒

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    こんな女の子が、昔にもいたんだと思うとなんだか嬉し。家庭環境も、考えることやることなすこと、わたしとそっくりなのだもの。このおはなしは、淑、という少女の日記を太宰が小説にしたもの。そして、私以外のたくさんのひとが、私のことがかかれてある、と思うのだろう。なんて、おかしいんだろう。にんげんには、なにかしら、ひとにはいえないことがあり、じつはそれはどこか似通っていて、万巻の書の片隅で文学になっていたりするのかもしれない。

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    2025年08月26日
  • きりぎりす(新潮文庫)

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    学生時代に心酔していた太宰治、ちょうど読む本が尽きたので、本棚からふと手に取ってみて、うわ!やっぱりいい!と思った。
    今回特に好きだったのは以下三編。

    『燈籠』 
    口に出したくなる「言えば言うほど、人は私を信じて呉れません」というキラーフレーズ、
    そして「それに違いはございませぬ。いいことをしたとは思いませぬ。けれども、ーーいいえ、はじめから申しあげます。私は、神様に向かって申しあげるのだ。私は、人を頼らない、私の話を信じられる人は、信じるがいい」という毅然としたスーパーキラーフレーズ、
    極めつけのラスト、蔑まれていても別にわびしくない、逆に美しいと思うというカウンター。
    世間的にどう思われ

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    2025年08月24日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    売れない画家に惚れ込んだ奥さんが
    富と名声を得た主人に別れをつげるなんてあり得ない。
    しかしこの感情は意外と女性の中にある気はします。
    パッっとしない男で自分だけが必要で手を尽くしている間は愛おしく、いざ自分から離れて独り立ちした男が憎らしくなる。

    作中の奥さんは実は正直であるゆえに弱い人のように感じる。その弱さを不思議な感覚にできる作品でした。

    人間の感情って我儘だとつくづく思うけど
    その我儘さを自分なりに折り合いをつけて人と関わりを上手に形成出来るのが強い人間だと年を重ねる毎に感じます。

    内容もきちんと理解できない学生の頃
    太宰治作品を沢山読んでました。
    人間の弱さやずるさの表現の仕

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    2025年08月22日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    豪華すぎやろがい。この一冊でいろんな文豪の文章に触れられて楽しかった〜!百年ぶりに読んだ谷崎潤一郎が良すぎて大興奮。そしてはじめて読んだ泉鏡花が激ムズすぎてひっくり返った。文章が独特でわけわからんくなりながら、描写がきれいなことだけは伝わってくるのが不思議でなおさらわけわからんくなっていたような。いや、でも、でも、やっぱり江戸川乱歩すきですァ〜!しかも「芋虫」って。何回読んでもウワァ…ってなる。たまらない。

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    2025年08月12日
  • きりぎりす(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    理想とする、人に見えない月桂樹の冠をつけたような、天使のような美しい男性に(わたしはキリストを想像しながら読んだ)、主人公がいつか出会えたらな。アリとキリギリス のキリギリスの美しさは、人には理解されづらいのかもしれないけど、わたしも信念をもった芸術家の美しさは尊いと思うので、そういう人に主人公がほんとうに出会えたらないいなと思った。

    あと主人公が貧乏暮らしを好むのは理想の男性をお支えする副産物を好むだけなのであって、夫の性格が俗にならなければ裕福な暮らしを受け入れたと思うのだけど……

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    2025年08月04日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰作品の中で一番好きかも。なんかの節目で数年ぶりくらいにあった親戚のおじさんが、酒を飲みながら自分の話をしてくれる感じがして良かった。

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    2025年07月30日
  • ろまん燈籠

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    秋風記は私が人生で1番好きな小説。
    私の解釈の仕方が正しいかはわからないが、なんとなく、近くにいる人間の心に触れるのが怖いのだと思った。それでもKは太宰に生きていて欲しいし、太宰はKと一緒に死んで苦労しないで欲しい。太宰はKを愛しているが、Kにはずっと思っている、10歳になる前に見てしまった、この世で最も美しいものをまだ忘れられていない。この短い小説の中にいくつも考察の余地があり、そして本当に愛している人の心に、身近な人の心に触れられない焦ったさみたいなのが、読んでいて自分と重なって胸が苦しくなる。この小説、本当に大好きです。

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    2025年07月29日
  • 斜陽 アニメカバー版

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    昔の名作は小難しい感じがして避けがちだったけど、暇つぶしに読んでみたら夢中で読んでしまった。初めて太宰治を読む人にはぜひこちらをオススメしたいと思った。

    現代の作家さんが書いた小説ももちろん素晴らしいけど、この作品には干した魚のように濃厚な旨味があった。
    それは単に昔書かれた本だから現代の私はたまらなく風情を感じてしまうだけかのか、はたまた作者がものすごく偉大なのか。
    その辺は謎ですが、昔の文豪の作品の良さがようやく分かってきたような気がして大人になった気分。苦手意識を少し取り去ってくれた。

    人間の孤独や虚しさ、あらゆる感情がぎゅぎゅっと詰め込まれていた。
    直治の遺書は、太宰自身の遺書だっ

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    2025年07月27日
  • 津軽(新潮文庫)

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    太宰治が愛した津軽の様子が鮮明に描かれている。故郷嫌いなのかと思いきや実は愛していた太宰治が生まれた津軽にいつか旅行に行ってみたいと思った。

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    2025年07月24日