真下みことのレビュー一覧

  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還る』
    麻耶雄高『探偵ですから』

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    個人的には、金子玲介さんの『恋文』が一番馬鹿っぽく軽いテイストが面白かった。
    また、多崎礼さんの『海に還る』は短編の設定にしては面白い。短いから逆に良かったのかな?

    潮谷験さん『無理解』と、五十嵐律人さん『累犯家族』は、表題テーマらしいイメージ。

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    2025年05月31日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    「おしゃべりなレジ係り」「ちいさな左手」「気をつけてください!」「なわとびの入り方」「不機嫌おじさん」5話の連作短編集。どこもかしこもセルフレジが増えてしまったけど、おしゃべりレジみたいなのも需要はあるのかも。個人的には「不機嫌おじさん」が好きです。

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    2025年05月21日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    初読みの作家さんだが、とても面白かった。
    5話からなる短編集。第1話の専業主婦がやっと見つけた職場、そこを訪れる人それぞれの物語。

    表紙はとても穏やかでのほほんとしたイラスト、しかしこれに騙されてはいけない。
    不穏とまでは言わないが、これがなかなか、、、?!

    誰しも人には言えない悩みや苦労があるのだが、それを口に出せる場所って大切なのかもしれない。しかもそれは知人や関係者じゃなく、単なるスーパーの店員だと。
    全くの他人だからこそ、愚痴ってみたくなるのはわかる気がする。

    中でも私は「なわとびの入り方」のこの続きがとても気になる。夫婦の関係も友情も。
    「不機嫌おじさん」も、こういうおじさん、よくいるよな〜
    どれも身近にいそうな人たちでありそうな話である。
    気軽にさくさく読めるのでぜひおすすめ!

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    2025年05月15日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    外からはわからない、人それぞれに抱えているのものがあるんだろうな。
    ほんの少しだけの人との関わりで、気持ちが救われることは確かにある。

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    2025年05月07日
  • 春はまた来る

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    ものすごく実話に近い。作者が早稲田大学卒のこともあるのかもしれないが、インカレサークルの実態がよく分かる。いわゆる飲みサーと言われるサークルの闇と性被害に遭った人が泣き寝入りしなければならない恐ろしさを強く感じた。終盤のシーンは少し無理があったような気がするが、とにかくサークルの話がリアルな話過ぎて怖かった。高学歴男子は女子大に対してこのような感情を抱いているのだろうか。本当なら怖いなと思った。

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    2025年05月02日
  • 春はまた来る

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    タイプの違う女子二人が事件をきっかけに手をつなぎ… 心情を解像度高く描いた青春小説 #春はまた来る

    ■あらすじ
    東京の上位大学に通う理系女子の順子は、高校時代の同級生だった紗奈と出会う。順子は明るく華やかな紗奈を煙たく感じていたが、お互い女友達が少ない環境の中、少しずつ心を開いていく。ある日、紗奈がインカレサークルのイベントで乱暴されてしまう。紗奈は順子に助けを求めるのだが…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    地方から上京してきた女性たちの友情と成長、そして性被害の醜さと恐ろしさを描いた青春&社会派小説。ストーリーとしてはシンプルながらも、登場人物ひとりひとりの心情を解像度高く描いた力強い物語でした。

    まずなんといっても、まるでタイプの違う女子ふたりが読みどころ。

    ・勉強ばっかりで人との交流が苦手、女性としての身なりにも全く疎い順子
    ・勉強は二の次、元気で可愛くコミュニケーションをとるのが上手な紗奈

    性格が真逆で合うわけない二人なんですが、紗奈の力技で少しずつ距離が近づいてくるです。

    一見、紗奈は面倒くさい奴やなーって思うんですが、甘えるってことが彼女にとってのコミュニケーションの取り方なんです。計算高く近づいてくる奴なんかよりずっといい、素直で可愛いじゃないですか。

    順子もちゃんと受け止めてあげるところが偉いよ。まぁ最初はイヤイヤなんだけど、突き放すのではなくて積み上げて考えてあげられるんです。優しさと頭脳があってこその、お人柄ですね。順子もいい奴なんです。

