真下みことのレビュー一覧

  • かごいっぱいに詰め込んで

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    1話目で、20年専業主婦をしていた女性がある日思い立って仕事を探すけど、なかなか見つからない。
    専業主婦は無職と同じなの?
    転職じゃなくて、就職なの?
    SNSの厳しい言葉にも打ちのめされる。
    でも、「強みを活かしなよ」という息子の言葉で、とあるスーパーマーケットの『おしゃべりレジ』に採用される。
    明るくて前向きでおしゃべり好きな彼女にピッタリのお仕事。

    2話目以降は、日々に行き詰まりややるせなさを感じている主人公たちが、1話目の主人公のおしゃべりレジによって、少しずつ変わっていく連作短編。
    ラストに、1話目の主人公の『楽しそう』だけどそうでもない理由が明らかになる。

    面白かった。
    どれもあ

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    2026年01月15日
  • きみは悪口を言わない

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    ネタバレ

    それぞれの話の主人公は子供。まわりの大人はどう思っているんだろうと考えながら読みました。
    赤いリボンが特に印象に残りました、美紗都悪い子ではなくまだ子供なんだよな。素直になれずにいる様子がもどかしかった。2人が仲良しのまま終わらなかったのがとても残念だった。亜子は大人になるにつれて大切な人が周りにたくさんできて幸せな人生送るんだろうな。
    あと、達哉が主役になる話も読んでみたかったな。完全に清廉潔白なんてことはないんだろうし。

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    2025年12月27日
  • 新しい法律ができた

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    ネタバレ

    かなり面白かった
    「新しい法律ができた」と言う話を軸に
    ・AIに絡んだ近未来
    ・全く関係ない未来
    ・過去から法律ができたことにより、現代になる
    ・新しくできた法律の内容が分からない
    といった様々な進め方を楽しめた

    舞台装置としてのAIの便利さ(我々に身近だが未知のもの)と、法律はルールの為それによって話の土台を作れる万能さに驚いた

    〜特にお気に入り〜
    矢野帰子先生→おとなも英語を学ばせる話。「英語介護」という考え方が面白かった
    潮谷験先生→人々は、作品を楽しむときに作品の裏にいる作者と交流している。AIが作った作品だとその交流ができなくて孤独を感じる。新しい視点だな。オチも良かった。
    大沼

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    2025年12月26日
  • きみは悪口を言わない

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    ネタバレ

    田口君が青空の絵を咎められて泣くシーンが切ない。やさしさの温度も人によって違う。
    美紗都と亜子には友達になって欲しかったけど、小学生はこういう時自分を守りに入るしかないのかも、小学生ならではの毒や切なさがある一冊。

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    2025年12月18日
  • きみは悪口を言わない

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    「やさしさには温度の違いがある」
    特別な誰かと仲良くならないことで、みんなに同じようにやさしくできる「冷たいやさしさ」と、
    逆にみんなを受け入れる「温かいやさしさ」
    の二種類、、
    この表現に心の殻から何かが生まれ出たような腹落ちする理解が出来た。
    5つの物語の主人公はみんな小学生だ、
    彼ら(彼女ら)が日々の日常の中で友達から、大人から何を感じて成長していくのか?
    その背景に「やさしさ」があることを作者の真下さんは強く信じている。
    だからこそ物語の中の子供達の心情や成長が生き生きと際立っているように思える。

    友達からの言葉そして態度、大人からの言葉そして態度、これらを積み重ねて優しい人間が育っ

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    2025年11月24日
  • ミステリーツアー

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    5人のミステリー作家が自身のおすすめ15冊、計75冊を紹介していくという書評本。私の中では結構ミステリーは知ってるものだと思っていたが全然でした、全く存じ上げない本やこんな面白そうな本なんで知らなかったんだ…!と自分を恥じるばかりでした。それだけ本の出会いが多くそして読む時間足りるか?という嬉しい悲鳴。頑張って読みます…。あと個人的にはやっぱり似鳥鶏さん面白過ぎる。おちゃめな方なんだな〜。

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    2025年11月13日
  • きみは悪口を言わない

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    とある小学校の3年2組の5人の子どもたち。それぞれが主人公となる連作短編集。

    小学3年生って、まだまだ子供。「やさしい」って漢字だって習っていない。なのに、頭の中ではいろいろいっぱい考えている。それでいて、どんな子もみんな母親が好き。なのに、夜遅くまで1人で留守番させたり、自分の気に入らないことがあるとすぐに怒り出したり、自分勝手で第三者から見たら許せない母親たちだから、なんかやるせなくなる。

    小中学生(特に女子)は、他人と同じじゃないと「ちょっと変」と仲間はずれになる。発達障害の子もそうなる。でも、そういう子ほど、一つのことに集中して、大人になった時大きく羽ばたいたりするんだよね。

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    2025年10月28日
  • 春はまた来る

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    破滅みたいな終わり方じゃなくてよかった。
    先が気になって気になってしかたがなかった一気に読んだ。
    最近読んだこの作者さんのかごいっぱいに詰め込んでのほのぼのした感じはまったくなかった、どちらも面白くて新しい作品が出るのが楽しみ!