    二人以外の登場人物もリアリティがあってよかったな~。宮田くんの優しさだったり、サークル内での人間関係に悩んでいるところなんて、すげーよく描けているわ。

    私も若かりし頃、いつの間にか自身が望まない環境に身を置いていることがよくあったよ。なんとなく居心地が悪いんだけど、そこにいないと社会からはみ出しちゃいそうな恐怖感もあってさ。自分の居場所を確保するのって難しいんだよね、うんうん。

    本作は総じてまだ二十歳そこそこの面々が頑張ってるところがいいんですよ。親世代の私としては読んでると泣けてきちゃう。

    さて物語が中盤に入ると紗奈に事件が発生。物語の後半に入ってくると、さらに順子と紗奈の魅力が躍動することになる。特に推したいのは順子ですよ。友人のために自身がニシアチブをとって行動していくのです。彼女がこんなにも勇気にある行動をするなんて感涙ですよ…

    そして勉強なんかに興味がなかった紗奈も、自身のつらい体験や友人との交流で成長。さらに大学での学ぶことによって、自身の価値をアップデートしていく。若い頃は少しくらいはみ出したり、人に迷惑かけてもいいんですよ、経験を繰り返してながら進化していけばいい。

    真下みこと先生らしく、青春ど真ん中の人物像を美しくも華やかに描けていましたね。10~20代だけじゃなく、40~50代のみなさんにも読んで欲しい作品でした。

    ■ぜっさん推しポイント
    かつては大学のサークル、最近では芸能界、おそらくこれまで様々な組織体で献上システムはあったんでしょう。前々から思っているんですが、後輩のような自身より下の立場の人に遊ぶ女性を世話してもらうなんて、恥ずかしくないんですかね。自分のシモの世話くらい後輩に頼らないでほしい、ダサすぎ。

    そしてこんな青少年の物語を読むと、ノスタルジックな気分になるとともに、自分もこれからだと思わせてくれるんすよね。まだまだ素敵な出会いや人生を楽しみたい! 新しいことを始めたくなる一冊でした。

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    2025年03月21日
  • かごいっぱいに詰め込んで

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    読みやすくて、日常生活上誰にも起こり得る話で、明るい美奈子がスーパーのおしゃべりレジで働く姿が目に浮かんだ
    おしゃべりレジ、全国に普及するといいな
    子どもが手を離れ、何の用事もない一日、誰とも会話らしい会話をしない日もリアルにあって、仕事、家族、働く場所や世話をする人がいるって幸せなことだと気付く

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    2025年02月23日
  • あさひは失敗しない

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    ネタバレ

    一気読み。
    子どものためを思う気持ちは実は自分が子育てを失敗したと思われたくないということの裏返し…

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    2024年12月07日
  • あさひは失敗しない

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    皆さんも経験あるのでは?という程度の違和感を与えてくる登場人物たち。そんな彼女たちの普通が何事もなかったかのように語られていく。こういう怖さもあったか…そう思わざるをえない一冊。初めて感じる読後感。

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    2024年10月17日
  • ミステリーツアー

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    ブックガイド。読みたい本が増えてしまった。阿津川さんは配信時に選ばれなかった本もコメントつけてくれてありがたい。まだまだ知らない作家さんいるな…。

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    2024年09月20日
  • ミステリーツアー

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    ネタバレ

    五人の作家によるガイドブック。

    既読の作品はほうほうと、未読の作品はこんな面白そうな作品があるのかと楽しく読んだ。

    それぞれが短めの紹介のため作品数も多く満足。あえてなのかもしれないが、凄く有名な作品や王道の作品(所謂、必読の作品)みたいなものは少なめ。なので日頃全くミステリを読まない人は辛いかも。そもそも対象としていないかもしれませんが。。。

    海外作品が少なめだったことはちょっと残念。

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    2024年08月18日
  • #柚莉愛とかくれんぼ

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    最後までもやもや。。
    もう一度最初から読みたくなるけど、
    もう二度と読みたくないようなしんどさ。
    アイドルオタクとしては、自分がいつアイドルを傷つける側に回るかもしれないという
    恐怖も体感して背筋が凍った。。

    ついでに、レビューにプロモーションサイトが面白いとあったので見てみたら、
    本当に作りこまれていて作品と現実が分からなくなりそうで面白かったのでぜひ検索を。

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    2023年11月13日
  • 舞璃花の鬼ごっこ

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    一気読みしました。
    自分の発した言葉や行動がどれだけ周りの人達に影響を与えるのか。
    すべて自分で責任を負うしかない。
    ネットが発達し過去のこともほじくり返され、本当か嘘かもわからない。
    自分の居場所も見つからない。
    やるせないです。

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    2023年04月30日
  • #柚莉愛とかくれんぼ

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    アイドルは、夢を届ける仕事。
    いつから、「応援してくださいね」というイメージがついたのだろうか。

    ファンと距離感が近すぎるのは危険性が高い。
    愛をプラスに考えればすてきだが、
    愛をマイナスに考えてしまうと、人はおかしな行動にでる。
    夢を叶えるために頑張ってるのに、いつからかそれを見失ってしまう。
    アイドルとは、なんなんだろうか。
    #柚莉愛とかくれんぼ

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    2023年02月07日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    サンプルとしてとても良い試み

    今まで読んだことのない作家の作風、特に文体を知るのには、とても良い試みである。サンプルなのでミステリーに必須の伏線関係、特にオチの部分のどんでん返し は当然入っていないので評価できないが、文章そのものが読みやすいか文体が気に入るか の評価はできる。三津田信三 さんが苦手だ と言うのはよくわかった。

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    2023年02月05日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    気になる気になる

    気になる作家さんが複数いるが、文章が好みかどうかわからなかったので無料試し読みで確認。最初から引き込まれるタイプと中々進まないけどいつの間にか引き込まれてるタイプと最後まで無理なタイプがあった。コレを参考にして作品を選ぼうとおもった。

    #ドキドキハラハラ #怖い #シュール

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    2022年09月29日
  • #柚莉愛とかくれんぼ

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    地下アイドルのSNS炎上ミステリ

    生配信中に血のようなものを吐いて倒れたアイドル
    その後に映し出されたメッセージ
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    柚莉愛を見つけてね
    制限時間は今から二十四時間
    みんなのこと、信じてるよ

    #ユリアとかくれんぼ
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    ネット上で盛り上がるファン
    しかし、事件の真相は……

    アイドル、炎上、ファン、SNS等々、現代的な「世間」を描いたお話


    メフィスト賞とか現役女子大学生とか色々と話題になっているようで
    内容に関しては私が敢えて書かなくとも良いかな

    となりの☆SiSTERs
    青山柚莉愛
    江藤久美
    南木萌

    マネージャー
    田島

    ネット民
    @TOKUMEI


    作られた炎上の裏側の仕組みがよくわかる
    実際の炎上はこんな規模じゃないけどね


    帯や表紙も含めて事前に情報を知っていると、誰なのかというのはそんなに難しくはない
    ま、所詮は消去法に過ぎないのですけど……

    ミスリードや伏線も、この手のものならまぁアンフェアではない



    出版社が、実際に炎上したときのまとめサイトを模したサイトを作っているあたりが現代的なプロモーションという感じがする
    この作品は本の中だけで完結しているものでもなく、この感想も含めてネットと地続きで完成されているものなのでしょうね

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    2022年01月25日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    沢山のミステリーを知ろう

    ミステリー作品は読んでない人からすれば敷居が高く感じられますが、同一作者のみのものではなくさまざまな作家先生方の作品が連載されているこのシリーズであれば、自分のお気に入りの作風を知ることができると思います。

    #深い

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    2021年11月06日
  • 「さあ、どんでん返しだ。」(キャンペーン8作品無料試し読み)

    購入済み

    東川篤哉先生の純喫茶〜の続編が見られるなんてワクワクします。是非文庫本が出たら買いたい。これを気に他のミステリー作家さんたちを知れたのも良かったです。

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    2021年10月14日