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    2025年06月29日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    読んだあとにとても前向きになれるお話でした。
    ちょっと辛いことがあって落ち込んでたけど何事も変えたいと思って前に進むために勇気を出すことが必要なんですね。
    この作者さんはこんな感じの物語も書くのかともっと好きになりました。

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    2025年06月26日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    おしゃべりレジとその周囲の人々の物語。
    こんなレジのニーズはもっと増えそうな予感。特にスタバは以前、カップへのメニュー記載を手書きから自動にした時に多少の反発があった。手書きの文字で書いてくれるコミュニケーションがとても大きな価値があったから。
    介護の現場でも、「何が人がやるべき仕事で、何が機械化すべき仕事か」の議論があるらしい。いくらロボットが自然と喋れても、人とのコミュニケーションには価値があるらしい。

    そう考えていくと、この本の登場人物たちはみんな、コミュニケーションに難を抱えていたみたいだ。人と人との関わりって複雑で難しい。

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    2025年05月10日
  • これが最後の仕事になる

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    最初の一文目が同じアンソロシリーズ。お気に入りは、桃野雑派「「アイドル卒業」一穂ミチ「魔法少女ミラクルミルキー」岸田奈美「声」、そしてさすがすぎる米澤穂信「時効」。求めてる面白さ!の人もいればこんなのも書くの、な人もいるのが良き。

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    2025年04月29日
  • だから捨ててと言ったのに

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    25編のショートショート集で、ちょっとした時間にも読み進める事ができて楽しかったです。
    全て『だから捨ててと言ったのに』の一言から始まり、そのあとは作者さんによって推理物になったり、ホラーになったり、感動物になったりと、ショートショート集なのにとても読みごたえがありました。
    知っている作家さんの作品には作家さんらしさが出ていて楽しめました。初めての作家さんの作品もあったので好みの作風の作家さんの他の話も読んでみたくなりました。
    このショートショート集をきっかけに読書の幅が広がりそうです。
    今回は第四弾目とのことで、前作も読んでみたくなりました。

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    2025年04月13日
  • 春はまた来る

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    ネタバレ

    あらすじとかは見ずに読んだ。真下さんの作品はちょっと不穏なものが多い印象なんだけど、それは多分一番最初に読んだ作品のせい。
    今作は理系大学に通う順子と女子大に通う紗奈の二人の物語。実は同じ高校出身の二人だが、可愛くて所謂一軍女子の紗奈とメイクもせずおしゃれに興味のない順子は同じクラスながら話したこともなかった。そんな二人が大学生になり、紗奈はインカレサークルで順子の通う大学にやってきて二人は知り合うようになる。最初はあまりに考えが違うし、同じ理系大学の男子学生がインカレサークルの女子は頭が悪いと話しており、順子もそれを鵜呑みにしていた。彼女がどんなことを学んで何を考えているかも知らずに。そんな

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    2025年04月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編集で、ふっと笑えるものから結構シリアスなものまで。
    同じフレーズを使って、作家さんによってここまで幅が出るのが面白い。

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    2025年03月04日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    普通の専業主婦が仕事を探す所から始まる短編集。
    もちろん現実は厳しいけれど、自分に合った仕事を見つける事ができない訳じゃない。
    回り回ってそれが誰かの人生をちょっとだけ変えたりするかもしれない。
    ラストには驚くかも知れないけれど、希望はあると思えたので良かった。

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    2025年02月22日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    面白かったー!連作というより一話の主人公が働いているレジに2話以降のキャラがほんのちょっとだけ関わっていく短編小説。挨拶やなんでもない雑談って軽視されがちだけど本当に大事、うちも人付き合い苦手だったけど趣味の登山を初めて見知らぬ人と会話するようになって、ご近所さんとも話せるようになってすごく楽しくなった。ついさっきスーパーのリサイクルシステムがよくわからなくて首を傾げていたら見知らぬおばちゃんに突然話しかけられやり方を教えてもらって、ああいうおせっかいおじちゃんに私もなりたい、この小説のように日々にこやかに生活してそれだけで誰かを救えていれば日日是好日である。エピローグのどんでん返し(?)でび

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    2025年02月05日
  • これが最後の仕事になる

    匿名

    購入済み

    一穂ミチ先生のファンで

    一穂ミチ先生のファンで購入しました。買ってよかったです。初めて読む作家さんもあり、色々な作品が読めてよかったです。個人的には後半の作品が好きでした。

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    2024年08月30日
  • #柚莉愛とかくれんぼ

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    内容がするする入ってきてすぐ読んじゃったー
    最後の最後でどんでん返しされて、最初から読み直したよね笑
    アナグラム気づけたのかな〜
    おたくだから余計に響いたイヤミス
    またファンになった

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    2023年06月01日
  • きみは悪口を言わない

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    子供には子供たちの世界があり、家庭環境も様々。
    子供たちの気持ちが、読みやすい文章で描かれていて、スラスラ読めた。
    一番最初の話はイマイチだと思ったけど、それ以外は結構良かった。

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    2026年02月07日
  • だから捨ててと言ったのに

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    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

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    2026年02月04日